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薔薇

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2018年 6月 7日(木)22時44分2秒
  一輪の薔薇が
胸の中に 咲いている

上を向き
強く生きたいと
いつの日も空を仰ぎ
背すじを伸ばしている

薔薇は

拭い去れない
翳りや
払いきれない
苦悩を
忘れられない
過去を

花びらの間に 隠している


きっと
幸せだけでは
つぼみは開かない

辛苦を重ね
毎日をやり過ごし
足下から空へと
視線を上げて
ようやく笑えた時

はじめて
胸の中に薔薇は咲く

それは赤く
生命の色のようだった


もしかしたら

明日は
挫けてしまうかもしれない
今日より
苦しい一日かもしれない

視線が下がる事もあるだろう
もう駄目だと
叫びたい日もあるだろう


  それでも胸の中には
  背筋を伸ばした薔薇が
  凛と咲きながら

  こちらを見つめている


自分に負けず
人に流されず
堂々と
私を生きろと

いつの日も 薔薇は 囁きかけてくれる



 

きみは、自害したいと言う。

 投稿者:玉稀リオ  投稿日:2018年 6月 7日(木)21時15分25秒
  きみは、自害したいと言う。
コンビニで買った弁当に、箸がついてこなかったことも、アパートの外で、見知らぬおばさんが猫にエサをやっていたことも、夜空に浮かぶ満月が、ビルに隠れて見えないことも、その満月の隣を飛ぶUFOが、実はぼくのものであることさえも、きみを殺す理由になるらしい。

やさしさってなんだろう。こんな透明なものを証明できますか。もし、きみに好きだと伝えたらきみは笑ってくれますか。

きみは、愛されたいと言う。
それはなんのためですか。愛とかいうやけに大きいカラスみたいなものでなにかが変わりますか。それを手に入れることで、自分に再起動をかけられるだなんて思っていませんか。

やさしくなりたい。きみが死にたいと言うのなら、はやく死ねと言える人になりたい。もし、きみを殺したらきみは笑ってくれますか。

とりあえず、会いましょう。
 

シルクブルー 様

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2018年 6月 7日(木)07時24分56秒
  評をありがとうございます。話を打ち切らなくて済むように気持ちのスタミナや頭のスタミナをつけていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  

見果てぬ夢

 投稿者:耀子メール  投稿日:2018年 6月 7日(木)04時48分28秒
  つれづれなるままに
パソコンに向かっただけなのに
キーに打ちこみたい
あれやこれやが
私の裡より溢れでた

中島みゆきが歌う『ヘッドライト テールライト』
夜空に浮かぶ飛行機のヘッドライトの
「行き先を照らすのは まだ咲かぬ見果てぬ夢」と
それに唱和して口遊みながら
私の心を過ったのは
私は 「まだ咲かぬ見果てぬ夢」を
いまだ持っているだろうか

そしてまた テールライトが照らす
過ぎ去った夢を 振り返れば
身の回りの
小さな小さな 夢のいくつかは
咲いたものもあれば
蕾のままで終わってしまったもの
蕾にさえならなかったものもある

全ての人が
大きな夢を叶えられる訳ではない
平凡な日常のなかの
歓びや悲しみの中から
希望という小さな花を見つけ
咲かせてきたのだから

これからの人生でさえ
見果てぬ夢を追い
花を咲かそうと思い続けられたら
素晴らしいことかもしれない
でも・・・・

今は雨
古い映画音楽を聴きながら
咲かぬまま終わってしまった
私の恋を想いだしている
懐かしくも悲しくも  あり

 

銀幕

 投稿者:三澤新太郎  投稿日:2018年 6月 6日(水)23時11分17秒
  江戸時代末期に建てられたその芝居小屋は
戦前は歌舞伎巡業や地芝居で人気を博し
戦後は映画館となって町民に愛されてきた
がいよいよ今月いっぱいで閉館ということになった

こどもの時分から親しんだこの「銀幕」で
ぼくが一番最初に見たのはアメリカの特撮映画だった
魔法の絨毯でゆく大冒険の旅や
シンドバッドやアルゴ探検隊が
ガイコツ剣士とチャンチャンバラバラ
こども心に胸踊らせて
銀幕を隅から隅まで穴があくほど見続けた

