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三浦さん

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2019年 9月20日(金)07時26分27秒
  間違えて投稿してしまったので
勝手ながら、削除しました。
申し訳ありません。
 

働く

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2019年 9月20日(金)07時13分23秒
  静かな夜に
人通りが減る中で
ふと街灯に照らされていたのは

太く長い首を
下に降ろして眠る
三台のショベルカーだった

歩道脇の敷地に
堂々たる圧倒的な存在感と
黄色が際立っている

まるで
麒麟の親子のように
一台は大きく目立っていた

ひっそりと
夜は待ち続ける

朝になれば
太陽を浴びて
首を自由に動かし
逞しく活躍しているのだろう

その姿を見て
会社に向かうとするかな

負けちゃいられない

そんなに
カッコ良くはないが
私は朝一番に働き始める

家族は
お腹を満たして家を出て行く
それだけでいいのだ
 

SNOOZE OF THE SNIPER(狙撃兵の居眠り)

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2019年 9月20日(金)05時06分4秒
編集済
  マクミランTAC50の重さは
すでに身体の一部だ
腕はいい

木の上にいる
汗臭い迷彩服
頭に食い込むヘルメット
ドーランを塗らずとも充分に黒い

誰もその男には気づかない
誰もその生きざまを思わない
無名の中で身構えて
名ある要人(ターゲット)を待つ

長い時間が木の上を通り過ぎる
彼は襲うはずが襲われていた
睡魔に―

寝ぼけまなこ
白昼夢



撃ってやる!
虹を
レッド オレンジ イエロー グリーン
ブルー インディゴ バイオレット
全て撃ち落とす
たやすいことだ
色の秘密をあばいてやる

なぜ撃つ?
その男を
おかしいじゃないか
そいつに恨みなんざ持ってないんだ
何が 誰が 俺に撃たせる?
SILLY!SO STUPID(愚かな!馬鹿げてるゼ)

こんな稼業じゃいつか身を誤るな
ベッドの上じゃ死ねないぞ
さっさと除隊してクニへ帰るさ
銃を撃たずにドラムを打つんだ
以前のようにな

いっそ酒と女に夢中になるほうが
よっぽどましってもんだ
それこそ「酒とバラの日々」ってヤツよ
パリッとスーツをキメて
高級車で繰り出す
とびきりの美女がお待ちかねだゼ

みんなクニへ帰って
好きなことやりゃあいいじゃないか
ひとり残らず俺のように思えば
戦争なんてのは無くなるんだがな
一番の解決策だゼ
違うか?



夢とはいえ
この男なりの平和希求だろう

「BAM BANG BASH―!(ドスン バタン バシ!)」
突然 男が木から消えた
逆に撃たれたか?
違った
木から転落
「OUCH!IT HURTS…(イテ!イテテテ…)」
腰をしたたか打った
立てるのか?

彼に同情するならば
腕は立つ
しかし
兵も木から落ちる

狙っていた要人は姿を見せなかった
予定を変更したか
情報が間違ったか

一日が何事も無く終わろうとしている
一発の銃弾が歴史を変えることはない
と言っていい


**********************************


アメリカ・イギリスでは虹を六色(インディゴ=藍色を除く)とするのが
多数の見解ですが、本作ではあえて日本の伝統的な七色説を採用しました。




 

一粒で二度おいしい

 投稿者:松本タカヒロメール  投稿日:2019年 9月19日(木)19時17分19秒
  ぎゅうぎゅうに詰められた満員電車
立っているのは大変
だからといって
座り込むわけにもいかない
体を踊らせて、
息継ぎをして、
脚も内臓も疲れてくる

時間に追われている都会人
ゆっくり休むことも無く、
ゆっくりと呼吸をすることも無い


酸素が少なくなってきて意識が遠くなったころ
死んだ目をした魚たちは放流されていった、
生け簀の中で泳いでいる魚は少なくなった


 ようやく、
 ゆっくりと息が吸える

 ようやく、
 席に座って落ち着くことができる


それでも、
ここは都会だ
どんどんと、
人が乗ってくる


ようやく吸える酸素
どんどん吸おうと上を向いていたから
腰をかがめた老人が乗ってきたことに気がつかなかった


急いで席を立ち、

 お席、譲りますよ


 どうも、ありがとう


どんなに疲れていても
どんなに酸素が吸いたくても
だれかを思いやることは当たり前

だれかがそれに応えなくても
思いやることが良いことなのだと思う

 それに、きっと喜んでいると思う



 『一粒で二度おいしい』


どこかで聞いた製菓メーカーのコマーシャルが
頭の中に流れてくる

わたしの行動と気持ち、老人の気持ちを表しているようだ
そんな思いを乗せて風景と時間は流れている



酸素がまだ足りなくて頭がぼんやりとした感覚

鞄からチョコレートを取り出して、
ちょこっと食べる

出来損ないの駄洒落だな、と
苦いため息が零れる

目の前の老人が笑っていたから
思わず笑ってしまう


都会なのに
流れていく風景も時間も
どこか心地よい
 

嵐の爪跡

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2019年 9月19日(木)01時53分10秒
編集済
  猛烈な台風は通り過ぎた

