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泥水

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年 7月13日(金)02時10分27秒
  雨は河になり海になり
全てを土色に濁らせ沈めた

溺れた蟻のように
渦巻く波に流され
飲み込まれる人々

私達はただ遠くを見つめ
祈るしかなかった



~西日本豪雨犠牲者に捧ぐ
 

時間の経過は世界をも救う

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2018年 7月13日(金)00時41分25秒
  一粒の涙に辿り着くまでの幾多の感情
目頭を熱くさせてくれたpureなHeartは物差しでは計れないんだ

時間の経過に何度も救われたよ 心のダメージは修復されてまうから
時間の経過に何度も助けられたよ あの日剃刀を手首に当てたのはただの演技 観客は自分だけだった
一滴の血液もこぼせないくせに遺書を書いていた十三歳は 遺書を書くことに陶酔したいだけだったんだ
真実なんて何の値打ちもなかったんだ
過去を振り返れば笑いが止まらない
自分はなんて美しい魂の持ち主だなんて思っていたんだから

日々の日記みたいに遺書を書いて死に憧れていた未熟な少年は自分でも気づかない間に大人への境界線を踏み越えていたんだ

その途中で
鬱になったりその反対になったり
頭の中がグチャグチャになってしまったり
それでも生きる事を優先順位の一番にして来れたのは
少しづつだけど確実に
大人へと成熟してこれたからに違いないんだ
と思う

ああ
そうなんだよ
人間は時間という医者に何度も何度も修復されながら
最後の最期は見放されて絶命し眼を瞑る存在なのさ

結論は
阿呆かな
阿呆やで人間なんて
 

忘れたい

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 7月12日(木)21時51分54秒
編集済
  やさしく照らされて
月に
導かれるように
この瞬間だけ
何もかも忘れて
あなたも
消えてしまえばいい

残る面影は
夜の冷たい風と
地平線へ吹かれて無くなってしまえばいい
二度と
私の前に現れないで

夢にも出て来ないで
目を覚ました
鼓動が
あなたを探すから

これ以上
泣かせるなんて許さないから

この道を選んだのは私よ
もうすぐ乾くのよ
 

じんべえ あいちゃん あぶくぶく

 投稿者:たりや あいひ  投稿日:2018年 7月12日(木)03時37分39秒
  じんべえというのは
あいちゃんの枕元に置いてある
手作りの小さな鯨のぬいぐるみのこと
夜寝る時はいつも二人でふわふわと
毛布の中を 泳ぎまわる

波に揺られて あちらの方へ
潮に引かれて こちらの方へ

底を見たい じんべえは
下へ 下へ もぐり始める
じんべえの手を取る あいちゃんも
下へ 下へ ついていく

周りには 沈む人たち
ある人は ゆっくり
ある人は すうっ


くらい底から のぼってくる あぶくぶくは
もぐるあいちゃんの 目の前を
ころ ころころ

  あっ
  赤んぼうが あぶくぶくの中で 眠っている!

あいちゃんが 言おうとしたら
ふと 周りには 人魚しかいない

  ねえ じんべえ
  これはどうして?

あいちゃんが聞くと じんべえは

 そりゃ ここは 海だからな
 下に向かうほど 魚ンなるんだ

あいちゃんは 人魚のなかに じいじを見つけた
じいじが きちんと 人魚になってたから
あいちゃんは うれしくて
うふふ と言った

さらにもぐると 一面ずうっと いっぱいの魚!

  ねえ なぜ? じんべえ

 そりゃ あれだ
 ちょっと前の おっきな地震と津波のとき
 たくさん 来たんだ

じんべえと あいちゃんは
下へ 下へ

まっくらな底では 魚たちが
自らの体を 地面に横たえる
動かなくなって
溶けて
泥になる

  ねえ じんべえ?
  わたし たのしみ

泥を見つめる あいちゃんと じんべえ
ふたりの目の前の 泥の下から
ぷくう くくく ぽこん

  あぶくぶくだ!

中の赤んぼうは きゃらきゃら 笑っている
えへぇっ えっえっへぇ

あんまりかわいく 笑うから
あいちゃんは うれしくて また
うふふ と言って

  どのお魚だったの?

