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ゆきさまへ

 投稿者:沢口リリキメール  投稿日:2018年 7月11日(水)16時47分29秒
編集済
  ゆきさん
はじめまして、です。
えーっ!沖縄在住なんですか?!
驚いたと同時にとても嬉しく、テンションはMAXであります。僕の住まいはうるま市なんですよ。いつも描く海は恩納村、読谷村、北谷町の海です。また古宇利島へはしょっちゅう足をのばしています。以前「恋島」という詩を投稿したぐらい好きな場所です。ゆきさんも行きましたか?
ファンと言って下さってありがとうございます。全国区のサイトなので沖縄色はいつも控えめに書いてるんです。一緒にこれからも頑張りましょうね。
様々な地域から詩を書くためにサイトに集っておりますが、イチャリバチョーデイです。これからもどうぞ宜しくお願いシマショウネー(ウチナー独自の話クトゥバで)。
ありがとうございました!!

 

足跡のない場所目指して

 投稿者:  投稿日:2018年 7月11日(水)11時32分12秒
  ボーッと歩いてたらいつの間にか迷ってた。往路なのか帰路なのかも、何のために歩いていたのかも忘れていた。

見慣れない巨大な都市を見て、大海原に一人 流木に掴まって漂流しているような気分になった。

イワシの群れのようにメインストリートを行き交う人々を眺めて思う。
奴等は一体どこに向かってるんだろう?
いっそ この群れに飛び込めば、何処かに辿り着くのかもしれない。
そんな考えがよぎった時、路地裏の入り口で座り込んで物乞いをしているホームレスが目に入った。

イワシの群れの後ろでその空間だけ濁って見えた。ちょうど流れをせき止めされたダムのように。
気付けば自然と足がそちらに向かっている僕は自分自身に呆れた。
きっと こんな風に目の前のものを追ってるうちに道に迷ったのだ。

路地裏のホームレスは近くで見ると灰色でフケだらけの髪をしていた。
長い前髪の奥に警戒心の強い瞳がこちらを覗いている。
道を行き交う人々がイワシならこいつは貝だ。
堅い殻に込もって弱い部分を必死で隠してる。

ホームレスは僕に気付くと自分の前に置いてあった缶を差し出して言った。
[腹が減ってる いくらかカンパしてくれないか? ]
僕は汚い缶の中に入っている100円玉を一個、取り出してホームレスに逆に尋ねた。 [これ みんな集めてるけど何でなの?]
ホームレスはムッとした顔で、[そりゃあ 生きていくには必要だろう早く俺の金を返せ。] と怒鳴った。
[怒らないでよ 。ちょっと道に迷ったんだ。道を訪ねたくてね。]
[どこに行きたいんだ?]
[それを忘れちゃってね ]
[からかってるのか? 商売の邪魔だから帰ってくれ]
[商売? 惨めな物乞いだろ。何も売ってないくせに]
[同情だ。同情を売ってる。]
[今の台詞は気にいったよ。 けどそれがおっさんの商売なら おっさんはずっと不幸じゃないといけないね。 ]

こんな感じで散々不毛なキャッチボールがをして気付けば二人路地裏で酒を飲みながら意気投合していた。
それから一ヶ月間、おっさんと並んで同情を売ったがあまり金にならなかった。
きっと僕には不幸が足りないからだ。

ある日、 僕は通りを行き交う人々を指さして ずっと思っていたことを 訪ねた。
[奴等についていったら 、僕は何か思い出すかな? ]
それを聞いたおっさんは悲しい目をして  [そんなことをしたら、きっと後悔することになる。 ]と答えた。
僕がそんなものかなぁって顔をしてたら、今度はおっさんが僕に尋ねた。
[お前は一体何がしたいんだ?]
頭の中でその質問を何度も反芻させて僕も僕自身に尋ねた。 けど返ってきた答えはゴビ砂漠より漠然としたものだった。
[まだ、誰もやったことのないこと。]
[ならお前は誰もいない場所へ行かないといけないね 。 ]おっさんは笑ってそう言うと缶の中にあるお金を全部僕に手渡した。
[金は何かと必要だろ。]と言って。

バスを何度も乗り継ぎながら変わっていく景色を眺める。
ついにはバスもなくなって砂漠の中を月明かりを頼りに一人歩き出す。
足跡のない大地が僕を脅しながらも、ここはお前だけのものなのだと囁く。
でももしここで何も見つからなかったら?
夜の冷たい風がそんな意地悪なことを聞くなら、僕はこう答える。
[ その時は空き缶でも拾って同情を売るさ。]





 

