<思いやりのあるコミュニティ宣言>
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雨音様

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2020年 9月20日(日)04時37分17秒
  「部屋の蟋蟀」に感想ありがとうございます。
9月に入り、あんなに鳴いていた蝉が影を潜めて、虫の音しか聞こえなく鳴りました。
この詩は部屋に迷い込んだ蟋蟀を自分になぞらえて歌ったものです。
 

移ろい

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2020年 9月19日(土)18時37分21秒
編集済
  燃え尽き
陰りだす夏の日
風だけが冷たく走りゆく

立ち止まり
見上げ眺めた空は
青以上に青く 鮮明に突き抜けて

それ以外の
何ものでもなく

ただ
ひたすらに高く
ぶ厚い熱の殻を破り
疲れた街を包んだ


 また一枚
 体から剥がれ落ちるように
 時は過ぎ

 憧憬のか細い糸
 ふうあり 宙に舞い上がり

 やわらかに癒やす
 夜へ結ばれ


そっと
知らぬ間に
足掛け昇る、秋の階段

近づいてゆく

彩りに溢れ
はなやかに零れる
木の葉の宴

瞳の円らが艶やかに映す

鈴の音の囁き 散りばめられた
沁みいる闇の
透明な静けさの中に



 

青島江里 様

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2020年 9月18日(金)23時56分0秒
  具体的な例を交えた評をありがとうございます。評を受けて、「読んでもらう」ということを意識しなければと思いました。身近なテーマと具体例をうまく使えるようになりたいです。がんばるしかありません。
今後もよろしくお願いします。
青島さんが乗った鉄道、乗ってみたい!
 

星の彼方に~芦名星に捧ぐ

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2020年 9月18日(金)23時08分17秒
  星の彼方に何も言わずに
彼女は静かに去ってしまった

部屋に吊り下がる首飾り
彼女は何を思いながら死んだのだろう

様々な噂が飛び交うが
原因は分からない

哀しい名前と引き換えに
華やかな人生を選んだのだろう

数字が刻む儚い運命
コロナがなければ
人や心が繋がっていれば

死にたいと言った何気ない呟き
幻が現実になるなんて

彼女はいつも弱い自分と闘いながら
笑顔で涙を隠していたか

秋の夜空に星が瞬き流れてゆく
星の彼方に淡い面影をそっと残して
 

風鈴

 投稿者:ピロットメール  投稿日:2020年 9月18日(金)14時56分30秒
  真夏の日差しを受けて
藤棚高く
いっぱいに
無数の硝子の風鈴が
ぶら下がっている

薄紫の花房に代わり
陽に透き通った
緑や桃や黄の江戸風鈴は
チリチリチリチリ
硬質な音を響かせる

灼熱の太陽に
プクッと膨らんだクラゲ
太陽を透かしてキラキラ輝き
金銀の短冊の舌をなびかせ
夏風に応え
涼しげに歌う

ベージュの真麻の
おそろいのワンピースを着た
二人の少女が
薄布の裾を翻しながら
歓声をあげている
可愛らしい甲高い声は
風鈴のチリチリに溶け込み
ドビュッシーのピアノになる

天神さまの梅葉は
物憂げに揺れる
黒光りした御神牛は
チリチリチリを遠くに聴きながら
夏の陽を抱いて
午睡の夢を
貪り続ける
 

プリンセスゴリラ

 投稿者:蓮見 丈メール  投稿日:2020年 9月18日(金)06時29分25秒
編集済
  男女雇用機会均等法のお陰で
誕生した ガテン系界のニュー
ヒロイン プリンセスゴリラ

愛機のユンボに跨り 作業着と
ヘルメット姿で 荒れ地を掘り返し
残土を積み込み 街の基礎と景観を
整える 土木女子のプリンセスゴリラ

ヘルメットの下は セミロングの黒髪
休みの日は エステとヘアサロン
に行って 自分をピカピカにし
大人可愛い ジャスグリッティーや
グレースコンチネンタルを身に纏う

趣味は読書と 死ぬほど高い酒
死ぬほど高いつまみ 死ぬほど高い
スイーツを買って 残高と胃酸が
不足するまで 飲み食いする 暴飲暴食

その一方で WEB上に蔓延している
誹謗中傷や 心無いリプライを
デジタル化した ユンボで掘り
起こした クラウド上の墓穴に
片っぱしから葬り去る 女仕事人

加えて 未だにアフリカや中東で
行われている クリトリスや小陰唇の一部
または全部を切り取る 女性性器切除
の本を読んで 毎夜見た中学生の時の
悪夢 女性蔑視や女性軽視  起源を
忘れた男の 都合のいい迷信や妄信

