<思いやりのあるコミュニティ宣言>
 teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
 いつもご協力いただきありがとうございます。

 投稿者
 メール
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]


島 秀生 様

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2020年 7月11日(土)20時54分38秒
  評をありがとうございます。評によって今の自分の力量を実感できました。なぜなら、後ろ五連は後から付け足したものだからです。その前まではバーと書きました(叩き台を)。そして、その後悩みました。どう終わらせるかと。
評の中の硬質とウェットというご指摘を忘れないようにしたいと思います。現時点で「これからはここを改善します」などの具体的なことは言えませんが、これからも考え悩んで、レベルを上げていきたいと思います。よろしくお願いします。
 

評、6/30~7/2、ご投稿分、残り。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2020年 7月11日(土)20時54分7秒
  お待たせしましたーー 残り5作です。

最近の天気って、「雨」か「雨の止み間」かしか、ないと思う。

天気予報でも、そういえばいいのにと思う。
明日の天気は、

「雨」 → 「雨の止み間」 → 「雨」 です

とか・・・・・・。


●小林大鬼さん「遠回り」

4連の状況から察するに、3連は勇気ある行動でしたね。
3~4連に係るところの思いは深いなあと思いました。
人より出遅れ、人生遠回りの感慨もステキです。

うーーん、ほぼいいんですけどねー
5連で、もうリフレインに戻ってきちゃうんですけど、
その前に、思考をもうひと転がし、してほしいんですよねえー。つまり、

 1回目→3連、 2回目→4連、 さらにもうひと転がし

して欲しいですね。
リフレインに帰ってくるのが早すぎるんですよねえ。
もう少し思考を粘りましょうよ。

それと、この詩って、
2連ずつが、 A → B → A’ になりかけてるんですよね。

もっというと、結論 →由縁 →結論 にニアーなんですよね。

結論から書き始めるから、本人に結論が見えていて、だからすぐに結論に戻りたがるんだと思いますよ。
このあたりも、思考展開が長く続かない一因ではないでしょうか。
「起・承・転・結」でもいいし、「序・破・急」でもいいですけど、
そういった基本構造に一度立ち返られる意識も持ってみて下さい。

真ん中を大事に書いて下さい。この詩にしても、真ん中の3~4連からあるから、良いのですよ。

書いてある部分については悪くないんですけど、全体を見た時に、やっぱり足りないんです。
この詩の構想やテイストは悪くないんで、やり直されたらいい一作ですね。
半歩前です。


●れもりあっとさん「人生に絶望して」

(そういえば昔、「私は天国を見た」「見たんだから、しょうがない」と言い張る俳優がいたなあ・・・・・・。余談です。)

出だしの1~3連、上手ですねえー
もうこれで、ぐっと持って行かれますよ。

5連。何回絶望すれば、逆に希望に変わるのか、のロジックもおもしろい。

6~8連、ちょうど飛行機に乗って、下の街を見ると、こんな見え方で、高度の高いところから見てる時のリアル感がグッドです。ここ描写力ありますね。

8連。そうなんです。飛び降り自殺って、途中で気を失うからやってられるんです。
地上まで意識があって、当たる瞬間の痛みを思ったら、飛び降り自殺なんて、やってられません。
ちなみにパラシュートをつけていても、途中で気絶したら、パラシュートを引けないので、やっぱり死にます。スカイダイビングって、すごく訓練がいります。

後ろから2連目
「セレブレーション」と「そよ風」の語は、ピッタリフィットのすばらしさ、ですね。
あ、でも、文法は揃えましょう。

  その思い出が
 セレブレーションのように
 そよ風に吹き(orそよ風になって吹き)

こうじゃないかな? たぶん。
終連の「真珠」もグッドですね。
最後にはちゃんと教えがあります。ジョーダンやブラックユーモアだけで書いてるわけじゃないのが、わかります。
むしろ、命は大事にしなさいのポリシーを感じますね。
この詩は随所にいいところアリでした。秀作プラスあげましょう。


●みたこさん「ポタージュスープ」

パンプキンポタージュ!!
いいですねえー それ、私も大好きです。

ママの帰りが遅いと、心配して泣きそうになってる子供の表情、ステキですね。
それ、キュンと、きますねえー
また、「パックをした顔が/怖いのに面白い」も、子供の目から見た実感ある言葉で、いいと思います。

