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井嶋りゅう様

 投稿者:澤 一織メール  投稿日:2017年 8月10日(木)00時08分57秒
  井嶋さん、こんばんは。「夜半の夏」のご批評ありがとうございました。まず、四連わかりにくかったですね、ごめんなさい。具体的には会社に使い捨てされた方を思い浮かべ書きました。生活全体が即戦を求める(求められる)ばかり、時間を掛けて培われるいくはずの実践が育ちにくい(育てにくい)現状(四連)、実践を培った方を使い捨てにする現状(二連)というようなイメージでした。ご助言ありがとうございます。今後、この詩も大切にしていきます。終連の「テレビを消す」の案、使わせてもらうかもしれません(この発想なかったです)。細部に渡って読んでもらい、いつもありがとうございます。猛暑ですね、本当に。先日、出先で車中泊をしたら厳しかったです。井嶋さんもご自愛ください。  

資格なし

 投稿者:メール  投稿日:2017年 8月 9日(水)23時23分34秒
  友人と時間が余ったので
有名な美術館に足を運び
意味わからんと笑い飛ばし
展示をさらりと見回し
「よかったね」と語る人々を嘲り
金が惜しいと笑い帰った

僕はあの時
到底想像も及ばないほどの
あなたの苦悩と孤独と情熱と日々と思考と美しい感性と汗と時間を
誰にもないあなたの唯一を
恐ろしいほどのあなたを
自分には決して届かないあなたを笑った

あなたの作品を見た瞬間
その空間に目を奪われました
もっと見ていたかったです
たとえほんの僅かでもあなたの何かを感じようとしたかったです

一時の会話の流れを保つために
全てを放棄してしまった
金が惜しいと言う言葉だけは
心からの言葉です
 

井嶋りゅう様へ

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2017年 8月 9日(水)22時12分16秒
  井嶋様、
こんばんは。こちらでは、トンボが人懐こくなり始めましたよ。(逃げなくなりました!)
「招かれざる客」への佳作の評や、タイトルや様々な場面から、わたし自身見つけられなかった詩の姿を見つけてくださり、ありがとうございました。
初連の『ずぐん』なんですが、わたし、雷が本当に苦手で、光った瞬間に全て投げ捨て、耳を書類などで塞ぎしゃがみ込む程で、余程不意をつかれない限りは、こもった音も聞こえない(聞きたくない為)、故に表現に困った部分でもあります…。ただ、腹の底へ響く感覚を元に書いたので、実際はもっと違う音だと思います。

年末にやはり井嶋様へ雷の詩を投稿しています、こちらまで覚えていてくださり、とても嬉しく思いました。詩を書く時記号を用いすぎると、自分が目指す詩から離れてしまいますが、どんな表現ができるか挑戦してみたいとも思いました。前作は毛布をめくらんばかりの深夜の雷でしたが、今回は朝を夜と思わせるような重い空からのそれで、書き手目線でお届けしましたが、井嶋様が感じてくださったように、この詩を雷さま目線、人目線、様々な視点で感じていただけたという事も、わたしにとって大きな発見でした。雷が鳴る度、我を忘れてしまいますが、こうして振り返り詩にする事ができるのは不思議です。

この詩を書くきっかけになった雷雨はほんの一瞬の停電をもたらした後、冠水へと繋がる雨になりました。井嶋様のお住まいの地域でも、このような雨に見舞われる事があるかと思います、どうかお気をつけて。。。
詩を書き始めてから特に感じますが、日本はこんなに落雷の多い国だったでしょうか?嫌いなものについて二度も詩を書くとは思わなかったのです。タイトルはわたし目線であり雷を指しますが、自然からすれば我々人間こそが『招かれざる客』に違いありません。
長くなりましたが、次回もどうぞよろしくお願いいたします。お盆は各地好天に恵まれるよう、祈っております。
 

井嶋りゅう様へ

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2017年 8月 9日(水)21時42分21秒
  批評感想をありがとうございました。
書き出しの一行から最後の一行までの間に、途中に気持ちが少しづつ萎えていってしまうわけです。
題材がなくなってくると身内から引っ張り出して来てしまう、いけませんね、こんなんでは、反省します。
では、また宜しくお願いします。
 

小瓶の中に

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2017年 8月 9日(水)21時23分4秒
編集済
  小瓶の中へ 呟くように
願いを吹き込んで
人気の少ない森の奥の
小さな池に 浮かべた

すると小瓶は
うっすら濁ってしまった
わたしの内側が 既に
濁りきっているからなのか

願う事も 許されない程に


  緑茂る森の中
   鳴かない鳥の舞う
    風さえ吹かない
     無言の空の下で
      池をさ迷う孤独

  小さな世界の片隅に
   浮かべた小瓶へ
    密かに閉じ込めた
     わたしの言葉や願いは
      どこにも行けないまま

  ただ 濁っていくだけなのか?