と聞くと じんべえは

 いろんなお魚 ちょっとずつだ

今度は 水面をめざす ふたり
みんなみんな 沈んでいく中で 上に向かう
じんべえ あいちゃん あぶくぶく

泥になる魚 魚 魚を すぎて
魚になる人魚 人魚 人魚も とおって
人魚になる人 人 人の なかで

あいちゃんは ひとりだけ
沈めないし 浮かべもしない
ただよう えっちゃんを 見つけた

  どうして えっちゃんは まだ人なの?

じんべえが こたえる

 まだ 魚になれねぇのに 自分で来たんだ
 ただようのは 苦しい
 けど 待つしかねぇんだ

あいちゃんは 声をあげて泣きながら
えっちゃんへ 泳いで
その口から えっちゃんのあぶくぶくを 吸い出した

えっちゃんは そして ほほえんで
ゆっくり ほんとに ゆっくり
下へ 下へ

  ねえ 幸せになる?

 もう 苦しくは ねぇさ

あいちゃんは まだ うふふ じゃないけど
ちょっとだけ 安心
そして えっちゃんが あぶくぶくに なる日が
ちょっとだけ たのしみ

ふたりが とうとう 水面から 顔を出すと
あいちゃんは枕元に置いてあるじんべえと
手をつないだままで目が覚めた

あいちゃんは布団から出て
いつも通りお仏壇へ手を合わせてご挨拶
じいじの写真は微笑んでいる

ママのお腹もかなり大きくなってきた
あと一ヶ月くらいだって
パパが嬉しそうに言ってた

一ヶ月後ならえっちゃん
あぶくぶくになってるかもね

うふふ
 

沢口リリキ 様

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2018年 7月12日(木)01時13分18秒
編集済
  免許皆伝になった方には、ご希望により、現住所が属するところの地域の詩人協会へ、入会のサポートをさせて頂いておりますが、
沖縄には詩人協会という形のものが見当たりませんので、懇意にさせて頂いている網谷厚子さん(密かに尊敬してます)への紹介状をもって、これに替えさせて頂きました。

同人誌「万河 Banga」へのお誘い等、あとのことは、これ全て、網谷さんがいい人ゆえのことですから、網谷さんにお礼を申し上げて下さい。

これを機会にMY DEARにとどまらない、一人前の「詩人」として成長していって下さい。
今後のご活躍を期待しております。

 

島秀生さまへ

 投稿者:沢口リリキメール  投稿日:2018年 7月11日(水)22時12分5秒
編集済
  島さん、

この度は、文学者にして詩人である網谷厚子先生へのお言葉添え、ご紹介の程、大変感謝しております。

網谷先生より早速連絡が来まして、同先生主宰の同人誌「万河 Banga」へ参加させて頂く運びとなりました。

沖縄の詩人会についても調べて下さったことなど、細微に至るお力添えは感謝の念に堪えません。

今後、詩にて恩返しが出来るよう精進いたしますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

誠にありがとうございました。


 

ゆきさまへ

 投稿者:沢口リリキメール  投稿日:2018年 7月11日(水)16時47分29秒
編集済
  ゆきさん
はじめまして、です。
えーっ!沖縄在住なんですか?!
驚いたと同時にとても嬉しく、テンションはMAXであります。僕の住まいはうるま市なんですよ。いつも描く海は恩納村、読谷村、北谷町の海です。また古宇利島へはしょっちゅう足をのばしています。以前「恋島」という詩を投稿したぐらい好きな場所です。ゆきさんも行きましたか?
ファンと言って下さってありがとうございます。全国区のサイトなので沖縄色はいつも控えめに書いてるんです。一緒にこれからも頑張りましょうね。
様々な地域から詩を書くためにサイトに集っておりますが、イチャリバチョーデイです。これからもどうぞ宜しくお願いシマショウネー(ウチナー独自の話クトゥバで)。
ありがとうございました!!