もうお子さんもそこそこ大きくなられてるかもしれませんけど、まだ小さかった頃の、忘れられない記憶ですね。

みたこさんは少し前から長めに書かれるようになりましたけど、長めのほうが言いたいことが滞りなく出ていて
私はこちらの方が、良いように思いますよ。
細かいところまで、全部伝わってくる気がします。
今宵の隠し味は、
「あなたの/まだ小さかった頃の/涙と/可愛い笑顔」ですね。

お料理が進行しつつ思い出すのもおもしろいし、いい詩ですね。秀作を。


2点あります。まず5連なんですが、
5連は、初連に対応してあるわけですから、もう少し初連の言い方に近づけたほうがいいですね。

 玉ねぎをスライスした後は
 カボチャを切って
 バターで炒める
 いい香りがしてきたら
 お水を入れてグツグツと
 湯気が上がるとあなたの笑顔が
 ふんわり浮かぶ

こんな感じ。
①「ふんわり」は後ろの「ふんわり」を生かしたいので、「いい香り」の前の「ふんわり」は削除しました。
②「湯気の中に浮かぶ」とした方がキレイなんですが、話がなぜ「パック」に行ったかというと、湯気が顔に当たってることがきっとあると思うのです。
なので、 タマネギ → 涙  湯気 → パック の連係をいちおう図ってみました。

次にタイトルですけど、詩中に「ポタージュ」は何回か出てくるので、
その本文側を生かす意味でも、タイトル側は重複を避けて、「パンプキンスープ」or「かぼちゃのスープ」にしちゃった方がいいと思います。
かぼちゃの場合はまずポタージュで間違いないですし、むしろジャガイモ等、ほかの野菜でないことをタイトル記載した方がいいという意味合いもあります。


●かすみじゅんさん「デクレシェンド」

順に行きますと、

2連の「月の引力」と「宙(そら)」、4連の「フレーバー」に始まるタバコの煙イメージ、
それらに言の葉を泳がせるところ、おもしろい描写でいいですね。

6~7連のパソコン・タブレットイメージのあとの、字下げ部分、
8~13連の、名詞と、名詞を取り巻く風景の並列列挙が、この詩の一番の醍醐味ですね。
かすみじゅんさんの観察力、叙景描写力がとても生きている。
また、自虐的比喩で、どこまで自分を責めるのだろうとも思う。

終連の閉じ方、

 路地裏で
 冷たい雨にふるえる
 捨て猫を撫でてやるように
 優しく閉じる

この美感もすばらしいと思います。

いつになく、現実社会を生きることの不満、憤り、鬱屈もたくさん表出されていて、
情感もたっぷりです。
大作ですね。これはかすみさんの代表作五指に入る作だと思う。
もちろん名作を。


細かいところ2点あります。

初連ですが、まあ、下から出るか、上から出るか、なんですけどね。

 苦い過去に追われゆく
 この酸っぱい世界に
 汚物のように吐きだされ

これだったら、上から出てます。
「排泄物」という語を使うと下から出てるので、まあそれもアリなんですけど、いちおう上から出るほうがスマートかと・・・。

あと、「飲みくさし」は、広島県~山口県あたりの方言のようです。特段「腐ってる」のニュアンスが必要でないなら、「飲みさし」でいいと思います。


●かすみじゅんさん「KONGAN」

ああ、なんか、砂漠で遭難しかけてますねー。

その世界観は書けてるのですが、思考的な部分は、

 本当に欲していたものは
 本当に水なのだろうか

 本当にそれを手にいれる
 ことが出来れば

 すべて
 満たされるのだろうか

この自問だけなんです。それが寂しいです。
ある種の究極的な場面で、思考、思念が巡らされるという詩にはなりきれてないんですよね。
また、最初の分厚い砂に足がめり込んでいくシーンは、叙景的におもしろかったんですけど、
元々がリアルのものでないなら、叙景的なものは、それ以上は望めないのかもしれません。
しかしながら意識下的な迷い込みであったとしても、それはそれで、そこへ迷い込んだいきさつがありそうなものなんですよ。

例えばドラマで、いきなりアクションシーンでスタートするものであっても、
あとから回想的に、そのアクションシーンに至ったいきさつとなるものが挟み込まれていくものなんですが、
そうしたいきさつに当たるものも、この詩には見当たらないわけです。

夏にビル街を、アスファルトの照り返しを受けながら歩いてる姿を、砂漠に喩えているという感じのダブルイメージにも取れないですし、
一杯の水に、何かを喩えるオチがあるようでもない。
この詩、どう楽しんだらいいんだろうと、本当に困るものがあります。