などを廃絶すべく 広がる女性への支援の輪
を告知する広告文 十三歳で妊娠
十四歳で出産 まだ恋は知らない
に共感して 大学生の時から 定額の
寄付を続けている 博多訛の無償の投資家

そんな彼女を更に驚かす 足元の
不都合 水はけの悪い真実 こんなところ
にも隠れていた この世界の基礎と
景観を汚し 男女を問わず生きづらくする
呆れた 縄張り意識に特権意識

ガテン系男女が愛着を持って呼ぶ ユンボを
行政系男女は バックホー
マスコミ系男女は ショベルカー
官庁系男女は ドラグショベル と呼ぶ

ちょい悪男は殺しても 良い女は殺さない
フェミニスト のキングコングと
その遠縁の プリンセスゴリラ
だけでは正せない この世界の基礎と景観
 

名画

 投稿者:Liszt  投稿日:2020年 9月17日(木)14時20分36秒
  絵画の評語の一つ。以下の三つの基準を満たすものと定義される:

(1)たとえ時間的にも空間的にも、いかに大きく隔てられていても、
 画家の手を離れてから不思議な運命に導かれ、数世紀を経て、数万キロを旅して、
 ある鑑賞者のもとにたどり着くような作品。
 そして、鑑賞者に対して画家から自分だけに宛てたメッセージと思わせる作品。
 (→関連項目『投壜通信』)

(2)かつてその同じカンヴァスに向かって立ち、パレットを持って一心不乱に絵筆を
 ふるっていた画家の姿を、観る者の傍らに彷彿とさせてくれる作品。
 画家と同じ空気を呼吸し、同じ時間を共に生きていると実感できる絵画。

(3)年月を重ねるにつれ、見かけは劣化したように見えても、逆に新たな奥行きが
 生まれる作品。決して後世の人間の手によって、いたずらに修復されることも、
 また若返らせることも許されない。
 表面のひび割れ、絵の具のはがれさえ、観る者に忘れがたい印象を残す作品。

 (『私家版 定義集』より)


※散文詩(?)として書いてみました。『投壜通信』については、また改めて書きたいと
思います。Liszt
 

糟童

 投稿者:真清水るる  投稿日:2020年 9月17日(木)13時44分4秒
編集済
  雨垂れが 雨水管を水琴窟に変え
とおく
シータのしらべと 響きあい
曼陀羅の花が開き
雄蕊のように 釈迦如来が現れ
七歩 君に向かって歩き
そしりを うけ 背中をまるめた君に
片手をあげ少年の声で云う
「やあ」
「きみも 上下左右古今東西をみわたそうよ」


  たしかに聞こえたが いつもの雨水管の蓋があるばかり
  まだ 水音は したたりおちている
  ここは 金色の茂み
  ひかりへ 続いている



※本作品は、#毎日が辞書ダーツ詩でお題にあった【 糟童詩】として投稿したものを、改編して投稿させていただいています。糟童というのは (かすわっぱ)と読み(少年を罵る言葉)だそうです。このサイトは新作が基本であり 初回に限り 旧作も良いとのことの説明は読みました。Twitterでお題を提供しておられる方に承諾もとりましたので、評をお願いいたします。
 

はずかしい

 投稿者:じじいじじいメール  投稿日:2020年 9月17日(木)08時50分51秒
  バスのなか
ママといっしょに
すわってる

おばあちゃん
のってきた
おイスはみんな
まんいんさん

どうぞって
いいたいのに
いわないとって
おもっているのに
はずかしくって
こえがでない

かえりみち
ママいった
おとなになると
こえがでないより
こえをださないほうが
はずかしい
 

強がり

 投稿者:じじいじじいメール  投稿日:2020年 9月17日(木)08時45分24秒
  夕暮れ時 廊下の片隅
あなたの帰りを待っている

言える 言えない

今日こそは
私の想いを伝えたい
あなたを好きと伝えたい

あなたが好きと
気がついてから
毎日、胸の苦しさが
とまらない

授業中も休み時間も
どんな時も
あなたの事が
頭から離れない

ガラガラと
教室の扉を開ける音
あなたが出てきた

あなたの後ろにもう一人???!
私の親友が一緒にでてきた
2人は笑顔で手をつなぎながら
廊下をこちらに歩いてくる

「待っててくれたの?」親友の声

「え?」
廊下で私は言葉にならない
返事をした

あなたから「3人で帰ろうよ」

「忘れ物 取りに来ただけ」
私の精一杯の強がり
そして精一杯の笑顔にならない
強がりの笑顔

親友の幸せ
親友の笑顔
これでいいんだ
私の強がり
心の中で
「あなたなんかより
もっといい人 みつけるから」

帰り道
いつの間にか
胸の苦しさ消えていた
 

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