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10月30日~11月1日までにご投稿された皆様へ。

 投稿者:Kazu.メール  投稿日:2018年11月 6日(火)11時11分55秒
  今回、この期間に22篇の作品をご投稿頂きました。
多分、私の知る限りでは、私にとっての最多投稿だと思われます。
特に初めてのお方が多くて、評者としましては冥利に尽きます。

私が評者を拝命した頃はよく申し上げていたのですが、みなさん、皆伝者さんになられたり常連さんになられたりで、最近、あまり申し上げる機会がありませんでした。
で、今回は(私にとっては)新人さんが多かったので、久々に申し上げてみようと思います。それは、

「あなたがガチなら、私もガチで参ります。」
「そしてあなたがガチのガチなら、私は更なるガチのガチのガチで参ります。」

ご投稿作品に対しては、がっぷり四つで受け止めさせてもらう所存です。
(とは言っても、最近若干弱腰、肩透かしで逃げることがあるかもしれませんので、この節はご容赦を…)
 

10月30日(火)~11月1日(木)ご投稿分の評と感想です。その③

 投稿者:Kazu.メール  投稿日:2018年11月 6日(火)11時09分31秒
  ○小林大鬼さん「ハロウィン」10月31日(水)ご投稿分

小林さん、こんにちは&お久し振りです。

しばらく拝見しないうちに、小林さん、だいぶ詩風が変わってきましたね。
いや、その基調は小林さんの言葉なんですが、視野がとても広くなってきたと思いました。

この詩、時節物ですから、旬というものがあります。
そしてこれ、正に当日をドンピシャリと言い当てましたね。

この詩いいですよ。
もともと余分な言葉の少ない小林さんだから、特にこの詩にはハマっています。
そして何より、詩に安定感が感じられてきました。

3連目。
「燻り続ける魂の火か」ですが、彼らを「百鬼夜行」と称するのであれば、「魂の火」と言うより「鬼火」でどうでしょうか。鬼火とは人を悪い方向に導く錯覚です。あの狂騒は、普段は大人しい人間が、その鬼火に誑かされた所業にも思われますから。

5連目も現代風刺が効いています。

お作「佳作」と致します。

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@すみっこさん「彼女はパン」11月1日(木)ご投稿分

@すみっこさん、ダブル投稿です。

正直に申し上げます。
この詩、もう一度書いてみませんか?
もう一回、この題で書いて見ませんか?

この詩、とても深いところを突いているように思いますが、そこまで@すみっこさんのペンが届いていない、そう思います。この詩、すごくいい詩になる予感がするのですが、何かもどかしいのです。それはまだ@すみっこさんの中で昇華し切れていないものが燻っているからだと思うのです。
この詩は書き直しではありません。この詩をもう一度分解して、再度組み立てるのです。

そして「彼女」と「パン」の関係を、再度、考えてください。
この題とこの終結では、詩として成立していません。
「彼女はパン」と言うのであれば、そういう根拠となる理由を書いてください。
「彼女とパン」「彼女のパン」「彼女、そしてパン」いろいろ思い巡らしてください。
こんなにすばらしい詩題を、この作品で終わらせてしまうにはとても惜しいので、敢えて書かせて頂きました。
ぜひ、もう一度、チャレンジしてみてください。

今の@すみっこさん、詩が変わろうとしている段階なのかも知れません。
その階段を一段上った先には、今よりもっといろいろなものが見えてくる、そう思いますよ。

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○中也さん「Halloween」11月1日(木)ご投稿分

中也さんこんにちは&お久し振りです。

この詩、良いですね。
ちょっと、歴史を語りすぎている感じがしないでもないですが、例えば「今日」と言う日だって、ずっと昔からの延長上にあるわけですから、時には「歴史」の中の今日を考えることは、必要なんでしょうね。
歴史に付き物なのが行事ですね。特に民間伝承行事は、それが始まった起源が必ずあるはずなのに、いつしか行事だけが形骸化して残り、本来の意味を忘れてしまっている。クリスマスなんてその際たるものですね。パーティーやってケーキを食べる日だけになってしまっている。(我家のことですが…)

