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Tree

 投稿者:有栖  投稿日:2018年11月16日(金)09時38分37秒
  ちょうだい
君の優しい泪をちょうだい
僕の虚ろな泪と混ぜて
土に  埋めるから

泪の種を埋めたら
どんな木が生えてくるんだろう

だれかの悲しそうな眼を
優しく拭える葉っぱがつくといいな

だれかのふらふらになった身体を
愛しく支える幹がつくといいな

だれかの死にたい気持ちを
世界に繋ぎ止める枝がつくといいな


泪の種で生まれた大木が
誰かの幸せをそっと見つめて
誰かの背中をそっと撫でるような
おおらかな優しさで
心を削って生まれた君の泪を
掬い取ってあげられたら  いいな

そしてまた
誰かの泪の種で生まれた大木が
僕の渇いた泪を掬ってくれたら
いいのにな
 

わずか一分三十秒の詩ストーリー

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2018年11月16日(金)06時34分12秒
編集済
  COME ON BABY
さあ…来い
こっちへ
落ち着いて
ゆっくりでいい
ていねいにだ
大丈夫
なにも心配ない
たとえ小さくても
おまえならできる―




【強風着陸】


飛行機にとって
離陸と着陸が最も危険である
「魔の時間」
殊に着陸はその昔
「計画的墜落」とさえ比喩されたらしい
もちろん現代はそんな心配はない

しかし―

その日 愛媛県松山市
強風注意報が出ている
大荒れ松山空港の強風ランディング
グレ―に塗りこめられて
濁った空の色だ

三点の灯が滲んだ
異物のように近づいて来る
やがて識別可能
胴体の上にある翼が特徴の
ボンバルディアDHC8―Q400
“ボンQ”の愛称で親しまれる旅客機
(今どき!)ちっぽけなプロペラ機だ

今 正面から見ている
鶴を思わせるその姿態は
今日ばかりは痛々しい
強烈な横風に翻弄される小型機は
あわれ
抗うように懸命に回るプロペラは
けなげ
風のいたずらで
つかの間
機体が止まったのか
ヘリコプタ―のように
ただ浮いているだけの気配だ


     *

怯むな
少しだけ
勇気を出せばいい
さあ
こっちへ来るんだ
頼むから
いつも通りに
あと少し
大地はもうすぐそこ
いままでこんな天気もあったじゃないか
おまえにとっての空とは
無事に運んでこその価値だろ?


     *

機長は苦闘しているのか
それとも
いつもより少し注意をはらえばすむのか
わからない
が 両肩に多くの人生を背負っている
全てを賭け無事に飛んで
ようやく“それが当たり前”
楽な仕事ではないはずだ

まだ風に煽られている
機首がつんのめる
引き起こした
ややバウンドだが
脚の長い後輪が大地を掴んだ
一瞬!
摩擦の煙
やや斜めだが
機首を下げ前輪も着地
ホッとしたようにフラップが開く

揺れに耐えていた機内では
乗客は拍手喝采かもしれない
けっして脚光を浴びる機ではないが
機長の腕は記憶するかもしれない
乗務員も嬉しいだろう

エンジン音が凱歌に聞こえる
スマートな機体が輝いて見える
尾翼を飾るロゴマ―ク
胴体には
風をイメ―ジしたブル―のライン
国内をリボンのように結ぶ
ジャパン・ブリ―ズ・エアウェイズ
こういう機に
こういう機長がいるから
日本の空は支えられてきたのだ


     *

ちっぽけな
今どきはやりもしない
プロペラ機のくせして
いや まったくよくやったよ
いいヤツだ
あとはゆっくり休むがいい
でも
またすぐ飛びたくなるんだろ?
今日のように
いいか 必ず帰ってくるんだ
おまえを待っているものがある
受け入れる大地はいつだって母なのさ



****************************************


ボンバルディアDHC8―Q400型は、一部路線を除き2018年11月末をもって退役となります。
この飛行機は、このような多くの辛苦をくぐり抜け、今まで飛んできました。
長い間おつかれさまでした。



