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寂しさ

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2018年 2月12日(月)16時30分47秒
  何処から入り込んだのか
気が付くと
慣れ親しんだ友達の様に
もう寂しさが待っている

冷え切った寒空が
暗い気持ちに追い討ちをかける

寂しさが入り込まない様に
心に幾つも鍵をかけて居たが
それも全て無駄だった

幸せが居る時だって
何処からともなく
隙間風の様に入ってしまう

ひっそりと闇の奥で息を潜め
何時も隙を覗っている

溜息でも吐こうものなら
躊躇いもなく
一目散にやって来る

纏わり付いて仕方が無いので
出来立ての寂しさを履物にして
始終一緒に歩いていたら
履き慣れた靴の様に馴染んでしまった

そうして
何時の間にか
私が
寂しさ其のものになっている
 

くれ さま

 投稿者:ひなの  投稿日:2018年 2月12日(月)15時19分29秒
  「禾  ム(わたし)」に佳作をありがとうございました。

同じ後悔を何度もしたくせに
いつも心を置いていってしまうんです。
そうでないと、生きていけないから。
でも、空っぽの身体でも生きていけなくて。
どうしたらいいんだろうって悩んでいます。

理性も感性もお互いに少しだけ我慢できたらいい
のかもしれません。
「すべき」と「したい」のバランスですね。
「したい」と思ってしたことは、結果がどうであれ満足
できるのに、「すべき」なことは結果を求めてしまいます。
本当は「したい」に従うのが理想だけれども
いかんせんこの世にはしがらみが多い。

評をいただいて少し書き換えました。
よたついていたところが、しゃんとしたような気がします。
ありがとうございます。
 

飴玉

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 2月12日(月)07時08分42秒
  誰にも言えなかった事などは
もう忘れて
飴玉を一粒取る

ポケットの飴玉数えたら
まだまだあった
食べれば食べる程
甘酸っぱいよ

溶けていくよ体温に
解けていくよ
記憶の片隅の言葉たち
雨が降ってくる
飴が無くなる
言葉も無くなる

雨は私にだけ降ってくる
もう何もないよ何も
 

くれ様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 2月12日(月)06時36分3秒
  投稿作「旅人」に佳作を頂きましてありがとうございます。長くは書けないと思いましたが(浮かばないので)ここまでにして良かったです。いつも最後の連が特に書けないのですがお褒め頂き嬉しく思います。本当の旅は誰もが一人だなーと思っています。書き続ける事によって詩の階段を上ると…。それぞれ違う階段なのですよね。何においてもやっぱり終着点は大事でそこに向かっていくのですよね。文学や芸術でも作品として残せることはすごいなぁと思います。自分のはいつか風のように消しておきたいなあなんて思ってますが。この度もありがとうございました、また書けましたら宜しくお願いします。
 

三浦志郎様

 投稿者:くれ  投稿日:2018年 2月12日(月)06時21分9秒
   連絡の件、承知致しました。  

雨音さん、くれさんへ。

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2018年 2月12日(月)04時10分34秒
編集済
  連載物の場合、今まで三浦評エリアのみの対応でしたが、連載が冗長になり伝わりにくい難点がありました。
そこで毎週月曜日に掲載し約一か月半で終わらせたいと思います。
つきましては、雨音さん、くれさんの評エリアに立ち入ることがありますが、事情をご賢察のうえ、
なにとぞご了承頂きたく存じます。なお(その都度書きますが)評不要で構いません。よろしくお願い申し上げます。

 

初めまして お父さん―続・海からの言葉

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2018年 2月12日(月)04時00分31秒
編集済
  連載 詩スト―リ―


何で今になってそんなこと言うの!?
わたし 夢にもそんなこと思わなかった
今まで 嘘ついてたのね
そんな秘密って…
ひどい ひどい ひどすぎる!

