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家族の温もり

 投稿者:藍まほろメール  投稿日:2021年 1月 9日(土)17時04分47秒
  朝は雪が降った
とても寒い一日の始まりである

そんな中での学校が終わり部活
がたがたと震えながら歩く道のり

強い人たちの集まり
勝てない毎日
それでも欠かさず行く部活
上手くなったと褒められても
周りの方が上手いから納得がいかない
震える手
苛立ちと焦りを含む身体は
今日も自主練をする

出来ないこと
劣っていることを
少しでも補おうとするささいな努力
冷えた道具
かじかんで上手く動かない身体
寒さで節々が痛くなる
それでも時間いっぱいやりきり
始める帰り支度

家に入って待っていたのは
笑っているお母さんとお父さん
毎日愛情を注ぐ犬と猫
既に入っているお風呂
出来ている温かいご飯
「お疲れ様」
この一言でまた頑張れる
家族の優しさで
続けようと思える

いつもありがとう
今日も行ってきます
 

雨音様ありがとうございます。

 投稿者:キリコメール  投稿日:2021年 1月 9日(土)12時56分43秒
  はじめまして雨音様批評をありがとうございます。
確かにぱっと書いたので短いなとは思っておりました。
イメージをそのままで増やして見ました。

お母さん
お菓子と思ったら
家だったよ
お父さん
家だと思ったら
お菓子だったよ
こんなところには
住めないね
こんなところには
いられない

お母さん
石を返しに
行く日には
犬を買いに行くものと
誰かが
ほっぺた
触っているよ

お父さん
昨日の雨雲
随分後ろに
おったのに
わざわざ
焚き火で
引き寄せているよ

僕はと言えば
分度器片手に
布団の角度を
計っては
泣くのを
我慢しているよ

お母さん
お菓子と思ったら
家だったよ
お父さん
家だと思ったら
お菓子だったよ
こんなところには
住めないね
こんなところには
いられない

こんな感じになりました。
お忙しい所ありがとうございました。
 

過去タクシー

 投稿者:山雀詩人メール  投稿日:2021年 1月 9日(土)12時54分56秒
  大学時代の友人から
結婚式を挙げるとの連絡があり
その町へ出かけたのは
年の暮れのことだった

