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青春のオレンジ

 投稿者:ミナト  投稿日:2012年 5月16日(水)11時17分42秒
  あの時素直になれば良かった  そうすれば心に残る傷にはならなかったそう言い聞かせるたび胸が痛む

たったヒトコト気のきいた事を言っておけばよかったのに。と相談をした友から言われた
言われてついつい顔や態度がふて腐れてしまう

反面、心の中ではそうだったんだよ。本当はそうすれば良かったんだ…と仕切りに反省と後悔をしていた

気分がうまく切り替えられない  グラスを手にしたが空だったのに気づかず溶けた氷の水が喉を湿らせた

喉を湿らせたくらいじゃあ気持ちが落ち着かず手をあげ店員を呼ぶ  友が思わず飲みすぎだと止めるのを振り切る

頼んだモノはオレンジジュース  これには驚きながらそれなら許すと大笑い

運ばれたオレンジジュースを飲んだ  甘酸っぱさの中にオレンジ色のような暖かさを感じた
 

オレンジ

 投稿者:ミナト  投稿日:2012年 5月16日(水)11時17分5秒
  あの時素直になれば良かった  そうすれば心に残る傷にはならなかったそう言い聞かせるたび胸が痛む

たったヒトコト気のきいた事を言っておけばよかったのに。と相談をした友から言われた
言われてついつい顔や態度がふて腐れてしまう

反面、心の中ではそうだったんだよ。本当はそうすれば良かったんだ…と仕切りに反省と後悔をしていた

気分がうまく切り替えられない  グラスを手にしたが空だったのに気づかず溶けた氷の水が喉を湿らせた

喉を湿らせたくらいじゃあ気持ちが落ち着かず手をあげ店員を呼ぶ  友が思わず飲みすぎだと止めるのを振り切る

頼んだモノはオレンジジュース  これには驚きながらそれなら許すと大笑い

運ばれたオレンジジュースを飲んだ  甘酸っぱさの中にオレンジ色のような暖かさを感じた

 

[月]

 投稿者:璃昇 喜智(リショウ キサト)  投稿日:2012年 5月16日(水)09時33分17秒
  あなたが毎日に
疲れた夜
私は傍にいます

暗い漆黒の闇を
照らすのは
疲れきったあなたの
心の平穏を保ち
夜の楽園に
誘(イザナ)うためです

独りではないのです
独りでは…

声を静めて
夜空を見上げてください
いつもそこには
あなたを見守る
私が存在しているのです
 

イバコー

 投稿者:風雅  投稿日:2012年 5月15日(火)18時48分13秒
  ノーベル文学賞受賞
文豪川端康成
氏の母校である
大阪府立茨木高等学校
通称=イバコーは
僕達の学区内で一番
憧れの進学高だった

