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島秀生さま

 投稿者:レノン  投稿日:2019年 5月18日(土)12時29分18秒
編集済
  「息子の入院」の評をありがとうございます。忘れてはいけないことを書いておこうと思いました。また、伝えなければと思い投稿しました。それをまさに島様が、評の前半(蛇足だなんてとんでもない!)で補足してくださって感謝の気持ちでいっぱいです。ご心配いただき、名作まで‥ありがとうございます。
限局性の腹膜炎を起こしていて炎症がお腹全体に広がったら手術と言われていましたが、なんとか薬で退院まで持って行きました。5は手術ではなくて、別の箇所に膿ができて腸管が詰まってしまい、絶飲食が始まった夜で、吐いても泣いてもベッドでうがいしかできず本当に辛い夜でした。状態がすこし落ち着いて水だけはOKになった時が「あかず ながむ」です。言葉足らずでした。「あかず ながむ」も、タイトルなしで通し番号にした方がわかりやすかったかもしれませんが、これだけは語り口とかテンポが違ったのと、付き添いする人共通の気持ちで、単品でもいけそうかなと思ったので 半独立させてみました。(*をつけたかったのはその為です)
再発防止のために二ヶ月あけて再入院して虫垂切除をします。回復後にすぐ切ると術後のトラブルが頻発するらしく、以前はそのパターンが多かったそうです。
丁寧に読んでくださって本当にありがとうございました。またよろしくお願い致します。
 

島 秀生様

 投稿者:草香メール  投稿日:2019年 5月18日(土)10時03分7秒
編集済
  5/9投稿の拙作<灯す>の丁寧な評をありがとうございました。
充分に書き切れていなかったと反省しております。観客や場内の様子を
書き加え、読んで情景が浮かぶようにしました。ボランティアのことを
思いつきで書いてしまいましたが、じっくり取り組むよう心がけます。
次回もよろしくお願い致します。
 

島秀生様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2019年 5月18日(土)08時37分13秒
  投稿作に秀作と課題等頂きありがとうございます。
「月夜の夢」はなるほど、最後に強調なるような連を持ってくるわけですね。今の七連目だと弱いと、気づかなかったです。逆に三連目は自分の中ではそんなに重要視してませんでした。どこをポイントにするか、また推敲してみます。初連もお勉強になります、初連にもう一連入れてたんですけれど、途中にいらないた内容消したので忘れましたが、念のため今度は消さずに保存だけでもしておこうと思います。
「空がコバルトブルーだった日」
清々しい空が伝わったようで、嬉しいです。島さまも素敵な空の出会いがあったんですね。同じ空ってないから、飽きないですね。
パレットだと、12色を思い浮かべるとは。コバルトブルーはそれに入りませんからね。また、考えてみます。今回もありがとうございました、また書けましたら宜しくお願い致します。
 

島秀生様へ

 投稿者:埼玉のさっちゃんメール  投稿日:2019年 5月18日(土)08時11分24秒
  評価を有難うございます。
会社の同僚等、身近な存在の方なら微力でも何か力になれる事があるのでは?と思いますが、知り合いの方の事に関しては、模索し、自問自答を繰り返し、その人によい方向に。と、願う事しか出来ない歯痒さを書いてみました。
島先生が、私の詩に好意を抱いて頂き恐縮致します。
私は、説明的になってしまうので、試行錯誤をしながら書いています。
アドバイスを参考にさせて頂き、次回に繋げたいと思います。
 

島秀生 様

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2019年 5月18日(土)06時17分29秒
  評をありがとうございます。セリフに不備がないとの言葉をいただき、胸をなでおろしました。よかったです。
恥ずかしながら、草野心平の作品を読んだことがありません。これを機会に手に取ってみようと思います。これからもよろしくお願いします。
 

島さん

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2019年 5月18日(土)00時17分21秒
編集済
  秀作の評にご指摘ありがとうございます。
読み返してみると、おっしゃるとおり、
6連で終わりにしておいた方がスッキリすると
思いました。また宜しくお願いします。
 

