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渺々

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2020年 2月11日(火)07時13分13秒
編集済
  幽かな
寝息を立てて
暗に紛れる
薄い帷の向こう側に隠れた
開かれたままの
片引き窓から
つう、っと
歩み寄る

突き刺すような
寒さを運ぶ
夜風が
そっと、顔を跨ぎ
額に
鼻先に
両の頬に
氷晶の幻を振り撒いて

黒く澄み切った
部屋の空を
冬の妖精が戯れるように
舞い踊る

街のささめく
雫が堕ちて
遠くから 波打つように
伸びて 広がり
すうう

届き
静寂に混ざり
溶けて
、消えて
抜ける
、、、、、る


 

忘れゆく日々を

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2020年 2月11日(火)05時50分52秒
編集済
  忘れてゆく
いろんなことを
忘れてもいい
止めたりはしない

そうだね
真っさらな雪のように
穢れのない雪のように
降り積もっては消えてゆくよ

掴んで投げた雪も
足跡だらけになったじゅうたんも
寝転がって出来た人型だって

全ては
いつか消えて無くなるんだろう

そんなこと知ってるよ
それだって生きてゆけるよ

すーっと
いつかは誰もが
この地上から消えていくのだから

自分だけが
わかるように
真実かも嘘かもしれないものを
此処に書き残しておこう
 

失望

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2020年 2月11日(火)05時24分30秒
編集済
  歩道柵の
脇に見付けた

深、と
アスファルトに伏せる
オブラードが小風に捲られ
菱形に持ち上がり
寸秒
微かに働く地球の重力に
辛うじて
立っている

其れほどまでに
脱力し
軽く
無力な存在

例えば

目の前の
テーブルに置かれた
透明な硝子コップの水にさえ
躊躇う事なく
飛び込んで
溺れてしまいそう

此の世界に
僕の居る場所なんて
何処にも

始めから、
無かったんじゃないかって

 土曜日の
 駅ビル前の広い通路

 人混みと
 引っ切り無しに
 鼓膜を刺激する
 愉しそうなお喋りと雑音

 俯き
 低く落とした
 視線を横切ってゆく
 緩急、目紛るしく行き交う
 様々な脚や靴を
 見詰めながら
 ぼんやりと

 周りより自分の温度が
 四度位
 低いような
 そんな疎外感を覚えながら
 ふらり、歩いた

 未だ
 粉雪すら
 舞い降りる気配もない
 冬の午後

 頬に柔らかく触れる
 暖かな陽差しも
 「君の冷たく沈む心には、
 温もりを届けることなど
 出来はしないよ」と

 嘲っているように
 感じられて

何時まで経っても、
テナント募集中。
張り紙の
しがみ付く窓
交差点の曲がり角に佇む
煤けた事務所ビルの
空室の記憶を

何処か遠い異国の
褪めた町で

明け方
ふっと俄に
灯を吹き消された
キャンドルから脱け出す
真っ黒な一筋の煙を

追い掛けるように
見上げている



 

想像力と勇気

 投稿者:エストリン  投稿日:2020年 2月10日(月)19時11分11秒
  背中に羽根があったとして
天使だったとしても
完璧ではない

善なる存在同様
黒い羽根の存在
悪魔もまたもともとは天使

人は天使でもあり悪魔でもある
両方の顔をのぞかせながら生きている

人も完璧を求めたがる
そんなときに限って
人には落ち度がある
油断するからだ

大丈夫だと過信してしまう

私はいつも大丈夫でも
疑ってしまう
果たして本当はどうなのか
ものすごく想像力を働かせてしまう

想像力は事実を越えること
それを信じているが
実際は
事実が想像力を越えていることが多い

人に与えられた想像力は
すごくて
それが技術革新
人の進歩になったりしてきた

想像力は完璧を補うのではないか

勇気が備わっていれば
そんなことを思ってしまった

私の想像力が叫んでいる

人には勇気と想像力があると



 

斎藤純二様

 投稿者:エストリン  投稿日:2020年 2月10日(月)19時05分33秒
  評をありがとうございます。
久しぶりの恋愛ものです。
佳作の評価でうれしいです。
またよろしくお願いいたします。
 

剥がれかけた広告

 投稿者:れもりあっと  投稿日:2020年 2月10日(月)15時45分6秒
  曇天の冬の
寒い道すがら
ポストにハガキを
出しに行く

コンクリートの塀に
剥がれかけた広告が
一枚
バン・バン・バンと
踊り狂っている

承認欲求を要求する
若者のいいね強盗と
大差ないような
可哀想な広告

さりげない風景の中に
ひっそりとはためいている

バン・バン・バン

誰彼ともなく私を見て
という広告はときに醜い
だがときに
一人の青年の胸に
淡い鐘のように鳴り響く
レトロな
甘い
ゴージャスを
奏でながら
はためいている
時もある
 

鎮魂歌(評不要です)

 投稿者:タルコンティ  投稿日:2020年 2月 9日(日)12時54分35秒
  あたりはすっかり日が暮れて
天上の星たちは輝きを増し
いつしか鐘の音が響き始める

鳥たちのざわめきも止み
川の静かな流れを越え
何処からか笛の音が聞こえてくる

時間さえも黒く塗られた空間

幽かな遠吠えが空気を震わし
一筋の月の光が照らし始める

虚しく照らされる土に埋もれて
傷つき疲れ果てた君は眠る

私の思いを知ることもなく
愛した魂は今ここに


本当に久しぶりにお邪魔したところ御目出度いことも辛いことも多々ありびっくりしました。
耀子様がお亡くなりになられたとは…。
高校生の頃に書いた拙いものですが気持ちだけでもと思いました。
心よりご冥福をお祈り致します。
(掲示板をお借りしてすみません。)
 

齋藤 純二 様

 投稿者:夕月 知李  投稿日:2020年 2月 9日(日)09時22分57秒
  お忙しいところ、「芽吹き」の感想と批評に時間を頂きありがとうございます。齋藤さんのお話のように実際にもトクトクと聞こえるて知るとますます神秘的だなあと思います。温かいお話ありがとうございます。また書けましたら宜しくお願い致します。  

齋藤純二 様

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2020年 2月 9日(日)07時18分8秒
  評をありがとうございます。改行の件、ありがとうございます。全体を通して見ると、二行目と最後のバランスが悪かったです。また、ご指摘の通り若い男女を想像して書いていました。
今後もよろしくお願いします。
 

齋藤 純二 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2020年 2月 9日(日)06時52分34秒
  拙作にご批評とご感想ありがとうございます。
四連だけの構成になってしまい、もう少し書ければとも思ったのですが、何か関連づける出来事も、夕焼けに更に加えたい事も浮かばず、ここまでになってしまいました。
最後の連にたどり着くのは早かったかもと思ったのですが、此処まででも伝わって頂けたのでしたら良かったです。
夜空にも溶けていくような空があるので、色んな空に出会えてまた書けたら投稿してみようと思います。
この度も丁寧にご感想下さりありがとうございます、また宜しくお願い致します。
 

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