中三の夏休み明け実力テスト
良い結果を出した僕
親子進路相談で担任から
「頑張れば、イバコーに行ける。」
みたいな事を言われ
母と手を取り喜んでいた

だが良かったのはここまで
悲しいかな成績は
その日を境に
伸び悩んでしまった

先頭集団にいた
マラソンランナー
徐々に遅れ始め
後続に飲み込まれて行く
ザララザララ
蟻地獄のように


その頃の僕には
奇行が目立っていた

家の前の道路で
自転車を洗いながら
そのまま眠ったり

学校のコンクリート廊下で
友人にバックドロップをかけ
病院送りにしてしまったり

神経が過敏になり
全ての事にイライラし
その反動なのか
絶えずシンドクて
溜息ばかりついていた

昼寝の時間だけは
気持ち良かった
けど
あまり眠りすぎると
今度は夜
眠れなくなる
結局
楽をする事すら
満足に出来なかった

真綿で首を絞められる
そんな日々の果てに
気が付くと成績は
レッドゾーンに
差し掛かっていた

ああ
イバコーが遠ざかって行く


やがて正月となり
入試イヤーが開幕した
神社での願掛けも空しく
もはや
加速度のつき始めた
落下のエネルギーに
抗う事は出来なかった

そしてついに
あの最終最後の
親子進路相談の日が
やって来た

担任からはズバリ
「イバコーは無理。」
キツイ烙印を押された
想定内の事とは言え
母と二人
がっくり肩を落とした

その日
家に帰ると父が
「母さん、こいつのせいで塾が潰れるで。」
と言った

当時塾を経営していた我が家
その息子の僕が
イバコーに行けないのでは
生徒に示しがつかず
自然
塾は潰れるとの論理であった

僕は泣いた
返す言葉もなかった
はじめて社会と言うものが
覆い被さって来た

僕のせいで
家業の塾は潰れ
父と母を悲しませてしまう
おまけに生徒さんにも
迷惑をかけてしまうのだ

だけど父さん
僕はアカン
イバコーには行けない
今日そう決まった

ダメもとでトライしてみる
そんなレベルでもない
もう完璧に無理なんだ

「こいつホンマに俺の子か?
イバコーにも入られへんで、
ホンマに俺の子なんか?」

無慈悲な父の
腹の底からの毒を浴び
泣き続ける事しか
出来なかった

「母さん、どんな躾をしとったんや。」

止まらない父
だけど何故か
一連の苛烈な責めは
すべて母を経由していた

悪いのは僕だ
直接
僕を見て
僕を殴れ

ふと見ると隣で
母も泣いていた
うつむきながら
声を押し殺して


それから受験まで
全ては飛ぶように
そして
事務的に進んで行った

担任に進められるまま
失敗する可能性の低い
安全な高校の願書を書き
気が付くとそこで
入試を受けていた

解き易い問題を解き
面倒臭いのは捨てた
燃える気持ちの無い
雑で淡白なスタンス

ただもう
これからはしばらく
入試問題を見る事から
解放されると言う事実
それだけはうれしかった

試験が終わり
会場を出た後
校門を通り抜けて
不意に振り返った

春も近いと言うのに
鉛色の空の下
イバコーではない
その高校はなんだか
大きな病院のように見えた

「ここに通って、いろいろ治さないと。」

そんな風に唇が
勝手に動いて
少し驚いた



後日談

家業の塾は
すぐには潰れなかった
結局
それから7~8年後
父が作った借金のせいで
父自身が潰してしまった
凄まじい事だ

その事がショックで
母は入院してしまった





=====================

島さん、皆さん、お久しぶりです。
また、少しずつ書いて行こうと思います。
よろしく御願いいたします。
 

島さんへ

 投稿者:Akiko  投稿日:2012年 5月15日(火)18時44分39秒
  「雨の日、傘を広げる」の評をありがとうございました。
この詩を作り始めたのは、ずいぶん前のことで、3月です。。(^^;)
その頃ずっと雨が続いていました。詩をつくりはじめたものの、なかなか描けなくて、もうリタイアしようかなあ・・と思いつつ、でも何とか仕上げたくて、休んだり筆を入れたり・・を繰り返して何とか形に仕上げることが出来たようです。
久しぶりの投稿で、思いがけず秀作を頂くことが出来て嬉しいです。あきらめずに完成させて良かった!と思いました。
日々の中で、灯が点るようにぽっぽっ・・と詩の種が芽吹いて、心の中には「デッサン」が何枚も仕舞われています。それを起こして形に仕上げるのに、時間がかかるほうだと思います。時間はかかっても、生まれたものを形にあらわし続けることは、自分にとって大事なことに感じます。
ぼちぼち歩きですが、詩をつくること、ずっと続けて行こうと思います。
いつもありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。
 

島 秀生 さんへ

 投稿者:シルクブルーメール  投稿日:2012年 5月15日(火)08時40分44秒
編集済
  「フツーの子」の評、あと2歩ありがとうございます。
 

ハナミズキ

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 5月15日(火)06時31分15秒
  ハナミズキの歌を聴きながら、白や薄いピンクの花を取出して、心の中に書き写すと、
故郷から風が吹いてきて、頭の中が香りでいっぱいになった。