島秀生様へ

 投稿者:k2  投稿日:2019年 5月17日(金)22時57分36秒
  初めまして。k2と申します。これからどうぞ、宜しくお願い致します。
初心者の稚拙な詩にも目を通して頂き、大変恐縮です。
僕の詩は今の所大体は、実際の話です。それがなんだか詩の様なものに見える、未だ表現の域にすら立てておりません。
これからもご指導、ご鞭撻の程を宜しくお願い致します。
 

島秀生様

 投稿者:night owl  投稿日:2019年 5月17日(金)21時51分38秒
編集済
  はじめまして、よろしくお願いします。貴重なアドバイスを下さりありがとうございます。一番の最新作を載せてみました。また書き直してみますね。細かく見てくださりありがとうざいます。  

評、5/7~5/9、ご投稿分、残り。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2019年 5月17日(金)21時42分3秒
編集済
  たくさんのご投稿、ありがとうございました。また新しい方も増えて、ありがたいですね。

MY DEARは、レスポンスの早さ、多さもあって、他所と比べると皆さんの成長が早いですが、
とは言っても、ある程度の年数は要しますので、今すぐの性急な成果は求めずに、なるべく腰を据えて取り組んで頂けると、ありがたいです。


「縁」k2さん

「祖先慰霊」だけですか? おそらくなんらかの流れはあるか、いわれはあるかでしょうが、戦没者とか特定しない言い方で、それぞれが自分の祖先や地域の祖先を思えて、いい言い方かもしれません。運動公園近くということなので、自治体が由縁を知っているかもしれませんね。
マラソンコースを走らず、歩いている作者がいます。イレギュラーなことをしているのは、何か理由があるのでしょう。3連にある「悲しい時」「無情な日」は、自分のことなのかもしれません。
この詩はきっと、このマラソンコースを行く中で、心が安らいでいき、それが慰霊碑のおかげではないか、と感じたという詩なのでしょう。
その理解で進めるとすると、5連の

 他人事じゃない誰かのおかげ

は、ちょっと意味がわかりにくいので、別の表現を考えられたほうがいいかな、と思います。
あと終連ですが、碑のいわれが誰も知らないことを言うよりも、

 丘の碑は何も言わない

この方が黙っているけど慈悲をくれた、という感じに読めてベターではないでしょうか。

k2さんは私は初めての方ですので感想のみですが、スケッチ風の臨場感ある詩風は、私好きですよ。また書いて下さい。


「灯す」草香さん

まず、2連1行目の「まあるく目」は「まあるい目」のミスタッチかと思います。

初見で2連の「まあるい目」「三角の目」を読んだ時に、子供たちかなと思いましたが、3連で「慰問」とあるので、老人施設かもしれませんね。
となると、職業ではなく、ボランティアかもしれません。
いや、障害者施設や、児童養護施設ってこともあるかな? そうなると、やはり子供たちの目でしょうか。
その答えはきっと、4連の「乾いた心に」と感じる相手にあるのでしょうね。

もし差し支えなければ、この「まあるい目」と「三角の目」の主のことも書けると、もっと大きなドラマで書ける詩なんですけどもねえー
うーーん、そこがとても残念です。
それも含めてですが、「叙景」という言い方が適切かわかりませんが、この詩ちょっと自分の方ばかり見て書いてるんですよね。観客側がすこぶる乏しいんです。終連の着地はそれでいいんですけど、そこへ行くまでですよね。この詩はそれで、コンパクトな詩で終わってしまいました。

3連の1~4行目の、常人と逆をやってるマジシャンの特性が書かれていて、ここは深かったです。私、ここがグッドだったです。
ただ5行目の「15年」は、15年続けてこれたのは終連にある理由から、という感じに、15年と終連が連係できたらベターでしたね。

まだ大きくなれる詩なので、以上の点を一考してみて下さい。この詩の可能性を買って、いちおう秀作にしておきましょう。


「昭和の終わり」小林大鬼さん

平成が終わり令和を迎えるにあたり、
昭和が終わり平成が始まる時はどうだったか?と振り返って考えることが多かったですね。
あの時を知らない世代も増えてますから、小林さんの経験ももっと聞きたいところなんです。
なのに、なんで、そう簡単に帰結してしまうのでしょう?