ハロウィンもホント、つい最近の行事です。
少なくとも、私の子供の頃にはなかった。バレンタインもしかりです。
それが最近では、国民的行事のように、しかも短期間で一般的になりましたね。

この詩では「ハロウィン」と「ええじゃないか」を考察していて、「新しい時代に変わる/ムーブメントなのか」と言います。鋭い気付きです。常に物事を詩に置き換える眼が、それを言わせたのでしょう。しかし現実の僕(作者)は、ハロウィンに興じて帰宅の遅い娘さんを案じているという、そのあたりの親心と相俟って、この詩は締め括られます。

内容的には多くのことを言っているのに、それが詩を複雑にはせず、ここには文化と家庭を想う一人の男の姿が立ち上がってまいります。
いい詩でした。

お作「佳作」です。

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○ゆきさん 「父と娘のノスタルジー」11月1日(木)ご投稿分

ゆきさんこんにちは。

この詩は便宜上、前半詩と後半詩とします。

前半詩では、幼い頃が回想されます。
後半詩では、現在と現在から見た思い出が語られます。

そのアイテムとして、「木蓮」「猫」「てるてる坊主」が登場します。
そのアイテムは、取り立てて特別なものではないのに、この詩では大きく位置しています。それは取り立てて特別でなかったことに由来しているのだろうと思われました。これが特別なことだったりすると、そのことがクローズアップされてしまうからで、何気ない日常の一コマ一コマにこそ、詩はあるのだということを教えてくれます。

前半詩の「雨ばかりなのはこのせいだと笑った」で終わっているところが秀逸です。

後半詩においては、前半詩の回想の反芻が全て「負」の存在となります。この対比が実に美しく読者に響きます。時の流れ、人生の無常、それらが読者の心を強く打ちます。

いい詩でした。
評価は「佳作」です。

※この詩、せっかく前半詩を「雨」で結んだのですから、後半詩の最後も「雨」で終わって欲しかったというのが本音です。私なりの言葉がありますが、こんなに良い詩なのですから、無粋なことは止めます。チャレンジするのであれば、ゆきさんの言葉の「雨」で締めてみてください。
それからできれば「題」も再考してください。「ノスタルジー」は不要ですね。

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○ケイさん 「君の記憶」11月1日(木)ご投稿分

ケイさん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方なので、感想のみを記させて頂きます。

ケイさんは、ある程度詩を書き慣れたお方とお見受けします。
題に沿った内容を、ひとつひとつ、順を追って紐解いていきます。

内容に拘ることはしないつもりでしたが、一点だけ「ロボロボしい自分」ってどういう状態でしょうか。1連目に「ボロボロとこぼれおちていく」とありますが、まさかこれの対句ではないですよね?造語でしょうか?それにしては成功したとは思えませんね。

ここ、再考してみてください。

詩の流れはブレていませんから、後は読者の心を掴み取る手段を模索することですね。
そのためには独りよがりになっていないか、常に振り返る事です。
「佳作」と評させてもらうのも、そう遠くない詩人さんだと思われます。

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○伊月あかねさん「スカイブルー」11月1日(木)ご投稿分

伊月さん、ダブル投稿です。
もうかなり完成した詩を書かれていますから、この詩はもう評の対象としましょう。

さて伊月さん、詩のイメージは鮮やかです。朝日の光に見とれているうちに、いつしか読者(私)は波に攫われ、海原を揺蕩うことになります。しかしそこからは「地平線」が見えることから、海岸線近くに漂流しているのでしょう。

