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9月4日(火)~9月6日(木)ご投稿分の評と感想です。①

 投稿者:Kazu.メール  投稿日:2018年 9月11日(火)11時48分8秒
  ※雨音様、お先に失礼します。

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○井嶋りゅうさん 「墓参り」9月4日(火)ご投稿分

りゅうさん、こんにちは。
皆伝者さんからのご投稿です。心して感想を書かせて頂きましょう(腕まくり)。

まずこの季節、私の田舎のお盆は八月です。
今住んでいる浜松市は七月がお盆ですが、私の季節時計は、お盆と言うと八月なんです。もうこちらの生活の方が長いのに、刷り込まれた季節感って、そうそう簡単には代えられないですね。そんな心づもりでこの詩を拝読しました。

さてお作ですが、ここでは時空を隔てた「墓参り」を中心に詩が展開されていきます。一つは故郷の母が実際行ってきた「墓参り」。そしてもう一つは、都会に住む「私」の(仏壇も先祖の遺影もない)線香立てと白檀の線香だけの「(墓)参り」。その共通行為を主題に、母と娘の立ち位置が書かれていて、この時期ならではの「季節詩」です。
事の発端は、故郷の母が墓参りの帰途に、車のフロントガラスでしょうか、大きな蜂がぶつかってきたことにあります。それを吉兆と見る母と、現実を醒めた眼で解釈する娘。この何気ない会話に、母と娘の物理的距離感以上の隔たりと愛情が混在していて、ああ、肉親とはそういうものなのだと、改めて気づかされます。私的には、この蜂と仏さまのお告げとがもう一波乱起こしてもらえたら、楽しいだろうと思ってしまいましたが、やはり季節はお盆、厳粛な気持ちでお迎えするべきだと、反省しました。

詩の後半は「私の隣に居る」母のことが中心となりますが、ここはちょっと控えめにして、「線香の煙」に主題を移した方がベターな気がしました。〆の言葉「線香の煙が遅れて揺れた」という、その遅れに主題を持って行って、それがなぜ「遅れた」のか、そのあたりに詩を展開させたいと思いました。

さて、ここからは詩の形式に言及します。
これはそれの良し悪しではなくて、今回の詩の形式に限ってのこととお思い下さい。
見ての通り、この詩は連分けがありません。「墓に行ってきたよと母が言った」以降全32行、一気に書かれています。これは多分に詩人の基本姿勢にもあると思われますが、私はこの書き方で良かった派です。そのことは反対に、ではなぜ詩人は連分けするのだろうという壮大な疑問にもなってしまうので、そこまでは考えません。ただ、この形式が、連分けがない書き方が、この詩に於いてなんの違和感を持たなかったということにあります。それはこの詩が多分に散文詩的要素があるということなのかも知れません。りゅうさんの詩は、全体的に長いものが多い詩人です。そして散文と冗長は紙一重でもあります。詩と言う短文形式を緊張感を持ちつつ散文的に書くことは、短詩連分けより遥かに体力勝負の形式なのかも知れません。

正直申しますと、最近、私は散文詩というものに興味があって、いろいろ考えることがあります。だからこそ、この連分け無しの書き方に肯定的なのかも知れません。もちろん、だからと言って連分け詩を否定するものでは決してありません。

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○ゆきさん 「落日」9月4日(火)ご投稿分

ゆきさん、こんにちは。

う~ん、ちょっとこの詩、整理してみましょう。
まず題の「落日」
※「落日(らく-じつ)」 沈もうとする太陽。いりひ。落陽「孤城-」(by広辞苑SHARP電子辞書)

1連目「ひんやりとした夜風に」
2連目「夜には鈴虫が鳴いて」
3連目「電気を消した暗闇」
6連目「夕焼けはもの悲しく」
7連目「柔らいだ眼差しの太陽」→「和らいだ陽射しの太陽」の方がいいかな。
8連目「夜の安らぎ」

気付かれましたか?題で「落日」と言いながら、内容的にはほとんど夜の情景を謳っています。
詩では意図的に、題に意表を突くものにすることがありますが、ここではそうではないと思われます。
この詩を書いた動機は「季節が過ぎるのは早すぎて」「カレンダーを捲るのさえ気が重い」ということだったからでしょう。するとその過ぎ行く季節の速度と自分の体内時計とのギャップが詩の中心詩題だから、そこを外しては作者の意図があやふやになってしまいます。夜の情景も落日の物悲しさも、季節の移り変わりのスピード感を表すアイテムとして書かれていなければなりません。今回の詩は、その情景だけを書くことが優先されたしまったように見受けられます。

