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白い色の言葉

 投稿者:李雅君  投稿日:2020年 2月21日(金)22時36分38秒
  さようなら、という
白い色の言葉の欠片が
透き通った水の中を
音も立てずゆっくりと
深く深く沈殿していく
私は遠い目をしながら
それを見つめていた

冷たい雨が降り続く夜
私はあなたに初めて会った
横から語りかけてくる
あなたの穏やかな声に
耳の奥の水脈がさざめく
あなたの甘い匂いは
鼻腔のひだに染み込み
私の理性を麻痺させる
横顔をじっと眺めていると
皮膚の色素の薄さに驚き
眼球をキラキラ輝かせて
嬉しそうに夢を語るあなた
会うたびにそうだった

私のほうに振り向いて
いつも笑顔で微笑んでくれて
その大きな背中に頼りたくて
思わず抱きつきたくなる
けれども、時々
あなたの横顔に見える眼が
うつろに寂しく潤むのが
私にはとても悲しく感じて
本当に不安になっていた

窓の外に降る雨を眺めながら
あなたがさようならと告げた
あの時の私への優しい眼差しを
噛みしめるように思い出す
寂しそうで綺麗なあなたの顔を

白い色の言葉は時間をかけて
私の奥底に沈みこんでいる
 

Happy birthday,MY DEAR!!

 投稿者:葉月 祐メール  投稿日:2020年 2月21日(金)22時26分22秒
編集済
  祝・MY DEAR20周年。お誕生日、おめでとうございます。

なにかひとつの事を20年もやり続けるという事は、けっして簡単な事ではありません。
MY DEARを始められたその日から今日まで、
島さんやここに集まった皆さんにも、
楽しい日だけでなく、苦しい日や辛い日も、あったことと思います。
それでも、ここにはいつの日も詩があって、
この場所は愛されてきて、これからも愛され続けるに違いありません。

20年前のわたしは、自分が詩を書くなど、全く想像していませんでした。
2016年7月18日。わたしはここへ案内され、扉を開け、はじめての作品を投稿しました。
今までもこれからも、自分の人生の中で一番大きな、幸せな出来事です。

まだ参加してから日が浅いですが、
これからも長く、長く、ここで詩を書き、詩と向き合い続けていきたいです。

島さん、参加されている皆さん、改めまして、20周年、おめでとうございました。
これからもこの場所が、たくさん、たくさん、愛される場所でありますように!

この場所を作ってくださり、守り続けてくださって、
本当にありがとうございます。

葉月 祐。
 

お誕生日おめでとうございます

 投稿者:瀬未  投稿日:2020年 2月21日(金)22時02分25秒
編集済
  MY DEAR 20周年おめでとうございます。
私は途中からの参加ですが、20年という歳月…長い歴史を感じます。
居心地のよい巨大なコタツ…この場所があることに感謝しています。
MY DEARに集う皆様の益々のご発展と島さんのご健康を心よりお祈り申し上げます。
そして、もう一人。池野幸さまにも深く感謝を。
本当にありがとうございます。

お祝い魔・瀬未より
 

MY DEAR 二十周年おめでとうございます!

 投稿者:齋藤純二メール  投稿日:2020年 2月21日(金)21時47分27秒
編集済
  ツイッター『詩の仲間たち』の誕生日設定が2月21日になっていまして、
MY DEARの誕生日ということで風船が上がりました。
島さんの立ち上げたMY DEARは20歳なんですね。
インターネット X 詩で20年前からの発信、かなり先駆け的な存在だったと思います。
そして二十年も続いているという軌跡と奇跡(たくさんの詩人が出会う奇跡)に
たいへん大きな喜びを感じています。
島さん、ありがとうございます!
みなさん、ありがとうございます!

MY DEAR 二十周年 バンザイ、バンザイ、バンザーイ!

https://mobile.twitter.com/mydear2000s

 

こころの味

 投稿者:みたこ  投稿日:2020年 2月21日(金)21時26分17秒
  銀のスプーンで食べた
君のこころ

最初は少しずつ
どんな味がするのかな
好奇心で食べ始めた
君の言動がおかしくて

一口食べてみると
甘くて口いっぱいにバニラの味が広がった
美味しいね
そう思った

二口目を少し多目に口に含んだ
今度は味を感じる前に
溶けて逃げていった
置いて行かないでね
そう感じた

三口目は
君のこころ半分まで食べた
ザクザクと音がして私の好きなウエハースよりも硬かった
さすがだね
小さく呟いた

四口目は残り全部を口に運んだ
大きい口を開けたけれど
入らなかった
やっぱりね。と
私は泣いた

いつも話しかけると
予想外の君の返事
そんな君のこころを知りたくて
スプーンを手に取った

口の中で感じたはずの
君のこころ
最後は結局 銀の味

それだけ残して君はいなくなった
 

島 秀生様

 投稿者:山茱萸  投稿日:2020年 2月21日(金)18時20分18秒
編集済
  拙作「色の欠片」を丁寧にお読みいただき有難うございます。
長い付き合いの友人が心を開いてくれない寂しさを書いてみました。書ききれずぼやけてしまいました。
ご指導を参考にもう一度書き直してみたいと思います。今後とも引き続きご指導宜しくお願い致します。
 