「波に//微動する一線はこの世界を繕っている。/そう思うと、はるかに脆い世界だ。」は秀逸な表現です。言葉の迫力を感じます。
さてその後なのですが、「微生物のさざめきが籠りだし、」とあって、この微生物は、この先、この詩の中枢を占めていきます。イルカも影を失くした松の木も、付録的位置付けに過ぎません。だからやはり、この微生物の蓄積を詩で最後まで追求しなければいけません。「この美しい微生物の累積は枯渇することはないだろう。」と言い切ったことの責任を、この詩で完結しなくてはなりません。でもそれが尻切れトンボのようになってしまっているように、私には思われます。

イメージの鮮烈さ、言葉の使い廻し、とても魅力的です。
しかし詩としては、どこか落ち着かないのです。前作の「クジラ」の方が、詩としては完成度が高いと思いました。
思うにこの詩、イメージに詩が追いついていない、というか、イメージ先行で、詩が後で付いていく、そんな感じなんです。イメージに振り回されていて、詩を律しきれていない。
最後も「そこに愛があるなら。」では、この詩のオチではないですね。そもそも、この詩は「愛」なんて謳ってないですよ。

ちょっと興奮してしまいましたが、ガツンとくる詩には違いありませんでした。
頼もしい詩人さんが登場しました。
そして評価はこれからの期待を込めて「佳作」です。

前記の諸々を差し引いても、充分読み応えがありました。
これからを楽しみにしています。

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○草香さん「鬼蜘蛛はちべえ」11月1日(木)ご投稿分

草香さん、こんにちは。
「はちべえ」という名前がまず眼を引きますね。

生き物たちはそれぞれの場で、生きて行くことに精一杯で、喰う者喰われる者、どちらにも言い分はある事でしょう。そこに第三者(作者)が登場して、もがく蝉を助けてやります。しかしそれは、蜘蛛にとっては迷惑なことで、「怒りと空腹と執念」で壊された巣を編み直し、また獲物を待つことになります。
終盤にある「己の正義」という言葉がこの詩を引き締め、自然界の営みに、人間の感情を持ち込んだ作者の反省が伺える言葉だとも思いました。

草香さんには前回「オオサンショウウオ」があって、これは生き物シリーズの一作として拝読しました。4連目に蜘蛛の代弁するかのような表現がありましたが、私たちは蜘蛛の心情を推し量ることができても、その本能は伺い知ることは不可能です。これが童話の世界なら、蜘蛛の気持ちになって語ることは可能でしょうが、この詩に在ってはちょっと違うように思われました。

詩は、あくまでも蜘蛛と私の対等関係に視点を据えた、私から見た蜘蛛であって欲しいと思います。そしてそこには自然界の摂理と捕食する者の営み、だからその摂理を壊してしまった自分が居るから、再度捕獲した蜘蛛に正義があるという落としだったはずだから、4連は不要だったと思うのです。

評価は「佳作半歩前」と言うことで。
内容的には、充分佳作範囲でしたが、激励の意味を込めての評としました。
 

10月30日(火)~11月1日(木)ご投稿分の評と感想です。その②

 投稿者:Kazu.メール  投稿日:2018年11月 6日(火)11時06分8秒
編集済
  ○阿部龍馬さん「二面性飛行物体」10月31日(水)ご投稿分

阿部さん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方ですので、今回は感想だけ記させて頂きます。

そうですね。この詩、私は想像できませんが、時空間を言葉で語ると、こんな風景が見えるのかも知れませんね。
詩を書く場合、その場面設定は様々あって構わないのですが、ここで阿部さんが何を言いたかったか、或いは伝えたかったかが、ゴメンナサイ、この場面だけでは、私には分からなかった。
何かの象徴であっても、その意図が見えないことには、何も申し上げられないのです。もう少しなにか、ヒントみたいなものがあればと思うのですが、「円盤」と「壁」だけだと、それ以上の想像が働きませんでした。

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○たりや あいひさん「私はくさい」10月31日(水)ご投稿分