ひとりぼっち
ポツリと浮かんだ
小瓶の中の言葉が
内側で結露を繰り返す最中

こぼれ落ちてきた 太陽の光


ひとりでも平気だなんて
そんな嘘はつけない
良くも悪くも
人は多分 ひとりだ

それでも、

もしもここに
気まぐれを起こした
誰かが現れ
この小瓶を目にして
この小瓶を開封したら
些細な言葉は 解放され
孤独な言葉は どこかへ行ける

そんな夢を 見ても 良いかな
そんな未来を願っても良いかな

諦め続けた明日に
もう一度だけ
手を伸ばしてみたい
その時初めて
小瓶の濁りも消えていくだろう


―――もしもあなたが
    濁った小瓶を見つけたら―――


風も運んでくれなかった
儚く 弱々しい願いだが
その封を開けたなら
悲観に滲む言葉で
濁りやすい小瓶に込めた

(ねがい)
明るい未来を
どうか その手に掴んでほしい


 

評と感想です。(7月25日~27日ご投稿分)

 投稿者:井嶋りゅう  投稿日:2017年 8月 9日(水)21時08分36秒
  「朝 練 II」耀子さん

耀子さんこんばんは。

第二弾ですね!その後のゴルフの調子はいかがでしょうか?
まず「さあ!」この始まりがいいですね。気合いが入っていてわくわくします。
前回はブラスバンドの練習の様子が聴こえてきましたが、今回は夏休みということで、蝉の声がゲスト出演。
いいですね。こういう変化の書き込みは大切だと思います。
5連目「いつも おかしくなる」ここなんですが、「おかしくなる」とは「笑ってしまう」という意味に一瞬読めなくもないんです。
なので「調子が狂う」あるいは「上手く出来ない」など、耀子さん流でかまいませんので変更することをおすすめします。
6連目。そうなんですよね。アドバイス通りにしても何だか上手くいかない、そんなことありますよね。
だからこその5連目6連目。このカタカナ表記、効いてましたね。
7連目。ボール30球プレゼントがいつの間にかなくなっていて。
終連。利用者の出足も遅くなる。
このちょっとした、でも切実な情報。ここがすごく良いんですよ。
利用者たちの心情や練習場の事情などが想像できて、グッと身近なものに感じることができます。
そして「たかが~/されど~」と第一弾に合わせてきたところも良かったですね。
と。ここで。実は。一番良かったのは、冒頭の「ゴルフリゾート花見川」と場所を明らかにしてしまったところなんです。
ネットで調べたところ、千葉県にあるゴルフ練習場とのこと。
写真なども少し見ることができて、ゴルフをやらない私にはとっても親切でした。(絶対に場所名を明かさなければならないと言ってるわけではないですよ、念のため、今後のため)
とっても良かったです。前回同様、佳作とさせていただきます。
まだまだ暑い日が続きますので、熱中症にならないように練習してくださいね。
次回もお待ちしていますね。


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「同じ空の下」@すみっこさん

@すみっこさんこんばんは。

3連目。とっても良かったです。
やることは一緒でも同じ今日はありませんよね。今日と同じになることはあり得ない。
だから繰り返すことも大切なのかもしれないな、と思いました。
4連目。英語表記になっていますが、全体を読んでみて、ここが日本語表記ではまずい理由がないように思いました。
何か特別な理由がありましたかね?
5連目。「追いかけてるのか/追われているのか」ここなんですが、ちょっと突っ掛かりを覚えますので
「追っているのか/追われているのか」に変更してみてはどうでしょうかね?
8連目。「素敵なんだろう」ここなんですが。ずっとここに引っかかっていました。
正直ここまではネガティヴなイメージを受けていましたので「単純で複雑な生き物で」までは意味がわかるんです。
いや、もっと言うなら、人が素敵だということも詩うんぬん関係なく個人的には知っています。
が、あくまで私が言いたいのはこの詩の中の話。急に何故素敵だと思ったんだろう?という意味で今書いています。
そこで、もしかしたら、なんですけど。
2連目から5連目の動作は「僕」ではなく「君」のことをかいているのだろうか?とも思いました。
「僕」が「君」をどこかから見ていて、あるいは想像して。イライラしてるのも実は「君」なのかな?とか思ったりしました。
そうなりますと、「素敵なんだろう」が初めほど違和感がないかもしれません。
と。今回はこのように読ませていただきました。
@すみっこさんの意図とは全然違っているかもしれません。その時は流してください。

