<思いやりのあるコミュニティ宣言>
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ありがとうございます

 投稿者:九丸(ひさまる)  投稿日:2021年 1月12日(火)00時00分9秒
  雨音様
評をありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
訂正箇所の確認はしました。
宿題については、余計な体現止めと語彙の重複、
間の取り方等思いついてはみたのですが、
足りてないとは思うので、次回までじっくりと考えます。
ありがたいプレッシャーと受け止めて、
また書いてみます。

三浦志朗様
評をありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
亡き祖父の家が雪で心配になり見に行った時に、
庭の枝垂れ桜がなんだか取り残された山姥のように見えました。山姥と書くのもどうかと思い老婆としたのですが、
とにかく寂しそうで。春にはあんなに綺麗なのに、そのギャップにあらためて気づいたというか。
誰かが住んででもいればなあと。家もそうですが、
取り残された哀愁とでもいうのか。
また、よろしくお願いいたします。

井嶋りゅう様
評をありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
そうですね。自分で書いて読んで、
なんとなく間を作ってしまいました。
このなんとなくはいけないのでしょうが、
ご指摘受けて読み返してみると、
ない方が勢いで読めるのですね。
勢い重視で書いたのですが、
殺した間になってしまいました。
はじめましてですが、あたたかいお言葉を
ありがとうございました。
また、機会があればよろしくお願いいたします。
 

百メートル競走

 投稿者:タルコンティ  投稿日:2021年 1月11日(月)23時56分37秒
  競技場に入るとそこは思いの外暗い
空気は張り詰め体を締め付ける
心の中は潮が引き空白が瞬く間に広がる

鼓動は追い立てられ速度を増す
秒針の代わりにはまるでならない
上滑りした応援らしきものが頭上を通り抜ける

スタート地点を行き交う者は呼吸をする彫像のようだ
感情は無くむしろ期待を悲しげに吐いている
たぶんお互い鏡に映った自分自身なのだろう

「位置について」
突然現れたスターターの声が響く
スターティングブロックに利き脚を前にして脚をかける

「用意」
腰を上げ百メートル先を睨む
そこには光が仄かに射していた

緊張は風船のように膨らみ静寂がついに割れる
号砲が一瞬にして空を突き刺し震わす
私は心も体も競技場に容赦なく開放した

脚よ大地を蹴り上げろ
腕よ空気を切り裂け
体よ風を突き抜けろ

重苦しい呼吸が浅くなる
黄金色の光が迎えるゴールへ

走れ
駆けろ
そして翔べ
 

こんなに綺麗な夜なのに

 投稿者:九丸(ひさまる)  投稿日:2021年 1月11日(月)23時31分3秒
  頬に猫の一撫
どうやら
いつの間にか寝ていたようだ
何時かはわからないけれど
部屋はもう
暗い
餌の準備をしようと
ソファーから身を起こせば
カーテンもひかない窓からは
乳白色の光が溢れていた

今夜はやけに明るいと
つられて外をのぞいてみれば
屋根や地面に降り積もった雪が
夜のあらゆる光を柔らかく反射していた
多分どこかにある月や
なんとなく見えている星
街灯や誰かの部屋の明かりを
冷たさなんて微塵も感じさせずに
なんなら暖かさすら感じさせて
優しく反射していた

そして
舞い降りてくる雪は
なんだか
想い一語一語の結晶みたいだ
降り積もり
光を投げかけて
ぼくに
そのまっしろな原稿を読めという

 どこから読み始めたっていい
 好きに始めればいいさ
 大丈夫
 きみが思っているよりも
 冷たくはないから

どんな季節の夜よりも
こんな夜が一番明るいことを思い出す
冷たさや過酷さを
まっしろな仮面で綺麗に隠して
優しく微笑む

きっといろんなページがあるのだろう
誰かの喜び
誰かの苦しみや悲しみ
そして怒り
そこには
ぼくのページもあるのかもしれない

想いはどんどん降り積もる
早く読めよと
降り積もる
明日の陽が暖かければ
伝わることもなく
溶けて消えるまで
いや、中途半端に溶けたなら
そこだけ抽象的になっているかもしれない
もし誰かに踏み固められたなら
より強く、想いは凝縮するだろうか

窓の外を眺めながら
そんなことを思ったぼくは
思ってはみたものの
部屋の温もりを手放す勇気なんて
湧いてはこなかった
たまには雪まみれになったって
いいはずなのに
ほんの少しでもいい
わずかな隙間をみつけて
勇気が湧いて出たなら
ぼくは子供のように飛び出しただろうに
隙間なんてなかった
猫のように
丸くなっていたかった

