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感想と評① 6/1~6/4 ご投稿分

 投稿者:三浦志郎メール  投稿日:2018年 6月10日(日)16時54分55秒
編集済
  小林大鬼さん「忘却」 6/1

そうですね。このくらい書いてもらえると、伝わるものも増えようというものです。
ご両親あるいは祖父母のうちのおひと方でしょう。病院か介護施設の庭。かなり進んだ認知症とかでしょうか。おそらく自分が吐いたこともわかってないのかもしれない。あるいは、自分の来し方も…。周囲の心配とご本人の泰然自若ぶりが際立っている分だけ、この文体が抑制の利いたものであるだけに、裏側に潜む悲しみが意識されるのです。これは足すも引くもないでしょう。全てが充分です。佳作です。タイトルの方向性もいい。印象的です。


ひなのさん「未練草子」 6/1

まず、表記を趣味レベルで書きます。「口付け」は「口づけ」か「くちづけ」がいいでしょう。(「キス」よりも何と風情のあることか!)「理」は「ことわり」がいいかな?
上記は全くどうでもいいことです。この詩を読むとですねえ…、「ああ、この人が皆伝になったはずだ」と、思いを遠くに飛ばせたい気持ちになるんですよねえ。ひとつの境地への到達を感じます。西行引用で僕は大喜びなんですが、客観的に見て、西行さんの力を籍りなくても、これは充分立っていけるものです。
「あんな口付けしたくせに」「それがいつしか憎しみに/変わってしまったということも」
堂々のフレーズ大賞であります。もひとつおまけに新設!「全女性必読大賞」!
もひとつおまけに…。これを超えてくのはなかなか大変ですよ。また挑戦ですね!


haruさん「あじさい」 6/1

初めてのかたなので、よろしくお願いします。初回なので「佳作」「一歩前」などの評価は割愛で感想のみ書きます。タイトルに「あじさい」とあるので、初連・3連の「あじさい」はなんとか重複は避けたいのです。幸い、「君」という擬人的・代入言葉があるので、それに一任して(極端に言えば)本文からは「あじさい」は消したい。ついでに「この時期の主役」も、ちょっと解説調なので、それらをアレンジしてみます。いわく……。

その花よ
君がいてくれたから

梅雨前の珍しく よく晴れた こんな日に
季節を語る色を見つけたよ

(以下、同文)

後半はいいですね。ステキな邂逅へのピュアな喜び、しかし、どこかにしまわれた憂い。
それを感じさせる余情な終わり方も印象的です。作者さんは性別は判然としませんが、どこか可愛らしくチャーミングです。また書いてみてください。


ゆきさん「優しい思い出」 6/3

5/6付作品に「海」がありました。詩の方向性として、本作はその“母上”版といった趣を感じました。現時点からの回想。そこに含まれるエピソード。この詩を総合的・俯瞰的にみた場合、次のようなことが言えると思うんです。

「多くの“負”に囲まれながらも、一点輝く“正”。その力」その一点が、この作品を詩に押し上げたと言っていいでしょう。フレーズ的にはやや散文的、説明的なんですが、この詩に横たわる精神からすれば、あくまで二次的、副次的なものでしょう。僕はこの稿をなんとか予定調和にもっていきたいと思っています。そこで母上を多少弁護します。ひとつは単純に言えば、家計を支えるのに懸命だった。他にも動機はあるでしょうが、ふつう考えられるのは、まずそれです。もうひとつは、会社が望む人材に「問題解決型社員」というものがあります。それをもじって、母上は「問題解決型母親」だったのではないか、という推察です。普段は自由にして自立心を促す。ところが、やんごとなき事態、人間のベーシックな面に関わる時、その障害を身を挺して排除してやる。その一点輝く誠実に、愛情にゆきさんは心打たれた。そういうことだったと思うのです。このあたりの事情をよくわからないくらい、ゆきさんが幼かった。このことは前作「海」に通じるものがありそうです。ごめんなさい。あまり評にはなってないですね。これから、ゆきさんが次々と詩を書いてゆくにあたり、いつかどこかで肥料になるのではないか、と思い、迂遠なことを書いてしまいました。評価は佳作一歩前で。


