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ご無沙汰しております。そして「手術台」

 投稿者:たりや あいひ  投稿日:2018年10月10日(水)08時48分40秒
編集済
  管理人・島さまをはじめとしたMY DEARの皆様方。ご無沙汰しております。あいひでございます。前回の投稿から何ヶ月経ったのかもわかりません。最近はメモを書きためるばかりで完成させることをしておりませんでした。

青島さま。私もすでに新規投稿者のような時間の空き方ですし、今回投稿する作品も私がただ吐き出したかったような側面が大きくありますので、評は不要でおねがいいたします。


題:手術台

夢を見ました
ひどい夢です
誰も助けてくれません

私の胸には一対の膨らみがありました
いや
一対の膨らみも
と表すのが正しいでしょう

下半身は男のままなのですから

私が手術台のようなものの上で仰向けになっている傍ら
知らない男性が立っていました
私の父親に少し似ていたかもしれません

何にせよ
私の苦手な類です

そして胸を触られます
しかし私は腕で胸をかばいます
なので男は不機嫌になります

 お前は男なんだから
 これぐらい耐えられるだろう
 男なんだから

そう言って今度は股間を触りはじめます

私は男なんだから
これぐらい耐えられなければいけません

 お前はどうせ
 男にしかなれないんだから
 男らしくしていろ
 どうせ男にしかなれないんだから

そう言いながら
胸も股間も触ります

私はとても恐いので
もしくは悲しいので
声をあげて泣くのですが
近くにいる見知らぬ男たちは
私を見るだけです

 男のくせに泣いてるんじゃねえよ
 みっともない
 男のくせに

彼らの目はそう言って私を蔑みますし
私は泣き続けます

そこで目が醒めるのですが
気がついてみれば
私から一対の胸のふくらみは奪われ
残されたのは生々しく触られた感覚の残る
忌々しい男性の象徴でした

手術台のようなベッドからすぐさま出ましたが
髭を剃る気にもなれませんし
着替える気にもなれません

なぜなら
夢を見たのですから
ひどい夢です

誰も助けてはくれません
 

一握りの思い

 投稿者:シャネンメール  投稿日:2018年10月 9日(火)23時39分51秒
編集済
  人は死んだあと
無にはならない

人は死んだあと
一握りの思いだけを
遺して消えて行く

一握りの思い
それは繰り返される

幸福を選んだ者は
幸福だけを

怨念に走った者は
怨念だけを

不安に縛られた者は
不安だけを

慈愛に満ちた者は
慈愛だけを

一握りの思い
それだけが
繰り返される
 

水彩度

 投稿者:伊月あかね  投稿日:2018年10月 9日(火)23時36分4秒
  透明な虚空と
そうさせないための星
川に溺れる水彩画よりも滑稽ね
不安の肥大化
死んじゃうよ私
高層ビルの逆走はじめるよ
あの滑稽な星にまで笑われるよ
ブランデーをこぼして
ドレスが汚れて
そこで夢がさめる
ドレスが汚れたまま夢が酔いがさめる
二度と綺麗にはしてあげられない
もう一度って目を瞑ったって
あの透明な虚空が邪魔をする
虚空に溺れる星よりも滑稽ね
笑わせないでよ
わたし
 

島 秀生さん

 投稿者:伊月あかね  投稿日:2018年10月 9日(火)23時22分21秒
  「おかととき」にご感想をありがとうございます
井嶋りゅうさんの作品、ぜひ拝読させて頂きます!
今後の課題を克服して、すげーいいものを書けるように頑張ります!
 

深まる

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年10月 9日(火)22時56分52秒
編集済
  気になる花の色は
一気に青かった紫から
赤い赤い紫へと移り変わっていた

華々しいこの変化に自分も驚く
まさか優雅で甘い魅力に惹かれるとは
ピンクやオレンジに
黒い赤まで寄り添っている

艶やか(あでやか)な色々が
寒くなって来た身に深く染み渡るよう
私の心が傾いて
自然と視線は引っ張られる

深まっていく秋の夜ぐらいは
自分にはない
宝石のような重厚感に浸ってもいいかな
 

帰省する日々に

 投稿者:矢島  投稿日:2018年10月 9日(火)22時52分48秒
編集済
  青も赤も受け止めたコンクリートで雨を感じるのは久々だった。雨は色から降っていた。
オレンジの街灯は、ぼんやり、さめざめと、その輪郭を濡らしている。
ビルのてっぺん、小路のさき、ひとびとも全てが、灰色の雲に包まれる。
雲はいきぐるしいほど僕に浴びるーーー都会。