 

立冬を過ぎて

 投稿者:耀子メール  投稿日:2018年11月16日(金)06時32分43秒
  温かな布団の中に
潜ったまま 音楽を聴いていた
それでも
エイッと布団から抜け出したのは
午前四時

昨夜は上弦の月が冴え渡っていた
その青白い光が
私の心を落ち着かせる

立冬を過ぎたこの季節
午前四時の雲一つない空では
すべての星座が主役に違いない
しかし何と言っても一番は オリオン星座だ
ベテルギウスにリゲルが強い光を放ち
近くにはシリウスが輝いている
おお!久しぶりに 北斗七星がはっきりと
私に挨拶してくれた

澄み渡った夜空に
燦然と輝いている星々が
心を豊かにしてくれる
今ここにいられる幸せを思う
しばら見上げていた空が静かに明けてきた
気が付けば
その空にポツンと
明けの明星だけが光っていた
この間まで奏でられていた
虫の音ももう聴こえない
 

青島江里様

 投稿者:シャネンメール  投稿日:2018年11月16日(金)05時23分35秒
編集済
  「その歌声を待ちわびて」の評ありがとうございます。
まだまだだなあと痛感しております。
もう少し推敲に時間かけます。
今後とも宜しくお願いいたします。
 

青島江里 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年11月16日(金)03時18分40秒
  投稿作を読んで下さりありがとうございます。連分けや自分なりの表現の大事を教えて下さりありがとうございます。
早速直してみました。二作品とも伝えたい事が伝わったようで嬉しく思います。
「白い秋桜」は花屋さんで見たのですが、八重咲きでとても綺麗だったので、調べると名前もありました。私は八重咲きのファンなので、すぐに目がいってしまいます。今はもう残念ながら見かけなくなりました。という事は冬が来てしまったのですね、早いです。「ふたり」はこうだったらいいだろうなと暮らしていく中でわかって来た事と、最後の連で書いた渋柿は・・・。口調で誤魔化していますが、おかしなふたりなので出て来たのかなと思います(笑)できれば、理想としてはいつまでも甘酸っぱいみかんあたりがベストかなと。(果物でいうと)シャキシャキとした林檎も良いですね。単に食べたいだけになっているかもしれませんが(汗)
この度もご批評下さりありがとうございます。また書けましたら宜しくお願いします。
 

11月 6日(火)~11月 8日(木)ご投稿分 

 投稿者:青島江里  投稿日:2018年11月16日(金)01時26分28秒
  ◎お待たせいたしました。
11月 6日(火)~11月 8日(木)ご投稿分 です。



☆その歌声を待ちわびて  投稿者:シャネン さん

大好きな歌がある。どんな時も片時も忘れはしない。そんな気持ちを「拳程の静寂」と表したのはユニークな発想ですね。

まるでそれは、心の特設ステージのようにも思えたりします。大好きな歌声は、チャンスがあるなら、いつだって聴いていたいって思いますよね。

大好きな歌声を聴くたびに、どんな心も満たされてゆく。そんな素敵な時間。満たされても溢れても、その感じる愛は変わることはないですね。

高揚する思いが描かれているのですが、最終連の終わり方が、ちょっとあっさりすぎかなって思いました。「愛そのもの」って言い切ってしまう、強い気持ちを押し出すわけでもなく、「そのもの・・・のように思えるんだ」っていう、弱めの表現で終わってしまっているところが、ちょっと残念かなって思いました。もう少し押しの強い感じの表現でも大丈夫かなって思いました。

歌だっていのちがあるんだよ・・・って教えてくれているように感じました。御作品に佳作二歩手前を。




☆愛の対流  投稿者:阿部龍馬 さん

初めまして、阿部龍馬さん。青島江里と申します。よろしくお願い致します。今回は初回ということで、感想のみでいかせていただきますね。

成人式でまだ好きだったら・・・。好きな人との約束。これは、相手のことが好きな人にとって、忘れられない約束となりそうですね。十代から二十代というのは、進学する人もいたり、社会人となる人もいたり、それぞれの選択で道も変わってくる時期ですね。