次回もお待ちしていますね。



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「オーロラの下で踊れ」あさぎさん

あさぎさんこんばんは。

あさぎさんはオーロラを見たことがありますか?私ないんです。友人が近々見に行くそうで羨ましい私です。
オーロラの下で踊るなんて幻想的で神秘的で綺麗だなあとまず初めに思いました。

「僕は拙い/拙く踊る」
踊りの技術などもはや関係なくて。
腕を伸ばして雪を蹴ってオーロラをつかむかのように。
イコールにも一体にもなれないけれど、一瞬のきらめきとゆらめきを宿したオーロラのもとで踊りたい。
足元にも及ばないけれど、自分自身で踊りたい。

私にはこの「僕」が妖精のように感じられました。
小さくて軽やかでふわふわしていて、透明な羽が生えているようにも感じられました。
非常に澄んだ精神で描かれたような印象を受けました。
人生の途上を、作中のように表しているようにも感じました。
ただ、もう少し先のこと、あるいはもう少し手前のことが書いてあると間口が広がって分かりやすいかもしれません。
映像的にはとても綺麗でした。佳作一歩前とさせていただきます。
次回もお待ちしていますね。



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「認識不十分娩」キャベツさん

キャベツさんこんばんは。
評不要とのことですね。
次回もお待ちしていますね。


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「招かれざる客」葉月 祐さん

葉月さんこんばんは。

去年の11月か12月くらいだったでしょうか?
「破壊、修復---再生」の作品の時も確か雷さまの詩でしたよね?
気性の荒い客人とはうまい例えでした。そして雷さまの音をうまいこと記号で表現出来ていますね。まず、そこがすごい!
前回の雷さまの「神の、怒号----!!」にもやられましたが、今回は記号の中に「・・・」があるのがとっても良かったんです。
雷さまの怖い怖い沈黙、嵐の前の静けさ(結構何回かある)、その後の轟音を記号で表現するのは新しかったですね。
1連目の「ずぐん」なんですが、ちょっとピンときませんでした。耳を塞いで轟音を聞くとそのように感じるのかなあ?
6連目~9連目。落雷による停電。怒りにさらされたかのような街並み。立ち竦む人々。
このシーンなんですが、私にはまるで、我を忘れたのは自然ではなく、我々人間のほうなのではないか?そのように感じました。
13連目。「耳を塞ぎながら 祈る事」
終連。「果たして祈りは 届いたのだろうか」
もしかしたら「わたし」の耳には今でも轟音が聞こえているのかもしれません。
未だ停電が続いていて、冷え切った街の片隅で、降り止まない雨音と轟音を聞いているのかもしれません。そんな想像をさせるラスト1行でした。
タイトルの「招かれざる客」なんですが。
雷さまのことを指しているのだと思うのですが、何となく、天から見た人間を指しているようにも感じてしまうのは深読みかもしれません。
佳作とさせていただきます。
次回もお待ちしていますね。


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「夜半の夏」澤 一織さん

澤さんこんばんは。

まず「夜半」て言葉が素敵ですよね。私は一度も使ったことがないように思います。
今幸せであると感じることと、未来に希望が持てることとは、確かに違う話ですよね。
前者は個人的な、後者は社会的な意味合いを表しているのではないかと思います。
それをふまえての、コンビニのお年寄りのレジ打ち。
他人事だと言える人なんてほんの一握りの人間だけなのに、自分は無関係だと思ってる人、沢山いますよね、きっと。
3連目がとっても良いんですよ。番号を言わなくても銘柄を言えばすぐわかってくれる、そんな店員さんは今は少ないのではないでしょうか。
ここがちょっぴり寂しくて切なくて。時の流れを感じさせてくれる、素敵な連でした。
4連目。ここですが。何だかごちゃっとしているように感じます。「ひとと育ち合うことを」から下の問題だと思います。
具体的にはどんな犠牲者だったのかと考え、浮浪者のかたのことをおっしゃっているのかな?と思いましたが、
5連目で場面が切り替わってしまったので結局わからずでした。
ここについてはもう一連くらいあってもいいと思います。
5連目。「加害者や被害者にもならず」ここは「加害者にも被害者にもならず」もしくは「加害者や被害者にならず」の方がピンと来そうです。
「夏の湿気のせいじゃない」こちらも「夏の湿気のせいだけじゃない」の方が強い感じがしますね。
どうでしょう?ご一考ください。
終連。ここですね~。
あと1行、欲しいなあ、と思いました。
「煙草の煙りで逃し」のあと、もう1行、という意味です。
理由はブツっと切れる感じがするからですかね。リズムの問題かもしれません。
例えば「煙草の煙りを逃し/窓を閉める」でもいいし、「テレビを消す」でもいい。なにかワンアクションあるといいなあ、という希望でした。
実はこの詩はとっても大切なことが書かれてあると思うんです。それだけに少し細かいことを書かせていただきました。
全体的にとても静かで、出来ればこの雰囲気は絶対消したくない。この詩は手直し次第で相当化ける力を持っている気がしてならないんです。
ぜひ、少し寝かせてみてください。目覚めたとき、また少し違った作品になるのではないかと思っています。
好きな作品でした。佳作一歩前とさせていただきます。
次回もお待ちしていますね。