つくばは朝に強い風雨で
靴と服が濡れただけだが
千葉はもう違い過ぎた

実家は停電があって
水も使えず大変だったり

久しぶりに帰ったばかりの市原は
未だに電気が復旧せずに
あちらこちらが暗いまま

父と旅した館山は
あの風景があるかどうか

画像に広がる
生々しい嵐の爪跡
五井はみな連絡は付き無事らしい

首都圏の計画運休で
騒いだ宴は遠い過去

被災地域の情報だけが
視聴率次第の番組の片隅で
波のように流されるだけ

飛ばされ倒され後回し
人々は何とか毎日生きるだけ

水と電気と食料と寝床と
避難と混乱の日々から
普通の生活に戻るのは

あの頃の思い出が
蜻蛉のように過る日は

無理せずに諦めずに
祈りながら待っていて下さい

頑張れなんて言いません
目の前の事だけ考えて
毎日を励んで下さい

涙と汗混じりの哀しい雨も
そのうちに降り止んで

晴れ渡る天を見上げて
心から笑え合える
日常が戻って来ますから
 

さみしいと悲しい

 投稿者:エストリン  投稿日:2019年 9月18日(水)10時30分7秒
  さみしいと言えば
さみしい
悲しいと言えば
悲しい

精神障害者が通う
リハビリ
通称デイケア
デイケアに通う者を
メンバーと呼ぶ

私はデイケアを卒業した身の上
家に居ても仕方ないので
病院内をうろうろしてたり

いろいろと、声をかけてくれて
メンバーと仲良くなったり

悲しいのは
どこかへ行こうと、約束して
当日、調子が悪いからと
ドタキャンされることだ

今回、ドタキャンされた相手は
就労を目指し
主治医の許可がおりたので
デイケアを卒業すると

どうなんだろうね
友達の約束が守れないのに
就労できるのかしら

そんなことを考え

なぜか
さみしくもあり悲しくもなった
あるメンバーの言葉
その子に対してだ

デイケアさえ、まともに通えないのに
その先の言葉は

就労のためのデイケアなのに
それで就労なんてね

週一回しか
デイケアに来ていないのに
デイケアでの
人間関係
行き詰まったからってさぁ

もう就労に動くというのは事実で
そこから、
動かない、その子

うまく行けばいいと願うしかない

うまく言えない

この感情

なぜか悲しい
さみしくもあった

自分のことがわかってない
私もだけども

デイケアがうまく行かないからと
逃げて、就労では
うまく行かないよ

悲しい

 

雨音様

 投稿者:エストリン  投稿日:2019年 9月18日(水)10時14分13秒
  評をありがとうございます。
もっと整理してみます。
またよろしくお願いいたします。
 

2回目の夏

 投稿者:時雨日メール  投稿日:2019年 9月17日(火)17時36分29秒
  晴れた日の夜だった
熱が大気に融けて
蚊取り線香が
どこからか香った

浴衣には朝顔
空に咲いた花に
照らされた頬
自然と手が重なった

光を映したその瞳が
ただ美しくって
時も止まっていたんだ

ずっとこの時間が続けばいいのに
昔彼女にそう言った
彼女は笑って
もったいない
なんて言った

馬鹿の僕は
今も思っていた
ずっとこの時間が続けばいいのに
 

あなたの未来

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2019年 9月17日(火)06時50分18秒
  心は
あるけれど
ないように見えたね

知らなかった
そんなにも
追い込んでいたなんて

気付いてあげられなかった
あなたの不幸を
思ってあげられなかった
あなたの幸せを

最低限の生活で充分
なんて
こっちの都合だったんだね

よし、頑張るよ
幸せを
感じさせたいから

誰にでも
つながる笑顔を
ひとつずつ
増やしていこう

あなたと私のために
ダイジョウブ
の魔法を
ずっとかけていこう

そして
今変わる
未来を信じていて
 

記念日

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2019年 9月17日(火)05時17分2秒
  今日は私の記念日だから

花屋に寄る

ジュエリーより芳しい

花たちが私を見ている
私も花たちを見ている
一輪一輪見つめるように

視線を動かし続ければ
万華鏡
永遠に見ていられる

野原や園の花に
関心を持ったことはない

ごめんなさい

生まれ育った場所から
離れるときに
何を思うのか

どうでもいい
ごめんなさい

花瓶は用意してある
置くのは窓辺がいい
朝日が射し込む

花びらは、葉は
朝日で活気づくだろうか
それとも
朝日を凍てつかせるだろうか

香りは、
きっとするのだろう
豊潤で妖艶で

今日は私の記念日だから

ごめんなさい

”何かお探しですか”

”記念日なんです”

”何かのお祝いですか”

私は微笑む
ごめんなさい

”では、こちらなんてどうですか”

”そうですね。そちらをいただきます”

”他のといくつか合わせて
花束にされますか”

”いいえ。それだけ一輪お願いします”

”ありがとうございます”


”あまり日に当て過ぎないように
気を付けてください”

私は微笑む

外は雨が降ってきた

今日は私が罪を背負った日

”ありがとうございました。またのご来店をお待ちしています”
 

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