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2019年2月5日~2月7日の評と感想になります

 投稿者:齋藤純二メール  投稿日:2019年 2月11日(月)18時15分42秒
編集済
  王の背中                    たゆたえども さん                    2/5


初めましてたゆたえどもさん、齋藤と申します。何卒、宜しくお願いします。今回は感想を書かせていただきます。

題目の『王の背中』ということで、王は民の未来を背負い進んできたが、その選択した道を間違ってしまったのではないかと自問している様子でしょうか。丘の上から見る我が国が暗闇に埋もれてゆく。夢の中でも葛藤している感じが上手く表現されています。こちらの作品では、王という立場、結果を出せなければ自分の存在すら時間には、見向きもされないという虚しい心境がとても伝わってきます。王でさえも無力を感じてしまう「嘲笑うかのような清々しい声が冷たく沁みる」の表現が良いですね。

人生の岐路に立った時、この別れ道をどちらへ進むかという場面と置き換えて、読者自身がこちらの作品を拝読することもできます。未来を見据え選択する道を決めることも大事だよ、そんな感じで私はこちらの作品を拝読しました。王は夢の体験を活かしてさらなる豊かな国を治めることができるのか、気になるところですね。

詳しいストーリーは省かれていますが、たゆたえどもさんは詩を書く力量があるので、雰囲気を作られ情景がとても伝わってきます。そして、読者が想像を膨らませ拝読できるほどよい仕上げになっています。
気になったところは、語り手のメインが「私」となっていまして、王が私だと思っていたので「王は………」のくだりがありますと王は私ではないのかな、という疑問が生じます。私の読み違いでしたらここ、スルーしてくださいね。

次なるたゆたえどもさんの投稿を楽しみにしております。





台風少女                    鈴鳴すずしろ さん                    2/5


初めまして鈴鳴さん、齋藤と申します。何卒、宜しくお願いします。今回は感想を書かせていただきます。

『台風少女』との題目。これっ絶対に面白いぞ、と思い拝読しました。いやいや、嵐のように現れて嵐のように去って行った(月光仮面より)少女に読後の爽快感がありありですね。なんだろう、男の子が連みたくなる少女なのでしょうか。我が道を明るく進む魅力のあるカリスマといった感じですね。

少女にとっては何気ない感じの出会いでも、僕にとってのその瞬間は忘れられない衝撃だったいう表現、この温度差がいいです。そして、男の子たちがその少女に吹き飛ばされる、と。いいな、僕も飛ばされたいと思う気持ちわかるなあ、よくわかるな。積極的でなく控えめな僕の性格、自分の幼い頃と重ねると似ている気がして、妙に頷く私でした(今は正反対の性格?)。
少女を思い十年。すでにその片思いは愛へ。少女にこころを振り回される日々だったけれど、もう僕にとっては少女と出会わない人生なんてあり得ないくらいなんでしょう。旅立つ少女の幸せを願う愛へと。

このストーリーは、まだ終わっていないようですね。僕もそれなりに大人になりました。少女の隣をゲットすることは憧れのままでは終わらないぞ、という密かな夢をみている。台風をずっと受け止められるのは僕だけだ!  なんて、飛躍しながら拝読し台風の後に爽快な空を眺めている感じになりなした。小説のように風景や場面の細かい固定がなく、詩のストーリーに読者が独自の世界を広げて拝読ができるところが素晴らしく、ああ詩っていいなあ、と鈴鳴さんの作品から思いました。最高っ。

鈴鳴さんは表現が上手なので、次回ご投稿の時のためにハードルを上げてお待ちしております。簡単に越えられてしまいそうですが……。今回は感想ということでお許しください。

ああ、こちらの続編も拝読したいなあ。。。
願望を呟く。。。





花曇り                     伊月あかね さん                   2/5


曇りに花がつくと、静かで落ち着きしっとりとした空模様を楽しめる気がします。これは日本人の自然を愛おしむ感性が優れているのではないかと思ってしまいますね。青空に桜もいいけど、曇天に桜も花びらが濃く見えて良いのではないでしょうか。そしてこちらの作品では、雨も降ってくる、しかも朝方の出勤時でしょうか、なんとなく気分が乗らずちょっと逃避したい気分が、「たぶんわたしは踊る」といった方向で機微を穿つ感じですね。 なんか、わかる気がします。ユーモアある表現で良いですね。

