投稿者
 メール
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]


美しい世界

 投稿者:galapa  投稿日:2019年 5月14日(火)01時04分13秒
  いくつもの扉をくぐり
通路をとおり
あなたの名前を呼ぼう

わたしはわたしを発見する
あなたの中心で
わたしが誰であるのかをみつける

胸の鼓動があなたを打つ
あなたのドアをノックする

わたしは名前を失い
わたしをあなたの中に探すとき
わたしは目を覚ます
わたしは何者であるのか?
わたしはひとつの夜明けである

叡智の言葉が世界を照らす
美しくかけがえのないあなた
生命は奔放に生きよ
羽 毛皮 皮膚 鱗 が輝き
美しいこの世界

あなたのベッドの大地で
ぼくらは互いに経験を共有する
背や胴や尾っぽに触れ
感応するものを伝え合う
あなたの部屋の窓から
夜明けの空が見える
夜が瞼を開けてゆく
 

忘れた頃に

 投稿者:k2  投稿日:2019年 5月14日(火)00時48分1秒
  帰りたいと思う
家の中でも思う
あんまり辛い時には

明らかに
我が家の事を指していない

人生で死にたいと口にするより先に
この言葉は出てきた
幼い頃から漠然と
帰りたいとよく思っていた

子供の稚拙な表現が
尾を引いてるとはどうも思えない
妙な実感がある
どこか別の所
本当に帰る場所がある様な

わからないけど
帰りたいと思うと少し気が楽になる
安らいでくる
本当に帰る場所が
どこかにあると思う

人生は旅だとよく言われる
この意味でも確かにそうだ
全ての場所が旅先なのだ
やがて帰れる
人生が嬉しくなる
ここは旅先でしかない
 

俺の指は海を掻き回す

 投稿者:galapa  投稿日:2019年 5月14日(火)00時21分8秒
  太陽が海に沈んでゆく
太陽は溶け海は沸騰してゆく
俺の指は海を掻き回す
鮮やかさを増してゆく世界

海面の海鳥が
ゆっくりと上下に揺れる
風が出てまいりました
娘達は家路につく
しだい満ちてくる夜
海は荒れ模様
泣きたくなるような夜だ

砂浜に流木を積み上げよう
俺の不運を火にくべよう
ここが俺のふるさと
酔っぱらって夜の海を泳いだこともあった
あの時の友はいまいずこ
すっかりびしょ濡れで
とぼとぼと家路についたっけ

海を見ている
暗く深い陶酔を胸いっぱいに吸い込んで
塩辛い風に吹かれて
潮騒につつまれて

ここが俺のふるさと
とうとう外に出ることなくここで暮らしている
いくつ夢に破れたことだろう
いつだって俺は海へやって来た

太陽は毎日沈んでゆく
海のある町で生まれ育った
俺の指は海を掻き回す
俺の指は焔を掻き回す
お前の体を掻き回す
鮮やかさを増してゆく世界
 

虚構

 投稿者:司 龍之介メール  投稿日:2019年 5月12日(日)13時43分23秒
  何度も騙して君を振り回し
悲しみのどん底に叩き落として
見えない窓を叩き割った
君が映っていた窓を

何役かも分からず
馬鹿の阿呆の面構えで
見え透いた嘘を君に振り撒いた
どうりで君は呆れた顔をしたわけだ
僕は呆れ男 それ以外何にも持たないさ

君はすぐ隣でつぶくさ言うけど
僕にはこれっぽっちも届いてない
それさえも僕は
空の器を満たすための材料と見なしてる

君の言葉でいっぱいになっても
僕の心は
嘘と役に立たない教訓で満たされている
君の言葉を欲しいまま頬張っても
絶えない飢えと乾き
君がいる意味さえも
僕には分からなくなってくる

君の顔を見ても何も感じないんだ
君が助けを欲しても
僕にはその気が出ない
君が助けてくれても
僕には感謝の一粒も言えないだろう
君の心が乾いても
僕が満たしてあげることはできない

嘘と偽りの言葉と教訓が欲しいなら
いくらでもやろう
きっと君も満たされるはず
絶えない乾きと飢えに
 

葉脈

 投稿者:night owl  投稿日:2019年 5月12日(日)10時27分3秒
  葉脈のような血管は早くなり
まるで身体そのものが熱い麻酔

朽ち果てることも美しい
白い蜜が流れる頃には光を感じる

あなたの声を呼ぶまでは
囁き撫でて 蠢き疼く花びら愛でて

静脈は白肌に墨の青み浮かせ
まるで肢体そのものが暗い情念

咲き誇ることは可憐で儚い
甘い匂いで満たされたならば
あなたの名前を呼ばずにいられない
吸い尽くし撫でて その恍惚の渦の中

動脈は首筋に躍動の模様見せる
まるで指の先まで届きそうな激流

朽ち果てるまで このままずっと
本能のまま あなたに抱かれる身と心




 

