<思いやりのあるコミュニティ宣言>
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忘却

 投稿者:九丸(ひさまる)  投稿日:2020年 9月24日(木)23時58分2秒
  影が薄らいでゆく

どこ吹く風が掻き乱し
思考のトタンが剥がれ飛ぶ
脆弱な心持ちがさらけ出される

あやふやな糸を手繰り寄せると
それでも決意なんて言葉にたどり着いた
だからぼくは
覚悟の釘を打ち込む
一本
また一本
さらに、また一本と

いまさらの
薄っぺらさを嘆くよりも
先へ先へと
立ち止まって
あれこれ悩むなら
先へ先へと
ただただ、歩く

綺麗げな顔した
過去なんてもは捨ててゆこう
後ろから語りかけ
肩に手を置こうとするなんて
ただの亡霊でしかないのだから
せめて
もの言わぬ過去なら
連れてもゆけるが

もう、
色濃い影に
縛られることもない

少し軽くなった背中を
次の季節へと
風がさらに一押しする

夏が
遠くなった瞬間
 

ビゲスト・パート・オブ・ミー

 投稿者:ともりん  投稿日:2020年 9月24日(木)17時59分5秒
  ラヴソングを聴いていると
甘く切ない気持ちになる
それは大切なことを知ったから

憧れでしかなかった感情
歌や物語でしか知らなかった感情
とてもとても遠いもの

そんな私に神さまは残していた
とびきりのプレゼントを

あなたに恋をして
私の“愛”が目覚めた

けれど、それは
ただ甘いだけではなく
長い道のりの始まりだった

届きそうで届かないもどかしさ
近くにいても離れていても
あなたの気持ちに
確かなものは見えなくて

解っている
全ての恋心が
光を見るわけじゃない

でも、二人が過ごした時間は
誰にも奪えない
たとえ、この物語が
どんな結末を迎えようと

信じよう
今は逢えないあなたと
応えを待つ私の間に
いつか虹がかかること

その願いが叶うように
私の気持ちを表す
素敵な歌の名をあなたに捧げたい

“ビゲスト・パート・オブ・ミー”

それは憂いを含んだ恋とは違う
永遠を誓う希望の歌
切なさを忘れさせてくれる
特別なラヴソング───



※“ビゲスト・パート・オブ・ミー”
アメリカのバンド、アンブロージアの1980年のヒットナンバー。
 

散歩

 投稿者:夏生  投稿日:2020年 9月24日(木)12時38分54秒
  不安を置いて
散歩に出た
心はゆっくり伸びをして
あくびする

雲を膝にのせた山々
雄大は目立たない
太陽ばかり気にして
面倒の上に日傘を差す

砂利の上に転がった
おしゃぶり
捜査網はきっと
張られているから
どうか、そのままで

ひしゃげたマスク
これ一枚に奔走したのは
もう過去か
大丈夫の残酷さ
音の消えた車が
通り過ぎる

あの家は
更地になりました
あの店は
閉じました
記憶の回転
その中で続く終わった暮らし
終わった営み

寂しさを舌の上に
転がしながら
こどものいない
公園を横切る
息子と一緒に
砂場で穴掘りをした
何のためでもなく
つめたい砂を掘った
癒えてゆく不思議に
夢中になった

桜の木の下で
欠けたライオンは
退屈そうに
欠けたシマウマに
話かけている
風が強くなった

枯れ葉が地面を
擦りながら
転がってゆく
雨は準備に忙しい

押し出されてゆく
暑さに
チョコレート一枚分の
寂しさを感じて
日焼けした腕をさする

舗装疲れた道を
学校帰りのこどもたちが
駆けてゆく
揺れるランドセルの音の
解放感

チョコレートを買って
帰ろうと決めた

 

つよいってなあに?

 投稿者:じじいじじいメール  投稿日:2020年 9月24日(木)06時31分31秒
  つよいってなあに?
いばること?

つよいってなあに?
ぶったりすること?

つよいってなあに?
おこること?

いばったり
ぶったり
おこったり
それはね
よわいってこと

つよいって
おなかのなかが
しょうじきってこと
 

コトリさん

 投稿者:じじいじじいメール  投稿日:2020年 9月24日(木)06時12分37秒
  パパにおこられた
コトリさん
カゴからだしたから

スズメさんは
おそらをじゆうに
とべるのに
なんでコトリさんは
いけないの

ママいった
いいこだね
コトリさん
おそらをいっぱい
とびたいね

でもでもね
コトリさん
カゴでうまれた
トリだから
おそらにだしても
とべないの
 

心逸れて

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2020年 9月23日(水)22時21分32秒
編集済
  昨夜の
芯まで冷やした風に
連れ去られ
藍絹の空へ 消えてしまったのか