まるでなんの手がかりもなし、そのアクションシーンだけ見ろと、言われているかの感で読みます。
だから、ほとんど感情移入ができないです。
砂漠の中で彷徨う世界観は書けているのですが、この詩はこれで終わってはいけないのではないでしょうか。
完結できてない感じがしますよ。
無論、なにかの暗喩であるのでしょうけど、比喩関係が成立していないというか。元になってるものが見えないというか。

というわけで、この詩は単独ではあまり高く評価できないです。
ただ、唯一評価できる見方があって、
それは後の詩、『デクレシェンド』のエピローグとしてのポジションですね。
『デクレシェンド』は物凄く、思いが爆発している詩なので、それを本編のドラマとして見終わった後に、
エピローグのように、淡々とした一つの風景の中で、淡々とした作者の一つの姿勢のみ示される。
そういう見方であれば、多くを語る必要がないので、これでもいいと思います。
2作セットのものなのかもしれませんね。ですので、こちらの評価は省きます。


 

評、6/30~7/2、ご投稿分、その1。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2020年 7月11日(土)19時30分4秒
  お待たせしております。
残りはもう少しあとで。


●エイジさん「永遠の世界を見ていた」

へええ、平日の深夜。深夜というか、「夜と朝のあわい」があとで出てくるので、あたりが白んで来る前の、まだ暗いうちの時間帯かもしれません。
たしかに車も通らないような時間帯がありますね。そんな時間帯の散歩は、自分=世界と錯覚するほどの、自分だけの世界を感じるものかもしれません。
ムンクの版画には、湖のほとりの北欧の白夜が描かれたものがいくつかありますが、あれも深夜なんですよ。そんな雰囲気が想像される世界ですね。
1~3連にある解放感は、日中の行動に、圧迫感、制約感を感じるエイジさんだからこその、(他の人にはわからないような)反動の解放感があるのかもしれませんね。
1~3連、とてもいいと思います。

さて、1~3連を中心にして、この詩をまとめる方法なのですが、
1つは、1~3連のあとに、その解放感の裏打ちとなる、日中に感じる鬱屈を、比較対象に置きながら、まとめる。つまり、夜の意識を引き立てるために、昼に感じてる意識も書いて、差を見せるということですね。
もう1つは、その池へ向かうあいだに見える、夜の風景をもっと入れる。たとえば自販機にしたって、深夜の見え方は違うと思うんですよ。そういう日中とは見え方が違って見える物を、いくつか描いてから、そのあとに猫の話に至って欲しいとこですね。

描こうとするワールドは、とてもいいと思うので、いずれかの方法で、もう少し中身を煮詰めてみて下さい。あと一歩です。

あ、でも、深夜の散歩は、安全なところを、足元に気をつけて散歩して下さいね。いちおうご注意を。


●九丸さん「かける言葉を探して見上げた月は」

黒猫は、店の前なんだ。
賢い猫ですね、店の中に入らないなんて。
こりゃ、縁起が悪いとかじゃなく、逆に商売繁盛の招き猫ですよね。

うーーん、気難しい彼女さんなんで、苦労しますなあ。
ちなみに、手を繋いでたら、会話がなくても、
なんか大丈夫ですよ。
(あと三十センチを縮めたいとこです・・・。おっと!)
なんとなく、会話に困って、間が持たなくて、月を見上げるの図の雰囲気で読ませてもらいました。

男は、先入観で、女の人の方がロマンチックだと思い込むんですけど、
女の人に言わせると、女より男の方がロマンチックだという人もおり、
諸説あるようです。案外とこの組み合わせは後者かも・・・。

ともあれ、月はお二人の味方であります。
接近しそうで、接近しないビミョーな雰囲気を描いてくれていて
そのもどかしさの空気感が心地よい詩でもあります。まずまずの秀作というところで。

ごめん、ちょっと違うかもしれないけど、1~3連案、参考まで。
2連は多数を表すものですが、初連は多数を表すものではないので、3連は、「も」というより、並列の「は」の方がいいような気がしますよ。

 出会ってから縮まった距離
 一メートルが三十センチに

 出会ってから歩いた距離は
 ぼくも覚えてないのだから
 今宵の三日月も覚えてはいないだろう

 交わした言葉は数しれず

 でもいま、無言で歩く
 ぼくらの間
 きっととこれからの言葉が
 いっぱい詰まっているからなんだと
 信じるのは、ぼくだけだろうか?


