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言葉

 投稿者:ゆき  投稿日:2018年 4月24日(火)00時23分25秒
編集済
  気持ちが酷く落ち込んだ朝に
溜息をついてから
爽やかな空気を感じて
肺いっぱいに送り込む

昨夜もよく眠れなかったせいで
疲れが取れない

ここ最近の口癖だ

その理由は分かっていても
どうしていいのかが分からない

いつもなら連休にはどこに行こうかと
旅行雑誌でも見ている頃なのに
白い湯気の立つ眠気覚ましのコーヒーも
飲んだ気がしない

それは今朝のような雲一つない
明るい朝に似つかわしくない
友人の一言から始まった

長期に入院している彼は
もうこれ以上は何も望まないから
治療を止めると俯き加減に
でもはっきりと言った

その目には決意が見れたけれど
納得出来ない私は説得を試みた

「それは今生きているからこそ言える事で、良い事も
そうでない事も生きているから」
「残される人達のことを考えた事があるの?可能性があるのなら
諦めるべきではない」

ありきたりな私の言葉は届かずに彼は
風で揺れる病室の白いカーテンを見ていた

このまま諦めてしまうのは理解できない
治療をやめてしまえば彼はきっと後悔するだろう

強い風が吹いてカーテンレールが
ガタガタと音を立て薄いカーテンが
まるでドレスのように激しく踊っていた

外から聞こえて来た誰かの明るい声が
この部屋の空気を変えてくれると期待して
彼を見つめた時

疲れたんだ

そう言って私に帰るように促した

もうここには来なくてもいい

とも聞こえた

彼はもう私を見てはいなかった

あの日から私は彼の固い決心を変える
事の出来る魔法の言葉を探していた

床に座っていつものように瞑想を
始めると不意に何かを思い出したように
出掛ける支度を始めた

本当に必要なのは言葉ではないのかもしれない
彼を失う怖さは言葉では言い表せない

彼の目を見ればその心境はどんな言葉でも
伝えられないのが分かる
もう探すのはやめて

今はただ彼の側にいよう



 

島 秀生さまへ。

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2018年 4月23日(月)23時53分17秒
  島さま、

この度も「More Than Today」へのご感想、ご指摘、ありがとうございます。
以前も帰り道を描いた詩を投稿しており、この作、似通ってしまっているのですが、
今の自分で書いてみたいと思い、投稿させていただきました。
今まで評者の皆様から受けてきたご指摘、なかなか活かせていないところもあるので、書き続けて行こうと思います。今度はアイテム、活かしきれるように精進します!
詩全体の想いや七連、感じてくださり、ありがとうございました。
 

島さま

 投稿者:たりや あいひ  投稿日:2018年 4月23日(月)23時52分17秒
編集済
  この度は、秀作あと一歩をいただきましてありがとうございました。
私、ここに投稿するようになってから、よく評者さま方にオチがないことを指摘されることが多いなあと感じます。オチってどうやってつけるんでしょうか。個人的には全部、好きな終わり方なんですけれど、きっと私の感覚がちょっとズレているんですよね。シメの部分は読み手さまを送り出す(? すみません。日本語でのうまい翻訳が見つかりませんでした。‘let readers leave’です)ための大切な役割を持っているので、他の方々の作品や新作紹介などを読んで、また初めから学んでいきます。
あと、議論と取られるかもしれないのですが、すみません。これだけは気になってしまったので言わせてくださいませ。あのう、私たちは「障害者」ではないので、「性同一性障害」という言葉を使わないでいただきたいのです。それが原因でコンプレックスを抱いている人もたくさんいますし、苦しんでいる人もたくさんいますので。現在は代わりにLGBTやLGBTQ、もしくはLGBTQ+といった言葉が日本を含めた世界的に主流ですので、御心留め置きいただければ幸いです。
これからも色々と学ばせていただきます。よろしくお願い致します。
 

島様

 投稿者:ゆき  投稿日:2018年 4月23日(月)23時12分57秒
編集済
  感想と評をどうもありがとうございました。ご指摘していただいた箇所を訂正して改めて
声に出して読んでみましたら、投稿する前に感じたギクシャクした感じがスムーズになりました。
12連も少ししつこい感じがしました。

「特別なもの」は私が実際に大病をして長期に入院していた時に感じた事です。
勿論、人それぞれ違う考えがあって、「持っていけるもの」が愛情や純粋な魂だけではない。と思われる方もいらっしゃると思いますが、(生きていくのは辛い事のほうが多いと思うので)その時に気付いた小さな幸せを大切にしていこうと心に決めました。
お忙しい中に時間を割いてくださり感謝しています。ご指摘もありがとうございました。
 