大分類の話って、話が深まらないから、広い代わりに薄くしか伝わりませんよ。
中分類、小分類に話を落としてこそ、もっと深いところで、人からの共感を得られるわけです。
私はそう思う。


「new era」night owl  さん

関係のない人が巻き込まれる、理不尽な事故が続きましたね。車が飛び込んできたら、歩行者って無抵抗です。あまりに可哀相すぎました。初連で、元号を跨いで起こる相次ぐ事故に着目されたのは、たいへんグッドな着眼に思いました。
元号に因んでの作のようですので、時代を総括するべく、故意に話題を広域に、複数取りあげているのだと思いますが、やっぱりそこがちょっと雑になった要因でもあるようです。
とりわけ7連の、「意志をなくしたのっぺらぼう」の連は、何をどう示唆されようとしているのか、ちょっとわかりかねました。

終連は、意見それぞれで、作者の意見がそれであってかまわないんですが、どうだろう? そう断を下すのはちょっと早いと考える人のほうが多いんじゃないかな? あんまり共感が得られる感じがしてないです。
それよりも8連の、

 平和は遠い だけど近くにある
 少し目覚めれば出口は必ず見えるはず

こちらのほうがステキに感じましたので、こちらを終連に持ってこられた方が良かったかな? と思います。
night owl さんは私は初めてですので、感想のみお伝え致します。でも力量のある人ですね。また書いて下さい。


「銀色の沙」かすみ じゅんさん

まるで海の潮が満ちてきて、
砂浜に作ったお城が波に浚われてなくなっていくように、
君の想い出が消えていきます。
いい詩ですよね、秀作を。
かすみじゅんさんは、韻を踏むことにこだわらない方が、ステキに書けてる気がしますよ。

私の意見はですね。6連で終わったほうがいいよって、考えです。
一番ひっかかるのは「最後の言葉」で、どの段階であったとしても、最後に聞いた(あるいは言った)が、あくまで最後の言葉ですからね。
最後の言葉がない、なんてことはないのですよ。
7連の「また新しい夏を」も、本当は何か過去の夏の想い出があってこその、「また新しい夏を」なんじゃないでしょうか? 季節の循環はわかるんですけど、前フリがないのに、「また新しい」と粘りついてるとこが、なにか違和感あるんですよねえ。単に「(想いに関係なく、無情に)季節は巡ってゆく」って言ってるのでしたら、いいんですけど、なんかニュアンスが違うところが引っ掛かるんです。
そういう違和感もあって、あんまり美しくない連ですし、そもそも7~9連(終連)て、一度言い終わった話を、もう一回繰り返してる感があるので、わたし的にはもう、デキのいい6連までで終了にしたほうがいいんじゃないか、という気がしています。

あと細かいとこですが、2連の「5月」は、縦書きに印刷される時のために、「五月」と書く習慣を持たれたほうがいいです。
4連3行目、この詩のカナメとなるものが、砂が崩れるイメージですので、そのイメージを大切にする意味でも、

 「軟らかに乱れ」は ⇒ 「軟らかに崩れ」に、変更されたほうがいいのでは? と考えます。


「空がコバルトブルーだった日」@すみっこさん

気持ち良い詩ですね。そして詩に一気呵成の勢いがあります。
@すみっこさんにとって、本当に気持ち良い出来事だったにちがいありません。

夕焼け空や、雲とのコントラストでなく、
空の色自体が、透き通った南の海のようであったということなのでしょう。
だいぶ前のことですけど、私もそうした思いがけない色に出会った記憶がありますね。空の青が濃いことがあるんですよ。非常に珍しいですけどね。
空は千変万化。一度として同じことはありません。見ていて飽きないと私も思ったことがあります。
いやまあ、フツウはこういったとこまでだと思うんですけど、作者は思わず階段を駆け上がって、屋上まで行ったようです。
ここが凄いですよね。
ステキな空を見上げながら、同じ空を見ているか、聞きたい人がいたのでしょう。
いくら遠く離れていても、空は繋がってますからね。
ラストの2連は、作者自身が浄化され、どんどん空気のようになって、空に昇っていくようです。ここと初連が特に好きです。
この詩は、ステキなものに出会った感動そのまま、一気呵成の詩ですから、これはこれで良いでしょう。秀作を。