あいひさん、こんにちは&お久し振りです。
お作、とても自嘲的で、まぁまぁそこまで思い詰めなくとも…とお声掛けしたくなります。

「くさい」と言うことを自己嫌悪として言っているのか、或いはナルシズムがそう言わせているのか、いずれにしても、かなり深層心理に根付いた事象のようです。

最初に言葉(漢字)上のことを何点か申し上げます。
まず「堕ちた人間の匂い」なんですが、これ「臭(くさ)い」と書いて「臭(にお)い」とも読みます。一方「匂(にお)い」は「花の匂い」「おいしそうなご馳走の匂い」といった具合に、心地よい香りをイメージします。だからここでは嫌なニオイなので「臭い若しくはニオイ」とした方が、この場では合っていると思います。
「血液はすえたようです」も酸っぱいニオイという意味でなら「饐えた」という字が使用できますね。

内容的にはとても辛い心情を吐露しているように思われますが、詩人はちょっと変わっているので、否定語を連呼することは、実は肯定の裏返しを言っているのではないかと、疑ってしまう厄介な連中です。谷川俊太郎氏には、「それは愛ではない」と何度も言いながら、実はそれは全て「愛」を謳ったものであるという詩があります。まぁ詩人は喰えない連中でもあるわけなんですが、お作にも同様な仕掛けを見てしまうのは、私自身が詩と言うものに毒されている由縁でしょうか。

作中、「(真偽のほどは分かりかねます/私の心はすでに言うことを聞きませんので/たまにおかしなことを言うのです)」と言っているし、「助けて欲しいとは思っています」とも書いています。
それとも後で「こんな人物を想定して書いてみました」と種明かしされるかも知れません。

いずれにしましても、どう取っていいか分からないというのが本音です。
評価は「保留」と言うことで。

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○阿部龍馬さん「エリートだが。」10月31日(水)ご投稿分

阿部さん、ダブル投稿です。

これはカブトムシかクワガタムシかなんかの、人工飼育を言っているのでしょうか。
その箱の中で育てられたことをもってして、「エリート」という題を用いたのでしょうか。
「エリート」とはフランス語で「選ばれた者」を意味すると言いますが、現在の人間社会で言えば、一部の優越的地位を占める少数の言いのように理解します。

確かに自然界の荒波を生き抜くより、食と住居を保証された選ばれし虫は、エリートかも知れませんね。そういう詩の持って行き方もありますが、反対に、弱肉強食に怯えながらも自然界を自由に闊歩できる虫たち、生命の継承を営むことのできることへの賛辞もまた、詩題になろうかと思われました。

この詩はこれで考えさせられました。
擬人化して書いているところに、注目致しました。

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○西朗さん「忘れないために」10月31日(水)ご投稿分

西朗さん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方ですので、感想を記させて頂きます。

何か、新たな旅立ちの朝のような情景を想像しました。
ここに言う「空の色」がそのことを祝福しているようにも思われます。

終連に、忘れないために「河の水」が突然出てきます。
空はどこに行っちゃったんだろうと思いました。

この詩、想いが先走り、言葉としての情景が付いて行かれない、そんな感じがしました。
もう少しゆっくりと、確実に、一歩ずつ、順を追って、紐解いてまいりましょう。
終連が唐突のように感じられる詩って、やはりそこまで持っていく過程が不足しているからだと思われます。詩を「落して決める」ためには、それまでの過程が明確であることが大切だと思うのです。

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○シャネンさん「血肉になる」10月31日(水)ご投稿分

シャネンさん、こんにちは。

「もくずだいすき」の第二弾ですね。

そうですね。食物はみんな栄養分になります。そういうことを「血肉になる」と言いますね。すると、じゃあ食べたものは血か肉にしかなんないのかという素朴な疑問がこの詩の原点ですね。生理学上にはどういう過程で細胞になり、器官になり、部位になるのか、そんなことは詩では関係なく、「せめてパンぐらいは耳になれよ」という落とし、面白いです。なんたってパンには耳がありますから、人の耳になってもいいじゃないかは、シュールな笑いでもあります。
こういう詩の面白さは、何と言っても新鮮な気付きと有無を言わせぬ笑いです。ただしダジャレに落ちてはだめです。その点、これは及第点に達していると思われます。