そこで「たぶんわたしは踊る」の言葉にすべて戻るように、連を構成しても面白いかもしれませんね。情景や場面の切り替えが少し忙しい感じになっていますので、落ち着く言葉として「たぶんわたは踊る」が最適だと。それにしても「たぶん」の言葉は、きっと踊るだろう、わたしだからそうなっちゃう、もしかしたらわたし踊りたいのかな、そんな心模様を想像してしまいますね。しかもこの状況で「踊る?」って、おいおいなんだよ、とならない詩作になっているのは驚かされました。

これはアドバイスになるかわかりませんが、ひとつお伝えしますね。主語ー述語。説明文の場合はたいていこれが定型ですかね。こちらの作品は、ほとんどが「~は、~」「~が~」のパターンになっています。ここで少しこのパターンを崩して(述語ー主語とか)詩のリズムを変えてみると面白いかもしれません。ちょっと、一連だけやってみますね。


風あびる
たぶんわたしは踊る
薄く月が浮かぶ朝方
眠い目をこすり



風あびる
たぶん踊るわたし
朝方に浮かぶ薄い月
こする眠い目


これはどちらが良いという話ではなく、主語ー述語のワンパターンを避けることにより繋がる言葉のリズムが変わり、読者が俳句や短歌のように音を楽しめると思うんですよ(そういう詩もありますが)。ぜひ、やってみてください。伊月さんの詩がめちゃ変わると思うんですよ。そこを意識してくださると、その作品にあった言葉のリズムが見つかると思いますので、ぜひ、ぜひ、試してみてください。ああ、でもこれは気が向いたらの話しなので、私の詩作には悪影響だわ、というときはスルーしてくださいね。

評価は「佳作一歩前」となります。もちろん伊月さんはめちゃ書ける方なので、かなりきつ目の評価となってます。





medicine                    あさぎ さん                    2/5


おっと、今回の作品は薬の添付文書形式できましたか。作品のパッと見た目がそのもので、インパクトがありましたね。そして、なんと薬品名は「嫌だ」ですか。自分の意思を表明出来ない方に処方されるようですね。そうすると病気の治療や予防などに利用されないようなので、「嫌だ」は “medicine” というより、どちらかというと “drug” に近いかもしれませんね。

ドラえもんの世界ではありそうです。見失っていた自分を取り戻す薬品があったら、うーん飲もうかなあ、なんて思ってしまうかもしれません。けれど依存しそうで怖い気もしますが。
使用上の注意には責任を負う覚悟がないと、ただの我がままになる、といったオチにクスッと笑ってしまいました。私の場合、日本酒を150mlくらい飲むとそんな感じなってしまうかも。「君は詩のことを何もわかっていない、修行が足らん!」なんてことはいいませんが。逆に言われたことはありますかね。あらら、すみません脱線しました。

気が付くと真剣に「嫌だ」を飲んだほうがいいか、だめか、考えていましたね。もしかしたらそこが、あさぎさんの狙いだったかもしれません。やられてしまいました。

面白かったのですが、とっても斬新な詩のスタイルなので、どう評価すれば良いのか分からないので、ここは保留させてください。





春風                    @すみっこ さん                    2/5


@すみっこさん、二作のご投稿ですね。よろしくお願いします。

もう春がそこまで来ているでしょうか。寒いのはやはり身体にはしんどいですね。♪♪ 雪が溶けて川になって流れてゆきます、つくしの子が恥ずかしげに顔を出します、もうすぐ春ですねえ、詩を書いてみませんか ♪♪  すみません、@すみっこさんの詩を拝読していましたら歌いたくなってしまって……

通勤時の電車から春を待つ気持ちが素直に伝わってきますね。
「思考回路もトンネルをくぐって / 明るい景色が見え出した」と電車からの風景と春を心待ちにする気持ちが上手にリンクしていて良い表現ですね。