狭い仮設住宅の中では、一日が途切れるように失語するから、この時期は、ハナミズキ
の香りで、繕わなければならない。

目を閉じると、窓の外は今まで封印してきた故郷だ。歌姫が手渡す白いハンカチに乗って
一巡すると、ハンカチはあっという間に涙色になった。

ハナミズキの歌を聴きながら、月日が手を繋ぎ思い出が重なる。引き寄せてみても、
遠すぎる山や川そして海。使い慣れた住所は、まだそこにあるのだろうか。

ポストが埃を被って眠っている。郵便配達人のバイクの音も地図から消えたままだ。
齟齬するものは、今も空の高さへと積み重なっていく。

ハナミズキの歌を聴きながら泣いた。故郷にゆっくりと横たわり、風船のように夢を
膨らませることもできない。ハナミズキの歌の中へと潜り込んでいく。




・・・・・39戸の小さな仮設住宅を訪問しました。避難している方から
     一緒の歌い手さんに、ハナミズキのリクエストがありました。
     歌を聴きながらやっと涙が流せるようになったという言葉を
     聞いたとき、返す言葉が見つかりませんでした・・・・・・
 

評、5/1~5/3、ご投稿分、残り。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2012年 5月15日(火)04時27分52秒
  遅くなって、すみませんでした。


森のめぐみさん「太陽のありか」

森のめぐみさんは、観察力に優れていて、いつも盛りだくさんの風景を見せてくれますね。ディティールまで細かく書かれていて、詩の中に、実にいろいろなものが見えてくるのです。
その意味で内容が豊富であり、読んで楽しいですし、リアルな臨場感が伝わってきます。デフォルメされた風景画ではなく、綿密に描き込まれた風景画という感じの作風です。
とりわけ今回の1~2連はステキですねえ~。詩全体を通して伝わる旅情も、気持ちよいです。秀作を。

たぶん実際のロケーションに忠実に描いて下さっていると思うのだけど、なんというか、ふつう空のものを見るにはむしろ上の方に行こうとするもの。下の方へ移動したのには訳があるはずです。
その訳と、「かけ出した」ことが、くっついて表現されないと、何故、下に行ったのかも、何故急にかけ出したのかも、少々不明なことになります。
なんとなく、そちらの方が見通しがよかったか、方角がよかったかのだろうと、現状はぼんやりと憶測することができる、という範囲。
あるいは、第4連3行目の「海から昇るだろう太陽を待っている」という詩行を見ると、下のお風呂の位置は、きっと水平線の高さに近かったということなのだろうか。
そのあたりの疑問を答えてもらえる感じに、話を繋げてもらえると、よりベターな詩になれるかなと思います。


たもつさん「最終列車」

なんとも言えない静寂のワールドがありますね、ちょっと銀河鉄道の夜を思い出しそうな…。
よく見ないと見落としそうになりますが、「終電」ではなくて、「最終列車」なんですよね。
それは旅行というより、人生の岐路に立つ、長距離夜行列車であるようです。

時代も、現代ではなく、数十年ほど遡った時代の設定であるようです。お父さんの若かりし頃の出来事から、それを伺うことができます。
しっとりとしたワールドがあり、楽しめますよねえ~ また、8~12行目のあたりのストレートな表現部分は、まるでセリフにも見え、いいアクセントです。
ちょっとおまけで秀作を。

1点、気になるのは3行目ですね。「鶏頭の形をした虫みたいな小さな生き物」は、表現的には、読む者の想像をかきたてるような妙味がありますが、
実際のとこ、これがなんの虫を指して言っているのか、すこぶる不明です。してみれば、言葉の妙味はあるけど、比喩として的確でないのではないかという感じも持つのです。
他は全部、実像を結びますが、ここだけが実像を結びませんので。
それと、たもつさんなら、本当はもっと書き込めるよね。これに「おまけの秀作」はちょっと甘いかもしれない。