すみっこさん「雨の夜に」 6/3

基調はこれでいいと思います。ただ、もう少し細部にも叙情を施したい気はします。初連はシンプルなビジュアルがいいですね。2連「コンクリ」は「コンクリート」正式名称にしましょう。音読してみても、この方がリズムがずっしりと落ち着くはずです。「光る道が私を案内する」はgoodです。5連「大した写真も撮れないくせに」で「エッ?この人、カメラ持って何か撮りに来たの?」と読み手は勘違いしそうな唐突感があります。たとえ、そうであったとしても、この詩のトーンからいって、事々しく出す必要はないようです。

写真のように
まぶたに焼き付けたかった
雨が光るこの道を
暗い夜しか映らないとしても
この心に残したかった

こんなフィーリング? 終連は当たり前といえば、当たり前なので、事実を煮込みながらも叙情を小さじ一杯。

あくる日の朝
何事も無かったように
街の明かりが眠るにつく

こんなフィーリング? あと「鬼ごっこのようだ」「存在なのだ」はそれぞれ「ようだ」「なのだ」はカットでもいいかもしれない。「コンクリ」のくだりとは逆の効果、つまりリズムの切れ味ですね。体言止めは2ヶ所くらいなら問題ないでしょう。基本的にはこれでもいいんです。ほんのわずかのところですね。佳作一歩前で。


つづく。
 

死後の生活水準

 投稿者:こたきひろしメール  投稿日:2018年 6月10日(日)10時41分45秒
  死後の世界では私語を厳に慎まなくてはいけない。
ゾンビを見ても理解して頂けるように死者は個体性を失ってしまうからお互いの会話は意味をなさない。その為に死者同士の間では発せられるのは勿論奇声だ。

叶うなら眠るように息を引き取りたい。人間誰しもそう願うとは思うけれど、天の邪鬼は当然存在するのがこの世界の常だから、中には苦しみもがきながら最期を迎えたいという人がいても何の不思議もないだろう。
どっちにしても死後の生活水準は低い。現世界と違い通貨は流通していないし、経済は著しく低迷している訳だから、死者たちの日々の暮らしは酷いの一語に尽きるのだ。
ライフラインは断絶していて一滴の水にも事欠く始末だ。
とは言え、それは一般死民の生活水準。極少数だけど、VIP 待遇を受けている特別枠が密かにもうけられていた。
その中に選ばれた死者の世界では現世界との通信がゆるされていた。電話もネット環境も整備されていて、ガスも電気も水道も生きていた頃と何もかわらなかた。
なので皆さんちっとも死んだ気がしなかったから、普通に生活していたのだ。当然死んだ事の意味を感じなくなり、盆の時期が来ても会いに行かなくなる傾向が強かった。
ここは自由に恋愛し自由に結婚もできて出産も可能だったから、死後の世界に家族を持てたのだ。
わざわざ死別した妻や我が子に会う必要も感情の高まりも生まれなくなっていた。
それにしても一般の死者の方々は気の毒としか言いようがない。飢えにさいなまれ酷い栄養失調で、皆さん体重は零なのだ。だから一年一度の盆には仏壇のお供え物を目当てにくそ暑い八月にお迎えの後をついていくのだ。
その際、生気を全く失っているから体力がなくなっているので、爬虫類のように地面を移動していくのだが、提灯を持って歩く人たちは誰も後ろを振り返らないのでその有り様に気づいてくれない。
なぜなら提灯を持って歩く人の頭の中は夏休みで向日葵が満開なのだ。

そのうちに死後の世界では秘密がばれて、著しい不公平に対する一般の死者の暴動が起こり、結果、公平になりそれが定着した。
格差はなぜ生まれ繁殖するのか、現世界では何も是正される事はなく、公然とした事実のままである。
 