一連、春の予感がした、ではこれから春が来るのだろう、と。でも、二連は、春風に肩から力を抜き電車で出かけよう、となっていますので、もう春風は吹いたのだろう、と。そして最終連では、春風にに乗りたい、となっていますので春風はまだ吹いていない、と拝読できますかね。すると二連が引っかかります。私の読み違えでなければ、ご一考くださいませ。
それと少し説明文のようになっていますので、少し言葉を省いても良いのかもしれませんね。


空気は柔らかくなりだして
急ぎ足のコートがひらり
懐かしい春の予感

冬に生まれた春風に
肩の力を抜いて
優しい青空の下
電車に乗って出かけたい

思考回路もトンネルをくぐり
春の真ん中
明るい景色へ
真っ直ぐに進んでよ

あぁもうすぐ
春一番に乗れるかな


例えばで書かせていただきました。いろいろと推敲してみると発見があるかもしれませんよ。

評価は「佳作一歩前」となります。



親子                    2/7                    二作目


最近は児童虐待の悲惨な事件が報道され、あり得ない親子の関係に胸が痛む思いでいっぽいになってしまいます。また、周りの大人たちがどうして子どもを守ってやれなかったか、とても残念です。

今回の@すみっこさんの作品では、守られたい、守って上げたくなる内容にたいへんほっとでき、安心しました。
場面としては、電車の中に赤ん坊を抱っこしている母親を@すみっこさんが見て、赤ん坊の気持ちを大人の言葉で話している感じでしょうか。赤ん坊が大人口調になっていますが、違和感を感じないというのは、正にその通りと思える言葉だからですね。説得力がありました。

赤ん坊もそうですが、大人も電車に揺られていると眠くなるのは、胎内記憶があり安心するから、と聞いたことがあります。あの揺れが落ち着くのですかね。
親子のほっこりした情景が浮かび、和む作品でした。

評価は「佳作」です。





ビジネスホテル                    キャベツ さん                    2/5


仕事に追われたどり着いたビジネスホテル、この疲労での精神状態では「窓の外が雪でも / カエルでも惑星でも / たいして驚かない」と、突拍子もないけれどなんだかわかる~、という気持ちにさせるのは、キャベツマジックですね。最後は、なんだよ私より先にカーテンが壊れたんかーい、って感じでしょうか。メッセージを伝えるというより、共感を得る作品に仕上がっていると思います。それっ、あるあるという感覚をキャベツさん独特の表現とリズム、いつもながらユーモアありで良いですね。それも数分で作品を仕上げてしまっているのでしょう。

たいていの方は自然と誰かの作品に影響されながら、独自の詩を確立していくのですが、キャベツさんの場合は最初からある程度のご自身のスタイルから書かれている気がして、読者を意識して拝読されるために一般の方への感覚へ近づけるという作業を最近しているのかな、と感じます。たぶん塩コショウを少々みたいな味付けで。かけ過ぎると美味しくなくなるとは思いますが。ああ、でも前回に私が評を出した作品は違いましたけど。二刀流の特殊能力なのか……。

評価をつけないといけないのですが、キャベツの場合は私のツボにどれだけハマるかといった基準になってしまいます。すみませんそんな基準で。やはり最後にカーテンが壊れて驚いたというツボにはハマりましたがもうひとつ「佳作一歩前」。「壊れた」をもう少し強調し最後にはどんだけ驚いているんだよ、そんな感じにすると面白いかもしれませんね。キャベツさん的には、驚きというより「………」みたいな、あれれの表現なのかもしれませんが。


鍵を差し込む
電気がつく
荷物を下ろす
スリッパに履き替える
パソコンを開く
ため息をつく
ベッドに横になる
今日は旧正月だなあ
などと思う
疲れた脳みそでは
窓の外が雪でも
カエルでも惑星でも
大して驚かない
そう思ってカーテンを
べらららっとめくると

わちゃー

壊れた


これはやり過ぎかな。あっ壊れた、くらいですかね。





幻想とディスフォリオ                    るしる                    2/5


初めましてるしるさん、齋藤と申します。何卒、宜しくお願いします。今回は感想を書かせていただきます。

幻想世界での話となっているのですね。そうなると読者に場面をどれだけインパクトを与え引き込んでくるか、にかかってくるようです。投げ飛ばされた写真を一枚一枚見るように繋げられ、その世界を感じることができる詩作になっていますね。上手いなあ。

