<思いやりのあるコミュニティ宣言>
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事故物件

 投稿者:蓮見 丈メール  投稿日:2020年10月27日(火)06時10分10秒
編集済
  流れる床の真ん中に
丸い焦げ跡のあるワンルーム
終活に失敗した大学生が
練炭自殺してしまった
高層マンションの一部屋

自重の大きさに耐え続けて来た妻が
横柄な夫をやせ細った包丁で
刺し殺してしまった
閑静な住宅街の
ゴミだらけの一軒家

戦友の墓参りに来た老人が
血圧の上昇に耐えかねて
腹上死を遂げてしまったホテルの
ピンクの客室

乳房もペニスも形を失った
丸焦げの夫婦
血肉を垂れ流しながら
人肉で埋まった川へと向かう
頭蓋骨が丸見えの
土人形のような子供らを生み出した
一瞬の閃光

昨日までの従順な使用人が
豹変した入植地から
病弱な妻子を毒殺して帰国した
栄養失調の開拓団員

戦争という
想定内の人災を繰り返す
歴史嫌いな人間
そうと知ってみれば
地球そのものが
黒歴史という
汚点だらけの事故物件

そう思えば自殺も殺人も
持て余し気味の自我を
捨て切れない
意地汚い人間が織りなす
ささやかな非日常の
ほんのひとコマ
絵本にするまでもない
日常の小さな綻び

七十五歳の医者が
三十歳の後妻を散弾銃で殺し
三十六歳の行かず後家の一人娘が
二人の遺体を発見した
田園調布の担保だらけの豪邸
戦争に比べれば日常の
哀愁に充ちた苦笑の喜劇
 

つなぐ

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2020年10月27日(火)05時16分13秒
 
私の名前は花

名前は一生もの
一生を数えたらいくつになる?
数えることは進むこと
進むと景色が変わる
景色には主観が入り込める
主観の対義語は客観ではない気がする
客観的に捉えようと意識が働く
意識させることができれば君の勝ち
勝ち戦と判明したのはどのタイミングだろう?
タイミングを外したら次はないよ
次が僕の番だ
僕と私を使い分ける
分けることは平和への可能性
可能性は過去にだってある
過去の継承が今
継承するには相手が必要
必要とされることは喜び
喜びは前向きな言葉
言葉に気持ちを隠す
隠すべきは宝物じゃない
宝物は一つの方がいい

出会った女の子に一目惚れ
その子に好きなものを聞かれ花と答える
花。私の名前は花
花が笑った
 

PURASIOLITE

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2020年10月27日(火)03時07分4秒
編集済
   -波打つノイズの海に
  やわらかに透き通る
  ピアノの音色を そっと乗せる


赤錆の滲む鉄骨が
複雑に組み込まれた
難解な立体パズル

整然と縦横に並び
歪曲しながら走り巡る
配管パイプの巧妙な迷路

積もる埃に汚された
剥きだしのコンクリートは
儚い役目を全うし終えた
巨象の骸のように経つ


眠らない
マシンシティの一画
朽ちゆく廃墟に跳ね交い
宙空で渦巻く騒音のうねりに

引きこまれ
巻き込まれ
揺さぶられ
圧され捩れ
そして伸びゆき
堪えきれず、千切れて

投げだされるように
四角い吹き抜けの開け放つ
高空に飛んだ


肉体から裂かれ
分断した内なる叫びー


光り透かす滑らかな青に
吸いこまれるように解けて

気儘に流れる
風行くままに


 ーそしてまた
  波打つノイズの海に
  やわらかに透き通る
  ピアノの音色を そっと乗せる


運ばれてゆく
まるい一雫の
淡い幻想に誘われるように

拡がってゆく
地平線を遥か彼方まで
清らかに延ばし 渡すように

繋がってゆく
果てなき時と世界へ
小さな生命の微睡む 安らぐ息吹が
しなやかに触れ合い
溶けあうように



 

秋いろ

 投稿者:ロバ  投稿日:2020年10月27日(火)01時50分31秒
  まぎれのない 秋を歩く
たれ下がる蓮の緑が透けてきた
蜂巣をみせる花のあと
コスモスの向こうから
香りだけ流れてくる

マスクを少しゆるめ
風を聴く

太陽と闘った花々は
花びらを一つ残して 風が靡いた


草木は
落とすものを落とし
実を結ぶ
実を付けようとしないものは
棘をいっぱい残していた


土の中から
里芋 さつまいも じゃがいも
白菜 牛蒡 長ねぎ

 さあ
 食べんかな
 啜らんかな


北の方の 雪雲は
落ち着きなく
黒雲は まだ少しだて淡いから

 

植物のように強く

 投稿者:エイジ  投稿日:2020年10月27日(火)01時43分42秒
  それは
種子から始まり
大地 水 陽光から
栄養を滲みこませ
いつか
芽を出す

やがて
地上に生えだし
大気のなかで呼吸し
無数の葉を成らし
光を存分に浴びて
空に向かって
伸びてゆく

僕も
やがて
あの森の中の
木々に生えている
葉たちのように
太陽に向かって
緑々と
朗々と
真緑に輝く
 

齋藤様評のお礼

 投稿者:あんず  投稿日:2020年10月26日(月)18時43分51秒
  評ありがとうございました。
お礼が遅くなりすみません。
深く解釈していただいて嬉しいです。
真反対のというのは同じようで、同じでない反対にいる立場の二つの視点を書いたつもりでした。
また投稿したいと思います。
 

期間限定で:雨音さん、藍音ななをさんの詩集を販売します。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2020年10月26日(月)18時12分28秒
編集済
  ●291号掲載期間限定・完全注文販売 のお知らせ!!