「父さんなんて 大ッキライ!」
「彩子!」
「彩ちゃん 何処行くの!?」
「海ィ― 先に帰ってて!」






【初めまして お父さん】 ―続・海からの言葉―



1 「ある記憶」

石田彩子にはこんな記憶がある

小学校にあがって少し経った頃
仏壇に置かれた写真
「このしゃしん だあれ?」
「……母さんのお兄さんよ 戦争で死んじゃったの」
「ふうん」
その時 母の裕子は悲しそうな目をした
亡くなったのだから当然である
ただ 今思うと
その表情には当惑気なものもあったかもしれない
子供心にも
聞いてはいけないものに触れた気がした


その後 写真はどこかにしまわれた




神奈川県三浦半島の海沿いに葉山町がある。横須賀市と逗子市の中間にあり、温暖で風光明媚
なため周辺には著名人の別荘が点在し、皇室の御用邸があることでも知られる。夏は海水浴場
として賑わう。彩子の父、成三はこの町で和風レストラン「いしだ」を経営している。以前、
横須賀の高級料亭「小松」で働き独立したのだった。ここが出来てからもう十年以上になる。
海が一望でき土地柄良い客もつき、店は繁盛していた。東京オリンピックが象徴したように
日本は高度経済成長期を迎えていた。すでに戦争の傷跡は遠い過去。

石田家には習わしがあった。家は横須賀市内の衣笠にあるが、桜の頃、歩いて十五分くらいの
ところにある衣笠山公園に必ず花見に行くのだった。彩子が物心ついてから一家は一度も欠か
したことはない。その日父は店を休む。数少ない一家の行楽である。桜は可憐できれいだし山
頂からの眺めもいい。海が見え、やや遠くに猿島が浮かんでいる。母の手作りの(あるいは父
の?)お弁当はいつもおいしかった。




少し奇妙なこと
花見から帰る時
父母が必ず展望台に立ち寄り
姿勢を正し頭を垂れ
横須賀港の方角に向かって手を合わせる
その光景は
子どもが不用意に立ち入れない何かがあった

「あやこ、たのしかった。ねえ、なんでいつもここでおいのりしてるの?」
「母さんの兄さんが桜の咲く頃に戦争で亡くなったんだ」
「横須賀の海に縁のある人だったからよ」


(ぶつだんにあったしゃしんのひと…)






2 「父」

石田彩子にはひとりの弟がいる
四歳違いの義明
父は商売のせいで土日は仕事
何処かに連れて行ってもらった記憶は少ない
姉・弟いつもじゃれるようにして遊んだ

中学生になって
彼女は何気なく思うことがあった
何の理由もなかったが
生あるものの本能だったかもしれない

(わたし 父さんと弟と微妙に似てないかも…)

そのことを冗談めかしく言うと
父は一笑に付すが
その表情には
一抹の困惑と淋しさがあった気がする
しかし そのことは日常の中で忘れられていった

父は戦争中 海軍軍人
何か 大きなフネに乗っていたらしい
彩子の知っているのはそこまでで
父は戦争について多くを語らない
代わりに 家では
冗談ばかり言って皆を笑わせようとする

元は軍人 今は料理人
その極端な違いも彼女にはよくわからなかった

「彩子はどんな人と結婚したいんだい?」
「そうねえ たとえば 父さんのような人と かな?」
抜け目なく彼女は言った
二人で笑いあった
しかし 心の片隅で
さほど冗談ではないと思う彩子だった



(つづく)


*******************************************


毎週1回、月曜日2章ごと掲載。全13章完結。


 

(無題)

