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ボールペン

 投稿者:ひなの  投稿日:2018年 2月 8日(木)15時05分3秒
  生きるとは
一本のボールペンを
使い切るようなもの

インクはいわば寿命
それが尽きるまでは
何を書くのも自由で

たまにペン先のボールが
不具合を起こしてしまったり
するかもしれないけれど

インクがなくならない限り
書けなくなることはない

長い  長い
物語を綴っていく中で
共同制作をしたり
迷走したり

時には
投げ出してしまいたくなる
こともあるかもしれない

それでも
僕らは自らの手で
続きを書き続けなければいけない

この世界には運命という
ゴーストライターがいて
うかうかしていると
そいつに乗っ取られてしまうから

ノートに文字を写すとき
だれかに手紙を書くとき
ボールペンを使ったなら
どうか思い出して

一分  一秒  その瞬間を
書き続けている自分がいることを
 

無題

 投稿者:たりや あいひ  投稿日:2018年 2月 8日(木)10時51分50秒
  ついこの間やっと手に入れた
自分というものを捨てて
「あるべき」にのみ従って
表現や主張を切り捨てた私に
題などない
 

隙間

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 2月 8日(木)08時46分5秒
編集済
  目に止まった一枚の絵には
画家の持っている心の色素が
ちりばめられている
言葉を通り越した世界がある
もしかしたら
知っているかもしれない
その入り口へと
私の心はいざなわれた

絵を見る事は
私を見ているようで
形のない彷徨う心が引き出されていく
迷うことなく正面から見つめる

淡い少女の視線は
何処へ向けられているのだろう
わかる筈のない答えは
揺れる電車の中で
静かに
静かに運ばれていく

少女はもうすぐ大人になる間の
不安定感の中で立っているようだ
人には変わらないものと変わるものがある
数年後    何十年後の自分でも
誰にも変えられない
少女時代の眼差しを心に持ち続けていたい





__________

京成線の中にて



 

待つのさ

 投稿者:耀子メール  投稿日:2018年 2月 8日(木)06時43分33秒
編集済
  わが庭の
梅の実たわわ 桃の実たわわ
高級品には
遥か遥か 及ばない
しかし 我が子よ
可愛いものよ

瓶をたくさん買い込んで
焼酎 砂糖 に漬け込んで
造ったお酒
去年のお酒

手作りの梅酒と桃酒が
美味しそう
少しとろりと良い色だ
しかし まだまだ若いから
もっと 熟成させなくちゃ

歳月を重ねるほどに
その味に
深みが増してくるはずだ
さらりと若い時があり
とろりと味わう時がある

レストランのメニューに
100年梅酒あり
ほんとかいな と思いつつ
さすがとろりと美味しそう
注がれたグラスの梅酒
黒褐色のその液体を味わった

手作りの 梅酒も待つさ
あと数年
戸棚の奥で眠らせて
ゆっくり熟成させるのさ

でも きっと待てない
あと数年も
 

三浦志郎さんへ

 投稿者:キャベツ  投稿日:2018年 2月 7日(水)19時18分50秒
  感想をありがとうございます。
一言の感想って逆に鮮烈ですね、何だか楽しいです。
 

顔のない履歴書

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2018年 2月 7日(水)09時18分38秒
編集済
  必然と偶然が織り成す河が
絶えず流れていて塞き止める事は出来ない

振り返っても
後には戻れないから最終学歴なんて教えたくないし
聞かれたくもないけど
履歴書には書かなければいけない

それが採用と不採用の判断材料になることに納得しないけれど、ならないとしたら不満に思う人種もいる
時間とお金をかけて手に入れた学歴を無駄にされたら
憤慨する連中が少なからずいて


たしかにその学歴に見合った職業があるのがこの社会だ
その穴に上手に納まって人は働き生活の糧を得ていく

しかし結婚にまで学歴や職歴が蔓延るとしたら
そこから生まれ育つ愛情はいつか干からびて
或いは湿気の中で黴に包まれてしまう
かも知れない

勿論
それは全体ではないから社会は滑らかに循環を繰り返すのだ

加奈が入籍した相手の人は彼女の初めての男ではなかった

豊かな食生活に女子の体も発育がめざましい
発育した体に心がついていけなくて、健康な体は心よりも先に性に目覚めてしまってしまう傾向にある

若者の性は激しく衝動的に走りやすい
無論それは男子の方が顕著に現れるのだが、女子の場合は陰に潜んで進行するのだろう

女子の生殖に果たす役割が大きい
そこから発生するホルモンのパワーは男子に勝るとも劣らないと作者は推測している

しかし若いとは言え人間だからその言い訳は必要だろう
でなければやわらかい若者の心は結果に苦しみ悩んで悪戯に傷ついてしまうに違いない
その為に一応、恋愛という箱が用意されている