同じく、ちょっと違うかもしれないけど、ラスト2連案、参考まで。

  ドアを開けて
 彼女を入れて
 ぼくは(しばし)夜空を振り返る

 月に誓う
 わけではないけれど
 今夜も月はぼくらを見ている

 いい月だ


以上、ちょっと違うと思ったら、無視して下さい。


●八くんさん「禁煙する貴方へ」

エアー喫煙!! おもしろいですねえー

これ、どうみても真剣に吸ってますもんねえー
リアルに書いてるというより、これ吸ってるそのものの描写だなあと思いながら、読みました。
なにか後から、前と後ろに「想像して」と、とってつけただけのような書きっぷりが、逆にユーモラスで、おもしろかったです。
ご自身が禁煙できた際の経験談風に書かれているんですが、
案外とご自身もまだ、禁煙中のさなかなのかもしれないなという気さえしました。
それほど描写に現実味があったということです。
なんだか感覚が、まだ「過去の話」に、なっていないというか・・・。

成功した人が説教がましく高飛車に言ってるんでなく、自分もまだその方法で自制中、みたいな匂いが残っているから良いのです。
おもしろいアイデアだし、ユーモアのセンスもあって、いい詩でした。
いきなりですが、秀作を。

1点。
「ベランダ出る」は「ベランダに出る」のミスタッチだと思うので、埋めといて下さい。

それからこれはちょっと余談になります。
不謹慎なこと言いますけど、タバコって、空気がキレイなところで吸うと、物凄くおいしいんですよね。
タバコって、一緒に空気を吸ってるわけだから、空気がおいしいとこだと、タバコも絶対おいしいんですが、
この話を、女性の喫煙者に言うと、何故だか、ほぼ通じないのです。
女性の喫煙者は、喫煙する嗜好性が少し違うようです。
だから私には、この「エアー喫煙」の情景がすごくわかるんですけど(つまりタバコが一番うまい状況を書いてくれていて、それを想像せよと言っている)、
女性の喫煙者には、意外とこれ、通じないかもしれませんよ。あくまで傾向値ですが。

ちなみに私は、20年ほど前に、無事禁煙しました。(タバコがおいしかった記憶は残ってますけど。)


●ともりんさん「diary~書かない想い~」

わあ、ステキなお話ですねえ。
一緒に住んでるわけじゃないけど、毎日会える感じは、たとえば、職場が一緒とかの彼氏を想像して読むと、ピッタリきそうです。
このウキウキ感がステキですねえ。なにかこれを読む読者にも、ウキウキ感をお裾分けしてくれる詩です。

どちらかというと、つきあい始めてまだ日が浅い時期のウキウキ感に近いものを感じますけど、
あるいはそうでなくて、なかなか会えなかった人と、いま会えるようになったという幸運を噛みしめるものがあったりとか、
何か事情があるのかもしれません。

さりげなく動作の進行もあって、
まず初連の「日記を閉じる」の位置が、たとえばデスクだとしたら、そこからベッドに移動して布団に入り、4連でベッドの明かりを消してる、という具合でしょう。
そして、そこから寝落ちるまでの瞬間の、頭の中のぐるぐるを書いてくれているようです。
無論愛してるからなんでしょうけど、よくまあ、いろいろと考えられるものだなと、これはこれで、ディテイルの様々に感心するものがあるんです。
なかなか書けませんよね、これだけ。
それに表現力を持ち合わせてるから、そのいろいろをきちんと書き留められてると思うんです。
表現上の不備もないです。このままでOKですね。

それにしても、これだけ作者に想われている相手って、絶対、幸せだと思う。
『甘いだけが恋ではない』との覚悟があるのも良いし、頻繁に顔を合わせられる人のようだから、何か行き違いがあっても、すぐに解決しそう。
順調に恋が発展されんことをお祈りして、秀作を。


●ゆうりひとさん「カーテン」

「カーテン」という一点に絞って、いろいろな過去の想いを乗せてくれています。
この視点の置き方が、まずもってステキですね。

カーテンを束ねてくくる紐を「タッセル」っていうんですね。これを変えるって、オシャレですねえー(私、ここを変える発想をしたことがない・・・)
それにブルーでガーベラ柄のカーテンも、すごくオシャレ!(私、遮光とか、防音とかの機能性でしか見たことがない・・・)
なんか勉強になるなあー、この詩。

ラストの2つの連なんですが、
その「ポロポロ」、
ゴミとか、カーテンリングのプラスチックが欠けたのとかじゃなくて、
「涙」を流してる意にしませんか?