ときとまり

電車にのれるようになったね
と、お母さんがとろ、り
一駅ごとにふくらんでいた、
おとなぶったざわつきに
晴れガラスの街並み、
移動手段と化したプラットホームに

ときゆれる

高校生のあのころはもういない
よそいきの表情をうかべて
誰にでもやさしく話しかけられる
このシーツの緑  少しよごれた陽窓

ひとかわる

ただいま、というよりは
しらない街を通るような
帰ってきたのかわからない
やけに静かな駅だった

ふりむけよぼく

いたらしいぼくらは
まちにねむっているらしく
めをさましてはなきわめく
なきわめいてはまたねむる

とうめいなどしゃぶりみたいだった
 

Kazu様

 投稿者:氷魚メール  投稿日:2018年10月 9日(火)21時54分4秒
  お忙しい中、私の拙い作品に感想ありがとうございます。
そうですね、現代詩っぽいと評価されることが
多いですが、実は現代詩っぽいとはどういうことなのか
イマイチ分かっていないのです。
あと、実はいっかいルーズリーフで書いた後、
文字打ちの作業をしているのですが、
脳もデジタル化してるってことでしょうか…
流石に怖い…。
色んな世代の方にも楽しんでいただけるような
詩を目指したいですね。

余談ですが、信玄餅、大好きなんですよ。
おばあちゃんとおじいちゃんが今でも時たま
買ってきてくれます(*´?`*)
きな粉が多いから、黒蜜弾いて、
宝石みたいになるのが好きです。
ほどよい甘さですし、それぐらいがきっといいですね、
お菓子も、詩も。
ありがとうございましたm(_ _)m
 

木々の中で

 投稿者:西朗  投稿日:2018年10月 9日(火)20時46分50秒
編集済
  木々の中で私は蘇っていく
流れはじめることを知らない此処に
言葉を流し込みながら

光は行間の多い木立の中に新しいウタをうたう
まるで鳥の足跡が世の冷たさに首を振っているみたい

空気が温め初められていくもうすぐの朝に
誰にも録画することの出来ない映像が上映されていく

空は透明だ
まるで今日の日など在って無いのだと云わんばかりに

空はとうめいだ
哀しいこともそうとは云えないことも
含みつつも尚
思いきりこうふくな空に
私は唯
すがりついていこうとするばかりなのだ
 

想像作業

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2018年10月 9日(火)20時19分48秒
  空を飛びたい
そう思い立った

だから、
目を閉じる

水の中
仰向け
底へ底へ沈んでいく
光が遠ざかる
光が消えていく
さらに
底へ底へ
底へ底へ
闇が深度を増す
どんどん
どんどん

やがて
雑音が消え
音が消える
身体が消える
思考が自由を得る

伸び伸びと
奔放に
跳ねる
駆ける
舞う
そして
やがて
ある一点をめがけて
ゴーッと集約

何も変わらないのに
何かは生まれる

カラスの羽ばたき
風の唄

たしかに聞こえた
刹那
目を開く
もうそこは
空の中だ

密度濃く
集中
想像
創造

タンと
全てが繋がるときがくる

さあ、飛ぼうか
 

金婚式

 投稿者:草香メール  投稿日:2018年10月 9日(火)18時53分41秒
  年上の友は
金婚式の記念に
十年かけた刺繍を
並べて展覧会を開く
ーこれまで耐えてきたから
 これからは強くなる
午後の日差しのなかで
しなやかに揺れる花

ニ十年も昔
大正生まれの母は
その日をひそかに迎え
よくもった…とひとこと
大家族を守り
昭和を駆け抜け
決められた場所にだけ
ひっそりと咲いた花

友は母より
進化している
わたしはもっと
わたし色の花を咲かせ
大きく弾けてみたい
振り向かないで
まだ十年も
歩まねば

居間のテレビが言う
<大助花子>がこちらを向き
ーそれはあなた次第です
 

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