そんな状況の中、会えなくなっていく機会も少なくなっていく人も増えていく中、唯一、会える確率の高まるのは成人式ですね。

実際のところは、どんなふうになるのかはわからない中、楽しみでもあり、だけど不安でもある気持ちが、飾ることもなくそのままに描かれていますね。

「対流」という言葉が「血潮」を感じさせてくれます。よって、からだの温かさも伝わってきました。人を好きでいられる気持ちを大切にできるってことは、とても素敵なことだと感じさせてくれる御作でした。




☆星降る秋  投稿者:小林大鬼 さん

岩手山とくれば、私はすぐに宮沢賢治を思い出します。なぜならば、小学生の時、宮沢賢治の伝記を読んで知った山だったからです。

美しい自然。そこは空気が澄み渡り、星の姿もくっきりと浮かび、輝いていることでしょう。

一連目。言葉の選び方がいいですね。「夜の帳」です。この作品中、静かな夜を表現するのに最適な言葉だと思いました。「夜の闇に」とか「暗闇の中に」にしてしまうと、やわらかさのイメージが断然違いますよね。

二連目の「線を繋げば星座になる」もよかったです。人々が星を見上げている様子、空を見上げて、あちらこちらに視線を向けている様子が浮かんできます。

三連目の「人々が鈴の音のように囁く」も凝った表現ですね。人々の声を鈴の音と例えることで、静かな夜を強く感じさせてくれました。そして、秋ということで、鈴虫のことも思い浮かべさせてくれました。そう思うと、次にやってきた気持ちは、静かな夜に響く、人と虫の声。作中の風景での、人と自然の一体化をも感じさせてくれました。一行で一つだけではなく、いくつものことを感じさせてくれる行。こちらもよかったです。

四行目。具体的な名詞は出さず伏せたことで、読み手に想像させてくれる行になっていました。このような場合、凝りすぎるとわからなくなりますが、簡単にわかる単語をさらりと用いたところがいいですね。

五行目。一行目から四行目がキラッと光る表現ばかりだったためか、ほんの少し、平凡な感じがしました。最終連なので、余韻を持たせるような表現を考えると、更に作品になると思いました。単純に倒置法もいいかもしれませんし、四連目と五連目を交換してみるという方法も面白いかもしれないですね。勿論、このままでもいいと思います。

一行に幾種もの意味の感じられる、想像力をふくらませてくれます。静かな夜の自然の風景が深く感じられると思いました。御作品に佳作を。




☆もう一度思いのままに両手を広げながら  投稿者:西朗さん

森の中を描いているようで、実は心の迷いや影を描いているようにも感じさせてくれました。自然をモチーフにさらさらと書き上げてゆくような感じ。今まで詩を書く経験を重ねてこられた方のようにも思わせてくれました。

一連目。とても繊細な表現ですね。風に吹かれてしなって元に戻ろうとする感じ。その状態を光る高みを目指してゆくと例えるのは、なかなか思いつかない発想だと思いました。
続く二連も同じように繊細な表現が光りました。

ただ三連目なのですが、ここが少しわかりづらかったです。三連目にある「冗談のようだった哀しみ」なのですが、だいたいどのようなものなのかということが、わかりにくいままでした。「踵の辺りにもう、ありふれた通り道の/それは唯の証拠の穴に成った」の「穴」ですね。これは何度か読み返して「ツクツクボウシ」にかかるものかなと。つまり蝉の生まれた時に出てきた時の穴なのかな?と個人的に解釈しました。特に三連目の上から一行から五行目までは五行目の樹にかかってくる言葉がたくさんすぎるので、わかりやすく整理してみるのもよいかと思いました。それから、三連目の「いるよに」は、こだわりがなければ「いるように」の方がいいでしょう。

個性あふれる繊細なレトリックの光る御作でした。レトリックは詩全体に埋めてしまうと、わかりにくいものになってしまうと思いますが、このレトリックを適度にうまく作品に活かしながら、充実した詩作を楽しんでみてくださいね。御作品に佳作二歩手前を。