プラスならマイナス、未来なら過去、生きようとすれば死へ飲み込まれ、夢があれば腐ってゆく、負に行こうとすれば行くほど正への執着が大きく膨らんでしまうというのは、人間の性ですかね。そんなふうに隠れた前向きを覗きながら拝読させていただきました。


声はまだ透る
涙も流れる
キスも赦されるのに
届かない心臓


「声はまだ透る / 涙も流れる」の「まだ」の感情がめちゃくちゃ良いですね。どんどん表現されてください。またのご投稿を楽しいにお待ちしております。





失恋                    糸葉優 さん                     2/6


初めまして糸葉優さん、齋藤と申します。何卒よろしく宜しくお願いします。今回は感想を書かせていただきます。

フラれたことを受け入れられない自分がいて、フラれてもまだ君のことを諦めることの出来ない様子と心情が丁寧に描かれています。君を目で追ったり、近づいたりして「自分がおかしいのかな」は今まで獲得してきた自己を見つめ整理するために大事な思考、時間だと思います。好きということはどのようなことか、自分の気持ちを探り、相手の気持ちを探り、否定からの答えを探すアイデンティティの確立へ向かうのでしょう。ひととひと、ひととモノではなく、自分はどうあるべきか彷徨いながら。

とはいうもの、失恋、きつですよね。こんなに好きなのに、どうして、どうして、ねえどうしてなの、と。こちらの題目は「失恋」となっていますので、それを受け入れているようですね。どんどん詩にしてみましょう。それで少しでも心が落ち着くと良いですね。


君が傘を忘れたって言った
君に私は傘を何も言わずさしだした
君は首を横に振って雨の中を走った


この連、とっても目に浮かび思いを伝える表現が素晴らしいですね。どちらの気持ちもぐぐっと読者に刺さってきます。

今回は「失恋」ということでしたが、糸葉優さんのいろんな詩を拝読したいですね。またのご投稿をお待ちしております。





私の愛する方                    伝道者 さん                    2/6

こちらは、雅歌のコピペになりますかね。自作詩の投稿でお願いします。






この言葉が言えたとして2度目はどうでしょうか。                  サクさん                    2/6

初めましてサクさん、齋藤と申します。何卒よろしく宜しくお願いします。今回は感想を書かせていただきます。

とっても相手のことを思いやってしまい、告白ができずに伝えたい言葉に埃がかぶってしまう、と。また僕の言葉で君に嫌われてしまうのではないかと心配する。君も僕も傷つきたくないと。始まらない恋のジレンマに苦しまれている感じが、とっても伝わってきますね。うまくいかないのは、この世界がいけないんだ、と言いたくなってしまう気持ちもわかる気がします。

そして、この言葉が言えたとしてもその後は……。尽きない恋の悩みは切ないですね。現在のふたりの関係がわかかりませんが、ふたりで共有できる楽しい時間を過ごせると良いですね。付き合う、付き合わないを抜きにして、お互いを知り合えるために。でも、こんなに好きな気持ちでは、そんなふうに考えられません、って言われてしまいそうですが。

優しい恋心の詩ですね。春はそこまで来ています。またのサクさんの作品を楽しみにお待ちしております。





つなぎのリズム                     なつめ さん                    2/7

初めましてなつめさん、齋藤と申します。何卒、宜しくお願いします。私にとって初回お方なので、感想を書かせていただきます。

なんか、自由。意味なんて求めない、僕のナチュラルソウル、感覚、感性、それが良い、うん、みんなは言葉に拘束されすぎてんだよ、僕はつなぐぜ、「テラット ラッタ トトンタ / テッタテラット ラッタ トトンタ テット」、さあ楽しくやろうぜ、こいつですべてをつないでやるぜ、そうあんたのこともだよ。なんて、そんなことを考えながら拝読しました。作品の後半になるにつれ、ご機嫌な展開となり盛り上がって、ある意味、爽快感もありました。意味とメッセージは難解でしたが。