シルクブルーさん「フツーの子」

おそらく生徒それぞれが、先生に頼りたい面、期待したいことがあるのだと思いますが、現実には一部生徒、とりわけ今は生徒本人だけでなく、モンスターピアレンツの存在に振り回されて、得てして「フツーの子」たちの層に、先生が全くかまえないでいるということが、きっとあるのではないかと思います。先生にしてみれば、「フツーの子」たちの層が、一番手のかからない対象と思われて、なんでも後回しにされてるフシは確かにあるように思います。教育問題を捉えたシルクブルーさんの、社会派の一作。
ただ、ちょっとこの詩の話は、創作でつくったなというのがわりと見えてしまう。リアル感に欠けてしまっているのが、ちょっと残念。たとえばそれは、この話が、高校なのか中学なのか小学校なのか、どこの話かわからないことにもあらわれていると思う。架空のキャラということはいいんですが、にしても主人公の人間味に欠けていて、ただ問題提起のためにだけ配置したキャラ、総称的なキャラという感になっているのが、この詩がイマイチ深まらない原因になっていそうな気がします。この方向なら、もうちょっと、主人公になりきって書いても良かったと思うんですよ。あるいは、客観でしか書けないときは客観で書いても良かったんですが、この詩はどっちつかずのスタンスになっちゃったような気がします。
うーん、これはあと二歩かなあー。着眼は買います。
 

指輪物語

 投稿者:シルクブルーメール  投稿日:2012年 5月14日(月)20時03分53秒
編集済
  ある貧しい男が山の中で
一つの石を掘り出した
結婚をひかえていた男は
石を磨きあげて
指輪に仕立て上げた

月光の銀の色 太陽のきらめき
愛しい花嫁の指が
お前の永遠の家になるだろう

しかし 人のいい男は
ある詐欺師に騙され
わずかな金銭と引き替えに
指輪を取り上げられてしまった

詐欺師は指輪を莫大な金額で
ある金持ちに売り渡した
だがそれは詐欺師の計略だった
ほどなくして金持ちは
賭博の借金と引き替えに
指輪を手放すことになってしまった
裏で詐欺師が手を回していたとは
夢にも知らなかった

月光の銀の色 太陽のきらめき
どんな金持ちも
お前の魅力にあらがえない
黄金の山が俺に転がり込んでくる

何人もの金持ちに詐欺師は
指輪を売っては取り戻していたが
都の王を最後に
やっと指輪を手放した
もう充分に稼いだからなのか
王の権力を怖れたからなのか
理由は今もわからない

月光の銀 太陽のきらめき
お前は幸せ者だ
王国一美しく高貴な女性
我が王妃の指を飾れるのだから

ある日
王宮を訪れた隣国の王子が
王妃の指輪に目を留めた
莫大な黄金はもちろん
政治的駆け引きまで用いて
隣国の王子は指輪を欲して
王と交渉したが
すべて無駄に終わった

やがて この事が原因で
隣国との間に
激しい戦が起こった
たくさんの命が失われ
国はかつてないほど
荒れてしまった

混乱の中で ある愛国者が
王宮から指輪を盗み出した
「戦を引き起こした
呪われた指輪」
愛国者は指輪に唾を吐きかけ
国の中央を流れる大河に
捨ててしまった

月光の銀の色 太陽のきらめき
国を傾けた 魔性の指輪
ただ美しく輝いていただけなのに

指輪が失われてしまったからなのか
ほどなくして 戦は終わり
両国の間に和睦が結ばれた

月光の銀の色 太陽のきらめき
人の目の届かない所では
指輪もただの一つの石
冷たく深い河底で
何にもわずらわされずに
ただの石となった指輪は
今も 美しい輝きを
身のうちに宿しながら
静かに眠っている
 

メルトさんへ

 投稿者:シルクブルーメール  投稿日:2012年 5月14日(月)19時19分21秒
編集済
  まず最初に。
私信の失礼を皆様にお詫び申し上げます。


メルトさん、コメントありがとうございます。
「商売人」に強い印象を持っていただけたようで、作者として素直に嬉しいです。
誰かの心に響くような作品は滅多に書けるものではありませんので…
これからも頑張って詩作をしたいと思います。



下記のHPでくだけた感じの小説と詩を書いています。
よろしければのぞいてみてください。






http://www5.hp-ez.com/hp/nadykin

 

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