評価は更なる境地を目指して貰うということで、「佳作一歩前」と言うことで。

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○圭斗さん「何にもなれなかった私たち」10月31日(水)ご投稿分

圭斗さん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方なので、感想のみを記させて頂きます。

ここに登場するのが「少女」なのか「少女たち」なのか、それがちょっと混在していてイメージし辛いところがありました。
それから落した(或いはこぼしたと記されたもの)「ガラス」と「ガラスのかけら」もどういう状態だったのか、ここも不明なんです。
物語り風に詩を展開することは、それもまた一つの形式ですからそこは構わないのですが、物語は登場人物、アイテム類、これらを明確にしないと、さてこれは何をいっているのだろうと、読者を立ち止ませることになります。

ですからもう少し整理してみましょう。
そして題の意味も再考してみてください。
「私たち」はどこにいるのでしょうか。

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○HIROさん「世界」10月31日(水)ご投稿分

HIROさん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方なまで、感想だけを記させて頂きます。

詩を仮定思考で進めていって、現実社会では在り得ないことを言葉の世界で展開することは、詩の詩たる由縁でもあります。ですからこの姿勢はとてもいいのですが、その仮定思考が少々単純すぎる感じがします。
しかし先述しました通り、この姿勢は大いに結構なことで、この思考の延長上には、壮大な真理に到達しそうな予感がします。
詩は理屈ではありません。しかし何かを考えると言うことは、やはり理屈で物事を考えているわけです。その考えの先をどこに持っていくか、これを私は「落す」と表現しますが、誰もがストンと腑に落ちる結論に到達したとき、書き手も読み手も幸福感に包まれます。詩ってそういうものだと、私は考えます。
また考えて、書いて見てください。

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○彗さん 「よい」 10月31日(水)ご投稿分

彗さん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方なんで、感想のみを記させて頂きます。

この詩、ちょっと技巧的ですね。
「よい」は「酔い」と「宵」を掛けていて、そして今はこれで「良い」ということにしましょう、と。

今回は内容にはスルーしましょう。
詳細には突っ込みたいところありますが、今回は何も申しません。
全体的にはかなり出来上がった詩だと思いました。

ぜひまた書いて見てください。
その時はガチで行きますから。
 

10月30日(火)~11月1日(木)ご投稿分の評と感想です。その①

 投稿者:Kazu.メール  投稿日:2018年11月 6日(火)11時02分43秒
  雨音様、お先に失礼します。
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○galapaさん「酔っ払いの国」10月30日(火)ご投稿分

galapaさん、こんにちは&お久し振りです。

最後がとてもリアルですね。
私も酒は飲みますが(主に日本酒)、私の場合は総エタノール量に換算して70mlが限度です。夏場は中瓶ビール一本に冷酒(300ml)一本がちょうどいい…(余談でした)

詩、詩に戻ります(汗)
1、2連は空想上の世界観が伺えますが、3連目に入ると、単なる架空の話でもなさそうな気がしてきて、4連目はまるでカミングアウトしているように読めます。この連はちょっと空想の世界を超越したリアル感があり過ぎですね。

私は詩に於いて、それが真実の事でも空想の事でも構わないと思っています。なぜなら私たちは詩というものを通して、自分の今の想いを言葉に載せて語る者たちだから、詩の上ならば例え殺人だって構いません。要はそこに、読者に向けて伝えたいものが表現されているかどうか、そしてその方法がオリジナリティに富んでいるかどうかが勝負だと思うからです。