2連ですが、
コバルトブルーだと、いわゆる12色の水彩絵具のブルーより濃いはずなんですよ。
あとの「色ムラがない」はグッドなんですけど、2連前半のカラー表現は、もうちょっと考えてみて下さい。


「贅沢三昧」ともりんさん

なんといっても初連の、新緑の山を見て、「美味しそう」は、斬新でおもしろかったです。
続く2連の、こんな季節に生まれたかったの想いや、
3連の、出勤の電車から見える青空と緑のコントラストも、気持ち良い描写でした。

ところで、そもそも2つだと寂しいから、ずんだ餅も入れませんか?
それぞれ緑になる由縁は違いますしね、

 うぐいす餅──着色きな粉
 よもぎ餅(草餅)── よもぎ
 ずんだ餅──枝豆

自分でも2つで、ちょっと足りないと思いませんでしたか? そういう時にはちょっとググって知識を付加する習慣を持って下さいね。
なので、

「うぐいす餅、よもぎ餅」で書かれた2ヵ所は ⇒ 「うぐいす餅、よもぎ餅、ずんだ餅」に、

2ヵ所とも変更してみて下さい。すると1連も4連も、しゃんとするんじゃないかな?

終連、迷うとこですが、初連の感覚で一貫したほうがいいと思う。
つまり、「景色を食べ物に喩える」の美徳で貫いて、話を食べ物自体の話に、急に1行で持って来ないほうがいいと思う。
よって私の意見は、終連の1行目はカットで、

 うん!
 5月は私にとってのスペシャルコースだ!

だけ案ですね。「食べ物」に話を振らなくても、もう餅の名が3つ並んでるだけで(甘味)スペシャルコースですよ。
この詩は、なかなかおもしろかったです。もうちょいですね。半歩前を。


「星は目映く」ともりんさん

端的なのはノーベル賞を受賞された方たちですね。
あの年齢で成し遂げるあの偉業。しかも歩を止める様子なし。
自分もあの年齢になった時にまだ、確かな意志を持って前に進めてるだろうかと思うと、尊敬の念は尽きないですね。
「眩しい」と感じる先達の人たちがいる思いは私も同じです。

なので、書かれている意図は、私も共感ですが、もう少し作品らしくしてあげて欲しい。
場面がいくつか展開していってるのに、その展開が自分でわかってらっしゃらないようです。
映像を思い浮かべた場合に、どこで映像が変わっていくかということを、もっとイメージして下さい。

場面が、次の場面へと展開してる部分というのは、間をあけるか、場面と場面をつなぐ言葉が欲しいわけです。
はっきり言いまして、
1行目と2行目のあいだ
6行目と7行目のあいだ、
2連と3連のあいだが、断裂しています。

修正案としては、

 三日前に届いた本はとってもきれいな装丁
 今日はこの本を書いた先生の誕生日
 年齢を重ねても活躍される先生は眩しい
 少しずつ先生の思いを辿るように読む
 私が同じ年になったら追いつけるだろうか
 いや、無理だなぁ

 そんな私の呟きを聞いたら仰るだろう
 「人生、これからですぞ!」

 先生、
 その一言が、私の生きる希望です

まあ、こんな感じでどうでしょうか? 参考にして下さい。

 