島秀生 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2020年 2月21日(金)18時14分22秒
編集済
  投稿作にご感想と評価を下さりありがとうございます。
島さんのお母様のお言葉を思い出されたのですね。忘れるから、全ては雪のように消えてゆくになり、書いていたら亡くなる生命をイメージしてつなげてみました。でも、どうなんだろうと思いつつでした。普通は忘れたくないわけなので逆ですよね。
三連のところ、褒めて頂き嬉しく思います。島さんの仰る通り、最後よりも「それだって生きてゆけるよ」がこの詩の伝えたいところで響いてくれたらと思います。
名作ありがとうございます。また書けましたら宜しくお願い致します。
 

雨音様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2020年 2月21日(金)17時53分4秒
  投稿作の「心とは」ですが、八連目修正し、二つに分けたのでもう一連増えました。
すみません、お手数おかけ致しますが宜しくお願い致します。
 

龍生さんの眼力(めぢから)

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2020年 2月21日(金)15時57分22秒
編集済
  ある人物の依頼で「長谷川龍生さんを偲ぶ会」(二〇一九年八月二〇日死去)
に出席した。あくまでその人物の代理としてである。東京の某所、某会館。
会場には簡素な祭壇が設けられ、中央には龍生さんの遺影がひとつ。
献花の儀式があり、来賓のスピーチは想い出話に彩られていた。そして酒食。
私自身は本人と縁もゆかりもない。わずかに、ある詩人会で彼が招かれ講演
したのを眺め聴いた事があるだけだった。いや、接点はひとつだけあった。
私からの一方的なものに過ぎないが。龍生さんの眼だ―。



歳は六十代の頃か?
モノクロ写真
やや横向きで
祭壇から少し下を見る眼だ
近くの具体を見ているようなのだが
私にはそうは思われない
雰囲気ある黒縁眼鏡の奥にあるのは
遠くを見つめる眼
世界を見通す力の眼である
優しさだけではない
厳しさだけでもない
ひとつの境地に至った時の
深さだ
静けさだ
実質だ

過去にもこの眼に出会ったことがある
あるアンソロジー詩集を飾る詩人たちの顔写真
その中の龍生さんはまだ若い
コートの襟を立て 風に耐え
遠くを見つめる
眼鏡だ
眼球だ
彼の眼力ただひとつに触発され
私は「詩人の顔」という一文を書いたのだった

過去を想い出しながら
この会場で
彼の眼と再会している
二十年ほどの歳月を要したろうか



眼の力のせいだろう。顔もある高みに押し上げられているようだ。写真の龍生
さんは実に「いい顔」をしている。それは“ハンサム”だとか、今で言う“イ
ケメン”などとは次元が違う。それらを超越したところに存在する顔だろう。
ある種の緊張美と存在感。何事かに裏打ちされた風貌とでも言うべきか。
私は過去にも、もう一人こういう顔をみたことがある。“全身小説家”と呼ば
れた井上光晴のそれである。今、同趣の顔が此処にある。彼の眼を見つめ顔を
鑑賞した。すると頭の中に結論めいた考えが浮かんだ。私はそれを言葉にして
みた。「この人は顔でも詩を書いていたのだ」。



当初この会に出席するのが
正直憂鬱だった
高名な詩人たちが居並ぶ中で
私の居場所はあるのだろうか?
まったく場違いのような私である
相手にされないだろう
「あなた どちらさまですか?」
そう言われてむしろ自然なのだ

確かに高名な人々はいた
しかし大したことはなかった
龍生さんのあの気高い眼からすれば
出席者ことごとく平凡に見えるのだった
いつもの自分を取り戻し
私は彼によって救われた
受け入れてくれたのかもしれない
あの眼あの顔を見ることによって
それだけでも
来た甲斐があったというものだ

私の眼の中に
龍生さんの眼がある
瞼の奥にその眼差しを留めながら
家路に就いたのだった

「私の代理で出席してもらえませんか?」
その人の言葉が頭をよぎった
当初の憂鬱は感謝に変わっていた
龍生さんと
その人に―




 

極夜

 投稿者:ミリウェイズ  投稿日:2020年 2月21日(金)14時03分37秒
  寒い、寒い、寒い、寒い
口から漏れる言葉が体を一層冷え込ませる
どうして寒々しい空なんて言うんだ
ただの青い、夏と対して変わらない空じゃないか
冬、世界のあらゆるものが冷たさを含むようになる冬、全ての温度が下がってゆく
素っ気無くなったのもそれゆえなのか
春が来ればまた笑って生きられるのか
煙草を吸い始めたのも冬だった
明日が怖くなったのも冬だった
冷たい白が世界を覆ってゆく
ここにどんな色を塗ればまた生きていこうと思えるのか
眼球を刺す温度が視界を殺す
肌を削る温度が体を縛る
思考が堂々巡りを繰り返す
思わず零れる言葉は
 

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