初回で感想だけと申しましたが、ひとつ。もう少しいっちゃっている感をつけたらいいのかな、と。例えば……

ペットボトルの水面は瀞み
ガスコンロの火は青色に舞う
洗濯機はガーガー文句を垂れ
ベッドで毛布が待っている

この連でいいますと、

ガスコンロの火は青色に舞う  →  ガスコンロの火は黄色に笑う

一行の文では意外と普通なので、

ベットで毛布が待っている   →   ベットで毛布がムーンウォークしている

と、六連の「次元と次元をつなぐお箸は」みたいにわざと全文を歪曲させても面白いかもしれません。何を言っているんですか、の場合は軽くスルーしてください。

テラット ラッタ トトンタ / テッタテラット ラッタ トトンタ テット、となつめさんの作品を満喫しましたよ!





17年                    シャネン                    2/7


年の差婚、ありありだと思います。奥さん、ずいぶんお若いのですね。確かに平均寿命も凄いことになってますよね。女性は世界で一番長生きするのですから、そのうち平均寿命九十歳にも届くことでしょう。また、これが平均というのだから、驚いてしまいます。

お若い奥さんがいらっしゃるとこちらの作品のような状況になってしまう確立は高いですね。でも、愛する奧さんのためにご自身が少しでも長生きして、この十七年をどうにか縮めなくては、なんとも健気で良い旦那さんだろう。有言実行あるのみですね。こちらの作品、なんだか今がとっても幸せ、という感じがとっても伝わってきますね。
あの世で待ちくたびれるのは、勘弁ですね。

「あっ、そのおかわりは我慢ですぞ!」

評価は「佳作一歩前」です。私の嫉妬があるため……、冗談です。最後の方が急いでしまった感じがしましたね。



辛い                   2/7                    二作目

辛いと言って、辛さを伝えようとしている感じがしますね。辛い時の身体の表れ、そして選択を誤ってしまった後悔。今回の作品の場合、「後悔」にスポットを置いて、もう少し状況を描かれると伝えるべき骨格で歩き出せると思いますよ。それと、辛いと言っているわりには冷静に語っているところも(山葵……)、動揺を見せるように表現されるとグットかな、と。



目頭以外も熱くなる
他にも選択肢はあったのに
君の想いを汲み取れなかった
後悔が頭を巡る


少しづつ言葉を付け足すだけでこちらの作品はグンっと自分の、読者のモノに近付くと感じました。
評価は「佳作一歩前」となります。





蜜                    レノン                    2/7

具体的なシチュエーションは書かれていないので、ストーリーは読者が想像して書き手と作り上げてゆく作品のように思います。誘導する言葉がしっかりしていますので、流れるように拝読できます。「蜜」との題目から恋愛に関しての話ですね。

一連。私とあなたは違う。そして、私はあなたの知らないことを知っている。そんな感じでちょっと怪しく、何とも雰囲気を出しています。
あなたは彼に告白した。私からは告白しなかったが、その彼と以前付き合っていて、その甘い蜜に溺れていたのだろう、と。知っている、彼は蜜で誘い毒を指す男だと。しかし、あなたがあまりに綺麗に微笑むので、そのことが言えない、言うことがあなたへの優しさだとわかっていても……。私はずるい、そしてあなたは愚か、と。冷気を吹きかけられた感じがしました。めちゃくちゃ伝わってきますね心境が。

ひとの深層を知り、ぞくっときた作品で読み応えがありました。上手でした。評価は「佳作」となります。





音の落とし処について                    切り子 さん                    2/7

前回、評を書かせていただいた『トリセツのおばさん』、今回は『音の落とし処について』ということで、もう題目から読者を惹きつけていますね。内容ももちろんユーモアがあり面白いですね!
それにしても切り子さんのご主人さまは、なんという優れ技をお持ちなのでしょう。聖徳太子もびっくりしそうな感じですね。私はひとつのことしかできず、「聞いてんの!」と言われる場目が多々あります。これで夫婦関係がギクシャクするようなことが……。おとっと、そんなことを書いている場合じゃないですね。

この状況で会話が成立していることが驚きですが、問題はわたしの言葉が夫の「心のどのあたり」に落ちたのか、そこですね。それと返事の反応で、それを察することができていない不満がもあるかもしれませんね。ああ、これ以上詮索しない方が良さそうです。夫婦間の距離感もその家庭で様々なんだろうと思いつつ、相手の心のどこへ落ちたか、これはふたりにとって問題だな、共感できる作品でした。