閉館するにあたって疑問にあたった
なぜ「銀幕」とよばれるのか?
白ではないのか?
こどもの頃からずっと白だと思っていた
閉館間際 初めて壇上に上がらせてもらい
まじまじとスクリーンを見てみたらホントに銀色だった
館主に聞いたらサイレント映画の時代からスクリーンは
銀色だったらしい
白色は光を思い切り反射するが銀色は光のヌケがいい
銀のほうが反射効率がいい?らしいのだ
だから「銀幕」か…

でもこの「幕」という字をあてたのが
いかにも日本人らしいとぼくは思う
それは芝居文化からの流れだ

江戸時代から続く歌舞伎の「定式幕」は
黒と緑(萌黄)と赤(柿色)が一般的だ
この幕が現実世界と戯場国の境目にかかっている

柝の音とともに「定式幕」がゆっくり開くと
そこには薄い青色の「浅葱幕」
振り落としという技によってこの「浅葱幕」が
パっ!と振り落とされると舞台一面に満開の菜の花畑
または遊郭吉原の夜桜の風景 一面白の雪景色
観客を一瞬にして夢の世界へ連れていく
「銀幕」もまた然り
光の投影で夢世界の入り口になる

日本人にとって「幕」は夢の世界の入り口なのだ

150年続いたこの小屋の「幕」がいま降りようとしている
さよならの日 ぼくはきっと
「銀幕」から夢の世界に入り
やがて「銀幕」を魔法の絨毯にして
終わることのない永遠の夢の世界へ
旅立つにちがいない







 

恐竜の河

 投稿者:三澤新太郎  投稿日:2018年 6月 6日(水)23時07分54秒
  激流にのまれそうになりながら
わたしは河を逃げる

巨大なTレックスのあんぐり開いた凶暴な顎が
カヌーのすぐうしろに迫っている
わたしはずぶ濡れになりながら
逃げる 逃げる
右へ左へ河を蛇行し
いまにも噛みつかんとするその鋭い牙を躱しながら
逃げる 逃げる

落差10メートルの滝壺をすべり降り
わたしは無事に逃げ切った
流れはようやく緩まり
静けさが闇に漂い安堵する
振り返れば…
はるか後方の崖の上で無感動に口を開いたまま
ロボット恐竜は微動だにせず

レックスよ 機械仕掛けの恐竜よ
おまえはかつて地上で最強の生き物だった
それがいまは…
パークに来た客を脅かして
勇ましかった自分の過去を自慢する
ただのピエロだ
場末のコメディアンだ

情けない!

川面に映る痩せた月に涙の波紋ひとつ
レックスの目から溢れたものか
わたしの目からか
ふと川底に光を見つける
それは月明かりに照らされた白い牙

もう一度暴れてみろ
もう一度
おもいきり 暴れろ
噛みつけ!

牙が語りかけるや否や
ロボット恐竜は崖の上から川底へダイブした

もう泣きたくはないからだ
自分らしく生きたいからだ






 

齋藤純二さまへ

 投稿者:Luvjoiners  投稿日:2018年 6月 6日(水)19時06分45秒
  初めまして。「鳥の羽――」への感想、ありがとうございます。作品を細部まで読み込んで解釈していただいて、とても嬉しく思います。前回は(敢えて、でもありますが)意味を捨てるほど難解にしたため、今回はほぼ同テーマで少し普通の文章らしくしてみました。それでも世界観・ストーリーが難しいというご指摘はその通りだと思います。今後も様々な表現に挑みつつ、どこまで自分の個性を貫き・どこまで読者の目線に寄り添うか、探ってみたいと考えております。
「記念詩」では毎日お題が決まっていて、ツイッターの特性上140字(タグ含む)の制限があるので、よい訓練と息抜きの楽しみとして参加させていただいてます。こちらの方もまたよろしくお願いいたします。
 