ネェ
加奈は初対面の若い男にそう言って言葉を切り出した
何でそうしたかは彼女自身わからなかった
その呼びかけで相手の気持ちを一気に引き寄せたかったのはたしかだ
でもそれが同性だったらできなかっただろう
しかし異性だったから
お互いの間の空気をいっぺんに溶かす効果があって
加奈の緊張感も吹き飛んだ
そこには
若い女性のしたたかさが潜んでいたが

加奈は初対面の若い男に言った「罰金は今直ぐに払わなくてはいけないの?」
 初対面とは言え若い女の子の、それも可愛い顔と恵 まれた体型
 そしてミニスカートからスラリと伸びた脚は眩しく てしかたかった
 だが、立場上そんな思いを見透かされる訳にはいか なくて彼は毅然と答えた
 「罰金ではありません。反則金です」
その言葉に加奈は反応した
どっちでもいいけどさ、取られるんでしょ」

言い、そして言葉を続けた「何とかならないかな。だってこの道は直線で車の通りも少ないからみんなビュンビュン飛ばしてるわよ。私ばかりじゃないのに」
 それをなくす為にこうして取り締まっているんです よ、と彼は強めに言った「貴女が事故を起こさない 為に良かったと思えませんか」
「思えませんよ。白バイに乗ってあなたが現れなければ何事もなく平和に一日が終わった筈なのに、減点もされるんでしょ。ついてないわよ」
と言って加奈は落胆の顔色を見せた
 「反則金は後日銀行か郵便局でおさめて下さい。今
 反則切符を出しますから」
 彼はいつまでもかまっていられないというように
 言って職務を急いだ
加奈は諦めた。けれど、このマイナスをプラスに変えたくてバックから名刺を出して初対面の若い男に渡した
反則金の切符と引き換えるみたいに
「これも何かの縁かも知れないからさ、私ここで働いてるから飲みに来て、よかったら」
 初対面の若い女の子だけれど、何か運命を感じて彼 はそっとポケットに入れた。大きなリスクを感じな
 い訳にはいかなかったが、それを上回る男の欲望に そそのかされて

その後に続くストリーは皆さんの創造に任せるとして

必然と偶然が織り成す河に
人は流されてしまいますから
よろしくどうぞ
 

夜から朝へ外側へ

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2018年 2月 6日(火)08時10分16秒
  コップを傾けて口へ運ぶ
中の赤い液体が減っていく
雨でも晴れでも泣いても笑っても
変わらない
何度見ても不思議だ

カーテンの隙間から入り込む光は
容赦なく今日が昨日ではないことをつきつける

ルーティンで開いた写真集
ブレーキとアクセルを同時に踏んだようなものだから
気持ちは暗い部屋の隅から動かない

掛け時計を見上げたら
黒い点と見間違えるような小さな虫が
時計の横で右往左往している
秒針が刻む音が遠くから聞こえる

毎朝通る道
死刑にも勝るとも劣らない罰だ
無自覚を演じたいから周囲の変化にアンテナを広げる
花が咲いたというどうでもいいことが救いになる
言い訳と言い換えてもいいけれど

誤ってカーペットの上にコーヒーをこぼす
注がれるべきものが注がれなかったカップは健気
カーペットの繊維の一つ一つにコーヒーが浸み込んでいく
ずっと見ていられる光景だ
生きていかなければいけない世界だ
心地よくなれる瞬間だ
世界が好きと錯覚できる
 

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年 2月 6日(火)07時17分53秒
  青に包まれた白
生に運ばれる死
命揺らめく光と陰
 

夢見る二人

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年 2月 6日(火)07時14分42秒
  眼鏡の彼とマスクの彼女
二人寄り添い眠っている

彼のコートの膝掛けが
二人の脚を包み込む

彼女の長い黒髪が
彼の肩に凭れ掛かる

列車は揺れる冬の夜
温かな二人の想いを車窓に乗せて


註 凭れ=もたれ
 

三浦 志郎 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 2月 6日(火)05時24分56秒
  「traveling」に佳作をありがとうございます。
初連の切符の部分褒めて頂き嬉しく思います。最終連では何処へ運ばれて行くのか?との着地に言われてみたらほんとだ(汗)と何故気付かなかったのでしょう。その時は特に決めてなかったかもしれません。
今考えてみたのですが・・詩的な言葉は思いつかないみたいです(矢印下)最終的には幸福なのだと思いますが難しいですね。最後の部分を書くのは難しいですがまた書けましたら宜しくお願いします。
 

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