評、5/7~5/9、ご投稿分、その1。

 投稿者:島 秀生メール  投稿日:2019年 5月17日(金)21時32分34秒
編集済
  「タンポポの綿毛」耀子さん

いつも散歩道に見る風景に、心を通わせます。
そういえば私もタンポポの綿毛を飛ばすのは、毎年どこかやってますね。どこって決めてないんですけど、タンポポ見かけた時に、毎年一度はやるって感じです。
この詩でも、第7連で面白がって、次から次へと綿毛を飛ばすところが楽しくてステキですね。ここで作者は「静」から→激しく「動」に変わります。
続く8連で、綿毛は空を飛び、9連で、

 風に乗って浮き浮きと
 旅に出たんだ
 楽しい旅だと良いね

と、声をかけます。空を飛ぶだけでなく、旅に出たんだと発展させて、童話的な世界を思い描くところがステキです。
翻って10連(終連)では、自分を見ています。「もう旅に出ることもなく」は、連れ合いを亡くして、もうその意欲も湧かないということなのでしょう。
そう決めてかかっているところに、作者の影の部分がちらっと見えます。
今はただ、毎日の日常の中にのみ、楽しみを見つけているようです。その胸中には、達観したステキなものと、寂しいものとが、同居しているように見えます。
この詩は、後ろ4連がこのように話が深くなっていって特にステキですね。
一方で、前半部も臨場感たっぷりの叙景を楽しませてくれて、退屈しなかったです。間延び感を感じさせずに、前半の叙景を楽しませてくれるようになったところは、耀子さんの力量アップを感じます。秀作プラスを。

あと、ごめんなさい、その背の高さからすると、それ、
昔、タンポポモドキと呼ばれた「ブタナ」かもしれないです。花はタンポポそっくりなんですよ。綿毛も同じようにできます。
花茎がひょろひょろと伸びて、途中でいくつもに分岐しているのが特徴です。足元の、のこぎり葉も丸っこいです。
もし「ブタナ」でしたら、詩中の「タンポポ」は「タンポポモドキ」に差し替えるだけで、それはそれで、OKだと思いますよ。花は本当にタンポポとそっくりでキレイですし、植物学上の分類の違いだけですからね。同じように目に留まる花として描いてあげて、全然おかしくないと思います。

野の花の中にはまだまだキレイなものもありますから、散歩の道すがら、また気が向いたら描いてあげて下さいね。


「息子の入院」レノンさん

これ、腹膜炎を起こしかけていませんか? 試合に出られないのも悔しいですけど、試合どころか、命にかかわるとこでした。無事に退院されて、本当に良かったです。回復力が早いのも、さすが若さ!でした。
あのー、救急外来、自分の車で走ると待合で待たされることがありますから、救急車を呼ばれるべきですよ。救急車で運ばれると、いの一番に診てもらえますので。激痛が始まると一刻を争う状態になりますので、そこのロスタイムも避けられるべきです。まあ当初、そこまでとは思われていなかったかもしれませんが…。

ああ、なんか、読んでて、こちらまで焦ってしまいました。本当にご無事で良かったです。右下が痛いという感じに症状が出ない虫垂炎があるようで、やっぱりその場合は病院へ行くのが遅れる人が多いようです。
もちろん医師がやる触診のようにうまくはできないですけれど、いちおうお腹が痛い時はランダムにあちこち押してみると、いいですよ。本当はどこから来てる痛みなのか、ざくっとですがアタリに出会えることがあります。今回の虫垂炎も、自分では右下が痛い感じじゃなかったとしても、実際にそこを押さてみると痛かったはずです。あくまで何か痛みを感じた時の初期段階としてですけどね、いちおう自分でできる作業として、痛みのポイントを探しておくというのは、おススメです。医師にも伝えやすくなりますしね。

ごめんなさい。いろいろ蛇足をしゃべったかもしれませんが、さて作品です。
レノンさんのいいところは、ともかく綿密に、濃厚に書いて下さるとこです。なんていいますか、大事なことは全体のストーリーだけじゃないんですよね。レノンさんは微に入り細に入り、都度都度の心情を書き綴っていってくれます。たとえば、この詩では息子さんの痛みに耐える表情が何度も出てきますが、その都度その都度の自分が身を切られるような心情を書いてくれています。病院に向かうところ、診察室、検査・投薬、手術、手術後など。
5.は手術した夜の付き添いなのでしょう。寝返りの1回ずつに大きく動揺して「三回目はなくて/ホッと背もたれに沈み込む」は、私、すごくよくわかりますよ。