らぶそんぐ

 投稿者:ひなの  投稿日:2018年 6月10日(日)10時25分18秒
編集済
  切れてしまいそうな繋がりに
必死に縋っちゃって
私バカみたい

片想いみたいな苦い恋は
あなたに傾いた心ごと
燃えるゴミの日に
捨ててしまえればいいのに

私 あなたじゃなくていい
あなたじゃなくてもいいの
必死に言い聞かせるけれど

星の数ほど男はいれど
月と見るのは主ばかり……※

満ちては欠け
居なくなったと思えば
ずっと居ました、と
言いたげな顔で
そこに居る

移り気なあなたなんて
好きにならなければ
よかった

好きにならなければ
よかったのに

好きになってしまった
私は弱い

 もう別れて

このたった一言が
いつまでも
言えないほどに


......................................................
※読み人知らず
 

今日

 投稿者:青島空メール  投稿日:2018年 6月 9日(土)09時23分48秒
  道端に味噌の香り漂えば 今日は終わりを知るらしい
見えずに蹴る小石の音 煌々と立つコインランドリー
セピアの影とすれ違う

街灯がまばらになった頃
とりつかれたように朝(あした)の景色を思い出す

もっといい今日は 明日作ろう
耽る前に夕飯のメニューを



道端にスーパーの袋置いたなら 明日は終わりを告げるのか
痛みを手が訴えかけて 包丁握る右手を振って
左によいしょと持ち替える

街灯が役目を終える頃
とりつかれたように昨日の景色を思い出す

今日より明日が いいと信じて
眠る前に朝食のメニューを
 

雨音 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 6月 9日(土)08時42分35秒
  投稿作「上を向いていたい」の新たな四連目を追加させて頂きました。
お手数ですがどうぞよろしくお願いします。
 

花鳥風月

 投稿者:hal  投稿日:2018年 6月 8日(金)23時17分36秒
  特別な場所
希少な周期
不思議な現象

そんなものじゃなくて
ただなんの変哲もない
この町の夕陽にだって
心は震え 瞳は輝く

こんな世界でも美しいのだと知る
君のいないこの世界で

 

シルクブルー様へ

 投稿者:夏生  投稿日:2018年 6月 8日(金)17時49分52秒
  シルクブルーさまから初めて方とあって、驚きました。以前にもシルクブルーさまに投稿したとばかり思っておりましたので。大変失礼致しました。

細部までお読みくださり、足りない箇所等、ご指摘くださりありがとうございます!
詩としてまだ未熟なまま出してしまった、と反省しました。

説明的になってしまったところ、工夫が足りないところを改善して次の創作に活かせるように
精進致します。

これからも何卒よろしくお願い申し上げます!
 

齋藤純二さま

 投稿者:夏生  投稿日:2018年 6月 8日(金)17時41分36秒
  齋藤さま、拙作「カーテンの向こう側」に佳作との評をくださいまして、ありがとうございます!

細部までお読みくださり、言葉のひとつひとつに注目くださり、とてもうれしく思いました。

経験と感覚と記憶とを頼りに書いた詩でした。まだまだですが、書いてよかったと思えました。
 

夢うつつ

 投稿者:ロンタロー  投稿日:2018年 6月 8日(金)09時20分56秒
   目覚めることなく

 目醒めると

 水面に映える満月が

 水底照らすニルヴァーナ
 

上を向いていたい

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 6月 8日(金)08時48分29秒
編集済
  上を向いているよ
曇りの日も
雨の日も
緑の葉っぱは
日差しをいっぱい欲しがっている
生きる為に必要なんだ

私も
正直になればわかる
何が必要かって

誰もが
笑っていたい
楽しく過ごしていたい
大変な事も後の楽しみがあるから頑張れる
それは自分自身の成長だったり
僅かな事でも信じている

雨が来ようが
嵐が来ようが
私は私でしかいられない
周りがどうであろうと
私でいようとするのは自由なんだ

私も上を向いていたいな
葉っぱを見れば
顔も自然と上がる

昨日より夕陽が
私を眩しいくらいに出迎えてくれた

上を向いてなきゃ
わからない事も得られない事も
まだまだ沢山あるんだよね

私もこの葉っぱのように
正直に上を向いて明日へと歩いていこう
 

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