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「戦場」こたきひろしさん

こたきさんこんばんは。

作中に登場する「男」とは父親のことでよろしいのでしょうかね?
いちばん下の子供というのは、語り部の方ですよね?
そのように読ませていただいて、書きます。

6連目。ここの暗い光景が「戦争の後遺症」と表現したところ。ああなるほどな、と思いました。
昭和の時代は暴力が珍しくなかったように思いますが、それも「戦争の後遺症」であるかもしれない、とすれば納得してしまいます。
9連目。「兄弟の運命を分けたものは/何」ここの「何」が淡々としていて良いですね。
10連目。「女男女女男」ここが面白いです。単純に字面だけみても面白い。こんな書き方もありだなあと思いました。
11連目。ここがこの詩のキモですね。特に下から3行目以降です。「鉄砲の弾は~先に死ぬだけ」
私は戦争経験者でもありませんし、戦争に詳しくもありませんので、この真偽が定かかどうか、作中の子供同様わからないのですが、
でもそうであっても不思議ではない特別な状況下に戦士たちは居たわけですから、そういうこともあったのかもわかりません。

終戦から数えて今年で72年目でしょうか。
語り継いでいかなければならない歴史があるのだと、改めて思い知らされますね。
こちらはおまけの佳作とさせていただきます。
次回もお待ちしていますね。


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「黒い塊」きのうの月さん

きのうの月さんこんばんは。
はじめまして。井嶋りゅうと申します。
どうぞよろしくお願いします。
初めてのかたなので感想を書きます。

とても素敵なお名前ですね。

悲しかったことや辛かったこと悔しかったことなどを思い出す時、私たちは立ち止まってしまうことが多いと思います。
当時の気持ちや出来事にのまれて、たった今まで考えていた事楽しい事を中断したり投げ出してしまったり。
なかなか消化あるいは解決できない感情がずっとそこに留まって、石みたいにかたくなって、黒ずんで塊になって、笑う事ができなくなる。
そんな心情を描いたものだと思いました。
その気持ち、共感するかた多いと思います。
吐き出す事で楽になるものも幾らかあるかもしれません。軽くなるものもあるかもしれません。
そのような意味でも書いてみてください。
何かの手助けになれればと思います。
そうですね。
短い詩ですし、今回は特に手直しなどないように思いました。
胸の内を色んな言葉でこれから表現していけたらいいですね。
楽しみにしています。
次回もお待ちしていますね。


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「老犬」タルコンティさん

タルコンティさんこんばんは。
はじめまして。井嶋りゅうと申します。
どうぞよろしくお願いします。
初めての方なので感想を書きます。

犬を飼ったことのある私には、ちょっと、こたえてしまいますね。
ありありと姿が想像できてしまい、切なくなりました。
体の大きめな雑種を想像してしまったのはきっと私の愛犬と重なったからでしょう。
もう亡くなってしまったのですが私は死に目にあえませんでした。

全5連からなる詩です。
「突き出した舌」「瞳はやつれて潤んで」「毛並みの乱れた脚」「鼻面を大地に擦り寄せて」「落陽さえ眩しい」「垂れ込んだ耳」「風が頬を優しく撫でる」
きちんと五感で感じられるものが入っています。様子がよくわかります。とてもいいですね。
ふまえて書かれているなと感じますので、もしかしたら書きなれていらっしゃるかたなのかもしれません。
初連と終連は全く同じ行が2行ありますね。
初連の発展系を終連に持ってきていますね。
気持ちはわかります。ただ、正直ここは勿体無いなと思いました。
広がっていたものが、急に規格オーバーしたみたいな感じを受け縮んでしまう感じでした。
表現出来るかたですし、短い詩なので、出来れば違う表現で結びたい、もしくは、
個々の連をもう少し掘り下げてもう少しボリュームを出してからの、
全く同じ2行を持ってくるか??
などなどと、考えたりしました。
いずれにせよ、タルコンティさんには期待が持てますね。これからを楽しみにしています。
次回もお待ちしていますね。



