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星追い

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2017年 6月28日(水)18時15分14秒
  薄手のジャケットを羽織って
空色のコンバースを履いて
現在地から 目的地まで

まだどこに行くかも決めてないけれど

夜が目を覚まさない内に
早く行かなくちゃ
アスファルトを蹴る靴底の音が
冷たく 響く

どうか夜が起きませんようにと
祈るように 夜の街をかけていく


  星が強く瞬く場所へ行くの
  ここではない
  違う場所まで
  できるだけ側まで行きたいから
  空が広いところなら
  きっとそこが一番良いわ
  夜の街、ここからでは
  星は―――

  あまりにも 星は 遠すぎたの


街の鼓動に耳を傾けて
何も見えない深夜の道を
明かりも持たずに突き進む

ありもしないはずの
星々の匂いを
感じとり
たどるように

定まらない目的地
星空の下まで
夜の中
空色のコンバースを履いて


わたしは
その輝きの持ち主を 追いかけた




 

声を

 投稿者:ココア  投稿日:2017年 6月28日(水)18時00分52秒
  僕の声を
聴いてくれて
ありがとう
ちゃんと
優しい
眼差しで
見つめてくれる

あの頃は
幼そうに
慌てていたけど
いつの間にか
しっかりした
顔を
している

なんだか
嬉しくて
今まで
分かりやすく
想いを
伝え続けてきて
本当に
よかった

こういうふうに
なろうと
変わろうと
している
姿を
隣から
感じている

あなたらしく
今日を
過ごせたら
たくましくなって
更に
輝くことが
できる

僕は
そう信じながら
近くから
遠くから
幸せを
願っている



 

 投稿者:ココア  投稿日:2017年 6月28日(水)17時58分5秒
  目を
閉じたら
浮かんでくる
あの頃の
夏の
日差しを
浴びて
なんでも
夢が叶うような
気がしていた

今は
体が
枯れ果てて
弱弱しく
映るけど
どんなに
苦しくて
辛くて
現実が
険しく
なればなるほど
小さな
幸せを
掴まえて
積み重ねれば
この道も
穏やかに
色が
一つ一つ
付いていく



昨日より
今日より
心が
豊かになっている
みんなが
笑って
迎えてくれるから
前を向いて
歩くことが
できる

当たり前だけど
生きられることに
ありがとうと
伝えたい
いつもなんでも
できる
力を
与えてくれるから
 

自由がころがっている

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2017年 6月28日(水)08時55分40秒
  人間も大量に集まると
ゴミに扱われる
かもしれない

虐殺
なんて
そのいい例だと思ってしまう

平和が空気のように充満しているかのように
錯覚されている
この国では
そんなの夢かおとぎ話だと
もっぱらのウワサだが


それはさておき
蔓延している自由主義は
履き違えられて
鼻についてくる

何だよ自由
何でも自由

例を上げればきりがないほど
巷に溢れているのよ
でも
例を上げなきゃ
わからないし
納得できねえと
喚くやつがいる
たいがいそんな奴が履き違えてるから
自分の日頃の振るまいに聞け
と言ってやりたいけど
コチトラただの臆病者だから
口はつむぐよ

喧嘩はしたくねえよ
じゃなくて
喧嘩をひとつもできない
国の人間になっちまった
わけさ
それが正解だと
教育されて
決めつけられて


たとえ
サッパリわからなくなっても
背中でゼンマイ回ってるんだ
わかってるだろ
イヤと言うほど

何の事はない
自分の事で背一杯さ
今日は何を食べよう
明日は何が食べられる
何も食べられなくなったら
たちまちお釈迦さ


時間は
過ぎて行くだけ
後戻りなんて
出来ねえし


俺は詩人じゃないから
頭の整理がつかなくて


とりとめもなく
書いてしまう
何を書いても
自由とは認められないが
これくらいは
許されている
この国の
自由
万歳
 

True love  

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2017年 6月27日(火)21時08分57秒
  この恋は
飛行機雲のように
真っ直ぐな恋だから
襟を正して
真剣に行なおう

この恋は
筋金入りの本物だから
軽はずみな想いは
決して寄せ付けない

煮ようが
焼こうが
刻もうが
そうやすやすと
安直な輩には
調理なんて出来やしない

嘘だと想ったら
触ってごらん

覚悟を決めて

中途半端じゃ
きっと
火傷するのがおちだから

 

真昼の月

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2017年 6月27日(火)20時55分58秒
  空にぶら下がった
ちゅうぶらりんの真昼の月は
すかすかでどこか覚束ない

