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そのこころは儘ならない

 投稿者:小石ゆうべ  投稿日:2018年 6月21日(木)13時51分35秒
  わたしはペットを飼っている

鼠にしては尻尾が短く
兎にしては耳が短く
猫にしては鼻が高く
犬にしては物静かで
人と暮らすには凶暴で
いつでも腹を空かせていて
とても孤独でかわいい奴だ

わたしはそいつの事をこころと呼んでいる
 

リフレイン

 投稿者:三澤新太郎  投稿日:2018年 6月21日(木)13時05分42秒
  七年前の日記を読み返す
東北の太平洋側に被災地支援で出かけた
その崖上の縫製工場には五十人近く
工場の社員と崖下に住んでいた人たちが着の身着のままでいた
僕らは行政や社協からの要請で支援に出かけたわけではなく
SNSなどで連絡を取り合ってのことだ
まずなによりここは行政指定の避難所ではなかった
住民はあらかじめ行政が定めた体育館に避難しようにも
津波が襲う道を逃げることはできずに高台へ逃げてきた
僕らは持参した道具で肉を焼いて振舞う
ここの工場の女社長はあの日海沿いの道路で地震に遭った
この地に嫁にきたとき姑から聞いた言葉
「揺れたら君が代をゆっくりと三回唱え
 それでも揺れが収まらなかったら山へにげろ」
揺れる車内で三回唄っても収まらないから車を捨てた
走って山の上へ逃げたところで振り返り
津波に飲み込まれる国道と波にさらわれる人と車を見た
一晩だけどこかの体育館で休ませてもらった翌朝
美しい朝日に照らされた夥しい光景を見ながら
山道を走りようやく自分の工場へ帰ってきた
工場にあった食料を全て出しても三日ともたない
行政に避難所指定をお願いし認可されれば
救援物資は届くがその連絡の手立てがない
絶体絶命のところに一台のトラックが登ってきた
帰り道を失くしたコンビニの配達車だった
運転手は本社とSNSで連絡をとり荷台に満載の食料を提供した

食事の配給も終わって帰り支度をしていると
白いワンピースを着た少女が僕のところへ来て
肉を詰めてきた発砲スチロールの箱は持って帰るのか?と聞いた
あげるよと渡すと他の子供達と砂を入れて遊び始めた
おもちゃも本もすべて失っても次の遊び道具を手にいれる
子どもは逞しい 大人なんかよりずっと
大人は不都合な記憶を忘れようとするが
子どもは永遠に記憶に止める
この子たちが大きくなったとき
想定外という言葉は死語になるかもしれない



 

潮騒

 投稿者:三澤新太郎  投稿日:2018年 6月21日(木)13時04分54秒
  箱の中の砂粒たちは
転げ落ちながら哀しくつぶやく
…牛みたいに暴れたりしないんだよ いつもはね
…お母さんのように穏やかなんだよ 本当はね

白のワンピースに汚れが点々として
割れたビーチサンダルが岩の上でぶらぶら揺れて
少女が傾ける発砲スチロールの白い箱から
砂粒たちの微かな声
…お母さんは海で暮らしてるよ
…お母さんは小さい命になったよ

大人たちは崖下の浜を見つめながらも
少女が奏でる潮騒に耳を傾ける
本物の波音は聞くことができないのかも…
どんより灰色の空と頭を垂れて辿り着く波とが
瞳を鈍く曇らせていた

遠雷だ 誰かがぽつりと言った
遥か沖合の黒雲の中で雷光が走った
ジグザグに横に走り消えた
残していく雄叫びも次第に遠ざかっていった

灰色の空も鍋をひっくり返し
残り物を処分し始めた
信じ難いほど白くふわふわとっした雪は
少女の手のひらに積もりすぐに水玉になった

もう温かいのだ 自分の手も
空気も 岩も
春はとっくに来ていたんだ

 

島先生へ

 投稿者:三澤新太郎  投稿日:2018年 6月21日(木)13時03分42秒
  島先生へ お礼が遅くなりましたが「恐竜の河」へご指摘ありがとうございました。
自分でも結局本当に書きたかったレックスの涙がぼやけちゃったなあと不甲斐なく
思っておりました。まさに某大阪此花区のテーマパークで悲しげに突っ立っていた、
その姿をこそ!リライトしてみます。此花区のそこも入場券売り場のガラスが破損したり
今回は結構大変みたいでした。京都の北は揺れましたけどさほどの被害はなかったです。
いずれにしろ高槻のブロック塀は、昭和53年の宮城沖地震のときの犠牲が教訓にもなって無い
残念な結果でした、想定できたはずです、こうなることは。
 