それから7連目「後ろ髪を引いているようで」ですが、「後ろ髪を引かれるようで」ですね。

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○鈴鳴すずしろさん 「夏の果て」9月4日(火)ご投稿分

鈴鳴すずしろさん、こんにちは&初めまして。
Kazu.と申します。よろしくお願い致します。
またフルペンネームで呼びかけると長くなるので、鈴鳴さんでよろしいでしょうか?
しかし面白いペンネームですね。「春の七草」が思い起こされます。

さて鈴鳴さん、なかなかの書き手と思われました。
ライトバース詩のツボ、心得ていらっしゃる。
1連目、2連目などは、対象の事象を言いながら、連の〆ではキッチリ落としている、なかなかの巧者です。
終連の3行は、この詩に在ってはトーンを変えて締めています。この意図、いいですね。またこのように、この詩は締め括るより手はないでしょうね。

気になったのは3連目の3行。
ここでは1、2連の転調を狙ったのでしょうか?4連にまた5行ライトな詩が出てきますから、私的には疑問がありました。ここはもう一捻りした「夏の果て」を5行で書いて、ラストは3行で受けるというほうが良かったのではと思いました。

いずれにしましても、詩をよく知っていらっしゃる、楽しみなお方です。
ぜひまた書いて見てください。

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○草香さん 「おあいこ」 9月4日(火)ご投稿分

草香さんこんにちは。(前回は一歩さんでしたね)

今回も爽やかな風が通り抜けていくような詩風、これが草香さんなんでしょうね。
嫌味のない、どこかほっとする詩です。

この「あなた」なる人物は、古都を愛し、宇宙を語り、雑草を称える広範なこころの持ち主のご様子。
この連の4行目「あなたは掴めない」ですが、ここは「あなたを掴めない」とした方が、人称がはっきりすると思われます。1連目の「あなたは見えない」はこれでいいと思いますが、2連目ではもう確定された「あなた」なので、ここでは強調の意味を込めて「あなたを」としたいですね。

3連目の「二重ドア」ですが、これはちょっとオーバーな表現に思われます。ドアが二重であれば、これは余程のことでなければ、中に(居る人へ)知らせることは不可能ですよね。

4連目。
 あなたは言う
 あなたと同じ
 隠し上手
ですが、この二つの人代名詞は、やっぱり分かりにくいですね。
最初の「あなた」は二人称の人代名詞ですが、2行目の「あなた」は、相手のあなたが、作者である私に向けて行っている「あなた」なので、だからこそ「おあいこ」なんでしょうが、ここ、ちょっとモヤモヤしますね。
例えばですが
 あなたは言う
 貴方と同じ
 隠し上手
とすれば、2行目の「貴方(あなた)」は作者のことと、すんなり分かりますけどね。
 

島秀生様

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年 9月11日(火)02時21分51秒
  「天空の湯」に感想ありがとうございます。
筑波山を登った折、泊まった宿の露天風呂を描いたものですが、荒削りな部分は否めないです。
 

日本猿

 投稿者:小林大鬼  投稿日:2018年 9月11日(火)02時09分15秒
編集済
  あの日からだ
吠えるようになったのは

上が変わるだけで
何も変わらない

狭っ苦しい猿山で
自分達の偉大さを叫び
仲間達が手を叩き声を上げる

猿山だけに谺して空しく響く

猿山しか知らず
世界を見ない群れよ

取り残された猿山を
人々が眺めては
物珍しそうに
笑っている
 

島 秀生様

 投稿者:東野しづか  投稿日:2018年 9月10日(月)23時21分35秒
  私の拙い詩を読んでくださり有難うございました。
丁寧なアドバイスをくださったのですぐに書き直しました。

違和感があるところがやはり指摘されたので自分で書けるように頑張ります。
 

島秀生様

 投稿者:夏生  投稿日:2018年 9月10日(月)15時44分49秒
  今回は投稿した際のこちらの不手際で大変ご迷惑をおかけ致しましたことを、お詫び申し上げます。

今後、このようなことがないよう、気をつけます。


拙作「言葉も時間も消えて」に秀作一歩手前との評をくださり、ありがとうございます。
何を焦ってしまったか、自分のよくないところが出てしまいました。猛省です。
今回のことをこれからの戒めとして、精進致します。
 