風がくしゃみしても
落ちてしまいそうで
心配で堪らない

夜更かしが過ぎたのか
はたまた
夜の踊り子にふられたのか

(定かではないが・・・)

絵に描いた溜息か
水に浮かべたオブラートの様で
今にも
溶けて消えてしまいそうだ

ネオン煌く夜になると
別人のように元気になる
俗世界の誰かみたいに
星の電飾で飾られた輝く夜が
君にはやっぱり一番お似合いだね

それでは
また
別人の君と会いましょう

サイチエン
 

一人ぽつん

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2017年 6月27日(火)17時21分43秒
  一人ぽつんと
久しぶりの部屋

いつもおしゃべり相手が
いる訳ではないのになんだか寂しい

雨は止んできたけど、まだ雲は上にいる
ぼんやりと雲の隙間を見ていたら

遠くから近付いてきた
勢いを絶やさず、飛んで来る音が

力強く響き渡る音が
私を切なくさせる

時が止まり
何を考えていたのか、忘れてしまう
過ぎていく音に昨日までの過去を託す

その中に希望や後悔がどれだけあったのか
自分でもわからない

流れ続ける時の中に
自分は今此処に一人ぽつんといる

誰も見ていない
誰も知らない自分

自分だけが感じる
自分だけの感覚

あなたにとって、ここしかない通り道
私にとっては沢山ある抜け道の1つ

そんなこと、
一人でぽつんと考えている

何も無かったかのように
雲は風に乗り運ばれていく
空がだんだんと顔を出し始めた
 

極細の芯のシャーペン

 投稿者:耀子メール  投稿日:2017年 6月27日(火)12時22分13秒
  二十年も共に通った
カルチャースクール
講座の終わったあとの鰻やさん
二人で向きあって座っていた席に
今は一人
おいしそうな鰻重をまえに
思い出が卓の上から溢れそうだ

友よ!
今日はさびしい 特にさびしい
昔には戻れないという
現実が私の胸を突く
二人が出逢った漢詩の講座
講座終了 他の講座へ共に流れて
そして今、独りで再受講した漢詩
その間二十年の時間が過ぎていた

若い情熱的な女性講師ではなく
物馴れた長老の男性講師だった寂しさ
それに あなたという友がいない
寂しさと寂しさを掛け合わせた
二乗の寂しさ
同じ状況を求めた愚かな私
長い歳月が 流れているというのに

それでも今日は 私の大好きな
屈原や柳宗元に再会したわ
そして李白や杜甫にも出会えたわ
懐かしさがひろがった
詩の心は 何年経っても変わらない
友よ! 大好きだったわね
杜甫の絶句が

〈江(こう)は碧(みどり)にして・・・〉と諳んじて
極細の芯のシャーペンを
走らせていたネクタイ姿が 目に浮かんでくる
空の彼方で今も『絶句』を
諳んじているのだろうか
風に乗って〈いつの日か是れ帰る年ぞ〉
と私の耳に聞こえたような気がする
 

荒波

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2017年 6月27日(火)12時03分41秒
  目から出てくるものは感情
重力のおかけで落ちてくれる
だから言葉はいらない

私の中に世界の破片が日々増えていく
身体でない何かが傷つく
痛いよ
ずるいよ

人の海の中に混ざった私
夜の静寂で自分を取り戻す
再構築

光るものなんてなければいいのに
入口なんてなければいいのに
人が均衡を保っていられるその秘術を知りたい
 

kazu.さま

 投稿者:ひなの  投稿日:2017年 6月27日(火)00時14分35秒
  「身を知る雨」に極上佳作をありがとうございます。

あれ以来一度きりですね。
たしか「水月記」がそうだったと思います。
業平らしくてあれも気に入っているのですけれど……。
和歌というステージにおいて、私と業平の力量の差は
火を見るよりも明らかで、彼を脇にというのは難しかったです。
それこそ「本歌取」ですね。kazuさまからそういった
和歌の技法に関するお言葉を聞けて嬉しいです。

最初に詩を書き始めたのは、「和歌を広める」ためでした。
でも、今はただ「好きだから。」
和歌も詩も、書くのも読むのも好きになってしまいました。

ガチのガチの評をありがとうございました。
kazuさまのご助言はどれも頷けるものばかりでした。
ラスト前をご指摘の通りに修整し、初連を少し軽くしてみますね。
ただ、一点だけ。
作者としては「いっそ」で切る音のが好きなのです。
切羽詰ったような感じがして、この女性の心情を
克明に表すようで……ここはこのままにさせてください。

ありがとうございました。
 

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