とても拝読しやすく良い作品ですね。評価は「佳作」です。





骨の説教                    草香 さん                    2/7


これはギックリ腰でしょうか。いや、これは腰椎圧迫骨折のようですね。どうにもならない激痛は、今まで身体を大事にしなかった怒りの声が骨からするという話の流れが面白いです。実際には面白いなんて呑気なことを言ってられないでしょうけど。それも「最期まで / 大切にせよ」と言うぐらいですから、腰は身体の要なのだから死ぬまで労りなさいと説教がガツンとくる。この痛みの前では、その通りでございます、と返事をしてしまうのでしょう。

病気になってやはり健康は大事だと振り返ったりします、調子が良いと普段は身体に無理をさせてしまいますね。ほんとうに気を付けないといけません。私も頸と腰には苦しまされている身なので、脊椎には気を付けています。とってもこちらの作品の説教が身にしみてわかります。「命も骨も借りものと心得よ」の言葉が深みがありますね。借りものの身体と思えば、死ぬときに成るべく傷んでない状態で返そうと思うのだから。ここグッド思考ですよ。
なんて骨さまは良いことをおっしゃるんでしょう。いや、草香さんがおっしゃっているんですね、失礼しました。

私もしっかり説教を聴き、身体を大事にしようと思いました。貴重な作品をありがとうございました。

評価は「佳作」となります。





。。。。。呟いて。。。。。

今回もたくさんのご投稿をありがとうございました。恋の詩が多かったですね。思いの叶わなかった恋、伝えることのできなかった恋、ひとそれぞれの恋があり、相手の気持ちを探り自分の知らなかった気持ちを知り、切なさがとっても伝わってきました。実る恋もそうでなかった恋も、春の風に優しく包まれその先を進めると良いですね!

https://mobile.twitter.com/mydear2000s

 

ミノアカ

 投稿者:草香メール  投稿日:2019年 2月10日(日)20時34分49秒
  病棟の陽だまり
見覚えのある顔は
フラの仲間
二十年前のことを
次々と広げて干していく

鮮やかな衣装に
ココとレイをつけ
腰を振って素足で踊り
施設やホテルや浜辺へも
辛くても 悲しくても
忘れてならない
<ミノアカ>

揃いの寝着で
<バリバリの浜辺>はこうだったね
<南国の夜>は素敵だったね
ぎこちない身体で
指先に花を咲かす
またデビューしようかと
当てのない夢を言い合う

いつしか 身についていた
<ミノアカ>
歳がさせるのか
弛みのためか
諦めなのか

          <ミノアカ>   笑顔
          <ココとレイ> 髪飾りと首飾り
 

心変わり

 投稿者:レノン  投稿日:2019年 2月10日(日)13時36分30秒
  揺れる吊り橋に
あなたとふたり
ひと足ごとに軋む
細い踏み板
下を見たら
深い谷底に
吸い込まれてしまいそうだから
あなたの背中だけを見て歩く

   あなたが何も言わないから
   私も何も聞かなかった
   触れたら壊れそうな
   脆い脆い時間
   気づかないふりをして
   あなたの心が戻ってくるのを
   ただ待っていた

あなたは一度も振り返らない
迷いなくあなたが進むほど
揺れは激しくなる
ゆらゆら ゆらゆら
怖くて足が竦んでしまう
あなたの背中が
どんどん小さくなっていく

向こう岸まで渡りきると
あなたはやっとこっちを向いた
何か言っているのに
何も聞こえない
あなたの言葉がわからない
あなたはくるりと背を向けて
広い森へと消えていく
私はひとり吊り橋の上

ぐらぐら ぐらぐら
揺れる 揺れる
傾く吊り橋
崩れる足元
ぼやける視界
落ちていく
ああ 落ちていく

あなたは重い鎖を解かれ
霧の晴れた道を進む
私は深い谷底へ
冷たく濁った水の中へ
鉛のように沈んでいく
 

残り香を追うように書き留める唄

 投稿者:蜜柑野八朔メール  投稿日:2019年 2月10日(日)13時09分18秒
  会えなくなって久しいというのに
どうしてこんなにもはっきりと、
あなたの姿を夢に見る。