想いが降り積もったような夜は
こんなにも
奇麗で 明るいのに
 

御礼

 投稿者:タルコンティ  投稿日:2021年 1月11日(月)22時34分39秒
  三浦志郎様
 拙作に丁寧な評を有難うございます。
 拙い単純な詩が三浦さんのおかげで実態より立派に見えます。
 バケツは寿命とも人生とも体とも心とも取れるので敢えてタイトルにも入れてみましたが…。
 一回きりということで使い捨てと組み合わせました。
 確かにタイトルは大切ですしもう少し何とかならんかいという気はします。
 今後の詩作時は注意したいと思います。
 また機会がありましたら学ばせてください。
 どうぞ宜しくお願い致します。

井嶋りゅう様
 拙作に細部にわたる御感想を有難うございます。
 私の思っていたことの伝わっている部分が多くホッとしています。
 でもそれは井嶋さんの読解力のおかげだと思います。
 詩は殆ど変わっていないと思います。
 ただ以前評をいただいたものとは雰囲気が違うかもしれません。
 いただいた御感想はとても勉強になりました。
 また機会がありましたら学ばせてください。
 どうぞ宜しくお願い致します。 
 

三浦史郎様 評のお礼

 投稿者:エガミ  投稿日:2021年 1月11日(月)21時29分42秒
  三浦史郎様
はじめまして、エガミと申します。
お忙しい中、丁寧なご感想を頂き、ありがとうございました。

初めて人に詩を見てもらうものですから、投稿してから毎日そわそわしていました。自分以外の人にご感想を頂くのは、やはりいいものですね。ひとりで考えているときの煮詰まりが少しほぐれるような、澱んだ空気が溜まる部屋の窓をガラッと開けていただいたような、そんな感覚になりました。

頂いたご感想を繰り返し繰り返し拝読して、やはり少しわかりにくすぎる作品であったと反省いたしました。書こうとしているものを、ギュッと贅言なく表現しようと思いつめすぎて、かえって人に伝わりにくくなった+自分もだんだん身動きが取れなくなった、ような気がしています。次回はもう少し肩の力を抜いて書いてみようと思います。

「青い寒さ~」に対して「詩的美しさに転化された名フレーズ」とコメントいただき、とても嬉しいです笑。やはり、儚さへの希求はやめられませんね。大事にしていきたいと思います。

「話し言葉的な甘さ」のご指摘、ありがとうございます。「」()をつける方法があるのですね。次回からは、この点意識したいと思います。

改めて丁寧なご感想いただき、ありがとうございました。
また書いてみようと思います。
 

群青の泉

 投稿者:水無川 渉  投稿日:2021年 1月11日(月)17時58分46秒
  何度も車で通った道を
初めて徒歩で行くと
車窓を流れていた二次元の世界に
奥行きが生まれる
時速四キロの世界は
四十キロの世界とは異なる時空を持つ

地方都市のさびれた街並みを
冬の夕陽が弱々しく照らしている
その一角に見つけた
古びた小さな文具店
陽に焼けて色あせた看板
黄ばんだ販促用ポスターでは
往年のアイドルが
とうに廃れた「新製品」を
誇らしげに宣伝している

この町に住んで数年になるが
こんなところに文具店があるとは
ついぞ知らなかった
だが文具好きのぼくは
こんな昔ながらの店を見かけると
つい立ち寄って
ノートやペンを買いこんでしまう

木枠のガラス戸を軋ませながら開け
薄暗い店内に足を踏み入れる
ひんやりした どこか懐かしい匂いに
昭和の時代に迷い込んだ気になる

狭い店内は
古いけれども掃除は行き届いている
だが客は一人もいない
商品棚には
子ども用の学習帳
キャラクターものの筆入れ
えんぴつ 消しゴム 下敷き
コンパス 分度器 三角定規
何の変哲もない品が並ぶ棚を
じっくり眺める
どんな小さなアイテムも
見落とすことのないように

正面奥にはガラス製の陳列ケース
そこには比較的高価な筆記具が並ぶ
この店のエースたちだ
都会の大型店とは比ぶべくもない品揃えだが
えてしてこういう店には掘り出し物がある
一つ一つ丹念に見ていくうちに
一本のペンに目が釘付けになった

それはパーカー社製の万年筆で
製造中止になった昔のモデルだった
当時のままの価格が書かれた値札には
税の表示がない
そのペンを見ているうちに
心臓の鼓動が早くなるのを感じた