Baby blue eyes~蒼い空の絨毯が広がる丘~

 投稿者:中也  投稿日:2018年 4月23日(月)22時57分21秒
  ネモフィラの花が
広大な大地を蒼色に

そこは
まるで地上の蒼穹

可憐な花びらが
まるで
何も知らない
純粋な君の瞳のよう

生まれた時に比べれば
すっかり汚れてしまった
僕のこころを
蒼く染めて

風に吹かれる
小さな花弁

夢とか希望とか
未だあるなって、、

身失いかけた自分自身
揺らいだ心
微弱な鼓動に

もう一回
頑張ろうって
そんな
勇気が湧いて

この丘は
まるで
蒼い雲の絨毯のよう

蒼い空
白い雲が
彩りを添えて

また来ようって
想う
この丘に

この丘の名は
ネモフィラの丘
 

評、4/10~4/12、ご投稿分、残り。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2018年 4月23日(月)22時22分53秒
編集済
  桜前線は、きょうも日本を北上中。こうして見ると、日本って、広い!!


ひなのさん「硝子の心」

あ、免許皆伝にしといて良かったー! と思う一作ですね。
9連以降、よもやの展開です。「割れた硝子は……完成されたそれよりも/きっと きれいだ」から、自身の「つぎはぎの心」の姿へと、比喩していきます。しかもその割れた硝子の切っ先がほんのり丸く、暖かさをじんわり伝えるとは。これはひなのさん自身が、人として成長した変化を、その割れた硝子の様に暗喩しているようです。
お見事ですね。前半、オーソドックスに来たので、油断していたところをやられました! けれど前半で描いた硝子の質感は、ちゃんと後半で生きてきています。
文句なしです、名作を。もう古典の力を借りなくても、きちんと自分で主張するではありませんか。


苺の木さん「人間」

おもしろい詩じゃありませんか? なかなか個性がありますし、個性があるというだけじゃなく、「草になりたい」あたりで、ちゃんと詩に持っていきます。
エンディングも、「それもまた人間」、というところに落ちてきて、これがこの作者のポリシーなんでしょうね。構成力もあります。
序盤、無駄に野卑にしてるところがあって、私はあんまり意味があるとも思いませんが、作者的には書きたいんでしょうね。自由度の範囲として許容することにします。あんまりこのへんが正面に出てくると、私はマイナス点つけちゃうかもしれないので、どうかほどほどに。
甘めですけど今後の期待も込めて、秀作としましょう。


ゆきさん「特別なもの」

3連ですが、「持っていけるものは何か」という言い方をすると、ちょっと堅苦しい命題のような言い方になります。
また1~2連の口調からすると、語り口がやわらかいので、この同じやわらかさに沿って、3連を用意したいです。

いつかここを去る時に
持っていけるものは何?

OR

いつかここを去る時に
持っていける何か

の、いずれかで、いかがですか?
8連につきましても、7連の口調を引き継いでの8連、ということを考えますと、

小さな幸せに気付く事が出来た時から
大きな喜びに包まれていく

OR

小さな幸せに気付く事が出来たから
大きな喜びに包まれていく

で、いかがでしょう?

あと、この詩の内実的なことなのですが、「特別なもの」が、4連と5連だと言い切れてるところで、もうまるっきり未知のものではなく、心当たりがある感じなんです。なので終連で、「それは案外近くに/あるのかもしれない」と言われてますが、純粋な疑問ではなく、それが何か、あなたもう気づいてらっしゃっるんじゃないんでしょうか? と思われてならない感じなんです。
なので蛇足的になるこの12連(終連)はもう削除しちゃって、11連で終わりにしませんか? というのが私の提案になります。


真っ白な壁を見つめて
過ごした日々が私を変えた

小さな幸せに気付く事が出来たから

このあたりの3行はとても感動的でした。そしてその経験をした人だから、「価値のない人生なんてない」という言葉が説得力をもって迫ってきました。この6~9連のあたり、とても好きでした。指摘させて頂いた点、一度ご一考してみて頂くことを条件に、秀作としましょう。


たりや あいひさん「フイッチ・ジェンダー」

一番先にここを言うのもなんですが、「WHICH・ジェンダー」と「不一致・ジェンダー」はシャレになってますよね?
「胸を期待に膨らませている」と「(だから)胸が膨らむ夢を見る」も、なんとなくそんな感じですよね?