 ゆっくりとカーテンを広げていたら
 何かがポロポロ落ちてきたよ

 ひだのひと折りひと折りに
 思いがけず
 きみの想い出が挟まっていて


こんな感じですね。
私からの提案ですが・・・・・・。

ゆうりひとさんは、初回なので感想のみになりますが、
いい視点と、細部へのいいこだわりをもった書き手ですね。
これからも、期待しています。


●あさぎさん「知る」

全身で書いてくれていますね。
疎外感、孤独感、無力感。自暴自棄になって、それでも究極の場面で、生に執着ある自分に気づく。
知って、壊して、直す。生はそのくりかえしであるとの人生観かもしれません。

大作ですね。「人生」を語るレベルの、かなり広い範囲を主題にされています。
そしてまた、冒険的な意欲作でもあります。
概ねOKです。

初連、とてもおもしろいですね。
「執着」のところに、クライマックスがあるように思います。

2点ありますが、
まず、「~を知りました」の独立行をたどると、
「影」「重力」「痛み」「執着」の4つの言葉になるわけですが
本当をいえば、これらの言葉の列だけで、なんらかの意味を持つ形にしたいとこなんですが、
都度都度のパートの強調語でしかないようで、ちょっと残念かな。

しかしながら、本作においては、これはこの形で出来上がってるので、
ヘタにどこかの部分を変えるというのもできませんので、
初連~うしろ5連までは、このままでいいと思います。

ラストの4連において、ちとマズイのが終連ですね。
「後悔と祈り」は、作者にとって、本当に外せない言葉のところなんでしょうか?
できれば、「後悔と祈り」を変えたいところです。
この詩は、ここまで抽象派の詩のように、かなり硬質な言葉を重ねてできてきているので、
ここにあまり「後悔と祈り」みたいな情感の強いウエットな語を入れると、そこだけ浮いちゃうんですよ。

 非可逆の時間の中にあって
 私は繰り返します
 何度でも何度でも

 何度でも

で、終わってもいいと思います。
「執着」部分に、一つの結論めいたものは、もう出てると思いますので、
終連は、無理に何かをおかなくていいと思う。

あるいは、
「影」「重力」「痛み」「執着」に続く、5つめの言葉を入れてもいいですが、
あくまで漢字熟語の硬質な言葉で終わって下さい。

ともあれ、スケール感の大きな詩で、いいですね。
ちょっと終連だけ見直して下さい。秀作プラスを。

 

拳闘

 投稿者:八くん  投稿日:2020年 7月11日(土)09時20分7秒
  それはゆっくり訪れる

両手で握り拳を握り
震えながら
小さな声で叫ぶ
心で叫ぶ
その瞬間
歓喜溢れる雄叫びをあげた

    *

その瞬間は長い時と汗しか教えてくれない

誰も教えてくれるはずがない

過酷な時を経てしか訪れる事はない

他人が遊び回って楽しんでいる中
自分は過酷な時間を楽しむことができた

犠牲にしてきたことは数知れず
そんなこと
他人の誰もは知ることもない

傷も喜びも泣くことも怒りも落ち込みも挫折も
全て自分で消化する

自分と共に歩んでくれ協力してくれる人は
多くいる

けど最後は全て自分の責任なのだから

孤独との戦い自分との戦いこれを制する者しか与えられない
快感

何時しか耐え抜く快感に溺れゆく自分に気づく

生きてると言う実感が漲(みなぎ)る

今となっては短かったかも知れない

やたら面白い小説の最終章を迎えるようだ
一ページ進む毎に終わらないでとふと思う時がある
それにも似た時間が過ぎていく

あともう少し
戦いの時は近づいて来くる

ゴングと歓声が鳴り響く日は近い
 

ジレンマ

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2020年 7月11日(土)01時26分25秒
  声にしてしまえば
時にすれ違う言葉