1.の息子の痛みは全部、自分が食べてやると思うところ。
2.の県大会に出れないことを宣告され、通話の切れた受話器をずっと耳に当てている感じに表現されるところ。
3.の息子の痛みのピークと見誤った作者の後悔
6.の点滴台を押しながら、二人の歩く姿が写るところ。

などなど、ステキなところが目白押しです。
それに、なんていいますか、これ読んでると、読者自身も肉親の入院に付き添った時の記憶がよみがえるという人が多いんじゃないでしょうか。ケースも違うし、病気の種類も違うでしょうけど、入院から退院まで、展開としてはだいたい似たパターンですからね、読めば思い起こすことも多いんですけど、でもフツウの人は、その都度その都度を忘れていっちゃうから、こんなに心情を記憶して、書き残すってこと、なかなかできないものなんです。やっぱり息子さんのことを、まるで自分自身のように自分の身に置き換えて考えているから、付き添い側の立場でありながら、こんなに綿密に書き残せるんでしょうねえ。すばらしいです。名作を。これもレノンさんの代表作の列に並びますね。大作でした。

綿密・濃厚でありながら、伝わりやすい文体なのがいいですね。よく推敲されていて、文章的な不備もなかったです。
1点だけいえば、私、当然、投薬で調整したのちに手術したと思ってるんですが、手術後だから、水さえ飲めない夜があったと理解してるんですが、2.での医師の発言が、手術するのかしないのか、どちらとも受け取れる曖昧な言い方になっているので、読者が迷わないために、5.はやっぱり手術当日夜であることを記載したほうがいいと思います。


「ぜんたーい、回れ、みぎっ」あさぎさん

なんだか、ね、現代版草野心平の「蛙」って感じがしました。
二人が横に並んで、空かなんか見ながら会話してる感じがあるとこ。
自分達は狭いところでじっとしているくせに、それとなく世の中を論じてる感じ。
生きている根源に話が向かうところ。
言葉はどれ一つとして同じじゃないのに、語ってる世界観がなにか共通項あるんですよね。
隣りの席で会話してる人たちの話がもれ聞こえてきて、それが思いがけなくいい話で、ふーーーん、てなる。
そんな感じに感心しながら聞かせてもらいました。
とびきりってほどではないですけど、まずまずいいんじゃないですか。秀作を。
セリフごとに、登場人物AとBで書き込んでいって全部チェックしてみましたが、別に不備はありませんでした。

不思議なのが、このタイトルですなあー
意味わからんのですけど、キャッチ―ではあります。
久しくやってないので忘れかけてますけど、右を向くのは、右向け右!で。回れ、右!は右回転で真後ろを向くことですから、
後ろを振り返ってごらん、と言いたいのではないでしょうか。
しかも「ぜんたーい」ですから、世の中の全員に呼びかけているようです。
きっと「好き嫌いの存在、大賛成。」とみんなが言えたら、世界に戦争なんか起こらないのかもしれません。


「会社」エストリンさん

会社のできないところを、結構わかってるところがおもしろいですね。会社に負けてないって、いうか。
どこか向こうっ気の強さのあるところがステキです。

エストリンさん、おもしろいものを持ってるんですけど、自分と相手がいて、その会話やりとりの部分がわりと無造作なんですよねえ。
この詩も理解するのに、ちょっと骨が折れました。
つまり、
「体もぼろぼろ」「心がズタズタ」「頭が痛いんですけど」と作者の方から訴えたから、配置転換してみますか?と人事担当者に言われた、ということですね。で、本人からの配置転換希望ということになるので、会社の決裁が取れる資料を作りなさいと言われた。
これに対し作者は、「そんなものあるか! 辞表のことか?」と応酬する。「じゃあ、決裁資料作成については、上司に相談してみなさい」と言われるが……。
と、まあ、こういう感じの、やりとりを書いてるんだと思います。