そしてこの詩に関して申しあげれば、1、2連までは良いです。1連目のような、こんな世界観って面白いと思ったし、2連目も、なるほど、ちょっと雲行き怪しくなったけど、ここで言わんとすることは分かるし、1連目を受けて詩が動き出したなと思いました。
しかし3連目は、前2つの連と違って「とても気持ち悪い」連です。
そして4連目になると、もう次元が変わってしまっている。

もし4連目が真実で、ここを書きたいのであれば、それは詩として発表するのは止めた方がいいでしょう。そして4連目が真実であるならば、1連目の世界観を通して、同一次元で最後まで書き切ることです。
galapaさんは今まで諸作品拝見してきて、それができないお方とは思われないからです。

ちょっときつい言い方になってしまいましたが、galapaさんならお分かり頂けるものと思います。


○galapaさん「ピピ(十二歳の犬へ)」10月30日(火)ご投稿分

続いてもう一篇、galapaさんです。
先に評価を。「佳作」です。(たぶん、私、8月以来の「佳作付け」だと思いますよ)

最近、涙腺の緩い私は、もうこの手の詩は涙が零れそうです。
これ、年齢のせいと言うことだけではありません。詩として、とてもしっかりと書けていて、何より一本の筋が通っていて、説得力があったからです。

ピピは「抱き上げ」られる大きさでしたら、小中型犬でしょうか。この手の犬の12歳は人間なら65歳相当でしょうね。「五九歳の俺と十二歳のおまえ」はまさしく「いいコンビ」でしょう。
詩作品としましては、終盤にグッと読者を引き付けていて、詩の構成の巧みさを感じます。何気ない日常をさりげなく書く、これは簡単そうで実はとても難しい事です。ともすると、詩が淀んでしまうのですが、お作は終盤にこの詩のヤマを持ってきたことで、詩に息吹が吹き込まれました。
お見事でした。
とても良い詩でした。これが私の想うgalapaさんなんです。

もう一度、評価は「佳作」です。

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○@すみっこさん「青春」10月30日(火)ご投稿分

@すみっこさん、こんにちは。
「青春」という言葉の響きには、どこか甘く切ない郷愁を覚えます。
もう青春とは縁遠くなってしまった私には、死語に近い言葉のように思われます。
でも、詩は良いですね。いつでも「青春」に戻れますから。(あっ、これ、@すみっこさんのことを言っているわけではありませんので、誤解なきように…)

さて@すみっこさん、これから申しあげることは、少々細かいところに拘りますが、よろしかったらご一考下さい。

1連目。ここ、私は理解するのに若干手間取りました。
「私が姿を変えて」という表現が、最初、何のことか思いつかなかったからですが、まぁ、妙齢なるご年齢になられたことを言っているのでしょうが、「私が姿を変えていこうとも」というよりは「私の姿が変わっていこうとも」の方が分かりやすいと思うのですが、どうでしょうか。

2連目。
「言葉では埋め尽せない程の」という副詞節ですが、これホントに必要だったでしょうか?

 今日も
 消えていく夕日に
 青く澄んだ春を(胸に)抱いて

で、充分、青春を回顧していると思われますが。

さて、3連目なんですが、過ぎ去った青春と現在の私。もう青春ではないかも知れないが、私はまだまだ人生の途中なんだ、ということなのでしょうが、その比喩に「一瞬と言う名の積み木」はそぐわないように思われます。なぜなら「積み木」とはいずれ崩れ壊れてしまうものだからです。砂上の楼閣のように「完成」はしないものだと、私には思われるからです。だからそれを「高く高く」積み上げていく行為が、むなしいものの象徴に読めてしまうのです。

4連目。
「きらきらと輝いて消さないでいて」とは、誰かに何かを頼んでいるように取れます。
それはもしかすると、とても大きな力ある者への依頼(例えば神様とか)だったら、「きらきらと輝いて」ではなくて「きらきらと輝かせて」となるのではないでしょうか。