振り向いてもすでに
手おくれで
わずかに後ろめたい思いが
胸の振り子をはじき

弱気な心は
逃げ場を失ったように
丸く小さく縮こまり
無音の
シラケタ仮想の平面上に転がり
虚しげに佇む


ただ今、この瞬間
そこにあるだけの
計数的なサンブツのよう


裏返ってしまいそうな
瞳をそらせば
酔っ払ったプレイヤーがふらりと現れ
鼻歌まじりに
爽快に
このナインボールを
打ち砕いてくれることだろう


誰が幾ら
どちらに賭けているのか
知らないし
見当もつかない

ただ
黄色い歓声と
熱い拍手のうずが
ホールに響きわたるような
そんな賑やかなゲームじゃないことくらい
始めから
わかっているというのに


また
いつかの白昼に遭遇した
ありきたりなデジャビュに
焦点はずれて

つかのま
意識が異空間へと
全方向に滑りだすように
伸び広がり
うすまっていく


長いタメ息のもれだす
こんな 脱力しているときにでさえー

相変わらず
街のいたるところに
文字盤の秒針は
確実に一秒を
たえまなく刻みつづけて
いるというのに


家にまで
連れ帰ってしまった
駄犬たちのシツコク吠えたてる声が
またぶり返し
頭蓋について離れない
 

繋ぐ

 投稿者:九丸(ひさまる)  投稿日:2020年 7月11日(土)00時52分26秒
  藍の稜線が
垂れた雲でぼやけている
十分は続く直線
その先に在る名も知れぬ山
うん
今日みたいな憂いも悪くない

緩やかな坂道をひた走る
集落も見えない車道の両側
いずれ黄金色に変わる緑が
風になびいている
「化粧直しはまだ先だ」
と、言わんばかりに
発色が力強い

初めて仕事で来た瞬間
虜になったこの景色
季節によって色を変える山と田園
いや、毎日でも違った顔なのだろう
たまにしか見れないのは
とても残念だ

でも、この道だけは
変わることなく
まっすぐに伸びている
変わりゆくものを
変わらない道が
繋いでくれている

自然と営みの調和
絵筆を握った先人達が
残してくれた道

一枚の風景画は
今日も僕を魅了する
 

皆さんにお知らせ。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2020年 7月11日(土)00時24分10秒
編集済
  来週末★ 7/17~7/20まで区間につきましては

今回、すべて澤 一織さんが担当されます。

なお、澤さんは8作限定です。
   4日間の期間中のご投稿1~8作までを
   澤 一織さんが担当。

*訂正
   こちらの9作目以降についても
   藍音ななをさんがカバーしてくれます。


急な変更になりますが、何卒ご了承のほど、
よろしくお願い申し上げます。

 

かみたなりさま

 投稿者:はるメール  投稿日:2020年 7月10日(金)22時35分45秒
  小学生のときに誉められた詩を出来る限り思い出してみました  

かみなりさま

 投稿者:はるメール  投稿日:2020年 7月10日(金)22時34分25秒
  かみなりさまがやってきた!


ゴロゴロ ゴロゴロやってきた!

おへそをとりにやってきた!

いそいでにげようー!

おへそをかくせー!


きゃー!!!!

ゴロゴロゴロゴロー!


かみなりさまがやってきた!
ゴロゴロゴロゴロやってきた!

ゴロゴロゴロゴロー!っておどかしたら

いつの間にかきえてった

そしてお空は
ゴロゴロゴロゴロ
ニコニコニコニコ

きれいな虹がニコニコしてた
 

黒い太陽

 投稿者:Liszt  投稿日:2020年 7月10日(金)18時07分35秒
  聖なる大河の岸辺
神秘に満ちた平安を
突然揺るがす蒼穹の異変―
驚きのあまり目を見開き
我を失い
天に向かって哀願する人々

捧げる祈りもむなしく
刻々と欠けてゆく太陽
最後のひとかけらの光の帯も
悪魔に飲み込まれる―そして
天地を覆った闇の中
「黒い太陽」の周りに不吉に揺らめく
ダイヤモンドの炎

この世の終わりかと
恐れ慄きながら
身を清めるため
聖なる大河の水を浴び
再び日輪の輝きが
戻るよう祈る人々

やがて
悪夢のひとときが過ぎ去る―
少しずつ顔をのぞかせる
太陽の眩い光
岸辺に響き渡る歓喜の声

ところが―
少し離れた王宮では
天変地異を予言できず
権威が地に落ちた王と貴族が
うろたえて平静を失い
自らの保身を思いあぐねている

かたや
真実を追い求める詩人と
乱世を待望する梟雄は
ともに黒い太陽を見て確信を深める―
永遠に変わらぬものはないということを
 

/1768