☆白い秋桜  * ふたり  投稿者:@すみっこさん

今回はの二作のご投稿ですね。最初は「白い秋桜」からです。

白い秋桜についての想い。真っ白、純真無垢ですね。
冬が近づくと白い花が目立ち始めるっていう気持ちが目をひきました。一連の一行目と三行目の間の「白い」は無しでいいかもしれないですね。冬が近づいてきたなぁっていう季節感も感じさせてくれました。

雪から生まれてきたような花だと例えられたり、その例えた雪をさらさらと余計なものを
洗い流してゆく冷たい雪のようだと例えられたり、真っ白にプラス、まっさらを感じさせてくれました。

大切な人に、清く美しいものを届けたいという気持ちで締める最終連。冬が来る前にというところがミソですね。白い秋桜は秋にしか届けられないものだから。今しか届けられない気持ちという意味に通じるように思えて素敵でした。この一連は、タイトルが「白い秋桜」だからこそ響く一行ですね。単純に「白い花」っていうことにしたら、そのような気持ちは考えられなかったかもなぁって思いました。 何度もくどく「白い秋桜が~」と書くこともなく、タイトルに一回だけ登場させたことも、すっきりとしていいですね。

ただ三連目だけが気になりました。「ふんわり」「やわらか」「清く」「美しく」・・・これらの花びらを表現する言葉なのですが、例える言葉が単調になっているような気がしました。
これらを全部使うのではなくて、どれか一つ、もしくは二つぐらいにして、自分自身の表現を考えてみてもいいかなと思いました。
あたたかく清らかな気持ちが澄み渡っていますね。御作品に佳作一歩手前を。


続いて「ふたり」です。
若い頃の熱を静かな陽だまりへと通じさせていくところが面白いですね。そして穏やかな暮らしという言葉へと繋げていくところも。

「~でしょう。」と呟き調の形で揃えたことで、ゆったりとしたリズムに落ち着いています。
どこか家の日当たりのいい場所でひとり、座りながら考え事をしているような姿も浮かんできました。

四連目と五連目。少しだけ整理が必要ですね。「~消えてしまいます」の後、そのまま同じ連となって続いていますが、読みやすさという意味でも、一旦区切って、連分けされてもいいと思います。「~なのでしょうか」の後も同じようにされてはどうでしょうか。

四連目の「目の前に現れる壁は高いみたいで/どこにでもありそうな光景が」少し歯切れが悪いですね。「どこにでもありそうな光景/目の前に現れる壁は高いみたい」こんな感じでいかがでしょうか。

一つ踏み外せば愚痴のオンパレードになってしまいそうなテーマなのに、ゆったりとしたテンポや、一連目に「陽だまり」「穏やか」という言葉を印象付けたことで、作中の雰囲気に重さをもたらさず、さらりと読める雰囲気を保つことができたと思います。そして何より、作中に茶目っ気を取り入れたところも効いていると思います。最終連。とても可愛らしい、面白い。あったかい・・・。

茶目っ気のある言葉の後に続く「甘いデザートは好きなのに/おかしなふたり」この言葉がとっても素敵でした。暮らし続けてきた夫婦愛を感じさせてくれました。御作品に佳作半歩手前を。




☆空っぽ  投稿者:あさぎ さん

空っぽのグラス。私もそれを見つめて空想するのが好きです。それは空をみて、雲の流れをみながら空想することにも似ていますよね。

一連目。「空のグラス」なのですが、一連目の一番トップというところですね。「ソラのグラス」って読んでしまいそうです。また「空のグラス/中身がない空っぽ」は同じことを言っているので、ストレートに「空っぽのグラス」にひとまとめしてみてもいいかと思いました。