雑木林で
零れ始めた枯葉に早くも隠され
土の籠る匂いに
閉じ込められてしまったのか

それとも
暗闇に沈み落ち
最深で 途切れ
もう、届かなくなってしまったのだろうか


 口数の少なくなった
 朝の街に浮かぶ
 虚像の自分が

 理由もなく
 唇から漏れだす
 薄い溜め息のように
 ゆるり 溶けだしていく


  そして
  さらり解けながら
  流され 舞い泳ぎ
  行きつくあてもないままに

  さ迷い ただ
  また移ろう季節の愁いに
      揺蕩うのだろうか


取りとめのない雲を吐き出すよう
投げだした胸に ふわりと
秋の囁きが聴こえる

手招きするように
透き通る空気に洗われた景色が
鮮やかに瞼で微笑み

仄かな静寂を抱く時が
するりと滑りだす

艶やかな
現の調べを 淑やかに奏でながら
 

私の時間

 投稿者:みたこ  投稿日:2020年 9月23日(水)16時35分46秒
編集済
  焦げ茶色のカーテンの隙間に
微かに朝を感じながら
私は携帯のアラームを待たず
飛び起きた

ベッドをステップを踏むようにおり
引き戸を歌いながら一気に開ける

階段を踊り下り
窓を開ける
パジャマの裾をはためかせ朝御飯の支度にとりかかる

今日1日の行動を考えながら
野菜を水の清音で洗い
コンパスを刻むように切る
味噌汁はあっという間に出来上がる

最近は忙しくて自分の時間というものを
充分に捻出できずにいたな
でもねと
口元がほころぶ

視線の先には履かれることを待っている
まだ新しいレッスン用のファルダが
揺れているように見える

食卓テーブルに朝御飯を並べると
薄暗かった空はレースのカーテン越しに
優しい旋律を放っていた

背筋を伸ばし
「いただきます」
箸を持ち上げて味噌汁を一口飲む


私は今日久しぶりに
フラメンコを踊る



※私、フラメンコはまだまだ全然うまくありません…。
 

キミは高校生

 投稿者:まるまる  投稿日:2020年 9月23日(水)10時17分55秒
編集済
  仕事が早く終わった日
夕飯食べずに待ってるのは
陸上部のキミの帰り

おかえり
……無言
いつも通り

しかも すぐには食べられない
お風呂が 先
それは わかる

まだ食べられない
だって次はピアノ キミの趣味
習ってないけどね 自分で弾けるようになったね

通常 音は聴こえない ヘッドフォンだから

待ってるんだから、ご飯食べようよ
言ったことあるけど
先に食えばいいだろ

ごもっとも

そう言わないでよ
ご飯くらい一緒に食べようよ
も一つ大事なこと
待ってる人に悪いと思えるように育たないと
だめなんだよ

そしてもう一つ やっかいな気持ちあって
やりたいことは やりたいときに やらせてあげたい

天秤の右 左

人を待たせても平気な大人になったらどうしよう

お腹も空いたし
もう 食べちゃおう

お箸を持ったら……来た

今日も一緒に食べられた

ごちそうさまは
たまに 言うよね

後片付けが終わる頃
今度はベッドで遊び始めた
いつもそのまま眠っちゃうじゃん

歯磨きしたの?
って言う年齢じゃないんだけど
言えばのっそり 出てくる

それは
一緒にご飯たべるからかも
 

月影の円舞曲

 投稿者:水無川 渉  投稿日:2020年 9月22日(火)21時59分2秒
  君と眺める中秋の名月
天にかかる巨大な銀貨は
皓々と二人を照らしている
まるで祝福するかのように

古い音楽を流し
窓から差し込む月明かりの中
静かに踊るぼくらは
恋愛映画の一コマを演じる

だが
光があれば影もある
欠けのない名月の裏側には
暗闇の世界がひろがっている

月は抜け目ない
天の貴婦人
太古より
同じ顔だけを地に向けて
その輝きで人を酔わせながら
裏の顔は決して見せない
ちょうど君がするように

ぼくの腕の中
月光を浴びた君は
氷像のように美しい
でもぼくは
その心のダークサイドに
探査機を放ちたい

君は君で
猜疑の望遠鏡を向け
ぼくの瞳を覗き込む
心の奥底まで
見透かそうとするように

青白い月影の中
互いに表を見せ
裏を見せずに
円舞(ワルツ)は続く
二人だけの仮面舞踏会
 

変わった日常

 投稿者:エストリン  投稿日:2020年 9月22日(火)20時07分8秒
  マスクという必需品が
当たり前になったご時世
おうち時間が増え
友人に
今年のゴールデンウィーク
マスク作りを
教わったりして過ごしたが
そのままにしていた

友人が三人夏にかけて入院
かまってくれる人が限られてきて
私の日常も変わった

院内で会った退院日を控えた友人が言う
知り合いが増えたと

入院すると限られた空間病棟で
密になり
過ごすので
それは親しくならざるを得ない

私は自分時間が増えた

九月に入り
きっかけはあるアニメのマスクが欲しくて
自分で手縫いしたことに始まるが
今さらながら
マスク作りにはまった

アニメのマスクだけでは物足りない
かといって
普通のマスクもつまらない

手縫いする心がときめかない

もともと着物が好きなので
正絹マスクなんかどうかな
とかなんとか
異性の友人に話すと
着物を作った時にできる残布を
譲ってくれた

私もリサイクル着物とか
手にいれた

正絹マスクの出来上がりだ

異性の友人にも
マスクをもらって頂いている

グループホームに住んでいるので
世話人が問うたらしい
そのマスクどうしたのと

友人は私の名前を出し説明した

しっかり出来ているとの評価なので
喜んでいる

おうち時間の過ごし方は
マスク作り

外に出ることが好きだったのが
変化した

しばらく続くだろう
どうだろう






 

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