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夜の桜

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2018年 4月26日(木)21時48分3秒
 
さくら
夜に映える花

早朝にも真昼にも流れぬ 月の匂いの風を呼ぶ



咲いて
風に散らされ

ようやく咲いたというのに 別れは近い


  淡く
  色付いた
  月夜の桜に
  わたしは
  瞳を
  大きく見開いた


月明かりと 町の灯りに 花は染まる


この心は
月夜の桜に
さらわれ 染まり

花びらや
わたしも
夜風に ゆらゆら 揺れる


  桜

  さくら

  いつか また



 

新緑

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2018年 4月26日(木)20時55分10秒
  朝の窓を開けると
はにかみながら
風が白いカーテンを揺らしている

頬を撫でる優しい風に
思わず目を閉じて
大きく深呼吸をした

一滴の潤いの水が
渇いた喉に沁み込む様に
体中に
むせ返るほどの
春の香りが溶けて行く

外を見ると
空を埋め尽くして
緑葉が
空を見つめては
さわさわと揺れている

幼い色をした
目覚めたばかりの若葉たちが
これから
光の洗礼を受けては
色を濃くして
逞しく成長して行く

長い呪縛から
解き放たれた
選ばれし信徒たち

風に靡く度に
優しさを翻しては
空に祈りを捧げている
 

地球

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2018年 4月26日(木)10時15分53秒
  どんなにこの地球が丸くても
それを乗せる平面は現れないから
どこへも転がす事はできない

戦争におしつぶされて歪んだ大地

我が儘な人間の為に
地球は用意された乗り物じゃない

千羽の鳥の群れが鳴きながら渡る空
美しい夕映えを見ても
私はいまだ地球が本当に丸いなんて信じていない

 

天国にも

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2018年 4月26日(木)07時27分42秒
  天国にも太陽が昇るんだろうか
もし昇るなら
地獄には月が沈むかもしれない

行ったきり誰も帰らないから
それを確められない

面倒な事に
思い煩うのはやめよう
行けば解るさ
行けば解るさ
 

初夏の夢 ~赤いリボンのストローハットの女の子~

 投稿者:中也  投稿日:2018年 4月25日(水)11時47分54秒
編集済
  若葉が芽吹き
翠色が眩しい

早くも
田植えの準備が行われ
田園に活気が溢れる

白い綿シャツ
麦わら帽子
蝸牛のようなトラクター


薺の田地
蓮華の畑地
何処までも続く
山間の風景

夢に出て来た少年
畦道を
麦わら帽子を被って
虫捕りに

少年の後ろを
追いかける少女
花柄のワンピース
小さな麦わら帽子に
赤いリボンが

映画の
ワンシーンのように
少女を追いかけて
フェードアウト

目が覚めた時
妻の寝顔に
夢の少女が重なって

そっと
彼女の手を
握りしめた
 

青島 江里 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 4月24日(火)22時19分41秒
  すみません、修正を致しました。
投稿作「雨が優しく降っていた」の五連目と八連目を修正し最後に一連加えて少し修正しました。どうぞ宜しくお願い致します。
 

雨が優しく降っていた

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 4月24日(火)19時25分4秒
編集済
  道路の色はもう変わっていた
でもこんな霧雨程度なら
傘なんて無くても平気

雨がふって    雨がふって

どこからか運ばれてきた土の匂い
感じながら急いだ

薄手のロングTシャツでも
まだそんなに降られてもいないし
全然寒くもないわ

雨が降ってしまったのに
それよりも土の匂いが
ただ土の匂いが
どこから来たのか気になってしまった

雨がふって    雨がふって

路面に柔らかく
傘を持たない人にも優しく降っている

雨が降ってしまったのに
そんな事よりも
土の匂いが
何かを消していった

私が駅に着いても降り続いている

雨がふって    雨がふって
優しい雨は街を包んでゆく
 

優しいだけの言葉はいらない

 投稿者:江見 由宇  投稿日:2018年 4月24日(火)09時18分35秒
  いつからか

そう
大人になるにつれて

僕の
真っ直ぐな言葉も
ひねくれた言葉も
世界は飲み込むようになった

受け取るでもなく
跳ね返すでもなく

飲み込んで いく





世界はとても優しくて
僕への言葉を選んでくれる

世界はとても優しくて
僕の言葉を包んでくれる
たとえどんな言葉でも
優しく 柔らかく
包んでくれる

気が付けば
優しいだけのこの世界で
僕も言葉を選んでいる

傷つけない言葉を
あたたかい言葉を
優しいだけの言葉を
僕は口にする

優しいだけのこの世界は
ただただ僕に優しくて

優しいだけのこの世界は
表面的に僕を傷つけない

優しいだけのこの世界が
居心地がいいと錯覚する

僕も誰のことも傷つけない
それは僕の理想の世界

僕は長く
この優しいだけの世界に
留まった


けれど
ふと 気付く
気付いてしまう

この世界は
僕にただただ優しいだけで

ほんとの僕を必要としない

優しいだけのこの世界で
僕の思いは届かない
誰の心にも響かない

優しいだけのこの世界で
僕の思いは 時に 無力だ


優しさの
その先の
本音に
伸ばした手は 届くのか

優しいだけのこの世界は
少し 苦しい
苦しい


やっと僕は
僕の言葉を探し始める

僕の思いを
僕の言葉で

自分の中の
誠実な言葉を
ただただ誠実な言葉を
どうしようもなく誠実な言葉を

優しいだけの言葉を押しのけて
発すると
発し続けると

この世界の端っこは
僕を優しく包むのをやめて
僕に真っ直ぐ向き合った





優しいだけの言葉はいらない
優しいだけの言葉はいらない

僕の欲しがる言葉もいらない


だから君は

僕と誠実に向き合って
君の誠実な言葉をかけて



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
(円滑を求めるできた大人の社会はやさしくて、たぶんそれは間違っていない。)

青島江里 様  はじめまして。初っ端から長いものを失礼しました。どうぞよろしくお願いいたします。  江見 由宇(えみ ゆう)
 

醒めた顔してこっちを見ている

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2018年 4月24日(火)08時29分24秒
  ”より早くより合理的に”
”より便利により快適に”

未舗装のままでよかったのに

どうして僕らはここまで来てしまったのだろう
なぜ留まれなかったのだろう
人に尋ねるのもいいかもしれない
牛に聞いてもらうのもいいかもしれない
首飾り
もしくは首輪
具現化するのもいいかもしれない

背後に舞った砂埃に
光が乱反射して
物売りのおばさんは神様だった
 

長禅寺の春

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年 4月24日(火)07時08分50秒
  月日が嵐のように過ぎても
それでも私を待っていた


零れるほどに咲き乱れる桜と
優しく微笑む仏達


あの日と変わらぬ静けさのまま
私の影を迎えてくれた



取手の長禅寺にて。
 

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