自分へ

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 7月11日(水)08時41分25秒
  また諦めようとしている
楽な方へ行こうとする
けれど
それじゃ変わらないから

目の前の事に
一喜一憂してばかりじゃなくて
もっと高い
高い目的を見つめて
考える事は
どうなりたいかだろう

何の為にここまで来たんだ
成し遂げる為に
どうすればいいのか
本当はわかっているはずなんだ

諦めたがる
自分はもう捨てて
少しずつでも
前向きに
真剣に向き合えよ

道は進む為にある
ゴールまで迷う事なく進め

結果じゃない
後悔しないようにやりきるだけさ

昨日よりも強くなって逞しく生きてゆけ
誰に認められずとも己が一番わかるだろう

ここに居るのは
お前一人だけじゃない
スタートしている
これだけたくさんの人がいる
ゴールは自分次第さ


(評は不要です)
 

沢口 リリキ様

 投稿者:ゆき  投稿日:2018年 7月10日(火)22時45分30秒
  免許皆伝、おめでとうございます。
遅れてのお祝いを、申し訳ありません。実は私も沖縄在住なので沢口様の描かれる沖縄の地や独特の世界観とその表現力の豊かさに惹かれているファンの一人です。
これから益々のご活躍を期待しております。
 

停滞前線

 投稿者:ロンタロー  投稿日:2018年 7月10日(火)22時22分5秒
編集済
  もう笑うしかないのか
それとも
もう笑えもしないのか
よくわからない
新たな始まりがあるのか
それとも
もう既に終わっているのか
よくわからない
流れのない水溜りに浮かんでいる
今更 失われた時を求めて も仕方がない
ことはわかっている
今現在このときは
しどけない過去とあてどない未来の板挟みで
身動きが取れない
停滞が延々と続く
疲労とむなしさだけが残る
もう言葉も思い浮かばない

*評不要です*


 

沢口 リリキ さま

 投稿者:ひなの  投稿日:2018年 7月10日(火)21時30分27秒
  免許皆伝、おめでとうございます。

島さんからご連絡をいただきまして、
ぜひお祝いを述べさせて頂かなくてはと思いながらも
火曜日になってしまいました。

県の文学賞に2度も受賞されている実力派の沢口さんですので、
いつ皆伝するかなぁと楽しみにしておりました。

沢口さんの詩は男性的な堅さの中に折れそうな繊細さがあって、
繊細さに任せて情緒たっぷりに書き上げてしまいがちな私は
「う、負けた」と思ってしまうのです。
ふとしたときに見せる弱さって強いです。

言葉のセンスもよくて、あちこちにハッとさせられる
表現が散りばめられています。
私には思いもつかないような表現たちです。
沢口さんの頭の中、見てみたいなぁって
思ってるんですけれど、現実問題それは無理なんですよね、残念でなりません。

これからは新作でご一緒させてください。
この度は本当におめでとうございます。

ひなの


 

沢口リリキ 様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 7月10日(火)21時29分2秒
  はじめまして。
この度は免許皆伝おめでとうございます。とても遅れてのお祝いで申し訳ないです。
いつも、素敵な言葉でしっとりとさせて頂きました。これからも、益々のご活躍と新作を楽しみにしております。
こちらの御返信は気になさらずでどうぞ宜しくお願い致します。その事が気になり遅れてしまいました。
 

ホチキスの針

 投稿者:あさぎメール  投稿日:2018年 7月10日(火)20時51分39秒
  ホチキスの針
あるでしょ
小さい頃
あれをいくつか集めて
模様をつくって遊んだんだ
思い出しちゃったよ
今さ、
胸の真ん中に
沈殿していた物が集まって
互いにぶつかっているの
がちがちって
ちょうど
ホチキスの針でつくった模様
みたいになっているんだよ
きれい
だけど
固くて、軽くて、溶け合わない

寒いなあ
手に息を吹きかけても温かくならないや
 

雨音様

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 7月10日(火)17時40分15秒
編集済
  こんばんは。
「月明かり」で六、七連目修正しました。九連目を新たに足しました。修正多くなりすみませんが、宜しくお願いします。
 

孤独の影 

 投稿者:山下 一歩  投稿日:2018年 7月10日(火)14時59分31秒
  哀しみに足を取られ
カオスの森を奥深く彷徨う

絶望なんて言えるほど
大袈裟なものではないが

悲劇のヒーローに
少しでも
近づける気がして
ふと
その言葉を思い出した

ひとつ
溜息をついて
空を見上げれば

足早に
風に千切れて行く雲

継はぎだらけの青空

緊張感のないひかり

冷たい色をした病弱な月

破綻した雲間から
顔を覗かせた
孤独の影

私が小さくなって行く

 

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