三連目「それはきっとかわいいです/微笑んでしまいます」・・・かわいいって思ったこと、想像したことを、この二行に差し替えてみると、雰囲気が広がると思いました。例えば、ビー玉を転がる音からのガラス同士が擦れる小さな音。ここからさらに想像したことを繋げてみると面白くなると思います。例えば「ママに内緒 こっそりいれたサイダーで 乾杯してる兄弟の声」・・・などなど。色んな一例を考えていくと、楽しくなりました。前に続いて空想したことを取り込めば、かわいいとか、微笑んでしまうと書かなくてもすみそうですね。最終連で二連目に用いた言葉を使って「どこまでも広がる/深く深くもっともっと空っぽ」なんて、どこかに付け加えたら、更に面白そうですね。

中身のない空っぽのグラス。私も面白いって思う一人です。御作品に佳作一歩手前を。肩の力を抜いて空想させてくれる楽しい御作でした。




☆おっくうな昼下がり  投稿者:伊月あかね さん

拝読していて、おっくうな気持ちに遭遇するどころか、やわらかい気持ちに包まれましたよ。全体的に言葉使いがやわらかく、独り言だけど、誰かに語りかけるような口調になっているところが、そうさせているのかなと思いました。

気になったのは、句読点などの扱い方。後は連分けについて。通常の詩は特に句読点使わなくても大丈夫です。連分けは息継ぎのするような感覚で。或いはシーンごと、意味ごと、個人の好みによることも多いですが・・・。とりあえず、一例を表記してみました。ご参考までに。

しとしと雨にうつつを抜かして
やらなきゃいけないこと
たくさんあったかな
やらなきゃいけないと思うのに ねえ

すごく綺麗な一粒ごとがわたしを誘っている
緑が踊り出したから
うつくしいねって声をかける

それに応えるように
遠くで雷がなっている
昼下がり

濡れた緑地がぱらぱらと音を立てて
我こそはと草花がたくましく
空に向かって拳をかかげている

そんな姿が鮮明に映し出されると
縁側に居座り続けた重い腰が起き上がり
ふわっと髪を浮かせた

わたしもやらなきゃいけないこと
やらないと ねえ

この御作は、風景描写が丁寧ですね。遠くで雷が鳴っているほどの雨模様ですが、濡れた緑の美しさと強さが目をひくためか、明るささえ感じました。特に「我こそはと草花がたくましく/空に向かって拳をかかげている」は自然の生命の美しさを感じさせてくれました。御作品に佳作一歩手前を。




☆幸せ  投稿者:ケイ さん

初めまして、青島江里と申します。よろしくお願い致します。今回は初回ということで、感想のみでいかせていただきますね。

幸せって何なのでしょうね。誰しもそう思う時があると思います。人間って、悩める生き物なので、これは終わることなく、人間の一つのテーマとして続いていくのかなとも思いました。

雲ひとつない秋空を見上げてみても
昨日干したばかりの布団に横たわってみても
仕事先で同僚とたわいない会話をしてみても
好きな曲を音楽プレーヤーで聴いている時ですら
満たされない

日常の様々なシーンで考えている作者さんの気持ち。風景が目の前に浮かんできました。小難しく部屋にこもって頭を考えて悩んでいるのとは違い、ごく普通の一場面で。ごく普通の思いとして、幸せというものと向かいあっているのだよっていう気持ちも伝わってきました。

幸せって、きっと、人それぞれ。だからこそ、どれが一体、幸せなのって思ってしまうかもしれないですね。答えは自身のみぞ知る形なのかもしれないですね。




☆しゃくしゃく  投稿者:たいやき さとかず さん

初めまして、たいやき さとかず さん。青島江里と申します。よろしくお願い致します。今回は初回ということで、感想のみでいかせていただきますね。

「しゃりしゃり」ではなく、「しゃくしゃく」なのですね。りんごを食べている音。なるほど、「しゃくしゃく」になると、りんごを頬張っている感がアップするように感じました。まるごと、或いは大きめに切った剥き立てのりんご。甘酸っぱさが広がりました。