なるほど「夢中」とはよく言ったものだ、
あなたのすることならば
脆い私の、
良心は、道理は、常識は、
なにもかも全てが骨抜きになって
ただひたすらに
あなたを見つめることだけを願ってしまう。

ああ!
酷い人、悪人としてあなたを夢見ること
それを決して許してくれるな!
それが汚い私の何よりの罪。
あなたがどうしようもない悪人で、
そんなあなたを私が唯一愛するという、私の醜い願望だ。

死んでしまいそうだ
死んでしまいそうだ

今もふっと、あなたの香りが胸をよぎった。
 

くれ様

 投稿者:蜜柑野八朔メール  投稿日:2019年 2月10日(日)12時55分38秒
  ご講評ありがとうございます。
おっしゃる通りで、亡くなった方に対する気持ちをどうにかしたく、書かせていただいたものでございます。
一度始めると勢いになってしまい、投稿までにまだまだ言葉が熟しておりませんでした。
もう少し言葉と記憶を大事に、大事に歌えたら、また投稿させていただけたらとても嬉しいです。
 

J・O・E

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2019年 2月10日(日)12時16分52秒
編集済
  女たちの嬌声の中
杯を傾け
男たちはロンドン市場の取り引きや
目の前の女をいかに口説くかに夢中

誰も聴いてやしない
弾き終わっても
ひとつも拍手の来ないピアニスト
そういうものなのだ
気にはしていない

ヤツは左利き
右手のメロディがわずかに遅れる
そのバックビ―ト・グルーブは絶妙で
だからエロ―ル・ガ―ナ―が好きだった

カクテル・ピアニストのくせに
金に困ると
あらゆる音楽に手を染める
軽薄な音楽にも平気で加担する

だいいち 居場所がわからない
最後に見かけた時
某有名ジャズクラブをうろついていた

「おい 俺は“ロニ―スコッツ”のブッキング係だ ヤツの居場所を知らないか?」
「へぇ~ アンタのところにヤツが出るとでもいうのかい 冗談だろ?」
「おまわりに聞いてみな 何処の監獄にいるか教えてくれるサ」
「もう ロンドンにはいねえョ 今頃 ド―ヴァ―を泳いでいるんじゃねえか」

ヤツを探している
誰も本気で取りあわない
もう 誰も口にしない
「JOE」だなんて
“埋もれた才能”だなんて―

 

くれ様

 投稿者:草香メール  投稿日:2019年 2月10日(日)11時27分50秒
  2/3 投稿の拙作<大寒>の早々の評をありがとうございます。
ご指摘の行はなるほど…。書き改めました。手術が書かせてくれた
のです。寒さに負けず、詩作に励みます。深謝。
 

くれ様

 投稿者:シャネンメール  投稿日:2019年 2月10日(日)10時01分32秒
  「いつでもおいで」に評いただきありがとうございます。
語るように書いたためか、推敲がなかなか難しく
今のところ何も思いつきません。
時間置けば、思いつくような気がします。
熟成するのを待ちます。
 

くれ様へ

 投稿者:ケイメール  投稿日:2019年 2月10日(日)09時51分38秒
  「言の葉」に評と佳作を頂きありがとうございます!
遥か昔から現代にかけてあらゆる風景や場面を言の葉ひとつ一つで、
詩歌や小説などといった作品を生み出せるというのは本当に素晴らしいことだなと思います。
平和な時代ほど文化が栄えるというのを聞いたことがあるので、今は比較的芸術に溢れているのかもしれませんね。
言の葉を別の表現にとのご指摘ありがとうございます。
言の‘‘葉’’の方に意識がいってしまってつい多用してしまいました。
またの機会がありましたらよろしくお願いします。
 

クレ様へ

 投稿者:ロバ  投稿日:2019年 2月10日(日)02時08分59秒
  仰るとおりです。バラけてしまったので、気になっていました。止めようかと何度も思いました。焦点を絞って、書き直します。いるも、本当にありがとうございます。感謝しています。  

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