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 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2017年10月12日(木)23時52分59秒
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  天高く煌めく星より
ヒトの近くへ現れ
雲の群れに守られながら
夜に灯を点す

たとえ秋雨が
暗幕を張り巡らそうとも
雨越しに雲越しに
届けられる月明かり


空に腰かけた女神の華奢な手のひらが
純度百の闇へ 柔らかな光を落として
眠れぬ者 眠る者を 等しく包み込み
冷たい夜から不安を奪い去っていった


ふっくらと満ちても
月の凹凸はそのままに
ほっそりと欠けても
変わる事の無い真の形

星の海 雲の陰 雨の彼方 心の奥

姿を見せない夜も
女神はそこに居ると
わたしは知っている


そっと
豆電球を消し
月の唄に耳を傾けた

雨の夜でも向こう側から
月は こちらを見つめているだろう

 
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