三浦志郎様へ

 投稿者:ケイ  投稿日:2019年 5月12日(日)00時07分16秒
  「終わらない」への批評と佳作二歩前の評価ありがとうございました。
新しい元号を迎えた10連休はきっと色んな方が楽しく過ごされたり、
反対に仕事で連休どころじゃなかったりされていたのだろうなと思います。
三連目の御助言ありがとうございます!
まだまだ十分じゃなかったのだなと実感しました。これからも精進致します。
今後とも、御助言よろしくお願いします。
 

もう一度雨音様

 投稿者:KIKI-TA  投稿日:2019年 5月11日(土)22時51分1秒
  雨音様の声を聴きたくなり、もう一度遊びに来てしまいました。春前から、5時半の始発バスに乗る日が続いて、いつだったか、ちょうどあさひに出逢う日があったと思います。何となく記憶に残り、流れでたことばを書きとめました。書きとめただけなので、推敲もしていません。でも何故かいまだにいいなあ、と思って(これ自賛?)。また、雨音様と会話できたら嬉しいです。評はいりません、それは目的ではないので。


「 あさひ 」

建物のあいだから現れようとしていた
鉄が溶ける色に似ていたね
空に溶けだしてしまったから
空をこんなにあかくしてしまって
だからわかる
だんだんアオをあかくしていったから
そのいちばんあかいところからあなたが現れ
 ることを
知っていたから
生まれるまえから知っていたから
教わってなんかいやしない
教えなくても分かるってすでに知っていたこ
 と
何故ならそれはあなたが生まれることと同期
 していたから
でもそんな鉄色のあなたに会うのはむずかし
 い
ほんのわずかな時間を逃してしまうと
もう別人のようにひかりだしてしまう
そのわずかなあいだのあなたに会うために
まだかまだかと襟を立て両手を摺り合わせて
同じく同じ方向を見て立っているひとたちが
 いる
地球上に毎日何億人というひとたちがいる
名前も知らないひとたちと立ち話しをして
もちろんたわいのない話しで
でもどこかにあなたを期待するフレーズがち
 りばめられている
話すひとも話さないひとも話せないひとも立
 てないひとも
あなたはあふれるように建物のあいだから現
 れようとしていた
みんなじっと見ていた
それだけでよかった
 

 投稿者:司 龍之介メール  投稿日:2019年 5月11日(土)14時56分41秒
  山はいつも遥か遠い所にある。大きな存在で動かずその場で鎮座し、威厳に満ち溢れている。毎日、その姿を見るにも関わらず、近くに今まで行ったことはない。心の中では、一生手の届かない存在で、拝むだけでありがたき、まるで神様のような位置付けになっている。ただ、近くまで行くのが面倒なだけなのもある。行ったところで何があるのか、分からないまでもいつかは行ってみたいと、神話の世界とでも思っているのか知らないが、どうも山は侵すべからずの心情がいつからか腹に居座る。たまたま立ち寄った所に小山があって、人の大きさを少し超えたくらいで、そこにも妙な神妙さがあり、さりとて登ったからと言って、何か特別な感情が出てくるわけでもない。
しかしこれがとてつもない大きさの山になると、拝む対象とでも言うのか、自分が見下ろされる対象になるからなのか、山に神秘性を如実に宿らせる。
これは人にも言えることで、偉業を成し遂げた人を神格化し、信者を作り出す。人は手の届かないと思えるものに、跪き拝み対象に神を見出すのだ。
山は神様なのだ。
そこにいるだけで神様で、人は、登山者は神様に会いに行くのだ。そして、神様の肩に乗って眺める下界の人間とは何か、天の宇宙とは、神の肩になる己は何かと、教壇の神様からの問いに思いを巡らせる。
 

三浦志郎様

 投稿者:司 龍之介メール  投稿日:2019年 5月11日(土)14時51分32秒
  「暁の朧月」の佳作一歩前とのご批評ありがとうございました。
御手洗は神社の方です。
頭に言葉が思いつくままに書いた感じで
何とか筋が通っていて良かったです。
日本語の美しさを探求しようとしたところこんな感じになりました。
韻も何となく踏んだ気になってましたが、まだまだですね。
 

三浦志郎さんへ

 投稿者:キャベツ  投稿日:2019年 5月11日(土)12時09分3秒
  「見えない宮殿」と「宇宙お悩み相談船」に評をありがとうございました。
疲れていると長くなります…。
言葉にもならない、想像もすることができない概念について、理解はできないけれど、必ず存在することだけは確かな何か。それについて私は何も知りません。
 

/1506