残月

 投稿者:ロンタロー  投稿日:2018年 6月 6日(水)12時22分21秒
   また朝がやってくる
 浅い眠りの後に
 気怠く憂鬱な朝が…

 限りなくゼロに近い日常
 を
 生きているような気がする
 恋
 も
 夢
 も
 生きている以上
 決してゼロではないけれど
 限りなくゼロに近い可能性
 残された者が頬杖をつく


 働き終えた後
 夜の遊歩道を
 ひとり
 歩き続ける

 夜空に浮かんで見える
 欠けた月だけは
 ずっと照らし続けてくれる
 いつまでも
 見捨てずに
 そんな気がする
 そう想うように…


  
 

シルクブルー様

 投稿者:ゆき  投稿日:2018年 6月 6日(水)02時55分22秒
  「夕陽の向こう」に感想とご指摘を頂きどうもありがとうございました。
この詩は、私の夢の中の体験なのですが、別れてしまった幼馴染というのは詩の中で
彼女が「もう5年もあってないよね?」と言っている様に5年前に亡くなってしまったので、
今は会いたくても会えないのです。
説明的な部分が多すぎて分かりずらいかと思います。
お忙しい中どうもありがとうございました。
 

5月29日~5月31日 ご投稿分(前半)評・感想

 投稿者:チーム「カロリーハーフ」前半担当(シルクブルー)メール  投稿日:2018年 6月 6日(水)00時16分34秒
  ●「儀式」 小林大鬼さん 5/29
「白」と「黒」、白い青年の珍しくはないよく見かけるような一連の行動。
感情を廃した無機質の世界を感じました。
白い青年は隣の快速に乗り換えた先でも同じことをしているのかもしれない。
青年の行動は、タイトルの「儀式」という言葉を考えると、単なる日常に埋もれてしまうようなどうということのないものではなく、特別な意味をもったものなのでしょうか。
そう考えると、隣の快速に乗り換えた後に、何か大きな出来事が白い青年の身の上に起こるのかもしれない。
日常の中に潜むなんらかの事件めいたものの前哨戦と捕らえると、一種の不気味さも感じられます。
色々と想像をかき立てられるような作品に思えました。

●「いつのまにかの死神」 あさぎさん 5/29
あさぎさん独特の言葉表現などが次々と続き、なんだかわからないままに引き込まれて読み進んでいきました。そのパワーはすごいと思います。
おタマが純粋無垢な魂を狩る死神なのでしょうか。
これで完成した作品なのかもしれませんが、まだ続いていくのに無理に切ってしまったような気がします。
表現も着想も個性的でパワーもあるのに惜しいと思いました。

●「真鯛」 夏生さん  5/29
初めての方なので感想のみとさせていただきます。
描こうとしている情景や世界、ストーリー、テーマは伝わってきます。
好感のもてるもので、引き込まれるものがあると思います。
しかし、表現や構成にもっと工夫が必要だと感じました。
言葉が直接すぎて軽く見えたり、説明調であったり、リズムがよくなかったりするところがあります。
何度も音読してみてください。色々と気付かれることと思います。
テーマの「真鯛」を最後の連だけでなく、もっと前の連にも登場させてはどうでしょうか。
「真鯛」をもっと目立たせるように構成を考えてみてはと思います。
今回の作品の内容そのものはとても良いので、工夫次第でもっと素敵な作品になると思います。
夏生さんは、物事を素直にとらえる視線と言葉のセンスをお持ちになっているとお見受けします。
頑張ってください。期待しています。

●「夕陽の向こう」 ゆきさん 5/29
幼馴染みとの思いがけない再会。
主人公にとって大切な存在の彼女。
ずっと会いたかったと強く思いながら、連絡先も交換しないまま、再び別れてしまった。
ゆきさんの体験なのでしょうか。
主人公の切実な思いが伝わってきました。
幼馴染みは主人公ほどの思いはないのかもしれません。あるいは人との出会いと別れを主人公よりもっとたくさん経験してきて、そういうものに対して少しばかりドライな気持ちになっているのかもしれません。
とても素直な作品なのですが、説明的になっているところがいくつかあります。
そのせいか、作品が間延びしてしまっているので、惜しいと思いました。

 

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