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どうしようもない夜に(評不要)

 投稿者:キャベツ  投稿日:2017年10月15日(日)20時23分55秒
  癒えることはない
あなたが大切に悲しんでいる
古い縫い目は膿み続ける
どうしようもないことだ
優しくされても
安全でも
祈られても
どうしようもないことは
こんなにたくさんある
人が必要なんだ
そばにいてほしいんだ
こんな風な
どうしようもない夜には

強くなれないまま
風に吹かれて
泣きそうになっている
ポキリ

折れる枝に
そろそろか
などと
青くさいこと
考えている
 

歴史

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2017年10月15日(日)07時50分31秒
  一冊の教科書を一気に読みきるのにいったいどれ程の時間がかかるだろうか
果たして三千六百秒も必要だろうか

試した事はないがきっと僅かな時間だ
なのに
どうして
学校内の教室ではそれを
およそ三百六十五日かけるのだ
教育と学習という
ありがたい
ありがたい
おまじないの為に

まずは義務教育の改札口を抜けて
その先は個人の自由意思に基づいて
最高学府までの階段が用意されていた

教室の黒板にはチョーク
黒板には備え付けの教師
そして必要不可欠な生徒たちが
教科書にはけして埃がかぶらないように
注意を払っている


脚のねじれた机の上には
その薄っぺらな本の頁が
もはや取り返しのつかない過去の歴史について
まるで呪文のように文字を書き並べていた

オダノブナガが明智光秀のクーデターに襲われて
火を放たれた本能寺で無念の最期を遂げた辺りで
僕はお腹の楽譜が変調をきたして
我慢しきれず手を挙げた
訳じゃなく
授業が終わるまではひたすらたえる事にした

ノートに鉛筆は欠かせない
鉛筆の先を丹念に尖らせて
さっきから僕の背中を執拗につついてくるのは
このクラスの悪魔だ
夏の制服なのに容赦ない

豊臣秀吉よ
徳川家康よ
悪魔を成敗してくれ
今現在に現れて
正義の剣で
抵抗できない僕を
悪魔から救いだして

でないと
でないと
僕は漏らしちゃいそうだ

もし漏らしたら
僕へのいじめは加速し
下手したらクラス全体から
しかとされるよ


どうせ先生なんて見てみぬふりさ
余程の事が起こらない限り
たとえ
起きたとしても
もっともな言い訳並べ立てて
逃げるのが関の山
だって先生だって
生活かかってるでしよ