そして二連目では落ち葉ですか。落ち葉を踏みしめる音ですね。木々の間を散策。秋を感じますね。

最後は焦げ目のついたトースト。予想外の着地点でした。似たような擬音語を集めて創り上げてゆく展開。とてもユニークな作風でした。




☆おおきないちょうのきとちいさなおんなのこ * 心象 最終章 ~母のこと~
投稿者:中也さん

今回は二作のご投稿ですね。「心象」に関しては、あとがきの「プライバシーの保護の観点から、この作品がフィクション、ノンフィクションなのかに付きましては、コメントを差し控えさせていただきます。」ということから、少し離れたところからの感想のみとさせていただきますね。

連載を書くということは、ちょっとした覚悟がいると思います。また、当たり前ですが、一回切りではないわけで、次に続けることについて、頭を悩ませることもあると思います。
一作、一作がエネルギーの塊になるわけですね。そして初めがあると終わりもあるわけで。
その終わりを決めることにも勇気がいることにもなると思います。日常、常に同じような気持ちで生活を送れるとは限りません。色々な気持ちの中で、作品について言葉を思い浮かべ続けたと思います。作品完結、お疲れさまでした。そして一つの作品完成、おめでとうございます。疲れた目、肩、腕・・・などなど、ゆっくり休めてくださいね。

続いて「おおきないちょうのきとちいさなおんなのこ」です。

この作品を拝読していると、行ったことはないのですが、昭和公園を思い出します。知っている人が撮影した写真を見せてもらって知りました。

この世にはこんなに真っ黄色な、うつくしい真っ黄色な世界が本当にあるのだなと思いました。大人の私がそう思ったのですから、子供が見つめると、それはそれは絵本で見た世界に迷い込んだ気持ちになるのではないでしょうか。

まさしく、この詩の通りのような情景になりそうですね。あったかい気持ちになれました。

作中にただひとつだけ、カタカナで「シャワー」となっている部分があります。直しそびれたのかなって思いました。子どもの詩、イコール、ひらがな表記のイメージもありますが、無理に全部ひらがなにしなくてもいいかなって思います。配分や言葉のイメージを考えることも、割といい練習になりますよ。今回の御作は、充分、漢字交じりでも大丈夫だと思います。もちろん、全部ひらがなにしたままでもいいと思いますよ。御作品に佳作を。




☆angel  投稿者:are さん

初めまして、areさん。青島江里と申します。よろしくお願い致します。
今回は初回ということで、感想のみでいかせていただきますね。

ネット社会が普及してから、人の生活は随分と便利になりました。同時に人間関係も、随分生きやすくなりました・・・というわけにはいかず、むしろ、実際に対面してコミュニケーションをとる時間が減り、普及する前と比べると、すれ違いなども多くなり、生き辛さも多くなったような気がします。

are さんが描いてくれたひとつひとつのシーンですが、一瞬、ドラマの一場面のように見えますが、全部、実際問題の内容です。悲しい問題が毎日のように飛び交っています。無視や孤独。心のない人が自身の不満を満たすために、立場の弱い人を責めたり、周辺の人たちを巻き込んだりして、同じ命を叩くのです。許されないことですね。

人は一人一人、心の中にangelが眠っていると思います。人は、学校や仕事など、日々の生活の中で失敗をしたりすることもありますが、そんなときこそ、責めたりなじったりせず、広い眼差しで、その人をある程度許してあげるというangelな気持ちを思い起こせたらいいなと思いました。命に対して行われる暴力だけは決して許してはいけない。個人的には、そのような気持ちにさせてくれた御作でした。




☆型通りのこと  投稿者:耀子さん

思えば「型通りのこと」はたくさんありますね。耀子さんの近くには地元の人が多く参拝している神社があるのですね。「毎朝の習いに」・・・言葉の響きも美しいですね。

「型通りのこと」・・・言いたいことは何となくわかるのですが、今回、神社の参拝の様子を、読み手に詳しく伝えたいという気持ちの方が、勝ってしまったのかもしれないですね。

結果、説明的な行が多すぎてしまう結果となってしまいました。「~だと思う」という行も目立ちました。「~と思う」という表現は極力さけて「思う」という内容を、自身の言葉で表現してみてくださいね。