 投稿者:えうげねメール  投稿日:2018年 2月11日(日)23時34分35秒
  眠りを忘れた街
人々の歓声溢れる
雑踏をひとり往く

華やかな店のネオン
仕事終わりのサラリーマンが
怒号を浴びせ合い
私は顔を背けた

若者達が路上に座り込み
笑顔を交わす
女子高生らしき少女が
ウインドウを見て
ダンスの練習をしている
自由を謳歌する彼女に
ひとひらの嫉妬心が湧く

私は足枷を着けられ
狭い独房の中
囚われの日々を過ごす
看守は何度も
見廻りに来て
床に唾を吐く


広くはない通りを
高級車がゆっくりと
通り抜ける
如何わしい香りを
漂わせた女達が
窓から少し顔を出した

不快な雑音が
幾重にも絡まり
耳を塞いでも
逃れることは出来ない

私は走り出し
離れた国道まで
息を切らせ
走った


薄暗がりで
路肩にはタクシーが停まっていた
私はこれに乗り
家に帰ろうと
心に決めた

ボンネットに腰を掛け
煙草を吹かす運転手に頼むと
快く頷いた


自宅へと向かう車中
突然悲しくなり
窓の外を見ると
大きな月が出ていた


こんな罪深き街
罪深き私に
月は変わらず
微笑みかけてくれる

目頭が熱くなるのを感じ
涙袋に溜まる
沢山の出来事に
感謝しようと
心に誓う



深夜の高速を
何処へともなく
乱暴な運転で
駆け回る運転手


私は寒気を感じ
両腕を抱えて
また窓の月を
ぼんやりと眺める


その神々しい
輝く光に照らされ
タクシーは
銀河へと

 

青島 江里 様へ

 投稿者:えうげねメール  投稿日:2018年 2月11日(日)22時36分27秒
  青島さん、はじめまして、こんばんは。この度は感想をありがとうございます。初めての投稿ということで勝手がわからないところもあって、手探りの感じでした。普段はLINEブログやアメーバブログやTwitterなどで詩を書いていますが、ちゃんと応募したことはあまりないので、貴重なご感想を聞けてとても嬉しいです。今後も精進して参りますので、よろしくお願いします。本当にありがとうございました。  

惰眠

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2018年 2月11日(日)10時22分9秒
編集済
  口を呆けて死んだように眠るのはかまわない
口を閉じて眠るように死んで欲しくない

眠るように死なれたら
生き返らないまでにも何かのひょうしに眼を覚ましてしまうかもしれない


等身大の木箱のなかで花に埋もれながら
蓋に釘を打たれてしまったら
木箱は岸辺を離れる一艘の舟
冥土へと川を渡る

それを嫌だイヤだと必死にもがいたら
眠るように死んだ体は覚醒してしまいそうだ
でも死の鎖はけして切れない

熱いのか
それとも暑いのか
眼を覚ましたら違和感があった
見回したら知らない部屋で男は寝ていた

女の匂いが鼻を捉えてくる
見覚えのない寝具の上は乱れていた
そして
見覚えのない寝具の上にはもう一人が寝ていた

若い女は死んだように眠っていた
それがもしかして
死んだように眠る姿に見えて男は両目を手でこすった

活きている
寝息が聞こえた
男は構わずに乱暴に女の眠りを覚ました

誰だお前?
と聞いて、そして、ここは何処だと言った
すると女は寝たりなくて眠そうにしながら
もう忘れちゃったの
ゆうべはたくさん飲んで酔っぱらったから無理もないか
と言った「でもすることはちゃんとしたわね」

男は即座に女の言葉を飲み込んだ
そうか分かった、と言って辺りを見回した
男の着ていたものは部屋の壁に吊るされていた
それはいかにもアウトローの世界に身をおく男の物らしかった

男はよろよろと立ち上がり上着の内ボケットから長い財布を取り出すと一万円札を数枚抜き取りそのまま無造作に投げた
取っといてくれ
と言いそして、忘れてくれと付け加えた
すると女は
お金なんていらないわ。「 」会の竜二さんでしょ
と言った「お金なんていらないわ」
女は繰り返した

そんなビデオテープを回しながら彼はカップラーメンを啜っていた
啜りながら缶ビールを合間に飲んだ
でも言葉に出来ない
さびしさを噛み締めてる訳じゃない

ビデオのなかの物語。男と女の人生。
その裏側にある男優と女優の人生

男優にとってその作品は最初で最後の主演作だった事を
彼は知っていた
命をかけたに違いない演技は下手かも知れなかったが
男優は実生活で間もなく死んでいた

休日にそれを見ている他者の彼
詩だか小説だかわからないけれどこれを書いている作者の人生
笑えないけど
みんなみんなに公平にやって来る死は
その人生の全てにピリオドを打ち込む
容赦のない釘だ
と思う

いざ死ぬ時は苦しみもがきたい
安らかに眠るように死ぬよりは
その方が
ましだ
と作者は結論を付けたかった

つまらない物をまたスマホに打ち込んじゃた
けど
作者に後悔はなかった

 

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