 

足跡のない場所目指して

 投稿者:  投稿日:2018年 7月11日(水)11時32分12秒
  ボーッと歩いてたらいつの間にか迷ってた。往路なのか帰路なのかも、何のために歩いていたのかも忘れていた。

見慣れない巨大な都市を見て、大海原に一人 流木に掴まって漂流しているような気分になった。

イワシの群れのようにメインストリートを行き交う人々を眺めて思う。
奴等は一体どこに向かってるんだろう?
いっそ この群れに飛び込めば、何処かに辿り着くのかもしれない。
そんな考えがよぎった時、路地裏の入り口で座り込んで物乞いをしているホームレスが目に入った。

イワシの群れの後ろでその空間だけ濁って見えた。ちょうど流れをせき止めされたダムのように。
気付けば自然と足がそちらに向かっている僕は自分自身に呆れた。
きっと こんな風に目の前のものを追ってるうちに道に迷ったのだ。

路地裏のホームレスは近くで見ると灰色でフケだらけの髪をしていた。
長い前髪の奥に警戒心の強い瞳がこちらを覗いている。
道を行き交う人々がイワシならこいつは貝だ。
堅い殻に込もって弱い部分を必死で隠してる。

ホームレスは僕に気付くと自分の前に置いてあった缶を差し出して言った。
[腹が減ってる いくらかカンパしてくれないか? ]
僕は汚い缶の中に入っている100円玉を一個、取り出してホームレスに逆に尋ねた。 [これ みんな集めてるけど何でなの?]
ホームレスはムッとした顔で、[そりゃあ 生きていくには必要だろう早く俺の金を返せ。] と怒鳴った。
[怒らないでよ 。ちょっと道に迷ったんだ。道を訪ねたくてね。]
[どこに行きたいんだ?]
[それを忘れちゃってね ]
[からかってるのか? 商売の邪魔だから帰ってくれ]
[商売? 惨めな物乞いだろ。何も売ってないくせに]
[同情だ。同情を売ってる。]
[今の台詞は気にいったよ。 けどそれがおっさんの商売なら おっさんはずっと不幸じゃないといけないね。 ]

こんな感じで散々不毛なキャッチボールがをして気付けば二人路地裏で酒を飲みながら意気投合していた。
それから一ヶ月間、おっさんと並んで同情を売ったがあまり金にならなかった。
きっと僕には不幸が足りないからだ。

ある日、 僕は通りを行き交う人々を指さして ずっと思っていたことを 訪ねた。
[奴等についていったら 、僕は何か思い出すかな? ]
それを聞いたおっさんは悲しい目をして  [そんなことをしたら、きっと後悔することになる。 ]と答えた。
僕がそんなものかなぁって顔をしてたら、今度はおっさんが僕に尋ねた。
[お前は一体何がしたいんだ?]
頭の中でその質問を何度も反芻させて僕も僕自身に尋ねた。 けど返ってきた答えはゴビ砂漠より漠然としたものだった。
[まだ、誰もやったことのないこと。]
[ならお前は誰もいない場所へ行かないといけないね 。 ]おっさんは笑ってそう言うと缶の中にあるお金を全部僕に手渡した。
[金は何かと必要だろ。]と言って。

バスを何度も乗り継ぎながら変わっていく景色を眺める。
ついにはバスもなくなって砂漠の中を月明かりを頼りに一人歩き出す。
足跡のない大地が僕を脅しながらも、ここはお前だけのものなのだと囁く。
でももしここで何も見つからなかったら?
夜の冷たい風がそんな意地悪なことを聞くなら、僕はこう答える。
[ その時は空き缶でも拾って同情を売るさ。]





 

自分へ

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 7月11日(水)08時41分25秒
  また諦めようとしている
楽な方へ行こうとする
けれど
それじゃ変わらないから

目の前の事に
一喜一憂してばかりじゃなくて
もっと高い
高い目的を見つめて
考える事は
どうなりたいかだろう

何の為にここまで来たんだ
成し遂げる為に
どうすればいいのか
本当はわかっているはずなんだ

諦めたがる
自分はもう捨てて
少しずつでも
前向きに
真剣に向き合えよ

道は進む為にある
ゴールまで迷う事なく進め

結果じゃない
後悔しないようにやりきるだけさ

昨日よりも強くなって逞しく生きてゆけ
誰に認められずとも己が一番わかるだろう

ここに居るのは
お前一人だけじゃない
スタートしている
これだけたくさんの人がいる
ゴールは自分次第さ


(評は不要です)
 

沢口 リリキ様

 投稿者:ゆき  投稿日:2018年 7月10日(火)22時45分30秒
  免許皆伝、おめでとうございます。
遅れてのお祝いを、申し訳ありません。実は私も沖縄在住なので沢口様の描かれる沖縄の地や独特の世界観とその表現力の豊かさに惹かれているファンの一人です。
これから益々のご活躍を期待しております。
 

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