六連目の内容が、作中で一番よかったです。この詩の軸になると思いました。全体の長さを考えれば、この連が説明的な行に埋もれてしまうのは勿体ないと思いました。そのためにも、説明的な行を整理して、六連目の内容を、もっと他の連に伸ばし広げることができれば、更によい作品になると思います。御作品に佳作三歩手前を。




☆畑はだまって  投稿者:草香 さん

野菜泥棒に、野生動物の荒しに、謎の人物のブラックないたずら。何にもなさそうなのどかな畑の風景であっても、よく聞いてみれば、ちょっと怖いことが起こることがありますよね。謎だらけの様子を見ていると、サスペンスドラマを見ているような気持ちになりました。

私の近辺でも、大根が抜かれていたり、玉ねぎ小屋の玉ねぎが盗まれたりしたという騒ぎがありました。そうなんですよね。畑ってわざわざ高い塀や柵をつけていないから、人の行き来が自由。でもこれって、作っている人のもの。仕事場のような感覚があるから、踏み入ることはないっていう信用に基づいているようなものなのに。動物ではなく、人間がってなると、謎も怒りも恐怖も増しますよね。

連分けに関してですが、三連目。「目の前のことだけ」の前後ですが「知っているのは目の前のことだけ」なのか「目の前のことだけ知らない世界は」なのか見方によっては両方とれそうなので「目の前のことだけ」ということなら、ここで区切りをつけましょう。そして五連目ですが、読みやすさもかねて、また「だまって」ということを強調させるためにも「明日も土の上に立つ」で一旦区切られてもいいかと思いました。

ただ黙々と畑を探し続ける日々。畑は何を思っているのだろうという視点。そして、畑を耕している人ではなく、畑が私を見上げているという視点の角度。この関係がとても面白いと思いました。教えてもらいたくても教えてもらえないことが、言いたくても言えないことが切ないなぁっていう気持ちでいっぱいになりました。御作品に佳作半歩手前を。




☆幸せ配達便  投稿者:埼玉のさっちゃん さん

月に一度の黄色の封筒。興味ひかれますね。

お便りを送られた私の気持ちが、次々と登場しますね。すごい速度で展開されていきます。
それは、私の思い。待ち遠しいということの一点に尽きますよね。

この待ち遠しいという想いはよく伝わってくるのですが、待ち遠しくてわがままで欲張りな私になってしまうということで終わらせるのは、ちょっともったいない気がしました。

月に一度の黄色い封筒。この正体は何を表現しようとしているのか。その意味合いをわかりやすくするためにも、もう一歩踏み込んだり、横幅を広げてみることを考案されてみるのもいいかと思いました。まだまだ、のびしろを感じます。御作品に佳作二歩手前を。




☆愚行恋愛  投稿者:りょう さん

初めまして、りょうさん。青島江里と申します。よろしくお願い致します。今回は初回ということで、感想のみでいかせていただきますね。

汚れ無き思いですね。純粋でまっさらな思いですね。

好きで好きで仕方ない思い。書かずにはいられない思い。詩っていいですね。口にすることはできないけれど、文字にすれば不思議に素直になれてしまいますね。熱烈な恋文風な御作ですね。

寝ても覚めても大好きな思い。止めることができない思い。恋。

叶う、叶わないに関わらず、普段ならあまり思わないことだって思えてしまうのだと、気づかされますね。一等星をみて貴方に差し上げたいって、誰かに優しくしたいっていう気持ち。恋ならではですね。

愚行と思ってしまっても恋は恋。思うことをそのままに。書きたいことをそのままに。そのままの思いが、とても新鮮に思える御作でした。




☆そしてヒロイン  投稿者:ともりん さん

初めまして、ともりんさん。青島江里と申します。よろしくお願い致します。今回は初回ということで感想のみで行かせていただきますね。

女の子の気持ちがいっぱい詰まっていますね。好きな人に対する思い。「もっと可愛かったら/もっと綺麗だったら」誰もが抱く心の内。理想にはまだ遠いって思って諦めてしまうのではなくて、だけど女に生まれたんだからって思える前向きな思いを持つことができるって素敵なことですね。