「いらっしゃい」
店の奥の和室から
年老いた店主がゆっくりと現れた
ぼくは店主に請うて
あの万年筆をケースから出してもらい
手にとってしげしげと見た

「試し書きをしますか」
店主はべっ甲縁の眼鏡越しにこちらを見た
「いえ結構です これをください」
店主は化粧箱を出してきて
骨ばった手でペンを丁寧に収め
当時の値段で譲ってくれた
今の物価からすれば格安の
代金を手渡すとき
ぼくの手はかすかに震えていた

ぼくは一緒にノートと便箋と
ブルーブラックのインクも求め
店主に礼を言って店を出ると
はやる心を抑えて家路を急いだ

家に帰って仔細に調べると
果たしてその万年筆は
子どもの頃
初めて使ったのと同じモデルだった

生き別れた兄弟と巡り合ったような
感慨に浸りながら
ペンにインクを吸わせて
ノートに書いてみた
手にしっくり馴染む軸の感触
なめらかな書き味
筆圧や角度により微妙に変化する筆線
すべてが昔のままだ
紙の上にペン先を走らせながら
初めて万年筆を手にした時のことを
思い起こした



あの当時
万年筆はまだ一般的な筆記具で
入学祝いの定番だった
ぼくも中学に上がる時に
親戚からパーカーを買ってもらい
大人の仲間入りをした気分になった

自分だけの万年筆を持てたのが嬉しくて
矢羽形のクリップがついたキャップを
何度も外しては
黄金色に光るペン先に見とれ
インクで指を青黒く汚しつつ
何を書くにもそれを使った
学校のノートや日記帳
中原中也を真似たへたくそな詩も
ついに返事の来なかったラブレターも
そのペンで書いた

ぼくの青春は
インクのように暗いブルーだった

ある日学校で 親友の一人が
ぼくの胸ポケットから覗く
矢羽のクリップに興味を示し
ぼくは請われるまま万年筆を貸した
だが翌日 すまなそうな顔で
彼が差し出したペンは
先が無残に曲がり
書けなくなっていた
過って床に落としてしまったらしい
自分の一部を壊された思いで
傷ついたペンを
ぼくは呆然と見つめていた

家に帰って
あれは夢だったのではないかと
祈るような気持ちでキャップを開けたが
金色のペン先は
やはり醜くねじ曲がっていた
それを見てぼくの目には涙が溢れた

ぼくの青春は
インクのように暗いブルーだった



その後ぼくは万年筆を使うことはなく
インクで指を汚すこともなくなった
あの壊れたパーカーは
引き出しの奥深くしまい込まれ
進学や就職で何度か引っ越すうちに
行方知れずになった
そしていつしか
手書きで長い文章を綴ること自体
なくなってしまった

やがてボールペンが筆記具の主流となり
万年筆は趣味性の強い高級文具として残ったものの
あのできごと以来
ぼくは万年筆への興味を失っていた
今日 あのパーカーに出会うまでは

万年筆は英語でファウンテンペン
「泉のペン」と呼ばれる
思いがけず再会した
パーカーを手にしていると
楽しかったこと 辛かったこと
昔の想い出が泉のように
とめどなく湧き上がってくる
ぼくは時を忘れて
その泉から流れ出る
群青色の記憶に身を浸していた



一ヶ月後
あの文具店を再び訪れると
店の入口には
閉店を告げる張り紙が
寒風の中で震えていた
ぼくは黙ったまま 長いこと
その前で立ち尽くしていた

家に帰るとぼくは
あの万年筆と便箋を取り出し
ブルーブラックのインクで
手紙を書き始めた

ぼくのパーカーを壊した
あの友に
 

帰宅者

 投稿者:井嶋りゅう  投稿日:2021年 1月11日(月)00時37分50秒
  地下鉄の線路に鼠が住み着いている
線路脇の小さな穴から
勢い良く這い出しては長い尾を揺らし
次の穴までひた走っている

白線の内側に立って
同じ時間 同じホーム
その穴の奥の
湿った暗闇を想像している

(ミつめているからデてくるのです)

それは以心伝心のような通信回線か
あるいは防衛本能の一種か

今日も他人は立派に見えた
何かを完結させた者のようには
なれない私が戻る場所は
機敏な長い尾で
線路の隅を行き来するだけの鼠と
たまたま同じ路線上にある

(イきてるだけでスバらしいのです)

そうとも言うだろう

電車が滑り込む合図が鳴り響くと
深夜のまばらな乗客たちは
熱風と共にやってくるものの光を
確かめるため首をひねる
生きるために確保したであろう
その そこの始まりの風景を
私はまだ見つめている

(ミているつもりがミられているのです)