詩の言わんとしていることは、とてもよく理解できます。前回の「いつでも青春」の連作として、良いイメージを繋げています。それだけに、読者に言葉を確実に届けるためにも、更にもう一回、言葉に拘ってほしいと思ったのです。勿論、私の拘りが全部正しいなんて思っていませんよ。しかし私には先述の箇所が引っ掛かったことは事実なんです。だから私の拘ったところをもう一度、考えてみて欲しくて書かせて頂きました。

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○ともりんさん「白きおもい」10月30日(火)ご投稿分

ともりんさん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方ですので、感想を中心に書かせて頂きます。

「白」という色から触発された、ちょっと甘めな詩ですが、「君」に詩が流されること無く、詩を自分に引き寄せていて、ベースのしっかりした詩だと思いました。ところどころ、自分だけの世界に入ってしまいますが、これもまぁギリギリセーフかと思われます。

この詩では、最後の「寒さは~」の一行は余分でしたね。
むしろ無い方が、詩が締まると思われました。

でも全体的には詩にブレがなくて、纏まっていると思われました。


○ともりんさん「春わずらい」10月30日(火)ご投稿分

ともりんさん、ダブル投稿を頂きました。

詩の内容から察するに、ともりんさんはお若い方のようにお見受けします。
若い人は、今風な現代詩調になりがちなんですが、ともりんさんはオーソドックスな抒情派のようです。
若い方が詩を書くとき、よく勘違いされることに、詩の「甘さ」と「甘え」の区別がつかないことですが、「甘い詩」は良いのですが「甘えた詩」はダメです。そのあたりをともりんさんは心得ていらっしゃるようで、詩は甘いけれど、決して甘えていないことに好感が持てます。

中間部は少々言葉と内容に疑問がありますが、今回はスルー致しましょう。

最後の二つの連の対比(対句)、将来性を感じます。
是非、また書いて見てください。

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○伊月あかねさん「クジラの見える遊歩道」10月30日(火)ご投稿分

伊月さん、こんにちは&初めまして。
初めてのお方なので、今回は感想を記すのみに留めます。

まず伊月さん、相当書き慣れたお方とお見受けしました。
題からして、もうハマっちゃっていますね。

今回は内容的には触れないでおきます。
でもとっても素敵な詩だったとだけ、申しあげておきます。

それから伊月さんは詩に句読点を用い、連分けをしていません。
そのことについても、今は何も申しません。
次回にご投稿があれば、その時、共に考えてまいりましょう。

良い詩でした。
これからが楽しみな詩人さんです。

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○あさぎさん 「夢」10月30日(火)ご投稿分

あさぎさんこんにちは。

フフフッ、やってくれましたね。
でもこれ、時代背景は何時なんだって感じですね。
現代ではこんな口調、しないですよね。
まあ「夢」だからいいか。(まぁ、あさぎさんだから、いいか…)

二点、疑問あります。
一つは

 「そうか。お前さんはきれいなんだな。
 今まで、そして今、これから、
 きれいだ」

「あさぎ語」としても、ここだけちょっともたついていますね。
そのほかは、どちらかと言えば言葉の切れがいいのに、ここだけモタモタです。
モタモタは詩のリズムにとっても影響しますから、再考を。

二つ目は

 「ああ。際はわかっている。~」

この「際」ってのが引っ掛かります。「今際(いまわ)」なら分かるけど、その時のことをただ「際」っていうかな?

でもあさぎさんらしい、とても楽しめた詩でした。
但し評価は無しですよ!
 