家族抱えて必死なんだよ
黒板の前に立ってチョーク持ったり
給食美味しく食べたいから
身の安全が第一生命でしょ

先生ちっとも悪くないよね
悪いのは無抵抗にいじめられてる僕の方さ
クラスの女子たちも
そんな僕を軽蔑してるに違いないし

もう逃げ場がなくなるまで
追い詰められても
みんな僕にはきっと関わりたくないんだ

僕はスケープゴートの役目を果たしてるんだ

だって教室のなかから
いじめの歴史は繰り返されるんだから

教科書の中にも
ちゃんと記されているし
強いものが弱いものを
強い国が弱い国を
踏み殺した
暗黒の歴史
その繰り返しを
 

たとえ、あの日を忘れかけても

 投稿者:森田拓也メール  投稿日:2017年10月14日(土)23時18分58秒
  初恋の女の子からも
チョコレートを貰えたあの日のことを
忘れてしまいたい

親友と泣いて泣いて
朝まで語り合えたあの日のことを
忘れてしまいたい

どしゃぶりの雨の中で
母さんだけが傘を差して待ってくれていたあの日のことを
忘れてしまいたい

大切な大切な仔犬と
いつもの公園で最後に遊べたあの日のことを
忘れてしまいたい

壊れた僕の心でも
ただ一度だけ何かをつかみかけたあの日のことを
忘れてしまいたい

そして
すべてを忘れたら
そっと目を閉じる

たとえ
何もかもが
分からなくてもいい

ただ
今すぐ
すべてを思い出すために





※この詩は、寺山修司さんの詩「思い出すために」からアイデアをお借りしました。
 

本当に他愛ないし。

 投稿者:佐久間直子  投稿日:2017年10月14日(土)15時36分56秒
  機能不全の携帯、流行遅れのセーター。

それだけ。

似たような友達、カーキ色の上着。

母親の形見。

楽しげな人間、話し相手。

困っているかも。

当たり前の感情、通称優しさ。

そんなの無いや。

動き始める電車、ビニール傘。

退屈でしょうがない。

貴女にだって、いい所はあるの。

無理しなくていいよ。

例えば、素敵な笑顔とか。

嘘つきは泥棒の始まりだよ。

面倒な人間ね。

さっさと出ていって。

例えばね、自分を偽ってきた。

私はある意味嘘をついてないよ。

あ、ごめんそれも嘘。

いつまで私は……

恋愛は罪。

いや、孕むことが罪で……

とにかく離れることにするわ。

そんなの勿体ないなあ……

流れる景色、首をかしげる。

言葉を打つ、非常につまらない。
 

後生の告白

 投稿者:中也  投稿日:2017年10月14日(土)07時34分14秒
編集済
  昼間だというのに
突然
世界が
真っ黒に染まって

ぽつぽつ
ぽつぽつ

悲しいのか
うれしいのか
わからないけど

雨が降る
泪のように

ぽつぽつ
ぽつぽつ

教会の鐘の音も
市場のにぎわう声も
子どもたちの笑い声も
まるで
一瞬で
電気が消えたように

世界から音が無くなった

目を瞑る
記憶を辿る

後悔と反省と
少しだけ
甘くほろ苦い
君との想い出

ふぁん  ふぁん
ふぁん  ふぁん

少しづつ軽くなって
僕は
真っ暗な世界の上空に

ふぁん  ふぁん
ふぁん  ふぁん

昇って
風に吹かれて

愛を誓った
教会の鐘が

カーン  カーン
カーン  カーン

シベリアから来たという
つばめの親子とすれ違い

風に吹かれて

ふぁん  ふぁん
ふぁん  ふぁん

南半球にでも
行こうかな

風に吹かれながら

君の記憶を胸にしまって









 

未完成の道

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2017年10月14日(土)00時20分37秒
  後ろから道がぼんやり
気付かないうちに
夜に覆い尽されて
線と線の境目が消えていく
見えなくて迷っても後ろからは
確かにこの足跡が続いている

僕の道は
此処にある
不安や悔やんだり
怒ったり泣いたり
何度悩んでもいい
自分に嘘はつかない

いつスタートしても遅くない
失敗なんか恐れない
できない事の方が多いから
傷つくなら早い方がいい
自分の能力も限界もわかるから
その時にまた考えればいい

ハードルなんて気にしない
無理に高くして苦しまなくていい
ありのままの自分でいる勇気も
時には必要なんだ

自分自身と
これからずっと一緒で
長い付き合いになるから
一番わかっていたい
難しいけれど
側にいる人が教えてくれる

続く道を
僕は僕の力で
前へ一歩踏みしめる
それが今できる事
 

心と身体

 投稿者:ひなの  投稿日:2017年10月13日(金)20時13分25秒
編集済
  はからずしも
僕らは嘘を吐き続ける

思ってもないことを
もっともらしく語って
ひとつ

優しい誰かの
「大丈夫?」
の言葉に
「大丈夫」
と返してまたひとつ

心と言葉が離れていったら
身体と心が離れていった

本当の自分はこうじゃないって
近いようで遠いところから
声がこだましている

僕はいつも僕なのに
離れていくのは
君(心)のほうでしょ
耳を塞いで吐き捨てた

君の存在を否定して
永遠にも思える苦しみを知って
いっそ生を捨てたくなって
僕はようやく気付いた

ああ  幸か不幸か
君も僕だ
心がなくては
身体は生きられない

抱きしめよう
君を抱きしめよう
そっと  僕の内側に
 

kazu.さま

 投稿者:ひなの  投稿日:2017年10月13日(金)08時35分56秒
  「感傷の季節」に花丸付きの極上佳作をありがとうございます。

詩に色気ってどうやって出せばいいのだろう、と考えております。
色気=女性っぽさかなぁと思ってみても、
男性でも色気のある方はいるだろうし……。

品ではなく色気、と考えれば
ちょっと小悪魔的な感じでしょうか?

なんでもない動作を仔細に書くところは、
詩ならでは、だと思うのですよね。
小説で同じことをすれば、くどいと思われるような……。
全編に渡ってでなければ、そうでもないかもしれないですが……。
個人的に、詩は凝縮と飛躍の文学だと思っています。
いえ、飛躍というより、書くところ・書かないところが
作り出す濃淡によって飛躍しているように思えてしまう    だけで、
本当に突拍子もないことは書かれていないのではないか
と思っています。

そう考えればフレーズで色気をかもし出せば、色気のある詩に
なるかもしれないですね。
しばらくそこに注意して詩作をしていきたいと思います。

この度もありがとうございました。
 

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2017年10月12日(木)23時52分59秒
  天高く煌めく星より
ヒトの近くへ現れ
雲の群れに守られながら
夜に灯を点す

たとえ秋雨が
暗幕を張り巡らそうとも
雨越しに雲越しに
届けられる月明かり


空に腰かけた女神の華奢な手のひらが
純度百の闇へ 柔らかな光を落として
眠れぬ者 眠る者を 等しく包み込み
冷たい夜から不安を奪い去っていった


ふっくらと満ちても
月の凹凸はそのままに
ほっそりと欠けても
変わる事の無い真の形

星の海 雲の陰 雨の彼方 心の奥

姿を見せない夜も
女神はそこに居ると
わたしは知っている


そっと
豆電球を消し
月の唄に耳を傾けた

雨の夜でも向こう側から
月は こちらを見つめているだろう

 

島先生へ

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2017年10月12日(木)12時10分23秒
  遅ればせながら、お詫びさせて頂きます。
ルール違反をしてしまい申し訳ありませんでした。
併せて今後も宜しくお願いします。
 

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