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以上、8名、8作品のご投稿でした。
ありがとうございました。


今日の関東は、今年一番の暑さだったそうです。
といっても毎日猛暑なので、説得力ないんですけども。。
大好きなトンボを見かけ、ヒグラシの声も聴いて
あとは秋を待つだけです。










 

玉ねぎの悲話

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2017年 8月 9日(水)18時51分23秒
  コロコロして愛くるしい
よく食卓にあがる玉ねぎですが
どうして
あんな形をしているのか御存知ですか

玉ねぎは
本当はネギの様にすらっとした
色白美人になりたかったのです

でも
それはとても叶わぬ夢でした

幼い頃に
顔を暗い土の中に埋められて
独りぼっちで怖くて寂しくて
毎日毎日泣いてばかり

そうしたら
涙ばかりがどんどん溜まって
顔がぱんぱんに腫れて膨らんでしまった

それで今の様な形になったのです

丸い形は涙の結晶なのです

玉ねぎによって形が違うのは
それぞれ泣いた数が違うからです

玉ねぎを半分に切ると
沢山の層が見られますが
あれは泣いた時に出来たものです

あれで泣いた回数がわかります

玉ねぎを切ると
目に沁みて涙が出る事があります

あれは玉ねぎの悲しみが伝染するからです

今度玉ねぎを調理する時は
そんな事を思い出して下さい



 

あなたはどうして

 投稿者:キャベツ  投稿日:2017年 8月 9日(水)18時25分18秒
  喋りすぎる                                                               美しい
言わなければ甘美だった瞬間を                              多くを語らず
わたしは幾つも憶えてる                     YESとNOを同時に言える
聖俗の理想的なバランス感覚は            愛され方を熟知している
そう違わないはずなのに         そのくせ忘れられたがってもいる
隠し切れない半端な自意識を                   隠し切れない優しさと
こぼすことを許す怠惰                認識能力の高さに疲れてしまう
それを想うと侘しいし         それを想うと関係そのものが罪深く
池の鯉みたいに何でも愛だと     池の鯉みたいに何でも皮肉だと
勘違いされても困るから         形而上の槍で心臓を磨り潰すから
メールは当分返さない         返事など無くていいのかもしれない
あなたのため                                                     あなたのため
わたしのため                                                         ぼくのため
元気でいてね                                                     元気でいてね
 

人生

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2017年 8月 9日(水)18時21分29秒
  どれほど重い荷物でも
背中の荷物なら
すぐに降ろす事が出来るけど

積み重ねた心の荷物は
そう簡単には降ろせない

だから
時々
頑張らない様に
頑張る事が大切

少しだけ自分にズルをして
心を揉み解す事も必要

日常のルーテイーンを変えて見るのも
気分転換になるはず

心が肩凝りになると
治すのが難しい

笑顔だって少なくなる

長いようで短い
短いようで長い
まだまだ
先の見えない旅の途中

のんびりと歩いて行こう
道草をしながらゆっくり行こう

辿り着く先は
どうせ
決まっているのだから
 

かくれんぼ

 投稿者:耀子メール  投稿日:2017年 8月 9日(水)04時21分50秒
  イヤリングの片耳が
突然 かくれんぼを始めた
目を皿にして探しても
見つからなかった
少しロングに耳から下がる
お気に入りのイヤリングなのに

それが今日
ひょっこり 現れた
ただいまって

かくれんぼに
飽きるのを 待っていた
もう片方の
イヤリングも喜んだ

かくれんぼ好きな
私のものたちよ

ある日 忽然と姿を消して
探して 探して 探しても
見つからなくて
諦めたころ
かくれんぼ 止めたって
忽然と姿を現すのね

かくれんぼ というもの
鬼さんがいて
何処だ 何処だって
探し回ってくれるから
張り合いがあるのよね
早く見つけてって 祈りながら

私も
かくれんぼをしている
つもりだった
あなたが 鬼になって
何処だ 何処だと
探してくれると 信じていた
早く見つけてって 祈りながら

それなのに
いつの間にか
あなたは いなくなったままで
私は 日暮れの街に残されていた
たった一人で 佇んでいた
誰も探してくれる人のいない 街に

あれから一年
私は いまもまだ
あなたを待ちながら
佇んだまま・・
 

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