そんな年末に挙式するかな
少しひっかかるものはあった
しかもその町は日本のほぼ最北端にあった
そんなところにわざわざ真冬に人を呼ぶかな

気になることはいろいろあったが
それでも私は行くことにした
移動距離はゆうに千キロ以上
式の前日、始発電車に乗りこんだ

着いた頃にはもう夜だった
一日がすっぽり抜けたような気がした
朝、エアポケットに入りこみ、やっと抜けたと思ったら
そこは最果て 星の町 みたいな

駅まで友人が迎えにきてくれるという約束だったが
友人はなかなか来なかった
携帯電話もつながらない
きっと式の前日で忙しいのだろう

無理をさせては申しわけないと
駅前に唯一いたタクシーに乗ろうとしたその瞬間
ごめんごめんと闇の中から人懐っこい笑顔が現れた
十年ぶりの再会だった

そう、あれからもう十年になる
当時、私はピアニスト志望の音大生だった
典型的な自信過剰の馬鹿たれで
自分を天才だと本気で思いこんでいた

今でもあの日の夢を見る
数百人が見守る中で私はピアノを弾いている
我ながら完璧な演奏
指が機械のように正確に鍵盤をとらえる

が、崩れ去るのは一瞬だった
突然、歯車が狂いだしミスを連発
リカバリーしきれず指が止まった
だらりと腕を下げ、呆然と鍵盤を見つめた

まさに悪夢
その日限りでピアノをやめた
傲慢だった自分が許せなかった
音大もやめ、音楽とは無縁な仕事に就いた

友人も同じくピアニストだったが
彼は努力型で地道に腕を上げ、見事プロの道に進んだ
が、おととし生まれ故郷のここに帰っている
何があったかは聞いていない

彼は私を家に招いて歓迎してくれた
家には奥さんもいた(ふたりはすでに入籍していた)
結婚と再会を祝して缶ビールで乾杯
後で宿まで送るからと彼はジュースで

自然に音楽の話になって
聞くと彼は東京で少しだけ心を病んだのだと言う
それでピアノをやめて帰郷したが
彼女の支えを得て、またやり直すのだそうだ

そんな話の後だった
彼が突然、ピアノを弾いてくれないかと言いだした
最初は軽く断った
とてもそんな気にはなれないと

彼は引かなかった
おまえには才能がある、いや、素質がある
もう一度ピアノをやってほしい、いや、やるべきだ
妙にしつこく食い下がる

それでも適当に断っていたが
結婚祝いだと思ってどうかお願いします
奥さんにまで頭を下げられては断りきれず
とうとう承諾してしまった

十年ぶりにピアノに向かう
悪夢がよみがえる
鍵盤の白と黒がまるで光と闇のようだ
私はあえてあの日と同じ曲を弾いた

ショパン 幻想即興曲嬰ハ短調

私の一番好きな曲
そして一番嫌いな曲
そんな私情とは異次元に
孤高にして美なる曲

これを弾くと
いつも星空が思い浮かぶ
無数の星が脳裏に光り、音になってあふれ出す
目を閉じ、星をひとつひとつなぞるように弾いた

柔らかくて優しい音がした
私にもこんな音が出せたのだ
おごりのない素直な音が…
我知らず涙があふれた

最後の音を弾き終え、目を開けると
タクシーの後部座席だった
友人も奥さんもいない、ピアノもない
タクシーは闇の中を走っていく

いったいどういうことだ
私はタクシーには乗らなかったはずだ
友人に電話する
混線していてつながらない

「お客さん、どちらからですか」
運転手が話しかけてきた
「東京です。明日、友人の結婚式でして」
運転手が怪訝そうにした

「え、明日ですか、それはちと解せませんなあ
 だって明日は冬至ですよ
 この辺りでは冬至は極夜と言いましてね
 白夜の逆でまる一日、夜が明けんくなるんです

 普通は北極圏でしか起きんのですが
 この辺はそれだけ北にあるってことですかね
 十年に一回くらいですが、冬至に極夜が起きるんです
 明日はまさにその日なんですわ

 ですので、明日お友達が結婚式をなさるってのは
 やっぱり解せませんなあ
 ここらの人はみんな休みますからね
 式場もやっとらんと思いますよ」

何を言っているんだ、この人は
また電話をかける
圏外だった
しかも発信履歴から友人の名前が消えている

「極夜の日には、過去に戻れると言われとるんです
 一日昼がなくなる分、過去の一日で補填できる、
 ということなんですかね
 まあ、昔の人の幻想でしょうが」

幻想? そうか、だんだん分かってきた
星は過去からの光
私はそれを弾いて、過去への扉を開けてしまったのだ
くしくも幻想即興曲という曲で

いったいいつの過去に行くのだろう
あの日だろうか、だとしたら正直こわい
でも今ならあの日をやり直せそうな気がする
そうしたら少しは自分を許せるかもしれない

思えばすべて彼の仕業だ
ここへ来たのも、ピアノを弾いたのも
人懐っこい笑顔が浮かぶ
あいつ、余計なことを… また涙があふれた

運転手がアクセルを踏みこんだ
空が傾く
星が鳴る
あの曲だ

タクシーが ゆっくり 浮いた…

https://note.com/yamagarashijin

 

雨音様 評へのお礼

 投稿者:山雀詩人メール  投稿日:2021年 1月 9日(土)12時54分49秒
  評をいただきましてありがとうございました。

おっしゃるとおり、「黄色い和服の若い女性」は説明文すぎましたね。

黒船屋の絵っていまどき皆さん知ってるのかな?
そもそも「夢二」でさえ分からない方がいるのでは?
竹久夢二ってフルネームで書くべきかな? それだと語呂が悪いし…
と、まあいろいろ考えてる説明文っぽくなってしまいました。

また投稿させていただきます。今後ともよろしくお願いします。
 

雨音様

 投稿者:みたこ  投稿日:2021年 1月 9日(土)07時42分39秒
編集済
  お忙しい中、評をくださりありがとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
昨日、今日と寒く私の住んでいる九州にも雪が積もりました。本当に何年ぶりだろう…。
ご指摘の一連目、長いですね。改行したいと思います。最後は確かに一文加えたほうが、いいですよね。うまく出来るか、分かりませんが考えてみます。佳作いただけて、本当に嬉しいです。
また書けましたら、宜しくお願い致します。
 

雨音さん

 投稿者:かすみ じゅんメール  投稿日:2021年 1月 9日(土)03時16分38秒
  こんばんは。今年もよろしくお願いします。
評にご指摘ありがとうございます。
人肌の温かさ。いつも欠けていると思いながら中々織り込めない。
きっと冷淡な人間だからかもしれません(苦笑
より良い詩作りに努めます。
次回もよろしくお願いします。
 