kazu.様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 6月21日(木)06時02分35秒
編集済
  投稿作「明るい太陽の下で」にご批評ありがとうございます。詩を書く同士としての佳作まで頂いてしまい本当にありがとうございます。
こちらの詩はサイトで私は写真投稿してますが、私が気に入って登録してる方の写真を見て書いたものです。私の中ではありきたりな内容ではないかと、また書いてしまった感でした(汗)なので正直驚いております。詩を全身で感じる時、詩の世界に佇んでいるとの言葉通り、写真の世界に入っていた・・・のかもしれません。青や緑の素敵な風景のところへなかなか行けないので、見る度にウットリ写真を眺めてはいつかは自分もそこへと思っています。皆様のように語彙力や表現など技術は身に付いていないと思うばかりですし、詩の題材にできる事に触れたり行ったり体験も遭遇する事も今はなかなか出来ないでいます。いつかゆっくり時間が取れたらと思います。その時に書けましたらまた宜しくお願いします。
 

Kazu.さんへ。

 投稿者:井嶋りゅう  投稿日:2018年 6月20日(水)23時08分13秒
  Kazu.さん、こんばんは。
この度は評をいただき、ありがとうございました!!
ファンクラブなる素敵な会が発足ー!しかも一号がKazu.さんとは!!(笑)
嬉しいです!!もうこれだけで大満足の私でした!!
いやいやきちんとお礼を申し上げます!
あの有名な手塚治虫も、もう1人の自分に苦しんだことがあったのかも知れませんね。
Kazu.さんも自問自答なさるとのこと。人はみなそうやって生きているのかも知れません。
ぶっ倒れるまで書く、というアドバイス、私にはなかなか合っているかも?と思いました。
血をみることも大切なんでしょう。肝に命じます。
今回は1ページ目にあたります。2ページ目は「あんた」の言い分をきちんと聞いてみたいと思っています。
その時はまた読んでください!
「明るい街」のような詩はあれから書けていないように思います。これから書けるような気も、今はしていないのです。。
嬉しい感想が何人かの詩人さんから届きまして、実は恐縮しています。でも大変嬉しいです!
バランス感覚ですね。了解いたしました。
目指す場所は決まっています。

では、また書けましたら、どうぞ宜しくお願い致します!
ありがとうございました!!



 

眩しい季節

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2018年 6月20日(水)20時59分31秒
  朝のノートを開くと
沢山の言葉が
きらきらと
木々の間から毀れ出す

風波に
優しさを翻しては
水色の空に
はにかむ若葉たち

葉が揺れる度に
ひかりと影の
追いかけっこ

無防備な風の微笑み

緑の中に埋没した闇

さらさらと
空のページに
書き込まれて行く
季節の言葉

空の端で
待機中の白い影が
チカット光った
 

寂しさ

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2018年 6月20日(水)20時53分30秒
  ぺらぺらと
薄っぺらい夜を
幾つめくっても
寂しさを
抑える術も無く

憂いの先に育つ
涙の木が枯れたって
胸の奥で燻っている
もやもやが
癒える訳でもない

隠し事も出来ないほどの
晴れ渡った空が
軽蔑の眼差しで
私を見てる

ゲコゲコと
か細い声で
恨めしいか
寂しいか

雨を待ってる
雨蛙

おまえもひとり
私も孤独

はぐれ者同士
つれない空を眺めては
今日は
じっくり慰め合おう
 

Kazu.さまへ。

 投稿者:ロンタロー  投稿日:2018年 6月20日(水)17時54分39秒
  『大きな橋からの眺め』の所感・感想をいただき大変感謝しております。どうもありがとうございました。 題名であるワードをもっと主張すべきとのことで、自分としても腑に落ちた思いです。
私自身、常日頃から詩のことを考えているつもりですが、頭のなかで思い描いているイメージがなかなか詩として言語化・具象化できずに煩悶しているのが現状です。
自分なりのぺースで詩作を続けて投稿をさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 

青島 様へ

 投稿者:ゆき  投稿日:2018年 6月20日(水)12時55分10秒
  お忙しい中、いつもありがとうございます。
昨日投稿した「雨の日の憂鬱」ですが、最後の四連を少し直しました。

この世界には矛盾したルールがあって
正しい事だけが全てでもない

人間のエゴが見えて
自分もそうなのだと気がついて

心が罪悪感で溢れてしまう前に
もう一度大切なものが何か
向き合ってみよう


どうぞよろしくお願い致します。
 

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