それがなんだ

次のねぐらへ辿り着いて
身を潜めているだろうはずの鼠が
次から次へと躍り出てくる幻覚に
私は今日も囚われる
線路をまたいでホームへ駆け上がり
足元を吹き抜ける風のように
ざわざわと纏わりつくものは
まるで目印を見つけたかのように
私の体を目指し
螺旋状に遊戯すると
肌の露出部分に爪を立てていく

(セカイがハてしなくヒロいがゆえにキボウとのオりアいがつかないのならばそんなものはスててしまいなさい)

しまいなさいしまいなさいしまいなさいしまい

冷気を伴って開く扉の向こうへ
吸い込まれていく乗客に続きながら
私は折り曲げられぬ切符を
懐へ忍ばせる
あそこにもここにも膨れ上がった傷痕は
点々と連なる赤い粒ごと
一瞬で消えていく

終日

私は隣人と同じ帰宅者でありたかった



*****
島さん、どうぞ宜しくお願いいたします。










 

17の瞳

 投稿者:おおうちメール  投稿日:2021年 1月10日(日)23時56分9秒
 
地面の真新しいガム
まだ煙の残る煙草
ゴミ袋を漁るカラス
薄汚れて寂れた街角


交差点でドリフトをする車
爆走する改造バイク
歌う新聞配達
それを無視する警察
ノイズだらけの交差点

液晶
遠く離れた国での人道危機
船で押し寄せる難民
特定の人種を殺す人々
それらを他人事の様に垂れ流す報道


17の瞳に映ったのは 偏ったくだらない世界


誰かが困っている
僕1人の力ではどうにもならない
助けてくれ
そう声を上げても
誰も困ってないよと
周りに言われてはいお終い

胸の奥が痛む

その痛みさえも
いつの間にか きれいさっぱりと忘れてしまうのだろうか


僕の瞳に映ったのは 偏ったくだらない世界
 

三浦志郎様 評のお礼

 投稿者:油性  投稿日:2021年 1月10日(日)20時28分50秒
  三浦様
評をいただきありがとうございます。
3年ほど前にこちらでお世話になっておりました。
また詩を書きたいと思い、再度こちらに投稿させていただきました。
抽象的な世界を伝えられるよう勉強していきたいです。
また、宜しくお願いいたします。
 

希求 2020 → 2021

 投稿者:中也  投稿日:2021年 1月10日(日)19時32分21秒
編集済
  昨年は本当に大変だったよね
あんなことや
こんなことが
次々に起こってしまって

目の前で
想定外の出来事が
これでもかと
まるで
あなたの生命力を試すかのように

辛かったよね
滅多に泣かないあなたが
僕は初めて見たよ
あなたの大粒の涙を
人知れず
背中を丸めて
泣いているのを

毎日更新される
小さな画面の中の
生命(いのち)の数字が
どんどん
増加していくたびに
現実には
その数の何倍も何十倍も
いや
何百倍 何千倍 何万倍もの
哀しみ 苦しみ 喪失感
いや
絶望感に打ちひしがれている
人が居る

もし愛に
37℃の体温のような
熱量(やさしさ)があったなら
その冷たく閉ざされた心を
暖かく包んであげるのに

あのとき
なくなってしまっても
仕方のなかったはずの
奇蹟のような
生命があるのだから

もしあなたの愛に
私の愛が
一本の糸で結ばれるのなら
あなたの心に届けよう
精一杯の声で

何度も 何度も
何万回も
「愛してる」
「アイシテル」
「あいしてる」って

誰かを愛しているあなたも
誰かを憎んだことのある
あなたも
昨日まで何処かであった
あなたも
明後日逢うはずの
あなたにも
この気持ちを伝えたい

きっと
明日は大丈夫
乗り越えられる
この未曾有の危機から

何故だって
其れは
漸く 僕たち 人類が
紛れもなく僕自身が
如何に傲慢で
わがままに過ごしたか
気付いたからだよ

ほんの少しだけかも
知れないけど
だけど
確かに変わると思う
僕自身は本当に変わったよ
だから

昨日からの寒風に
粉雪が舞い散る中
軒先の木蓮の木に
大きなつぼみが
ぷっくりふくらんで
それに 僕は
ちゃんと気づいてるから

そしてね
そのつぼみがね
まるで
今か今かと
春の訪れを
待ちわびているって
教えてくれているんだ

だから そっと
小さなつぼみを
撫でながら
「ありがとう」って
つぶやいたんだ

もう 僕は
あの時までの僕じゃない
これからも
あなたの
あなたたちの幸せを
祈っているよ
 

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