いえ、またエンディングが、これで終わっていいの? と思うほど放置ぎみだったので、何故なんだろうと考える中で、途中もシャレで進んでる部分があるから、最後が重くなれないんだろうなあという結論に至りました。

主語を「僕」と「わたし」に分けて、性同一性障害を描こうとされています。1連~3連は、真剣に書いて下さっているんですが、後半は、1連~3連の時のような緊張感がなくなっているような感じがします。うーん、せっかくのテーマなんですから、後半も緊張感を持って、深く書いて欲しかったですね~
秀作あと一歩を。


葉月 祐 さん「More Than Today」

これを読んで、良いにつけ悪いにつけ、お客さんと直接接している時は楽しくて、それに引き替え、社内の報告書ばかり書かされている中間管理職って、なんてくだらない仕事なんだろうと、うんざりしていた時の自分をふと思い出しました。葉月さんは、おそらく店頭に立つことが多い仕事をされてるんだろうと思います。お客さんのみならず、もしかしたら多くの社内の人とのやりとりがある現場かもしれませんが、人からの気遣いの優しさや思いやりを敏感に感じ取れる人なんじゃないでしょうか。また自分自身、それを返せる人なのでしょう。空は、一日として同じ景色の時はありませんが、その変化に気づけるか気づけないかは、その人の度量のような気もするのです。人と人が絡む現場においても、それはきっと同じなのでしょう。
7連は、雲の形のみならず、ガッツリ仕事をこなしたあとの、充実感が生んだ笑いのようにも思うのです。
いいんじゃないでしょうか。現代人が現実の一日一日を生きる、ということの、歩み方の一つを示してくれているような気がします。人間関係に悩むところがないはずはないんですが、それでも人が、精一杯生きようとしている姿があります。さりげないですが、魅力的な詩です。
免許皆伝者レベルに鑑みても、秀作プラス、ありますね。
「不思議な力」「空の絵画」「焼きたてのパンを片手に」など、ステキなアイテムもあるんですが、これらの言葉がいまいちくっきりしないんですよね。これらをくっきり「読ませる部分」として描けたら、印象をもっと高められる詩だと思います。はっと息を飲むように、流れが一瞬立ち止まれるといいんですけどね。字下げも使って工夫されてるんですけど、わりと葉月さんの詩って、ヤマ場も何も関係なく、平均ペースで流れちゃうところがあるんですよ。
例えば、5連、6連は、その前の「不思議な力」が発揮されたことによる現象として、まさにこの言葉のみに係って、5連、6連を書いてしまってもいいですね。
また7連と8連が、「焼きたてパン」の章であることをくっきりさせるために、8連と9連のあいだを2行アキにしても、いいと思う。
相手が免許皆伝者なので、ちょっと高度なことを言いましたけど。

 

見つめていたい

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2018年 4月23日(月)21時56分10秒
編集済
  見つめてしまうのだ

しっかり本を持つ
あなたの手を
コーヒーカップを
支える指を

壁掛け時計が
かかとを揃えて
足音を鳴らすので
目線も合わせず
こっそりと
願った

一分
一秒
一瞬の
時の壁を 忘れ
立ち止まらずに進んで と

  そう 今だけは ゆるやかに…


普段は不器用な あなたの手が
やさしく ページをめくり
揃いのコーヒーカップを
とても 丁寧に扱う

  あなたとの ひと時
  ただ傍にいるだけ
  特別な事はない

  それで 良い

じっくり
のんびりと
見つめていたいのだ
あなたを


数杯目のコーヒーを
淹れる為に立ち上がると
後ろから
本を閉じる音が
聴こえてくるので

振り返ってしまうのだ
わたしは

見つめてしまうのだ
あなたを

  時計の音が
  二人の生きる音が
  静かな部屋を 飾った


特別な事は 何もない




 

島 秀生 様

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2018年 4月23日(月)08時30分37秒
  評をありがとうございます。
今回は、各連に二字熟語を置き(仏性、三悪、白刃、宿世、六葉、徒花、音色)、
各二字熟語の意味から連の中身をつくってみました。
のめり込み過ぎました。ごめんなさい。
 

孤独だから

 投稿者:沢口リリキメール  投稿日:2018年 4月22日(日)19時47分6秒
  孤独であると
気づくとき

心は
青ざめ
おののく

「人は
  孤独の中より現れ
   孤独のうちに去ってゆく」

そんな言葉を
書物の中で
目にしたとき

ペエジをめくる指は
こわばり
ふるえる

時には
孤独におしつぶされそうになる
僕や君

だから理解できる

人を愛する
理由の一つを

今日の午後
交差点ですれ違った大勢の
見知らぬだれかも

馴染みの人々
友人、家族

だれもが

等しく孤独な
いのちの持ち主だったと
気づいてしまうから




 

島 秀生 様

 投稿者:耀子メール  投稿日:2018年 4月22日(日)18時16分29秒
  「春の一日」「私以外の人は私ではない」へのコメント有難うございました。「春の一日」について『朝練』シリーズへプラスアルファにしたらとうことで秀作プラスを付けていただき嬉しいです。また吉野桜についてのアドバイスも有難うございました。名札を確認した訳ではなく、美しい名称だなと思い・・・。「私以外の人は私ではない」についてはアドバイスを踏まえ、もう一度見直してみます。自分の思いを的確に表現するということは難しいですね。これからも宜しくお願いいたします。  

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