この度、雨音さん、藍音ななをさんが初の詩集を出版されました!!
が、この本は書店流通に流していませんし、そもそもが限定生産で、販売用にできていません。
しかしながら、とてもいい詩集に仕上がりましたし、非売品で身内だけのものにしておくのは、もったいないくらいの出来ですので、期間限定・完全注文販売で、欲しい人の分だけ、別途に作ってもらうことにしました。
雨音さん、藍音ななをさんのファンの方は、この機会を逃さずお求め下さい。


 ●  雨 音   詩集 『ドロップス』    2020年10月出版(純和屋)    1,100 円(送料込み)

 ● 藍音ななを 詩集 『おいしいは愛しい』  2020年10月出版(純和屋)      900 円(送料込み)


●MY DEAR 291号の掲載期間中(2020.10.26.~2020.11.22) の期間のみ受け付け致します。
 注文があった分のみ制作します。

●2週間ごと2回に分けて制作します。
 そのタイミングでしか作りませんので、オーダーがあってもすぐには到着しませんのでお待ち下さい。

●料金

 それぞれの詩集の上記金額は、送料も込みのallの料金です。 海外をのぞきます。


●ご注文方法は2通りあります。

 ①期間中、純和屋のメルカリで掲載します。メルカリのオーダーの仕方に沿って、ご注文下さい。

  純和屋のメルカリ↓下記リンク


 ②齋藤純二さんのメルアドまで注文内容をご連絡下さい。


 ※ゆうちょ銀行、または銀行口座をお知らせしますので、お振込み下さい。


以上、291号期間のみ受付の、注文生産ですので、ご希望の方は必ずこの機会を逃さずお申し込み下さい。
よろしくお願い申し上げます。

https://www.mercari.com/jp/u/332338815/

 

たまごボーロ

 投稿者:ピロットメール  投稿日:2020年10月26日(月)18時02分55秒
  名残の赤蜻蛉が飛んで行く
車行き交う交差点
透き通った冷たい空に 霞んだ浅緑の山並み
傾きかけた柿色の陽を背に
坊やとおじいちゃんが立っていた

青いTシャツの坊やは
黒曜石の光を湛えた まんまるい瞳で
道をはさんで立つ私を ぼんやり見つめる
首を傾げ 私は微笑み返した

坊やの手には しっかりしっかり 握りしめられた
かわいいひよこが描かれた袋
鳥の子色した小さな玉が
ころころいっぱい
たまごボーロ
全神経を 右手にぎゅっと集中させている

おじいちゃんは 落ち着かない様子でひよっこを見つめる
手も繋げず ひよこを掴むひよっこを
どうしていいのかわからない
たるんだ瞼を伏せ 愛しそうに坊やを見つめるばかり

私にも こんな時があった…

たまごボーロを握りしめて
まっすぐに 前だけを見据えていた
頑なな私
母も祖母も 手を焼いたろう

信号が青に変わる
坊やの宝物のひよこは
暖かい蜜柑色の澄んだ空に
懐かしい歌を響かせて
秋の風と共に飛び去って行った

  *

流れ行く筋雲に誘われるように
ボーロを買って帰った
微かな冬の空気をまとって
飴色のボーロは
甘い香りを漂わせ
ほろほろっと
懐旧の欠片を解き放ちながら
優しく じんわりと
口の中で溶けて行った

ボーロを頬張るひよっこ坊やの 笑顔が浮かぶ
見守るおじいちゃん
辺りを赤く染め行く大きな夕陽の中に
祖父と孫の残影が浮かぶ

残映受けて 金色に輝く我が家のインコ
ボーロ欲しさに
首を傾げ
遠慮がちに昔話を語り出す
 

《星寂 夜色》

 投稿者:星寂 海鳴メール  投稿日:2020年10月25日(日)10時23分58秒
  いつも見たいにお話しして
朝になって隠れて
そのうち宵闇がきて
そうするとまた君はやってきて
僕らと話をする
僕らにとってはちっぽけな100年でも
君には一生という100年
どんなに足掻いてもそこは変わらない
だからこそ全力で泣く
君の死を


追記
新参者です
なのでとりあえず自分のペンネームの名前にした
この詩を載せます今年の一月に書いたやつです
こんなこと書いてますが書いた時はまだ死を明確に
わかっていませんでした
そのあと近親者が死んで初めて明確に理解できました
そういう意味ではこの詩はまだ甘いです
あとあんまりわかってないのでこういうの書くのとか
そういうのを教えていただけると幸いです
 

斎藤純二様、青島江里様、三浦志郎様

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2020年10月25日(日)06時43分30秒
  「猫寝」「ただ風は吹くから」「私の中に刑事がいて」~返事が遅れましたが感想ありがとうございます。

前者は独り寝の自分をそのまま描いたもの。素直に描いたつもりです。

二番目は自分なりの追悼で作りました。題名は彼女がまだ若い時に映画でも自分の歌から~彼女が自殺した理由は歌や演じた作品に色濃く残っているようで、コロナ禍と生活や不安などの精神状態とフラッシュバックしてしまったと思います。

最後は未だに続く自殺を自分なりに占ったもの~度重なる芸能人の一連の自殺は名前から生年月日と生い立ちや環境がコロナ禍と重なり、死を早めてしまったらしく~恋愛や人間関係にすべてぶち当たります。
 

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