雨音 様

 投稿者:蓮見 丈メール  投稿日:2021年 1月 9日(土)02時07分26秒
編集済
  アドバイスありがとうございます。
太陽と月の件を下記のように修正しました。


試合の終わったコートを
端から順に連ねて
木枯らしだけのエアー輪舞
スコアーボードをリセットした
完全防備のママさんも
背中を丸めて帰って行く
 

居てくれるだけでありがたい

 投稿者:まるまる  投稿日:2021年 1月 8日(金)23時21分5秒
  聞いたこともない か細い声で
電話の向こうの従妹が喋る

 子どもが塾から帰ってこない
 事情は伝えたはずなのに
 なんの返事もしてこない

 いつしかこんなに冷たい子
 自分の育て方が悪かった
 事情はただの事情じゃないのに
 病気のおばあちゃんが亡くなったのに

 直ぐに帰ると返事をくれて
 必死に帰ってきてほしかった
 言葉は何もいらないから
 帰ってきてほしかった

聞いた私は冷静だった
まくしたてる従妹を遮り

 帰って来てってはっきり言ったの
 そこをしっかり言ってないなら
 帰って来ないに決まってるよ

たぶん従妹はびっくりしてた

 言わなくたってこんな時なら

再び私は遮った

 のこのこ帰って来る訳がない
 優しいかどうかの問題じゃない
 帰って来たって変わらない
 目的の勉強を続けただけだよ

それでいいの と従妹は聞いた
いいと思う と私は言った

同じ話じゃ全くないけど
うちの息子はあいさつもしない
いただきますも行ってきますも
それで良いわけは絶対ないけど
言わされて言っても仕方ない

私はちょっと強がっていた
従妹と話すその時までは
息子の態度は悩みの種
だけどそんな素振りは見せず
気にすることないと
言ってみた

そんな会話の効果は絶大
従妹はとたんに元気になって
自分だけ辛いと思ってたけど
なんだ大したことじゃないって

従妹を励ましたつもりの電話
実は私にも効き目があった
我が家の会話のない食卓が
笑い話に変えられる
何とかしようと四苦八苦じゃなく
うち ひどいでしょう
とさらけ出す

私にとって良かったことは
客観的になれたこと
従妹に現状を話したことで
実は寂しいと思ってたことにも
見ててくれる目ができたこと
私も一緒に違う目で
外から自分を見られること
居てもらうだけで救われた
この日私に浮かんだ言葉は

人はひとりで生きてるんじゃない

せっかく人間に生まれたのなら
そんな強みに気付けたのが いい



 

バンテリン

 投稿者:よしおかさくらメール  投稿日:2021年 1月 8日(金)23時12分48秒
  足が痛くてたまらない。緑の魔法の小瓶、と言った。そうだね、まるで魔法みたいに筋肉痛が治る。痛みが止まないのは筋だけだ。筋にだけは効かない。魔法のはずの小瓶。どうしても今日は疲れたと言って何かないかと尋ねた健脚のあなたの言葉を忘れやしない。
その言語の特異性か、魔法だなんて日常に使う。黒い森は遥か遠く見えないが、大きく開けた土地に牛を何百も家畜していわゆるスイスパヒュームが広がる。太陽に向かって岩の剣が突き立てられている。雄大が身近にある不思議。走っても走っても牧草が広がり、あなたのママはしばしば裸足だった。あなたのパパは庭でお肉を焼いてくれた。真っ暗になってもディナーは続いて私には何もかもが魔法だった!

二十年も過ぎて台風の後、松葉散る香りに驚いて立ち尽くした。メントールとは似ていない事もない、はっきりと違うのに。掃除など必要のない自然の知性を覚えている。
 

雨音様

 投稿者:まるまる  投稿日:2021年 1月 8日(金)22時33分49秒
  「好きでやってる訳じゃないけど」に評をありがとうございました。ご指摘いただいた最後の体言止めですが、そういえばここは自分でも尻尾切れになっているように感じた記憶があります。「取り越し苦労ばかり」で収まるように、言葉を探してみます。
私は自分の思ったり感じたことをそのまま言葉にしてしまうことが多いので、スリルというか良い意味での裏切りみたいな作品に憧れがあります。ですので雨音さんからいただけたコメントと佳作の評価はとてもとても嬉しく感じました。親は3倍に受けとることができるんですか……いやはや、喜びや感謝も3倍なら、そうでないこともしっかり受け止められるようにたくましくならないといけませんね。また、お願いいたします。
 

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