(たぶん)なんとか読み解きました(つもりです)が、一番誤読されやすいのは、会社から配置転換を命ざれて怒った!と読まれる誤読ですね。そう読まれると意味が取れなくなってしまうんですが、そう誤読される可能性も結構高い作品なんです。
おもしろいものをお持ちだし、書かれてるんですが、会話の部分だけ、ちょっと勉強された方がいいかも、ですねー。会話部分でちょっとソンされてますね。少し小説とか読まれたら、自然に感覚が掴めてくると思います。まあ、誰の小説でもいいんですが、気に入った人のを。かの、新海誠の小説でもいいですよ。あの人、むっちゃ美文なので驚きますよ(←天は二物を与えてます)。
エストリンさん、これからも期待しています。


「心からの願い」埼玉のさっちゃんさん

同じ職場にいて、その悩みが仕事上のことであるならば、過去の対応ノウハウや先任の人の経験則を聞いて、アドバイスのしようもありますが、プライベートなことになるとケースバイケースですからねえー

終連の、

 誰も答えてくれない
 自身で答えを出すしかないのだ

は、作者ではなく、途方に暮れている貴女に言いたい言葉ですね。
こちらができるアドバイスって、所詮は概論か周辺情報ですからね。その人にとっての答えを出すのは、詰まるところ、その人ですからね。
この詩についても、彼女に向ける言葉として持っていった方が、話は大きくなって、グッドだと思いますよ。そのために、ラストの4連は以下に修正が、私の案です。

 不安になる気持ちは
 皆一緒なのだ

 穏やかな日々が
 戻ってくる事を
 祈るしかない

 貴女の答えは
 誰も答えてはくれない
 貴女自身で答えを出すしかないのだ

もしかしたら、最初からそのつもりで書いているのかもしれませんが、後ろから2連目に、

 何も出来ない私は
 薄情なのか

の疑問形があるため、終連はその疑問を受けてのものにしか見えません。よって、この後から2連目は消すべきですね。
つまり、途方にくれてる貴女に比べたら、自分が薄情かどうかなんて言ってる作者の話は補助的な話に控えていいのではないでしょうか、ということです。
タイトルも「缶コーヒー」くらいの方がいいのでは? と思います。
埼玉のさっちゃんさんの文体は、適度に省略のある、なめらかな自然体で、時折ウイットも効いていて、私はとても好きですよ。ハートもいいんですけど、この詩に関してはちょっとピントをはずしてませんか? と言いたいかな。
半歩前としましょう。


「自由」エストリンさん

自分としてはその差がよくわからないのに、理不尽な命令を受けるということが、現実世界にもありますね。そうしたものを比喩されているのかもしれません。
ただ、この詩に書かれている「自由」の位置づけは、ちょっと難しいですね。一般的には、籠の中から出て行くことが「自由」であろうと考えるわけですが、この鳥である「私」は、出て行きたくはなかったわけで、そういう意味では自由を望んでいないわけで、「望んでいなかったところの『自由』」を与えられた、みたいな格好に読めます。それはそれで、「自由」ってなに? という問いかけに、途中から向かうことも可能だったんですが、話はそちらへは向かわず、王への「お気に入りのはずなのに、どうして?」に終始してしまうところに、この詩の残念に思うところがあるんです。話が決して、「自由」を問うものにはならなかった、ということですね。
まあ、それはそれとして、よくわからないうちに追いだされる、現実世界にありそうなエピソードで、物語としては興味深く読みました。終盤で王が、「まだ若い」だけでなく、何かもうちょっと意味あるものを示唆して欲しかったですが……。良いにつけ、悪いにつけ、です。

あと、場の設定の話ですが、「籠の中の鳥」というと、真っ先に想像するのは、一羽が単体で入っている小さな鳥籠を想像するのですが、この詩で描かれているのは、動物園の柵のような、その中で何羽も飛んでいる柵のようなイメージで書かれているので、その柵イメージも序盤のほうで描いて置いたほうがいいです。この詩を読む上での前提条件になってきますから。