ふたり

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年11月 6日(火)07時23分24秒
  若い頃の熱が
静かな陽だまりになって
穏やかな暮らしへと変われたなら

思いやりが
一方通行だったら
すれ違うばかり
いつになれば通じるのでしょう

素直になれたら
心を傾けられたら
どんなに楽になって
家はあたたかくなるのでしょう

ひっそりと
そんな事を考えてみるけれど
すぐに消えてしまいます
目の前に現れる壁は高いみたいで
どこにでもありそうな光景が

口を開けば
また言い合ってるって
笑われちゃう

いつまでたっても
渋いままの
柿でしかない
私達なのでしょうか
甘いデザートは好きなのに
おかしなふたり
 

白い秋桜

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年11月 6日(火)07時12分19秒
  冬が近づくと
白い
白い花が目立ち始める

雪から生まれて来たような
純粋無垢な色の
全てを
あなたに渡してあげたい

ふんわりと
やわらかに重なる花びらは
清く美しく

さらさらと余計なものを
洗い流してゆく
冷たい雪のように
頰に肩に舞い降りて来る
白い花びらが
あなたにはきっと似合う

冬が来る前に
あなたへ一番に届けよう
 

もう一度思いのままに両手を広げながら

 投稿者:西朗  投稿日:2018年11月 6日(火)03時14分17秒
編集済
  もう一度若い頃のように
この名もない若木が
頼りないままに
大空と風にしなるときに
何処までも光る高みを
目指していくように

あらゆる円のような風が
まぶしい季節に溶けあいながら
透明なアーチを踊るときに
今まで相槌の出来なかった総ての気分が
まるで放りだされていくように

ぼくにつきまとう冗談のようだった哀しみは
踵の辺りにもう、ありふれた通り道の
それは唯の証拠の穴に成った
ツクツクボウシの居なくなった
樹にうたう鵯が
青い心のままに
形知れぬ花と蜜をまるで呼びだしているよに
そんな風に今ぼくが想っているのはどうしてなのだろう

今はこの退屈と平穏をただ笑うだけわらって
なによりも気ままな風に
遊ばれていたい


もう一度思いのままに両手を広げながら
大地をゆっくりと感じながら
深く、ふかく息を吸いこみながら
ぼくは




 

星降る秋

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年11月 6日(火)00時41分54秒
編集済
  岩手山は静かに
夜の帳に包まれる

眩く巡る星々は
線を繋げば星座になる

あれはオリオン座
あれがカシオペア座
人々が鈴の音のように囁く

あの人は銀河に思いを馳せながら
イーハトーブを夢見ていたか

星空と光の記憶を辿りながら
人々と星降る秋を眺めていた
 

愛の対流

 投稿者:阿部龍馬  投稿日:2018年11月 6日(火)00時41分43秒
  変な約束しちゃったからさ
成人式でまだ好きだったら
また一緒になろうって。

SNSのダイレクトメッセージで
連絡を取ったときの君は
嘘で磔られた僕を愛していたままの君で
その心の変わりなさは
虚勢を張っていた僕が愛するままの君。

だけどもう君の心には
僕が知らない
ぽかぽかの綿が詰まってたり
心臓には違う美しい血が
流れているのかな。

でもね。僕が望むのは
君の暖かい感情がいつまでも
対流するように
生きていける事だから
そこまで僕は辛くないよ。

君と僕との初めてがたくさんあれば
僕はそれでいいから
出来れば僕の少し大きくなった手で
対流が永遠に続くように君の
あの日握れなかった手のひらを
温めてあげたい。

夏の日の青いだけの僕の感情で傷つけて
しまったから
成人式の最初の会話は
謝る事しか出来そうもないけどね。
 

その歌声を待ちわびて

 投稿者:シャネンメール  投稿日:2018年11月 6日(火)00時00分17秒
  喧騒の中ですら
雑踏の中ですら
拳程の静寂が
いつも心にあった

そこは
あなたの為に
空けてたんだ

あなたの歌声で
満たす為だけに
空けてたんだ

歌声が漸く鳴り響く時
この静寂は満たされる

満たされてもなお
注がれて

溢れてもなお
注がれて

こういうの
待ってたんだ

ずっと
待ってたんだ

その歌声は
もはや愛そのもの
のように思えるんだ
 

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