前向きなその気持ちは未来を感じさせてくれます。どうぞ後悔しない人生をネ。私さえ知らない私に出会ってね。美しく生きてみようと思った時点で、あなたはあなたの人生のヒロインですネ。




☆友情愛  投稿者:紅玉リンゴ さん

初めまして。青島江里と申します。よろしくお願い致します。今回は初回ということで、感想のみでいかせていただきますね。

作中に「掲示板」と出ているところを見ると、これはネットの友情についてのお話なのかなと思いました。

ネットというのは、繋がりやすいけれど、切れてしまう時は、どうしてかと思うくらい、あっという間に途切れてしまいますね。それが人によっては寂しかったり、都合が良かったりと様々だったりしますね。

とってもいい人だなぁと思っていた人がある日突然、音信不通になってしまうのは、とても寂しいことですね。そんな寂しさが伝わってきました。

友情に愛をつけるほどの思い。とっても彼女が好きだったのにっていう気持ちが、切ないですね。「友情愛」・・・タイトルも印象的な御作でした。



*********************************************************************************


夏と冬が行ったり来たりの日が続いたけれど、やっと秋らしい気候となったなぁ・・・。そうかと思えば、急に肌寒くなってきました。

風邪がとっても流行っています。私もつい先日、久々に発熱してしまいました。のどの痛みと体のだるさが強めでした。私のようにならないように、どうぞお気を付けくださいね。

みなさま、今日も一日おつかれさまでした。


 

 投稿者:阿部龍馬  投稿日:2018年11月15日(木)23時52分22秒
  この世は何とも素晴らしい。平等だ。

皆三日月を見ている。
忘れ去られ見ることを
やめた情熱を片手に。

影を知った私は皆同然と
月を見ている。

彼らがとうの昔に捨てた
情熱を見続けて。
 

舌鼓

 投稿者:草香メール  投稿日:2018年11月15日(木)20時30分11秒
  元気になろうと
特上の鮨屋に行く

カウンターに並ぶ
新鮮なネタから
先ずは 桜色の大トロ

「へい おまち!」
値をすっかり忘れ
ごちそうをぱくつく
旨みがとろけて

 あの広い海で
 もう一度 泳ぎたい

お腹の中で跳ねたのは
南太平洋を泳いできた
マグロ

ぴんぴんの命を
ゆっくり味わう

優しい顔をして
次に手がのぼる
 

詩の女神

 投稿者:シャネンメール  投稿日:2018年11月15日(木)09時16分2秒
  あなたの唇を
伝うは
美しい漆黒

あなたの口から
零れるは
煌めく深海

静寂は
あなたの為に
傅いて
目前に舞い降りてくるのを
待っている

旋律は
あなたの為に
傅いて
胸元に鳴り響いてくるのを
待っている

わたしも
待っている

微笑の一片でも
向けられるのを
待っている
 

茜色に染まる頃

 投稿者:中也  投稿日:2018年11月14日(水)18時51分8秒
編集済
  校舎の窓ガラス
まだ勇気がでない僕の心

廊下ではしゃぐ君
教室の机に
ほおづえついて
君を見てる
まるで
映像を観てるように

テスト前に
借りたノート
さりげなく
そっと君の机に

進路とか
職業とか
何処か遠くへ追いやって

今はただ
君といるこの時間
この瞬間
夢も希望も僕の全てが
そこにある

Xmasイプに
二人で映画に行きたいな

校庭の木々が
恥ずかしそうに輝いて
ひとひら
ひとひら
葉っぱが落ちる

早く言いなよって
ひとひら
ひとひら
葉っぱが落ちる

砂時計が
静かに時を刻む

明日誘って見ようかな
茜色に
校舎が染まる
放課後の図書館で

ボクと映画に行かないって

零れる光の粒を
浴びながら

できることなら
茜色に染まった世界を
二人だけのものにしたいな

そんな瞬間(とき)
何もなかったかのように
始業のチャイムが
校舎に響く
 

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