物語としてはおもしろく読みましたよ。エストリンさんは、私は初めての方ですので、感想のみになりますが、いいものお持ちですから、ぜひまた書いて下さい。


「月夜の夢」@すみっこさん

5連の「距離なんて関係ない」という距離による差を否定する言葉や、6連の(遠くと言っても)「月より」は「ずっと近く」だというマクロ視野に変換する言葉から、
「あなた」はそばにはいない人で、かなり離れた距離にいる人だということがわかります。
にもかかわらず、3連で「いつもと変わらぬ姿で/逢いに来てくれる」があるのは、
それが実際のものではなく、「想い」を「カタチ」に表現してのもので、あるのでしょう。
ロマンチックですよね。

5~7連では、恋文のように、「あなた」と「私」が呼応するやりとりになっていて、
「あなた」から来た5連の言葉に、
「私」は、6連と7連の言葉で返しています。
ここもロマンチックなんですが、このあたりが詩の中盤だと良かったんですけどねえー。7連を終連とするには、ちょっと弱すぎる感があるんですよね。

うーーーん、ステキな雰囲気の言葉はたくさんあるんですが、7連の弱さもあって、わりに平板になっちゃってて、もうちょっと何か残すものが欲しいという感じなんです。
たとえば、一番の大きな変異が3連の「いつもと変わらぬ姿で/逢いに来てくれる」という虚像なので、むしろこちらを最後に持ってきたほうが、大きなものが最後に待っていて良かったかもしれないですよ。
あるいは冒頭の「長い夜」は、暗くて長い夜と、楽しくて長い夜と、クタクタに疲れ切るだけの長い夜があるんですが、前後関係なしにこれからスタートされると、どれを想像すればいいのか困るところがあります。この言葉を補完するものがもう一連あると、スタート時点での作者の重みも変わってきて、深みも増すと思いますよ。

そのあたり、もうひと息の工夫検討を条件に、秀作としましょう。


「美味しかったよ」耀子さん

どこからか種が飛んできて根づいた山椒の木の、
若葉を摘んで
すり鉢にすりこ木というのが、また懐かしく(今、家にない人も多いんじゃないかな?)
自家製もすごいけれど、この「萌黄色の山椒味噌」というのが、私、見たことなくて、
その味噌で、大好きな茄子の田楽をすると、どんな味になるんだろうと、
興味津々に読みました。

その前、5連の「茄子の素揚げに乗せましょうか/頂いた筍に和えましょうか」から、もう
このお料理の選択に、心ぐらぐらしてました。
この詩は「萌黄色の山椒味噌」というのが、物凄く印象を残していく詩ですね。
そしてそれは山椒の若葉を摘むところから始まるものであることで、季節感もとても高まりました。

6連、「寂しいって 心が熱くなるんだ」というのも、
思いがけない言葉の組み合わせでした。
「寂しい」気持ちは、よく空虚感で表現されますから、
何もない場所に、風が吹き抜けるような、心の寒さで表現されるのが通常です。
「寂しいって 心が熱くなるんだ」は、とても思いがけなかったし、その心情についてどう思い巡らせればいいのだろうと思いましたが、
もしかしたらそれは、涙を流す時の、発熱のようなものであるのかもしれないと思いました。

これ、
絶対!おいしいはずですよ!!
「美味しかったよ」と、亡き人に届けて下さい。

1点だけ修正希望あります。3連の1~2行目ですが、次のどっちかで、いいと思います。

 その葉をちょんちょんと捥ぎ
 においを嗅げば

 私はその葉をちょんちょんと捥ぎ
 においを嗅ぐ

まずもって初連がステキで、その初連で述べられていることを、再度2~4連で詳細に辿っていく格好です。
ですので先に初連で概要がわかっているため、2~4連は主語をはしょって感慨に走っても、主語を間違えることはないので、大丈夫ですよ。

そこの検討を条件に、名作としましょう。

 

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