死を美徳と感じるなら

 投稿者:伊月あかね  投稿日:2018年 9月10日(月)13時40分20秒
  思い出を結び直すように
苦い風をあびた、まだ春がうつくしかった頃
私の知らない風があると思っていた
窒息するほどの愛がほしかっただけなのに
ほこりが踊る本をなぞると思い出す春
今では死んでしまった春
心の奥底で叫ぶ春
落ちてしまうのは私
もう戻れないと囁く冬
結ぶための手を失った命
錆びてしまったのは心
一羽の鳥が叩き落とされたのを見た
残酷でありながらも
美しく散るその姿に
安堵を覚えた
命が絶えるその瞬間こそ
本当にうつくしかったから
桜が散る春の終わりこそ
本当にうつくしかったから
 

僕は負けた

 投稿者:輝 瑠美メール  投稿日:2018年 9月10日(月)12時03分50秒
編集済
  僕は負けた
認めたくはなかったけど
認めざるをえない
あっさり負けた
これが性分ってやつなんだ
自ら負けを欲する

分からない
何も思いつかない
何もない
からっぽの空洞に
食べ物を無理矢理詰めこまれる
僕は負けた
さっき負けた
こらからも負け続ける
僕との約束
僕は負ける

はっきり知った
それを実行するよ
僕は負けた
僕は賭けた
負ける
腐った魚の目に宿る
かすかな尊厳

はっきり分かる
僕は負ける
今から負け戦だ
棄権は放棄
僕は負けた
いつでも負けた
舐められた盛大な加減

僕は負けた
僕は負ける
哀しみはとうに越え
あるのは虚しさと疑問による悟り
僕は負けを極め無の境地へ至る
負けることに関しては
負けはしない
負けの王は今日も
負け続けに行く

僕の価値は負けられる一方
何も感じない
興味がない
あるのは今この瞬間
僕は負けた
負けた
負けた
負けた
あるのはこの一瞬
負けた
あるのはこの一瞬
負けた
何も感じない

哀しみを越え
虚しさも越え
岐路にたどり着く
負けるか勝つか
負けるために勝つか
勝つために負けるか

腕に絡みつく蛇は
首に回りしめつける
僕は負けた
僕は負けた
僕は負けた
溜息の濁流を乗り越え
無の境地へ
僕は負ける

惰性に身をゆだねる感性
太陽の光は僕を貫通する
負けはしない
僕は負けはしない
存在すら消えた
僕のいない世界は
何も変わらない

僕の腕をつねる少女は
今日もほほえんでいた
ふくらはぎをなでる少女は
今日も笑っていた
何も感じない
僕は負けた
 

島 秀生様

 投稿者:草香メール  投稿日:2018年 9月10日(月)08時04分11秒
  <嵌まる>に丁寧な評をありがとうございました。
ネットとは言え、オークションでの数時間を書くのは、
楽しくもあり、難しかったです。エンジンがかった気がします。
またよろしくお願いします。
 

私に勇気を

 投稿者:@すみっこ  投稿日:2018年 9月10日(月)00時47分45秒
  人によって変えない
合わせない
敵でもなければ味方でもない
このままの自分で認められたなら
どんなに楽なのだろう

人混みは苦手なのだと
大人になって初めて気がついたよ

僅かにずれるタイミング
そんな事はよくあるし
ぴったり同じ感情なんて湧いて来ない
全く同じ人なんていないよね

この世で一番の不思議は人なんだ
人に出逢えば出逢う程
未熟な己は壁にぶち当たるばかり
何度もそれを繰り返している
そして人を観察しながら
違う角度から自分も見られている
終わりは無いみたいだ

てっぺんがどこかはわからない
いつゴールが来るのかも
でも信じている
ありのままに上を向いていくんだ
昨日よりも
自分を知っているはずだから

私は私を許す事もできる
だからあともう少しで言えるはず
伝えるんだ私を
この見えない糸を超えて一言の勇気を渡すんだ
 

島 秀生様

 投稿者:鈴鳴すずしろメール  投稿日:2018年 9月 9日(日)23時37分40秒
編集済
  感想ありがとうございました。
書いた詩をあまり人前に出さなかったもので、自分では気づかないような点が様々あるものだなと感動しております。

初連の表現ですが、イメージとしては火星のように、砂嵐とは言わないまでも空を覆う程度には砂埃が舞っている。
太陽の縁がぼやけ境界を失うという描写でしたが、表現力不足でした。精進します。

全体のテンポを意識しすぎた感じが今更ながらあります。しかしテンポよく伝えたいと意識して描いた部分は伝えることが出来たようで、安堵しております。
シリーズ化、検討させていただきます笑
これからもどうぞよろしくお願い致します。

P.S 管理人様にメールアドレスを、との事でしたが、どうすれば良いのかあまりわかっておりません。
念の為この投稿にメールアドレスを入れておきますが、もし何か間違いや不都合な点があればご指摘ください。
 

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